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春とアキラ
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◆◆◆◆◆
「春、私と結婚して欲しい」
「‥‥‥‥!?」
突然の告白に俺は飲んでいた酒を吹き出してしまった。その酒の飛沫を受けても目の前の男は瞬きもせず、平然としている。
「悪い。今すぐ拭くからちょい待って」
「問題ないよ、春。アルコールはエネルギー源として使えるので、このまま体内に吸収する」
「駄目だって、アキラ!」
俺が静止する間を与えず、皮膚表面についたアルコールがじわじわとアキラの体内に染み込む。俺はため息をついてアキラに話しかける。
「俺の唾液も入ってるのに‥‥」
「問題ない」
「いや、俺が恥ずかしいの」
「‥‥‥それは、考えていなかった。春を辱めるとは不勉強だった。お詫びする」
アキラが表情を変えずに頭を下げる。アキラは有名なセクサロイド作家が作り出したアンドロイドで美しい容姿を持つ。
マッチングアプリでアキラと知り合った時には驚いたが、今では良い友になっている。そう、俺達に肉体関係はなくただの友達だ。友達を求めるマッチングアプリだから、もとからソレは求めていない。
なのにそのアキラが『結婚』を口にした‥‥どう考えてもおかしい。
「もしかして、エラーでも発生してる?『結婚して欲しい』なんていきなり」
「エラー?確かに、エラーの可能性はある。春が元夫に再婚を迫られていると知り、私の心はその情報を拒絶した。故に、私は春に告白する。エラーでも問題はない」
「いや、問題あるから~」
※新作BLを書こうかと思ったけどイメージ固まらないので、なんとなくここに投下。そのうち、書くかも?☺
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「春、私と結婚して欲しい」
「‥‥‥‥!?」
突然の告白に俺は飲んでいた酒を吹き出してしまった。その酒の飛沫を受けても目の前の男は瞬きもせず、平然としている。
「悪い。今すぐ拭くからちょい待って」
「問題ないよ、春。アルコールはエネルギー源として使えるので、このまま体内に吸収する」
「駄目だって、アキラ!」
俺が静止する間を与えず、皮膚表面についたアルコールがじわじわとアキラの体内に染み込む。俺はため息をついてアキラに話しかける。
「俺の唾液も入ってるのに‥‥」
「問題ない」
「いや、俺が恥ずかしいの」
「‥‥‥それは、考えていなかった。春を辱めるとは不勉強だった。お詫びする」
アキラが表情を変えずに頭を下げる。アキラは有名なセクサロイド作家が作り出したアンドロイドで美しい容姿を持つ。
マッチングアプリでアキラと知り合った時には驚いたが、今では良い友になっている。そう、俺達に肉体関係はなくただの友達だ。友達を求めるマッチングアプリだから、もとからソレは求めていない。
なのにそのアキラが『結婚』を口にした‥‥どう考えてもおかしい。
「もしかして、エラーでも発生してる?『結婚して欲しい』なんていきなり」
「エラー?確かに、エラーの可能性はある。春が元夫に再婚を迫られていると知り、私の心はその情報を拒絶した。故に、私は春に告白する。エラーでも問題はない」
「いや、問題あるから~」
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