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ヒート操れません
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◆◆◆◆◆
アルフレート兄上は体を震わせながら、恐ろしいことを更に口走った。
「俺の母上は親父と駆け落ちする以前は、ルチアの父上と恋仲だったらしい」
「ええ!?」
「ルチアの父上から、実の子だと告げられた事は一度もない。だが、侯爵家に拾われた時に現当主から、俺の母上と恋仲の時期があった事は告げられた。そして、アルファの俺が次期当主に選ばれ、オメガのルチアは外された。その意味を考えると・・」
「ま、まさか?」
「母上は体が弱く、俺は現当主との関係を問い詰められずにいる。情けない兄を許してくれ。ぐっ、はぁ、はぁ、ルチアに挿入したい!孕ませたい!」
「待って下さい、兄上~!」
「はぁ、はぁ・・挿入・・ぐっ。腹違いの兄弟の可能性があるのに、俺はルチアに一目惚れしてしまった。ルチアに初めて迫られた時、俺は欲望に負けてお前を抱いた。その後は、冷たく接して、関係を絶とうとした!だが、関係は続いた。はぁ、ルチアに挿入したい!くそ、だが、これは駄目だ!繁殖行為は許されない。ルチア、頼む!ヒートを操って、フェロモンを抑えてくれ!挿入したいがしたくない!くそ!やはり、挿入したい、ルチア!」
「ひゃいいいぃ~ーー、兄上!!」
僕は必死にヒートを操ろうとした。だが、何時ものように操れない。どうしよう!どうしたらいい?とにかく、気合いだ!全ては気合いでなんとかなる!
「くそぉ、上位オメガの気合いーーっ!」
「すまない、ルチアーー!」
兄上と僕の叫びが重なった。そして、アルフレート兄上のペニスが、ズブリと挿入された。
「あ、兄上~!ああぃ、いい!あっ、らめ」
「初めて生で繋がった!」
「僕が兄上を初めて襲った時も、兄上は生で挿入しましたよぉ~?中だしはしなかったけれど。アルフレート兄上はいつも無防備です。はう、もっと奥にぃ、入れてぇ~」
「無防備ですまない!くそ、実の兄弟じゃないと俺は信じる。信じるしかない!ルチアを抱く。俺のものにする!」
「ヒートが全く操れません~!わざとじゃないですぅ!兄上、一目惚れって本当ですか?嬉しいですぅ~。ああ、でも、中だしは無しでお願いしますう~」
「最悪だ!中だししたい!種付けしたい。ルチアに一目惚れは本当だ!一目惚れしたということは、生物学的に遺伝子配列が遠いからなのか?ああ、もう、分からん。ルチア、好きだ。愛してる」
激しい抽挿が始まると、何も考えられなくなった。ヒートも操れない。激しい息づかいが部屋に満ちる。背徳の影が僕をさらに煽り、二度目の射精をしていた。
「はう、でたぁ。中がキューってしてます」
「ま、まずい!」
アルフレート兄上は自制心の塊だった。濃厚なフェロモン漂う中で、兄上は腰を引いた瞬間に僕のアナルからペニスを引き抜いた。そして、射精した。
「うわっ!」
「ひやぁ!」
バランスを崩して二人で絡まりながら、ベッドから転がり落ちた。そして、床に転がりながら互いに抱き合いキスをする。
「兄上~、正気に戻ったら・・お互い別れる方向で動きましょう。でも、もっとキスして」
「別れられるだろうか?キスしたい」
床に転がったまま、兄上と再びキスをした。
◆◆◆◆◆
アルフレート兄上は体を震わせながら、恐ろしいことを更に口走った。
「俺の母上は親父と駆け落ちする以前は、ルチアの父上と恋仲だったらしい」
「ええ!?」
「ルチアの父上から、実の子だと告げられた事は一度もない。だが、侯爵家に拾われた時に現当主から、俺の母上と恋仲の時期があった事は告げられた。そして、アルファの俺が次期当主に選ばれ、オメガのルチアは外された。その意味を考えると・・」
「ま、まさか?」
「母上は体が弱く、俺は現当主との関係を問い詰められずにいる。情けない兄を許してくれ。ぐっ、はぁ、はぁ、ルチアに挿入したい!孕ませたい!」
「待って下さい、兄上~!」
「はぁ、はぁ・・挿入・・ぐっ。腹違いの兄弟の可能性があるのに、俺はルチアに一目惚れしてしまった。ルチアに初めて迫られた時、俺は欲望に負けてお前を抱いた。その後は、冷たく接して、関係を絶とうとした!だが、関係は続いた。はぁ、ルチアに挿入したい!くそ、だが、これは駄目だ!繁殖行為は許されない。ルチア、頼む!ヒートを操って、フェロモンを抑えてくれ!挿入したいがしたくない!くそ!やはり、挿入したい、ルチア!」
「ひゃいいいぃ~ーー、兄上!!」
僕は必死にヒートを操ろうとした。だが、何時ものように操れない。どうしよう!どうしたらいい?とにかく、気合いだ!全ては気合いでなんとかなる!
「くそぉ、上位オメガの気合いーーっ!」
「すまない、ルチアーー!」
兄上と僕の叫びが重なった。そして、アルフレート兄上のペニスが、ズブリと挿入された。
「あ、兄上~!ああぃ、いい!あっ、らめ」
「初めて生で繋がった!」
「僕が兄上を初めて襲った時も、兄上は生で挿入しましたよぉ~?中だしはしなかったけれど。アルフレート兄上はいつも無防備です。はう、もっと奥にぃ、入れてぇ~」
「無防備ですまない!くそ、実の兄弟じゃないと俺は信じる。信じるしかない!ルチアを抱く。俺のものにする!」
「ヒートが全く操れません~!わざとじゃないですぅ!兄上、一目惚れって本当ですか?嬉しいですぅ~。ああ、でも、中だしは無しでお願いしますう~」
「最悪だ!中だししたい!種付けしたい。ルチアに一目惚れは本当だ!一目惚れしたということは、生物学的に遺伝子配列が遠いからなのか?ああ、もう、分からん。ルチア、好きだ。愛してる」
激しい抽挿が始まると、何も考えられなくなった。ヒートも操れない。激しい息づかいが部屋に満ちる。背徳の影が僕をさらに煽り、二度目の射精をしていた。
「はう、でたぁ。中がキューってしてます」
「ま、まずい!」
アルフレート兄上は自制心の塊だった。濃厚なフェロモン漂う中で、兄上は腰を引いた瞬間に僕のアナルからペニスを引き抜いた。そして、射精した。
「うわっ!」
「ひやぁ!」
バランスを崩して二人で絡まりながら、ベッドから転がり落ちた。そして、床に転がりながら互いに抱き合いキスをする。
「兄上~、正気に戻ったら・・お互い別れる方向で動きましょう。でも、もっとキスして」
「別れられるだろうか?キスしたい」
床に転がったまま、兄上と再びキスをした。
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