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7人目
笑い
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眼下で凄まじい水の奔流に巻き込まれ、流されていくキラーエイプが見える中、その女は自己紹介をした。
「アタシはミレイ、ユリウス様の指示であなた達を助けに来た」
「帝国からの……助かった。さっきの<陽動>もそうだろう?」
名乗ったミレイの少し低めの声は、あの絶体絶命の時にエレナを引き付けてくれた<陽動>の声と全く一緒だった。あんな風にエレナの注意を引き付けたというのに、まだ生きているというのは、それがそのままミレイの強さを語っている。
「あー、アタシの声、結構特徴あるみたいだな。そうだ、あれはアタシさ。まったくあの時、間に合ってよかった……」
そういってミレイは前髪をかきあげる。その赤髪と同じ色の瞳が特徴的だった。身長は俺と同じくらい……つまり、172ぐらいだろうが、ただ腕と脚が異様に長い。腰に差しているのは剣やレイピアなどではなく、何か俺の知らない武器だ。長い筒状のものと、それより短いこれまた筒状のもの、帝国独自の開発による新型の武器なんだろうと俺は推測する。
「銃、この世界にもあったのか……」
が、マサトがその武器に目を丸くしたのを見て、俺はそれが帝国独自のものではなく転生者由来のものだと気付いた。ミレイはマサトの言葉に頷き、短い方の『銃』を引き抜いて見せる。
先端は細く、持ち手の方ほど太くなっていく曲線状で、持ち手は木製だった。ぱっと見た印象としては杖に近い。
「ちょっと仕組みは違うがね、アタシ用に作って貰ったのさ」
「まぁ、話は移動しながらにしないか? いつまたエレナが襲ってくるか分からない」
ミレイは今度は俺の言葉に大きく頷いて、「なるほど、これが篝火リューロか……視野が広いな」と、感心した様子を見せる。俺としては当然のことを言っただけなんだが、案外ミレイは天然なのかもしれない。同じことを考えていたようで、笑いをこらえているのか口の端を震わせるマサトと俺は目が合って、
「「ぶはっ、ははっ、はははっ!!」」
全く同じタイミングで吹き出した。
「えっ? 二人ともどうしたんだい? まさか……攻撃!?」
「あははっ、ひぃーー、可笑しー……」
「ふはっ……ちょっ、ちょっと辞めてくれ」
さらに的外れなことを言っているミレイに、さらに俺たちは追い打ちをかけられる。ダンジョンに閉じ込められてから、こんなに笑ったのは初めてだというぐらいに笑う。腹が筋肉痛になるんじゃないかと言うくらいに笑う。
そのお陰か、シズクとリカと別れたことでどこか暗かった空気感が一変した。もしかしたら、どこかで俺たちの冒険を専用の追跡装置によって見ているユリウス陛下はここまで見越して、ミレイを派遣したのかもしれない。そうだとするならば陛下はかなり良い目を持っている。
「周囲に敵は……居ない? まさか、毒キノコ的なやつかい!?」
未だミレイは自分の発言の可笑しさに気付かず、今度は周囲の草むらをかき分けて、キノコ探しにいってしまった。
***
「先の<陽動>というスキル……あれは転生者特典によるものか?」
抱腹絶倒で文字通りに死にそうになってから、十五分後ぐらい。俺たちは再び出来るだけエレナと戦っていた場所から遠ざかるように走っていた。
そのまま先頭を走るマサトはミレイにそう質問する。俺はしんがりだった。
「いや、あれはただのスキル。アタシの転生者特典は『強度変更』、自分の体や触れた物体を柔らかくしたり硬くしたりが自由自在っていう能力さ」
「先行ってて」と言ってミレイはそこで立ち止まる。が、俺もマサトも流石に放置していくのは危険なので、先に行けと言われても30メートルぐらい離れた場所で止まって後ろを見た。
その時には、ミレイは右足を引いて軽く走る時の姿勢をしていた。お世辞にも綺麗なフォームとも言えず、垣間見える肌からも筋肉がそこまであるとは思えない。
走って俺たちに追い付くということなんだろうか、ただ、それが柔らかさを変更する能力とどう結び付くのか俺には想像もつかなかった。
「例えば……脚を下から順に<軟化>から<硬化>を素早く……一秒の十分の一ぐらいの速さで連続して切り替えることによって」
──ドォン!!
爆発音のような、凄まじい音が彼女の後ろに引いていた右脚から発生した。と思った瞬間には、彼女は俺たちの遥か前の空中を吹っ飛んでいた。
「っっ!!?? 」
「っこんなふうに移動できたり……そのまま腕を<軟化>にしてっ」
今度は右腕を、飛んで行った先にある木に巻き付ける。柔らかくなったというミレイの右腕は、くるくるとロープのように木に密着した。
「その右腕の<軟化>を<硬化>に瞬間的に全部分で切り替えたら」
今度はみしっ──という軽い木の軋む音が聞こえる。よくよく見れば、ミレイの腕に巻き付かれた部分だけひびが入っており、俺はそれに驚く。
「まぁこんな感じ、これでエレナの攻撃を逃げて、受けてでどうにか凌いだってわけさ。それでも、あのエレナって女はバケモンみたいな強さだったがね」
「アタシはミレイ、ユリウス様の指示であなた達を助けに来た」
「帝国からの……助かった。さっきの<陽動>もそうだろう?」
名乗ったミレイの少し低めの声は、あの絶体絶命の時にエレナを引き付けてくれた<陽動>の声と全く一緒だった。あんな風にエレナの注意を引き付けたというのに、まだ生きているというのは、それがそのままミレイの強さを語っている。
「あー、アタシの声、結構特徴あるみたいだな。そうだ、あれはアタシさ。まったくあの時、間に合ってよかった……」
そういってミレイは前髪をかきあげる。その赤髪と同じ色の瞳が特徴的だった。身長は俺と同じくらい……つまり、172ぐらいだろうが、ただ腕と脚が異様に長い。腰に差しているのは剣やレイピアなどではなく、何か俺の知らない武器だ。長い筒状のものと、それより短いこれまた筒状のもの、帝国独自の開発による新型の武器なんだろうと俺は推測する。
「銃、この世界にもあったのか……」
が、マサトがその武器に目を丸くしたのを見て、俺はそれが帝国独自のものではなく転生者由来のものだと気付いた。ミレイはマサトの言葉に頷き、短い方の『銃』を引き抜いて見せる。
先端は細く、持ち手の方ほど太くなっていく曲線状で、持ち手は木製だった。ぱっと見た印象としては杖に近い。
「ちょっと仕組みは違うがね、アタシ用に作って貰ったのさ」
「まぁ、話は移動しながらにしないか? いつまたエレナが襲ってくるか分からない」
ミレイは今度は俺の言葉に大きく頷いて、「なるほど、これが篝火リューロか……視野が広いな」と、感心した様子を見せる。俺としては当然のことを言っただけなんだが、案外ミレイは天然なのかもしれない。同じことを考えていたようで、笑いをこらえているのか口の端を震わせるマサトと俺は目が合って、
「「ぶはっ、ははっ、はははっ!!」」
全く同じタイミングで吹き出した。
「えっ? 二人ともどうしたんだい? まさか……攻撃!?」
「あははっ、ひぃーー、可笑しー……」
「ふはっ……ちょっ、ちょっと辞めてくれ」
さらに的外れなことを言っているミレイに、さらに俺たちは追い打ちをかけられる。ダンジョンに閉じ込められてから、こんなに笑ったのは初めてだというぐらいに笑う。腹が筋肉痛になるんじゃないかと言うくらいに笑う。
そのお陰か、シズクとリカと別れたことでどこか暗かった空気感が一変した。もしかしたら、どこかで俺たちの冒険を専用の追跡装置によって見ているユリウス陛下はここまで見越して、ミレイを派遣したのかもしれない。そうだとするならば陛下はかなり良い目を持っている。
「周囲に敵は……居ない? まさか、毒キノコ的なやつかい!?」
未だミレイは自分の発言の可笑しさに気付かず、今度は周囲の草むらをかき分けて、キノコ探しにいってしまった。
***
「先の<陽動>というスキル……あれは転生者特典によるものか?」
抱腹絶倒で文字通りに死にそうになってから、十五分後ぐらい。俺たちは再び出来るだけエレナと戦っていた場所から遠ざかるように走っていた。
そのまま先頭を走るマサトはミレイにそう質問する。俺はしんがりだった。
「いや、あれはただのスキル。アタシの転生者特典は『強度変更』、自分の体や触れた物体を柔らかくしたり硬くしたりが自由自在っていう能力さ」
「先行ってて」と言ってミレイはそこで立ち止まる。が、俺もマサトも流石に放置していくのは危険なので、先に行けと言われても30メートルぐらい離れた場所で止まって後ろを見た。
その時には、ミレイは右足を引いて軽く走る時の姿勢をしていた。お世辞にも綺麗なフォームとも言えず、垣間見える肌からも筋肉がそこまであるとは思えない。
走って俺たちに追い付くということなんだろうか、ただ、それが柔らかさを変更する能力とどう結び付くのか俺には想像もつかなかった。
「例えば……脚を下から順に<軟化>から<硬化>を素早く……一秒の十分の一ぐらいの速さで連続して切り替えることによって」
──ドォン!!
爆発音のような、凄まじい音が彼女の後ろに引いていた右脚から発生した。と思った瞬間には、彼女は俺たちの遥か前の空中を吹っ飛んでいた。
「っっ!!?? 」
「っこんなふうに移動できたり……そのまま腕を<軟化>にしてっ」
今度は右腕を、飛んで行った先にある木に巻き付ける。柔らかくなったというミレイの右腕は、くるくるとロープのように木に密着した。
「その右腕の<軟化>を<硬化>に瞬間的に全部分で切り替えたら」
今度はみしっ──という軽い木の軋む音が聞こえる。よくよく見れば、ミレイの腕に巻き付かれた部分だけひびが入っており、俺はそれに驚く。
「まぁこんな感じ、これでエレナの攻撃を逃げて、受けてでどうにか凌いだってわけさ。それでも、あのエレナって女はバケモンみたいな強さだったがね」
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