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現代BLシリーズ
指先を伸ばす
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#創作BL #140字小説
指先を伸ばす。兄上の頬に指をあてがい背伸びして唇を奪った。不意打ちに兄が目を見開き、僕を突き飛ばした。床に倒れこむ僕を兄が呆然と見つめる。僕が崩れた笑みを浮かべると、兄は慌てて僕に駆け寄った。「すまない」兄上の言葉は弟を想う言葉。それで満足できない自分が嫌い。
指先を伸ばす。兄上の頬に指をあてがい背伸びして唇を奪った。不意打ちに兄が目を見開き、僕を突き飛ばした。床に倒れこむ僕を兄が呆然と見つめる。僕が崩れた笑みを浮かべると、兄は慌てて僕に駆け寄った。「すまない」兄上の言葉は弟を想う言葉。それで満足できない自分が嫌い。
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