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第五話
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◆◆◆◆◆
柏木に抱きしめられ、戸惑いを隠せない蒼だったが、彼の腕の中はほわりとあたたかく心地よかった。それでも、さすがにこの状況は気まずいと思ったのか、蒼は冗談めかして口を開いた。
「直人さぁ・・職業病じゃない?BL小説書きすぎて行動が妙だよ?普通、慰めるにしても、ここで男を抱きしめたりしないよ。それとも・・直人は、男が好きなのかな?」
意地悪そうな笑顔を浮かべて柏木を見つめる蒼と目が遭い、彼は罰が悪そうな顔で蒼から体を離した。それでも、柏木の腕の中には蒼の体の感触が残っていた。
それを好ましく思った柏木は、自身に自答したくなった。『俺は男が好きなのか?』と。もっとも、柏木はそんな気持ちを表情に表わすような男ではなかった。
「俺は男より女が好きだ。だが、BL作家として、腐女子が好きなシチュエーションを目の前にして・・研究の手を休めることはできない。なぜなら、俺の現在の生活は、BL小説の売り上げに掛っているからだ!!だから、傷心の美青年を抱きしめた。さらなる研究のために、蒼!お前は俺の犠牲となるのだ!!」
何の衒いもなくそう宣言した柏木は、半笑いで蒼に抱き付きソファに押し倒した。蒼は柏木の冗談に付き合うことにして、呆気なくソファに押し倒される。そして、軽く抵抗するふりをしてみせた。二人はじゃれあいながら会話を続ける。
「『きゃぁ、直人の馬鹿!!親友だって信じていたのに・・俺のことを、そんな風に見てたの?最低だ。離して、直人!』とか、言ってみる。ところで『腐女子』ってなんだよ、直人?」
「『蒼・・俺はお前のことが、中学時代から好きだったんだ。今も昔も、俺はお前に欲情している』っセリフはどうかな?で、お前の質問だが『腐女子』ってのは、男同士が恋愛に落ちる妄想をこよなく愛する女子たちのことだ。俺の小説を買ってくれるお得意様だな。あ、俺は漫画の原作も書いてるんだぜ!読んでみるか?」
そう言うと、柏木はおもむろに蒼とのじゃれあいを止めて、ソファから立ち上がる。そして、リビングに置かれた本棚に近づいた。ソファに横たわり置き去りにされた蒼は、妙に切ない気分になり呟いていた。
「いきなり離れていくなよな」
「あ?何か言ったか、蒼?」
「いや、何も言ってないよ」
「そうか?ああ、これだ。こいつは、ショタ系調教バージョンだな。このあたりに食いつく腐女子も、けっこう多いんだよな。女性のファンの気持ちはいまだにわからんが、支配されつつ愛され尽くすって感じが好きなのかもしれないな」
ソファに横たわっていた蒼は、柏木から手渡されたものを見て、しばし体が硬直してしまった。それは、『流星』こと柏木が原作を担当したBL漫画だった。小説では文章が主体で、それほどショックを受けることもなかったが、漫画になったボーイズラブ描写は、素人には厳しいものがあった。
もっとも、蒼は素人ではなく実際に男と関係をもった経験がある。その分、なおさら現実と漫画を比べてしまって赤面するばかりだった。
BL漫画の中では、男の牡で体を貫かれた少年が切なげな表情を浮かべて喘ぎ声をあげていた。男は厭らしい言葉を並べながら、少年を犯し辱める。最初は嫌がっていた少年だったが、やがては男の名を呼び欲情し乱れていき、最後には自らの牡から射精していた。そして、キスをする男と少年。
「これは、相思相愛の物語なのか?」
「うーん。難しいところだな。普通はレイプで始まって、最後に相思相愛にはならないと思うが。だけど、BL的にはありらしい。俺的にはその調教男に復讐劇を果たす少年の闇の心を書いて、ミステリー風にしたいんやけどな。でも、編集担当からハッピーエンドにして欲しいって言われたんだよ。小物作家の俺としては、出版社の意向に逆らうわけにもいかんからなぁ」
蒼はため息をつく柏木を見ながら、笑みを浮かべて口を開いた。
「子供の頃からの希望を叶えて作家になったのに、気苦労が絶えないみたいだね?直人の頑張っている姿見てたら、なんだか元気が出てきたよ!」
蒼の言葉に、柏木は皮肉な笑みを浮かべて応じる。
「俺の気苦労がお前の元気の素になったのなら、BL小説を書いたかいがあるってものだ。で、大学を辞めた後はどうするんだ?実家に帰るのか?実家は、奈良だからすぐ近くだしな」
突然に現実に連れ戻された蒼は、しばらく瞬きをした。その後、すこし俯きながら口を開いた。
「実家には帰らないつもり」
「大学を辞めたことで、親ともめているのか、蒼?」
「いや、もめてないよ。『あなたの好きにしなさい』って言われた」
「いいよな。お前って、信用されているんだな。俺なんか、いまだに小説家になったことで、やくざな仕事しているって思われて勘当同然だしな。これで、BL小説を書いているなんて知れたら、俺は親父にしばかれまくる」
柏木の言葉に笑みを漏らしながらも、蒼の目は少し寂しげな色に染まった。
「別に信用されているわけじゃないよ。俺の親は俺の望みなら、なんだって叶えようとするんだ。無理をしてでもね。それに、実家にいると母がすごく世話を焼きたがるんだ。だから、俺は実家に帰りたくないんだ。いつまでも自立できない自分を変えたい」
真顔で蒼の話を聞いていた柏木だったが、少し躊躇しながらも忠告した。
「ふーん。まあ、お前の自立への道を邪魔したくはないけど、ちゃんと親には連絡を定期的に入れておけよな。心配するから」
「そうだね。」
「特に・・お前は、夏場は体調崩しがちだしな。それと、池田から連絡があった。お前のことを心配してたぞ」
「大樹から連絡あったの?」
蒼が池田のことを『大樹』と呼んだことに、柏木は少し苛立ちを覚えた。だが、その気持ちは無視して話をつづける。
「突然大学を辞めたって、お前の事を心配してた」
「同じ学生寮にすんでいたから心配したんだね。俺が大学を辞めると、学生寮も出ないと駄目だから」
「じゃあ、お前これからどこに住むんだよ。実家には帰らないんだろ?行くあてはあるのか、蒼?」
「今、アルバイトを一つしているから、他のアルバイトも探して同時にアパートかマンションを探すつもり」
蒼の言葉に柏木は呆れた表情を浮かべて口を開いた。
「蒼、お前って楽天家だな。そう簡単に、アルバイトと住まいが見つかるとは思えんがな。見つかるまで野宿でもするつもりか?つうか、お前ならやりかねん。で、金持ちのホモ親父に拉致られ、監禁調教されるに違いない」
「そんな、BL展開にはならないよ。直人のバカ頭には、ついてけないな。でも、まあいざとなれば野宿でもするよ。幸い俺は男だしね。か弱い乙女とは違うから大丈夫さ」
そこまで蒼が言うと、突然柏木が立ち上がって語気強く同級生に命令していた。
「蒼、お前はここに住め!言っておくが、お前は相当可愛い。自覚がないようだから言っておくが、そこらの女より綺麗だ。そっち系の趣味の男が襲ってきて、その細腕で抵抗できるのか?いや、無理だな。ということで、お前の住まいは今日からここだ。俺がお前を拉致って調教してやる。ということで、親には『柏木くん』っていうとっても親切な中学時代の同級生と同居することにしたって、連絡しておけ。確か、俺はお前の母親には受けが良かった気がする。中学時代の話やけどな」
柏木の饒舌な熱弁を唖然として聞いていた蒼だったが、最後には笑いだし口を開いた。
「直人が俺を拉致って調教するのか?怖いなぁ。でも、確かに夏とは言え野宿はきついかも。暫くお前の処に世話になるかな。その、一つ話しておかないと駄目なことがあるんだけど・・」
「なんだ?」
蒼は躊躇したのちに覚悟を決めた表情で、はっきりとした口調で話し始めた。
「俺は、その、大樹と・・池田大樹と付き合っていて。少し前に、俺の方から別れを切り出したんだ。大樹はまだその事に、納得していないみたいで。でも少し時間を置けば、大樹も冷静になって別れを受け入れてくれると思う。それで、彼にはここに住むことは、暫く内緒にしていて欲しいんだけど。いいかな、直人?」
池田が蒼に対して何らかの感情を抱いていることは、携帯での会話からも察していた。だが、さすがにこの告白には柏木も沈黙してしまった。それでも、少しひきつった笑みを浮かべながら、蒼の提案を受け入れた。
受け入れなければ、本当に野宿しかねないと思ったからだ。そして、自分の容姿について無頓着すぎる蒼を、野宿させるのは本当にやばいと柏木には思えて仕方なかった。
「分かった。お前が俺と同居していることは、池田には内緒にしておく。だから、蒼はここに住め。俺の傍にいてくれ」
少し愛の告白じみていたが、BL作家ならまあ許されるかなと蒼も柏木も思った。蒼は微笑を浮かべた。
「直人・・俺を拉致って。好きにしていいよ」
冗談の応酬に、二人は笑みを深めた。
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柏木に抱きしめられ、戸惑いを隠せない蒼だったが、彼の腕の中はほわりとあたたかく心地よかった。それでも、さすがにこの状況は気まずいと思ったのか、蒼は冗談めかして口を開いた。
「直人さぁ・・職業病じゃない?BL小説書きすぎて行動が妙だよ?普通、慰めるにしても、ここで男を抱きしめたりしないよ。それとも・・直人は、男が好きなのかな?」
意地悪そうな笑顔を浮かべて柏木を見つめる蒼と目が遭い、彼は罰が悪そうな顔で蒼から体を離した。それでも、柏木の腕の中には蒼の体の感触が残っていた。
それを好ましく思った柏木は、自身に自答したくなった。『俺は男が好きなのか?』と。もっとも、柏木はそんな気持ちを表情に表わすような男ではなかった。
「俺は男より女が好きだ。だが、BL作家として、腐女子が好きなシチュエーションを目の前にして・・研究の手を休めることはできない。なぜなら、俺の現在の生活は、BL小説の売り上げに掛っているからだ!!だから、傷心の美青年を抱きしめた。さらなる研究のために、蒼!お前は俺の犠牲となるのだ!!」
何の衒いもなくそう宣言した柏木は、半笑いで蒼に抱き付きソファに押し倒した。蒼は柏木の冗談に付き合うことにして、呆気なくソファに押し倒される。そして、軽く抵抗するふりをしてみせた。二人はじゃれあいながら会話を続ける。
「『きゃぁ、直人の馬鹿!!親友だって信じていたのに・・俺のことを、そんな風に見てたの?最低だ。離して、直人!』とか、言ってみる。ところで『腐女子』ってなんだよ、直人?」
「『蒼・・俺はお前のことが、中学時代から好きだったんだ。今も昔も、俺はお前に欲情している』っセリフはどうかな?で、お前の質問だが『腐女子』ってのは、男同士が恋愛に落ちる妄想をこよなく愛する女子たちのことだ。俺の小説を買ってくれるお得意様だな。あ、俺は漫画の原作も書いてるんだぜ!読んでみるか?」
そう言うと、柏木はおもむろに蒼とのじゃれあいを止めて、ソファから立ち上がる。そして、リビングに置かれた本棚に近づいた。ソファに横たわり置き去りにされた蒼は、妙に切ない気分になり呟いていた。
「いきなり離れていくなよな」
「あ?何か言ったか、蒼?」
「いや、何も言ってないよ」
「そうか?ああ、これだ。こいつは、ショタ系調教バージョンだな。このあたりに食いつく腐女子も、けっこう多いんだよな。女性のファンの気持ちはいまだにわからんが、支配されつつ愛され尽くすって感じが好きなのかもしれないな」
ソファに横たわっていた蒼は、柏木から手渡されたものを見て、しばし体が硬直してしまった。それは、『流星』こと柏木が原作を担当したBL漫画だった。小説では文章が主体で、それほどショックを受けることもなかったが、漫画になったボーイズラブ描写は、素人には厳しいものがあった。
もっとも、蒼は素人ではなく実際に男と関係をもった経験がある。その分、なおさら現実と漫画を比べてしまって赤面するばかりだった。
BL漫画の中では、男の牡で体を貫かれた少年が切なげな表情を浮かべて喘ぎ声をあげていた。男は厭らしい言葉を並べながら、少年を犯し辱める。最初は嫌がっていた少年だったが、やがては男の名を呼び欲情し乱れていき、最後には自らの牡から射精していた。そして、キスをする男と少年。
「これは、相思相愛の物語なのか?」
「うーん。難しいところだな。普通はレイプで始まって、最後に相思相愛にはならないと思うが。だけど、BL的にはありらしい。俺的にはその調教男に復讐劇を果たす少年の闇の心を書いて、ミステリー風にしたいんやけどな。でも、編集担当からハッピーエンドにして欲しいって言われたんだよ。小物作家の俺としては、出版社の意向に逆らうわけにもいかんからなぁ」
蒼はため息をつく柏木を見ながら、笑みを浮かべて口を開いた。
「子供の頃からの希望を叶えて作家になったのに、気苦労が絶えないみたいだね?直人の頑張っている姿見てたら、なんだか元気が出てきたよ!」
蒼の言葉に、柏木は皮肉な笑みを浮かべて応じる。
「俺の気苦労がお前の元気の素になったのなら、BL小説を書いたかいがあるってものだ。で、大学を辞めた後はどうするんだ?実家に帰るのか?実家は、奈良だからすぐ近くだしな」
突然に現実に連れ戻された蒼は、しばらく瞬きをした。その後、すこし俯きながら口を開いた。
「実家には帰らないつもり」
「大学を辞めたことで、親ともめているのか、蒼?」
「いや、もめてないよ。『あなたの好きにしなさい』って言われた」
「いいよな。お前って、信用されているんだな。俺なんか、いまだに小説家になったことで、やくざな仕事しているって思われて勘当同然だしな。これで、BL小説を書いているなんて知れたら、俺は親父にしばかれまくる」
柏木の言葉に笑みを漏らしながらも、蒼の目は少し寂しげな色に染まった。
「別に信用されているわけじゃないよ。俺の親は俺の望みなら、なんだって叶えようとするんだ。無理をしてでもね。それに、実家にいると母がすごく世話を焼きたがるんだ。だから、俺は実家に帰りたくないんだ。いつまでも自立できない自分を変えたい」
真顔で蒼の話を聞いていた柏木だったが、少し躊躇しながらも忠告した。
「ふーん。まあ、お前の自立への道を邪魔したくはないけど、ちゃんと親には連絡を定期的に入れておけよな。心配するから」
「そうだね。」
「特に・・お前は、夏場は体調崩しがちだしな。それと、池田から連絡があった。お前のことを心配してたぞ」
「大樹から連絡あったの?」
蒼が池田のことを『大樹』と呼んだことに、柏木は少し苛立ちを覚えた。だが、その気持ちは無視して話をつづける。
「突然大学を辞めたって、お前の事を心配してた」
「同じ学生寮にすんでいたから心配したんだね。俺が大学を辞めると、学生寮も出ないと駄目だから」
「じゃあ、お前これからどこに住むんだよ。実家には帰らないんだろ?行くあてはあるのか、蒼?」
「今、アルバイトを一つしているから、他のアルバイトも探して同時にアパートかマンションを探すつもり」
蒼の言葉に柏木は呆れた表情を浮かべて口を開いた。
「蒼、お前って楽天家だな。そう簡単に、アルバイトと住まいが見つかるとは思えんがな。見つかるまで野宿でもするつもりか?つうか、お前ならやりかねん。で、金持ちのホモ親父に拉致られ、監禁調教されるに違いない」
「そんな、BL展開にはならないよ。直人のバカ頭には、ついてけないな。でも、まあいざとなれば野宿でもするよ。幸い俺は男だしね。か弱い乙女とは違うから大丈夫さ」
そこまで蒼が言うと、突然柏木が立ち上がって語気強く同級生に命令していた。
「蒼、お前はここに住め!言っておくが、お前は相当可愛い。自覚がないようだから言っておくが、そこらの女より綺麗だ。そっち系の趣味の男が襲ってきて、その細腕で抵抗できるのか?いや、無理だな。ということで、お前の住まいは今日からここだ。俺がお前を拉致って調教してやる。ということで、親には『柏木くん』っていうとっても親切な中学時代の同級生と同居することにしたって、連絡しておけ。確か、俺はお前の母親には受けが良かった気がする。中学時代の話やけどな」
柏木の饒舌な熱弁を唖然として聞いていた蒼だったが、最後には笑いだし口を開いた。
「直人が俺を拉致って調教するのか?怖いなぁ。でも、確かに夏とは言え野宿はきついかも。暫くお前の処に世話になるかな。その、一つ話しておかないと駄目なことがあるんだけど・・」
「なんだ?」
蒼は躊躇したのちに覚悟を決めた表情で、はっきりとした口調で話し始めた。
「俺は、その、大樹と・・池田大樹と付き合っていて。少し前に、俺の方から別れを切り出したんだ。大樹はまだその事に、納得していないみたいで。でも少し時間を置けば、大樹も冷静になって別れを受け入れてくれると思う。それで、彼にはここに住むことは、暫く内緒にしていて欲しいんだけど。いいかな、直人?」
池田が蒼に対して何らかの感情を抱いていることは、携帯での会話からも察していた。だが、さすがにこの告白には柏木も沈黙してしまった。それでも、少しひきつった笑みを浮かべながら、蒼の提案を受け入れた。
受け入れなければ、本当に野宿しかねないと思ったからだ。そして、自分の容姿について無頓着すぎる蒼を、野宿させるのは本当にやばいと柏木には思えて仕方なかった。
「分かった。お前が俺と同居していることは、池田には内緒にしておく。だから、蒼はここに住め。俺の傍にいてくれ」
少し愛の告白じみていたが、BL作家ならまあ許されるかなと蒼も柏木も思った。蒼は微笑を浮かべた。
「直人・・俺を拉致って。好きにしていいよ」
冗談の応酬に、二人は笑みを深めた。
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