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三国志シリーズ
黄蓋(こうがい)便所で死にかける
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#創作BL #BL小説 #AIイラスト #BL漫画
黄蓋(こうがい)便所で死にかける
◇◇◇
「黄蓋どの、見舞いにきたよ」
「周瑜さま!どうど、お座り下さい」
「ありがとう、黄蓋どの。君は寝ていなくて大丈夫なのかい?」
「お陰様でもう平気です。何時でも戦場に向かえます!」
「そう焦らず体を休めなさい。赤壁での黄蓋どのの活躍は見事だったと、孫権さまが仰っていたよ」
「勿体ないお言葉です。しかし、曹操軍に火を放ったまでは良かったが、その後が最悪でした‥‥」
「普通は矢を受けて長江に落ちては助からないよ。そこを生き抜いた黄蓋どのは幸運の持ち主だね」
「長江に落ちた俺を救った兵士たちには感謝しています。でも、奴らは俺を便所に放置したのですよ!便所に!」
「それは‥気の毒だった。敵勢が殺到して、兵たちも余裕がなかったのだろうね」
「その時、俺は初めて恨みました」
「黄蓋どの、兵を恨んではいけない」
「いえ、周瑜さま!恨んだのは自分自身の苦労人地味オーラにです。もしも、長江に落ちたのが周瑜さまなら、引き上げられた後に便所に放置されるなどありえない事です!」
「そ、そうかな?」
「俺と周瑜さまでは纏うオーラが異なるのです。俺の苦労人の地味オーラが、便所に放置しても構わないと兵たちに思わせたい違いないのです。うぅ‥」
「しかし、同僚の韓当に救い出されたのだから‥」
「俺は必死に叫びました!助けを求めて叫ばねば、曹操軍に火を放った立役者が、便所で死ぬところでした!便所で!くそ、苦労人のオーラなんていらない!」
「黄蓋どのにはもう少し休養が必要なようだね。果物とよいお茶を差し入れしよう。とにかく、今回の戦の最大の功労者は黄蓋どのだ。孫権さまにそう伝えておくよ」
「ありがとうございます、周瑜さま!」
(私が便所に放置されていたなら、憤死していたに違いない。黄蓋が便所で死ななくて良かった‥‥。)
黄蓋(こうがい)便所で死にかける
◇◇◇
「黄蓋どの、見舞いにきたよ」
「周瑜さま!どうど、お座り下さい」
「ありがとう、黄蓋どの。君は寝ていなくて大丈夫なのかい?」
「お陰様でもう平気です。何時でも戦場に向かえます!」
「そう焦らず体を休めなさい。赤壁での黄蓋どのの活躍は見事だったと、孫権さまが仰っていたよ」
「勿体ないお言葉です。しかし、曹操軍に火を放ったまでは良かったが、その後が最悪でした‥‥」
「普通は矢を受けて長江に落ちては助からないよ。そこを生き抜いた黄蓋どのは幸運の持ち主だね」
「長江に落ちた俺を救った兵士たちには感謝しています。でも、奴らは俺を便所に放置したのですよ!便所に!」
「それは‥気の毒だった。敵勢が殺到して、兵たちも余裕がなかったのだろうね」
「その時、俺は初めて恨みました」
「黄蓋どの、兵を恨んではいけない」
「いえ、周瑜さま!恨んだのは自分自身の苦労人地味オーラにです。もしも、長江に落ちたのが周瑜さまなら、引き上げられた後に便所に放置されるなどありえない事です!」
「そ、そうかな?」
「俺と周瑜さまでは纏うオーラが異なるのです。俺の苦労人の地味オーラが、便所に放置しても構わないと兵たちに思わせたい違いないのです。うぅ‥」
「しかし、同僚の韓当に救い出されたのだから‥」
「俺は必死に叫びました!助けを求めて叫ばねば、曹操軍に火を放った立役者が、便所で死ぬところでした!便所で!くそ、苦労人のオーラなんていらない!」
「黄蓋どのにはもう少し休養が必要なようだね。果物とよいお茶を差し入れしよう。とにかく、今回の戦の最大の功労者は黄蓋どのだ。孫権さまにそう伝えておくよ」
「ありがとうございます、周瑜さま!」
(私が便所に放置されていたなら、憤死していたに違いない。黄蓋が便所で死ななくて良かった‥‥。)
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