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ツイノベ
ジムのサウナ室。
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#創作BL #BL小説
ここはジムのサウナ室。
イケメンの俺は貧弱ボディを鍛えるべくジムに通っている。会社の人間に俺の貧弱ボディを知られてはならない。故に会社から遠く離れたジムに通っている。
たが、ハプニング。同ジムにメガネぽっちゃり部下も通っていたのだ。しかも、ぽっちゃりだと思っていたその肉体は、激しく漢だった。隆々と盛り上がる胸板。腕周り、太もも、腰!すべてが俺の理想だった。俺は上司の矜持を守るため、速やかに隠れた。
イケメン上司が貧弱な肉体をしているとは知られてはならない。一度はジムをやめようかとも考えた。だが、トレーナーの素敵ボディがそれを許してはくれなかった。親身になり筋肉の育み方を教えてくれる彼を裏切りたくない。故に、部下を避けてジムに通っている。だが、遭遇してしまった。
サウナ室に部下が入ってきたのだ!俺は咄嗟に腰に巻いたタオルを剥いで頭に被せた。ちんこは丸見えだが顔は守られた。完璧の動作だった。
だが、しばらくして誰かが俺の下半身に布を掛けてきたのだ。ビビって体を強張らせると、男が耳元で低音ボイスで囁いた。
「先輩、失礼します。周りの男たちが、先輩の下半身を観察しています。私はタオルを2枚持っていますのでお使い下さい」
バレてた。バレてた。バレてた。
「うっ、」
俺は突然の吐き気に襲われた。しまった。のぼせた。完全にのぼせた。吐きそう。いや、サウナで吐くのは不味い。
「先輩?」
「た、助けてくれ後輩‥のぼせた~」
突然、俺は男に抱き上げられた。はらりと頭に掛けたタオルが床に落ちる。
俺はお姫様抱っこされていた。
後輩に!
「ううっ~」
「今すぐに脱衣室に連れていきます。大丈夫です、先輩!」
俺は後輩の雄っぱいに頭を押し付けたまま気を失ってしまった。
ここはジムのサウナ室。
イケメンの俺は貧弱ボディを鍛えるべくジムに通っている。会社の人間に俺の貧弱ボディを知られてはならない。故に会社から遠く離れたジムに通っている。
たが、ハプニング。同ジムにメガネぽっちゃり部下も通っていたのだ。しかも、ぽっちゃりだと思っていたその肉体は、激しく漢だった。隆々と盛り上がる胸板。腕周り、太もも、腰!すべてが俺の理想だった。俺は上司の矜持を守るため、速やかに隠れた。
イケメン上司が貧弱な肉体をしているとは知られてはならない。一度はジムをやめようかとも考えた。だが、トレーナーの素敵ボディがそれを許してはくれなかった。親身になり筋肉の育み方を教えてくれる彼を裏切りたくない。故に、部下を避けてジムに通っている。だが、遭遇してしまった。
サウナ室に部下が入ってきたのだ!俺は咄嗟に腰に巻いたタオルを剥いで頭に被せた。ちんこは丸見えだが顔は守られた。完璧の動作だった。
だが、しばらくして誰かが俺の下半身に布を掛けてきたのだ。ビビって体を強張らせると、男が耳元で低音ボイスで囁いた。
「先輩、失礼します。周りの男たちが、先輩の下半身を観察しています。私はタオルを2枚持っていますのでお使い下さい」
バレてた。バレてた。バレてた。
「うっ、」
俺は突然の吐き気に襲われた。しまった。のぼせた。完全にのぼせた。吐きそう。いや、サウナで吐くのは不味い。
「先輩?」
「た、助けてくれ後輩‥のぼせた~」
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後輩に!
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