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俺の貞操を奪った奴

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リードはランプを床に置くと、皮肉な笑みを浮かべて俺達に話し掛けてきた。

「俺は朝飯も食わずに見廻りをして、不審者を捕らえてきたってのに。ライオネルとケイは、地下牢獄でデートかよ?いいご身分だな?やっぱ、貴族は優雅なもんだ。ケイは、上手く団長と副団長に取り入ったものだ。尻の使い方を教えてやった俺に、お礼の言葉はないのか?役に立ってるだろ、なあ・・ケイ?」

二年前、異世界に転移した俺は、見廻り中のリードに捕まった。そのまま、自警団事務所の地下牢獄にぶちこまれて、俺は鎖に繋がれたまま背後からリードに犯された。

その後も、リードは暇をもて余すと、度々地下牢獄を訪れては俺を犯した。いまだに、リードを前にすると足が震える。でも、弱味を見せたくなくて、強がりを口にする自分がいた。

「リードが熱心に見廻りをするのは、点数稼ぎの為だろ?一人逮捕するごとに、手当てがでるからね。薄給の身の辛さは分かるよ、リード。でも、不法逮捕して、適当に自白を引き出すのは、ちょっとやり方が浅ましくない?二年前から、リードは少しも変わらないね」

「は、言うじゃねーか。牢獄で尻振って、浅ましく尻穴をびくびくさせてたのは、おめえだろうが。俺のぺニスで汁を垂らして、よがってた卑猥野郎が」

「リードは、幻覚を見たのかな?卑猥な妄想で、脳ミソが死んだようだね。俺はお前のぺニスで、感じたことなど一度もないから!」

俺は自分の声が、震えている事に気が付いていた。勿論、リードにも伝わっているだろう。それが悔しい。その時、不意にライオネルに抱き込まれた。ライオネルは、俺の耳元で囁く。

「ケイ、挑発にのるな」
「っ、!」

「俺の背後で大人しくしていろ、ケイ。これは、副団長命令だ。わかったな?」

「・・わかった」

俺は忠告通り、ライオネルの背後に身を隠した。途端に、リードが残念そうな声を出す。

「ライオネル、俺とケイのスキンシップを邪魔しないで欲しいなぁ。最近は団長と副団長が、ケイを独占するから・・その体を味わってねーんだよ。自分だけ味わってねえで、俺にもケイを寄越せよ、ライオネル」

「俺とケイに体の関係はない。ゲスの勘繰りは止めろ。それよりも、牢獄の囚人の罪は何だ?ただ街を歩いてたから、捕まえた等とは言わないだろうな、リード?」

俺が牢獄内を見ると、鎖に繋がれたイケメン男は、いまだにジルのあれを突っ込まれたままだった。俺は慌てて、ライオネルに声を掛ける。

「ライオネル!とにかく、ジルに拷問をやめさせて。可哀想だよ、囚人さんが」

「ん、忘れていた」

ライオネルが間抜けな返事をした時、突然ジルが激しく腰を動かし始めた。男の呻きと、金属の擦る嫌な音に紛れて、ジルの快感に震える声が聞こえてきた。

「くはぁー、中だしぃーー、気持ちいい」

どうやら、ジルは男の中で達した様だ。


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