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いつかの壊れた愛は貴方の死で終焉させて
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◆◆◆◆◆
「っあ、お願い…もう、無理…やめて、あなたっ、はぁ、はぁ」
「黙れ」
「あうっ」
夫に髪を掴まれた幸子は、背後から犯されていた。光一の行為に愛はなく、ただ乱暴に幸子の中にペニスを挿入するだけ。
光一が腰を動かすたびに痛みが生じて、幸子は小さな悲鳴をあげた。愛撫のない性交で膣が濡れず、痛みだけを感じて快感はない。幸子は声もなく泣いた。
「なんで濡れないんだ、てめぇ」
光一は幸子の髪を鷲掴みにすると、リビングの床に顔面を押し付けた。
「痛い、やめてっ…もう、ひっ!」
「くっ」
幸子の体内に沈むペニスから熱い飛沫が広がる。夫は舌打ちをしながらペニスを抜くと、幸子を乱暴に仰向けにした。
帰宅した光一に突然リビングで犯された幸子は、ただ呆然と夫を見つめる。互いに服を着たままのセックスに、一切の愛情を感じず幸子の瞳からは涙が溢れた。
「花屋の男と寝たのか?」
「…違う、そんなこと…してない」
「花なんて無駄だから買うなって、前に言ったよな…俺は?」
月に一度、幸子は買い物の帰りに花屋で季節の花を購入している。殺伐とした日常で、幸子にとっては唯一の癒しであり楽しみだった。
「…どうして」
「なんだ?」
「どうして…花を買っちゃ駄目なの?月に一回なのに!」
「黙れ」
パシッと乾いた音が部屋に響く。
幸子は叩かれた頰を手で覆って、身を小さくする。
何度叩かれても慣れない…幸子はそう思いながら俯いた。痛みと衝撃の恐怖で体の震えが止まらない。
「俺に口答えをするな」
「……っ」
「花を買っていたのは、花屋の男の店員が目当てだな?まったく、俺が食わしてやってるのに…できることは浮気だけかよ」
結婚の時に「仕事を辞めてくれ」と言ったのは光一の方だったのにと、幸子は唇をかみしめる。
「何か言ったらどうだ、幸子?」
幸子が黙り込むと、光一は不満げに眉を寄せて妻に迫る。それでも話さない幸子に苛立って、光一は妻の喉に手をあてがった。
「ぐっ、んっ!?」
「黙るな。うざいな…お前」
喉仏に光一の親指がめり込み、幸子は苦しさに呻いた。光一の腕を無我夢中で掴んだ幸子は、爪で夫の腕を引っ掻く。
「いてっ!」
光一は幸子から身を離すと、妻の腹に蹴りを入れた。
「ぐっ、うっ!」
幸子は体を丸めて痛みと吐き気に耐える。その様子を見ていた光一は、ため息をつくと幸子に背を向けた。
「あ~だる。とにかく花なんて買うな。金がもったいない」
それだけ言うと、光一は幸子を放置してキッチンに向かう。そして、冷蔵庫を開けてビールを取り出した。
プルトップを開けると、光一はその場でビールを一気に飲む。ビールが飲み終わると、光一はニヤリと嗤い空き缶を幸子に向けて投げつけた。
「ひっ!?」
腕に空き缶が当たった幸子は身を震わせてその場にうずくまる。その様子に光一は笑って口を開いた。
「気晴らしの的ぐらいしか…お前には価値がないだろ?一円も稼いで無いただのお荷物だもんな?」
幸子はぎりぎりと唇をかみしめながら、表情が見えないように俯く。
「ビール一本じゃ足りね~。もう一本飲もっと。その前にこれを捨てるか」
マーガレットの花束が入った花瓶を光一は手にすると、ゴミ箱の中にそのまま投げ捨てた。
「あっ」
幸子は思わず呟いていた。マーガレットの花言葉は「優しい思い出」と「私を忘れないで」。
確かに優しい時間はあった…そう幸子は想って今まで耐えてきたが、何もかも虚しくなる。
ふらりと幸子は立ち上がると、キッチンに向かった。その様子を見ていた光一は幸子に話しかける。
「なんかつまみを作れよ、幸子」
「……」
幸子は黙って返事をしなかったが、光一は気にせず冷蔵庫に向き直り中をあさる。ビールとチーズを見つけた光一はそれを取ろうとしてバランスを崩した。
「なっ!?」
光一が冷蔵庫にもたれかかりながら呻く。必死に背後に視線を向けると、そこには幸子がいた。幸子は泣きながら出刃包丁で光一の左脇腹を刺している。
「おまえ、何やってっ、ぐっ!」
「もう、いやだ」
「いたぃ、やめろ…ぐっあっ!」
「消えて、消えて!!消えて!」
幸子は急に大声をあげると脇腹に刺した包丁を更に奥に挿し込んだ。どぶりと流れ出た光一の血が柄を濡らして、幸子の手が滑った。
出刃包丁の端で手を切った幸子は、痛みに顔をゆがませて包丁から手をはなす。幸子はブルブルと震えながらも立ち上がり、光一から身を離した。
光一は脇腹を押さえたまま、弱々しい声で幸子に懇願する。
「救急車を…」
「………」
「救急車を呼んでくれ……痛ぃ」
「……私は」
「幸子、救急車」
「私」
「幸子!」
光一の叫びにビクリと震えた幸子は、キッチンテーブル上のスマホを取ろうとした。でも、その動きを止める。そして、呟いた。
「優しかった光一を思い出せない」
「ああっ!?今は関係ないだろ…くそっ、痛いっ、早く…スマホを…」
「優しい光一はいたの?」
「幸子…早く救急車を」
「マーガレットの花言葉は『優しい思い出』と『私を忘れないで』だって、店員さんが教えてくれた」
「……幸子、くそがっ!!」
光一は床でのたうちながらも立ち上がり、テーブル上のスマホを手にしようとした。その前に幸子はスマホを奪うと、足早にベランダに向かう。
そして、扉を開くと5階のマンションのベランダからスマホを外に投げ捨てた。光一は唖然としてその様子を見つめ、自然と力が抜けて床に崩れ落ちる。
「優しかった時なんてなかったのに…私はなんで結婚したんだろ。ねえ!なんで私は光一と結婚したの?光一はなんで私を選んだの?ねえ、なんで?なんでなの?」
幸子はボロボロと涙をこぼしながら、その場に立ち尽くす。男が動かなくなるまで、幸子は待つつもりだった。
光一がマーガレットの花束を可瓶ごとゴミ箱に捨てたように、幸子は光一の思い出も本体も捨てようとしていた。憎悪や怒りからではなく、ただ目の前の恐怖から逃れる為に幸子は目を瞑る。
一時間後、光一は動かなくなっていた。幸子はまるで子どものように泣きじゃくりながら、固定電話に向かう。そして、119番に電話を掛けた。
『火事ですか?救急ですか?』
「私…刺しました」
『…もう一度お願いします』
「夫、刺しました。あの人が花を捨てたから、刺しました。いつもいつも、私を殴るから消えてほしくて。でも、死んだら体が消えなくて、あんな男のために私の人生駄目になる。どうして、こうなるの。私は何もしてない。何も悪くないの。どうしてよ!私は!私は」
『聞いていますから、落ち着いてください』
「聞いてくれるの?」
誰かに話を聞いてもらったのはいつ以来だろうか…そう思った幸子は涙を拭いながら状況を説明し始める。
恐ろしい事をした自覚が幸子にはあった。でも、それ以上に幸子の心には安堵が広がる。
「わたし、後悔してない…」
幸子はそう呟き、そのまま床に座り込む。サイレンの音が聞こえるまで、幸子は目を閉じてその時を待った。
◇◇◇
裁判において幸子は事件当時に殺意があったと主張した為、弁護活動を困難にさせた。幸子の両親が雇った弁護士は過剰防衛を主張し、夫光一からのDV被害を強調して情状酌量を訴えた。
裁判員裁判の上で、執行猶予なしの懲役4年が言い渡された。検察は不服として控訴中。現在、幸子は拘置所の中で結婚生活よりも穏やかな時を過ごしている。
End
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「っあ、お願い…もう、無理…やめて、あなたっ、はぁ、はぁ」
「黙れ」
「あうっ」
夫に髪を掴まれた幸子は、背後から犯されていた。光一の行為に愛はなく、ただ乱暴に幸子の中にペニスを挿入するだけ。
光一が腰を動かすたびに痛みが生じて、幸子は小さな悲鳴をあげた。愛撫のない性交で膣が濡れず、痛みだけを感じて快感はない。幸子は声もなく泣いた。
「なんで濡れないんだ、てめぇ」
光一は幸子の髪を鷲掴みにすると、リビングの床に顔面を押し付けた。
「痛い、やめてっ…もう、ひっ!」
「くっ」
幸子の体内に沈むペニスから熱い飛沫が広がる。夫は舌打ちをしながらペニスを抜くと、幸子を乱暴に仰向けにした。
帰宅した光一に突然リビングで犯された幸子は、ただ呆然と夫を見つめる。互いに服を着たままのセックスに、一切の愛情を感じず幸子の瞳からは涙が溢れた。
「花屋の男と寝たのか?」
「…違う、そんなこと…してない」
「花なんて無駄だから買うなって、前に言ったよな…俺は?」
月に一度、幸子は買い物の帰りに花屋で季節の花を購入している。殺伐とした日常で、幸子にとっては唯一の癒しであり楽しみだった。
「…どうして」
「なんだ?」
「どうして…花を買っちゃ駄目なの?月に一回なのに!」
「黙れ」
パシッと乾いた音が部屋に響く。
幸子は叩かれた頰を手で覆って、身を小さくする。
何度叩かれても慣れない…幸子はそう思いながら俯いた。痛みと衝撃の恐怖で体の震えが止まらない。
「俺に口答えをするな」
「……っ」
「花を買っていたのは、花屋の男の店員が目当てだな?まったく、俺が食わしてやってるのに…できることは浮気だけかよ」
結婚の時に「仕事を辞めてくれ」と言ったのは光一の方だったのにと、幸子は唇をかみしめる。
「何か言ったらどうだ、幸子?」
幸子が黙り込むと、光一は不満げに眉を寄せて妻に迫る。それでも話さない幸子に苛立って、光一は妻の喉に手をあてがった。
「ぐっ、んっ!?」
「黙るな。うざいな…お前」
喉仏に光一の親指がめり込み、幸子は苦しさに呻いた。光一の腕を無我夢中で掴んだ幸子は、爪で夫の腕を引っ掻く。
「いてっ!」
光一は幸子から身を離すと、妻の腹に蹴りを入れた。
「ぐっ、うっ!」
幸子は体を丸めて痛みと吐き気に耐える。その様子を見ていた光一は、ため息をつくと幸子に背を向けた。
「あ~だる。とにかく花なんて買うな。金がもったいない」
それだけ言うと、光一は幸子を放置してキッチンに向かう。そして、冷蔵庫を開けてビールを取り出した。
プルトップを開けると、光一はその場でビールを一気に飲む。ビールが飲み終わると、光一はニヤリと嗤い空き缶を幸子に向けて投げつけた。
「ひっ!?」
腕に空き缶が当たった幸子は身を震わせてその場にうずくまる。その様子に光一は笑って口を開いた。
「気晴らしの的ぐらいしか…お前には価値がないだろ?一円も稼いで無いただのお荷物だもんな?」
幸子はぎりぎりと唇をかみしめながら、表情が見えないように俯く。
「ビール一本じゃ足りね~。もう一本飲もっと。その前にこれを捨てるか」
マーガレットの花束が入った花瓶を光一は手にすると、ゴミ箱の中にそのまま投げ捨てた。
「あっ」
幸子は思わず呟いていた。マーガレットの花言葉は「優しい思い出」と「私を忘れないで」。
確かに優しい時間はあった…そう幸子は想って今まで耐えてきたが、何もかも虚しくなる。
ふらりと幸子は立ち上がると、キッチンに向かった。その様子を見ていた光一は幸子に話しかける。
「なんかつまみを作れよ、幸子」
「……」
幸子は黙って返事をしなかったが、光一は気にせず冷蔵庫に向き直り中をあさる。ビールとチーズを見つけた光一はそれを取ろうとしてバランスを崩した。
「なっ!?」
光一が冷蔵庫にもたれかかりながら呻く。必死に背後に視線を向けると、そこには幸子がいた。幸子は泣きながら出刃包丁で光一の左脇腹を刺している。
「おまえ、何やってっ、ぐっ!」
「もう、いやだ」
「いたぃ、やめろ…ぐっあっ!」
「消えて、消えて!!消えて!」
幸子は急に大声をあげると脇腹に刺した包丁を更に奥に挿し込んだ。どぶりと流れ出た光一の血が柄を濡らして、幸子の手が滑った。
出刃包丁の端で手を切った幸子は、痛みに顔をゆがませて包丁から手をはなす。幸子はブルブルと震えながらも立ち上がり、光一から身を離した。
光一は脇腹を押さえたまま、弱々しい声で幸子に懇願する。
「救急車を…」
「………」
「救急車を呼んでくれ……痛ぃ」
「……私は」
「幸子、救急車」
「私」
「幸子!」
光一の叫びにビクリと震えた幸子は、キッチンテーブル上のスマホを取ろうとした。でも、その動きを止める。そして、呟いた。
「優しかった光一を思い出せない」
「ああっ!?今は関係ないだろ…くそっ、痛いっ、早く…スマホを…」
「優しい光一はいたの?」
「幸子…早く救急車を」
「マーガレットの花言葉は『優しい思い出』と『私を忘れないで』だって、店員さんが教えてくれた」
「……幸子、くそがっ!!」
光一は床でのたうちながらも立ち上がり、テーブル上のスマホを手にしようとした。その前に幸子はスマホを奪うと、足早にベランダに向かう。
そして、扉を開くと5階のマンションのベランダからスマホを外に投げ捨てた。光一は唖然としてその様子を見つめ、自然と力が抜けて床に崩れ落ちる。
「優しかった時なんてなかったのに…私はなんで結婚したんだろ。ねえ!なんで私は光一と結婚したの?光一はなんで私を選んだの?ねえ、なんで?なんでなの?」
幸子はボロボロと涙をこぼしながら、その場に立ち尽くす。男が動かなくなるまで、幸子は待つつもりだった。
光一がマーガレットの花束を可瓶ごとゴミ箱に捨てたように、幸子は光一の思い出も本体も捨てようとしていた。憎悪や怒りからではなく、ただ目の前の恐怖から逃れる為に幸子は目を瞑る。
一時間後、光一は動かなくなっていた。幸子はまるで子どものように泣きじゃくりながら、固定電話に向かう。そして、119番に電話を掛けた。
『火事ですか?救急ですか?』
「私…刺しました」
『…もう一度お願いします』
「夫、刺しました。あの人が花を捨てたから、刺しました。いつもいつも、私を殴るから消えてほしくて。でも、死んだら体が消えなくて、あんな男のために私の人生駄目になる。どうして、こうなるの。私は何もしてない。何も悪くないの。どうしてよ!私は!私は」
『聞いていますから、落ち着いてください』
「聞いてくれるの?」
誰かに話を聞いてもらったのはいつ以来だろうか…そう思った幸子は涙を拭いながら状況を説明し始める。
恐ろしい事をした自覚が幸子にはあった。でも、それ以上に幸子の心には安堵が広がる。
「わたし、後悔してない…」
幸子はそう呟き、そのまま床に座り込む。サイレンの音が聞こえるまで、幸子は目を閉じてその時を待った。
◇◇◇
裁判において幸子は事件当時に殺意があったと主張した為、弁護活動を困難にさせた。幸子の両親が雇った弁護士は過剰防衛を主張し、夫光一からのDV被害を強調して情状酌量を訴えた。
裁判員裁判の上で、執行猶予なしの懲役4年が言い渡された。検察は不服として控訴中。現在、幸子は拘置所の中で結婚生活よりも穏やかな時を過ごしている。
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