10 / 30
俺の貞操を奪った奴
しおりを挟む
◆◆◆◆◆
リードはランプを床に置くと、皮肉な笑みを浮かべて俺達に話し掛けてきた。
「俺は朝飯も食わずに見廻りをして、不審者を捕らえてきたってのに。ライオネルとケイは、地下牢獄でデートかよ?いいご身分だな?やっぱ、貴族は優雅なもんだ。ケイは、上手く団長と副団長に取り入ったものだ。尻の使い方を教えてやった俺に、お礼の言葉はないのか?役に立ってるだろ、なあ・・ケイ?」
二年前、異世界に転移した俺は、見廻り中のリードに捕まった。そのまま、自警団事務所の地下牢獄にぶちこまれて、俺は鎖に繋がれたまま背後からリードに犯された。
その後も、リードは暇をもて余すと、度々地下牢獄を訪れては俺を犯した。いまだに、リードを前にすると足が震える。でも、弱味を見せたくなくて、強がりを口にする自分がいた。
「リードが熱心に見廻りをするのは、点数稼ぎの為だろ?一人逮捕するごとに、手当てがでるからね。薄給の身の辛さは分かるよ、リード。でも、不法逮捕して、適当に自白を引き出すのは、ちょっとやり方が浅ましくない?二年前から、リードは少しも変わらないね」
「は、言うじゃねーか。牢獄で尻振って、浅ましく尻穴をびくびくさせてたのは、おめえだろうが。俺のぺニスで汁を垂らして、よがってた卑猥野郎が」
「リードは、幻覚を見たのかな?卑猥な妄想で、脳ミソが死んだようだね。俺はお前のぺニスで、感じたことなど一度もないから!」
俺は自分の声が、震えている事に気が付いていた。勿論、リードにも伝わっているだろう。それが悔しい。その時、不意にライオネルに抱き込まれた。ライオネルは、俺の耳元で囁く。
「ケイ、挑発にのるな」
「っ、!」
「俺の背後で大人しくしていろ、ケイ。これは、副団長命令だ。わかったな?」
「・・わかった」
俺は忠告通り、ライオネルの背後に身を隠した。途端に、リードが残念そうな声を出す。
「ライオネル、俺とケイのスキンシップを邪魔しないで欲しいなぁ。最近は団長と副団長が、ケイを独占するから・・その体を味わってねーんだよ。自分だけ味わってねえで、俺にもケイを寄越せよ、ライオネル」
「俺とケイに体の関係はない。ゲスの勘繰りは止めろ。それよりも、牢獄の囚人の罪は何だ?ただ街を歩いてたから、捕まえた等とは言わないだろうな、リード?」
俺が牢獄内を見ると、鎖に繋がれたイケメン男は、いまだにジルのあれを突っ込まれたままだった。俺は慌てて、ライオネルに声を掛ける。
「ライオネル!とにかく、ジルに拷問をやめさせて。可哀想だよ、囚人さんが」
「ん、忘れていた」
ライオネルが間抜けな返事をした時、突然ジルが激しく腰を動かし始めた。男の呻きと、金属の擦る嫌な音に紛れて、ジルの快感に震える声が聞こえてきた。
「くはぁー、中だしぃーー、気持ちいい」
どうやら、ジルは男の中で達した様だ。
◆◆◆◆◆
リードはランプを床に置くと、皮肉な笑みを浮かべて俺達に話し掛けてきた。
「俺は朝飯も食わずに見廻りをして、不審者を捕らえてきたってのに。ライオネルとケイは、地下牢獄でデートかよ?いいご身分だな?やっぱ、貴族は優雅なもんだ。ケイは、上手く団長と副団長に取り入ったものだ。尻の使い方を教えてやった俺に、お礼の言葉はないのか?役に立ってるだろ、なあ・・ケイ?」
二年前、異世界に転移した俺は、見廻り中のリードに捕まった。そのまま、自警団事務所の地下牢獄にぶちこまれて、俺は鎖に繋がれたまま背後からリードに犯された。
その後も、リードは暇をもて余すと、度々地下牢獄を訪れては俺を犯した。いまだに、リードを前にすると足が震える。でも、弱味を見せたくなくて、強がりを口にする自分がいた。
「リードが熱心に見廻りをするのは、点数稼ぎの為だろ?一人逮捕するごとに、手当てがでるからね。薄給の身の辛さは分かるよ、リード。でも、不法逮捕して、適当に自白を引き出すのは、ちょっとやり方が浅ましくない?二年前から、リードは少しも変わらないね」
「は、言うじゃねーか。牢獄で尻振って、浅ましく尻穴をびくびくさせてたのは、おめえだろうが。俺のぺニスで汁を垂らして、よがってた卑猥野郎が」
「リードは、幻覚を見たのかな?卑猥な妄想で、脳ミソが死んだようだね。俺はお前のぺニスで、感じたことなど一度もないから!」
俺は自分の声が、震えている事に気が付いていた。勿論、リードにも伝わっているだろう。それが悔しい。その時、不意にライオネルに抱き込まれた。ライオネルは、俺の耳元で囁く。
「ケイ、挑発にのるな」
「っ、!」
「俺の背後で大人しくしていろ、ケイ。これは、副団長命令だ。わかったな?」
「・・わかった」
俺は忠告通り、ライオネルの背後に身を隠した。途端に、リードが残念そうな声を出す。
「ライオネル、俺とケイのスキンシップを邪魔しないで欲しいなぁ。最近は団長と副団長が、ケイを独占するから・・その体を味わってねーんだよ。自分だけ味わってねえで、俺にもケイを寄越せよ、ライオネル」
「俺とケイに体の関係はない。ゲスの勘繰りは止めろ。それよりも、牢獄の囚人の罪は何だ?ただ街を歩いてたから、捕まえた等とは言わないだろうな、リード?」
俺が牢獄内を見ると、鎖に繋がれたイケメン男は、いまだにジルのあれを突っ込まれたままだった。俺は慌てて、ライオネルに声を掛ける。
「ライオネル!とにかく、ジルに拷問をやめさせて。可哀想だよ、囚人さんが」
「ん、忘れていた」
ライオネルが間抜けな返事をした時、突然ジルが激しく腰を動かし始めた。男の呻きと、金属の擦る嫌な音に紛れて、ジルの快感に震える声が聞こえてきた。
「くはぁー、中だしぃーー、気持ちいい」
どうやら、ジルは男の中で達した様だ。
◆◆◆◆◆
2
お気に入りに追加
743
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる