BL書籍化作家になれました。全ての読者様にお礼申し上げます

月歌(ツキウタ)

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希死念慮に襲われると小説が書きたくなるの困る(汗)

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私の小説の登場人物の多くは希死念慮を抱えています。それが自然だと私には思えるから。私の作品を好いてくれる人を、少しは思考に死が忍び込んだ瞬間があるのではないでしょうか?

私の小学生の時の体験を話しますね。

小学生の時、下校中に友人が「死のうと思って紐を照明器具のとこに括ったけど死ねなかった」と話してきて。私は「紐を用意したり実際にやったことはないけど、首吊って体がブラブラ揺れてるの何回も空想する」って話したら驚かれた。

成績いいのに死ぬ事考えるのと友達に問われてびっくり。私は頭悪いっていつも父親に叩かれてたから、友達に頭いいと思われてるの不思議だった。

ただ、友達も私と同じく人間関係が苦手でその点は人生苦しいよねと思った。結局、私は自分も死ぬ空想するなと話しただけで、解決策なんて何も示せなかった。共感して話を聞くとも違い、死にたい人いるのかと思っただけ。

死にたいって感情は人間に当たり前にあるのだなと、そう感じただけ。友人には冷たい対応に捉えられたかもしれない。

その友達が数年前に結婚した。一生独身で過ごすのかと思っていたから少し意外だった。でも、大切な人ができたのは幸せなこと。

その友人に自著の書籍を送ることにしている。

私は診断書に毎度「希死念慮あり」と書かれるけど、これは誰にでもあるものなのだと思う。人生の中でも波があり、強く出るときと弱いときを繰り返し、なくなることはないのだと思う。

なら、なぜ精神科に通うのってなるけど、薬飲まないと希死念慮が強く出るから生きづらいから。

誰だって楽ちんに生きたいでしょ?

小説をがむしゃらに書くときは、希死念慮から逃れたい時で寂しさから逃げたいとき。

「嫌われ悪役令息は~」「オメガ」書いてたときは実母の死の前後。不安と恐怖から逃げ出したい私を、いつも空想の世界が包み込み救ってくれた。

その時に書いた「嫌われ悪役令息は~」が書籍化されたのはまさに偶然の産物。でも、偶然の産物でも自分の力だと捉えて少しずつ自信に繋げて行こうと思う。

今、あまり筆が走らないのは、私が空想を必要としていないからかもしれない。それならそれでいいのかなと思う。

エッセイという形で読者の皆様と繋がっていられたら寂しくはないし。でも、いつか晴やかな気持ちで自由に筆を走らせて、読者様を物語の世界に沈めてしまいたい。そんな願望もあります。

これからもよろしくお願いします(//∇//)🌺🌿
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