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現代BLシリーズ
濡れた唇
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#創作BL #140字小説
馬車から降りて仕立て屋に向かうと、店の前に行き倒れの少年がいた。乾いてひび割れた唇に血が滲んでいる。大通りで孤児を見かけるのは珍しい。目に触れる前に通報され、自警団の手で貧民街に放り込まれるからだ。ひび割れた唇を見ながらふと思う。
この唇を濡らしてみたいと‥。
馬車から降りて仕立て屋に向かうと、店の前に行き倒れの少年がいた。乾いてひび割れた唇に血が滲んでいる。大通りで孤児を見かけるのは珍しい。目に触れる前に通報され、自警団の手で貧民街に放り込まれるからだ。ひび割れた唇を見ながらふと思う。
この唇を濡らしてみたいと‥。
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