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第56話 アルフレッドの正体
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◆◆◆◆◆◆
まだ入院中だ。やはり、誰かがソフト監禁をおこなっているとしか思えない。まあ、退院は出来ないが、見舞い客がひっきりなしに来るので、暇はしていないが。
今日は、アルフレッド・ノーマンがやって来た。沢山の高級なお菓子を持って、見舞いに来てくれた。僕はお菓子を食べながら、兼ねてからの疑問を口にしていた。
「アルフレッド・ノーマン、君が何者なのかそろそろ教えてくれる?」
アルフレッド・ノーマンは、相変わらずニコニコと微笑みながら答える。
「突然どうしたんだい、ライカ=ベラドンナ?俺が何者かと問われると、君の恋人だと思うのだか・・違うのかい?ところで、こちらのお菓子も美味しいよ、ライカ」
「お菓子は頂きます。はむっ、はむっ、」
アルフレッド・ノーマンが持ってきてくれるお菓子は、何時も最高に旨い。何故なら、高級品だから!高級な菓子はやはり美味しい。すっかり餌付けされているが、その自覚があるから問題はない。
「僕は君の声の主から、『俺を攻略してみろ』と言われて、BLゲームを手渡された。クソゲーだったが、君の声の主に惚れていた僕はゲームに熱中した。そして、気がつくとBLゲームの世界に来ていた」
「ふむ、なるほど・・続けて、ライカ」
「この世界の攻略対象者は、皆がスペシャルだった。モブの僕には眩しすぎた。中でも、アルフレッド・ノーマンは、特別にスペシャル。年齢不詳で、学園の創立から存在して、理事長さえ突破できない魔方陣を作る。全くもって、正体不明で、全てが規格外な存在だよね?」
アルフレッド・ノーマンは、黙って僕を見つめていた。僕はアルフレッドを見つめ返して、口を開いた。
「アルフレッド・ノーマン、君は何者?」
「そうだねぇ・・この世界では、最も力を持った存在だとは思うよ?魔界と人間界を行き来して、気に入った人間を魔界に連れ帰ったり。まあ、退屈しのぎだね。そして、その過程で、アイリス=スノードロップに出逢い・・俺は恋に落ちた」
「アルフレッドは、本当は僕ではなく・・アイリスが好きなんだね?」
アルフレッド・ノーマンは少し嗤った。
「最初だけね。俺は、人間のアイリスに本気で恋をしたと思い心を踊らせた。たが、俺はすぐに、違和感に気がつく。俺の口から発せられる『愛の言葉』は、アイリスではなく、別の人物に向けられたものだったからだ」
「・・・?」
アルフレッドは、俺の髪に優しく触れる。
「理解できないか?とにかく、自分の発する言葉に、違和感を感じるのは不快なものだよ、ライカ。だから、原因を探ることにした。この世界では、俺は万能だからね。俺の言葉に宿った想いを辿っていくと・・別世界の存在にぶつかった。俺は持てる力を最大に使い、別世界を覗き見した。すると、部屋で寝ころがって、惰眠を貪る君がいた」
「僕に辿り着いたの?」
「そうだ。俺が発する『愛の言葉』は、全て君に向けられたものだった。その事に気がついた俺は、君を俺の元に呼び寄せずにはいられなかった。体ごとは無理だったが、魂をこの世界に取り込むことには成功した」
「魂をこの世界に取り込んだ!?凄いなー。なんて、チートなアルフレッド!チープインパクトな話には、チート能力は欠かせないよね!」
「ふむ。君の反応は何時も面白いね・・そして、理解不能だ。さて、時を操り過去に戻った俺は、君の魂を赤ん坊のアイリスの魂と入れ替えるつもりだった。だが、思いの外、アイリスの魂は強かった。二つの魂はぶつかり合った結果、君はアイリスの体から追い出された」
「無茶するなぁ。相手はアイリスだよ?この世界の主人公だよ?最強にモブをぶつけるとか、無茶だ、無茶過ぎる!!」
「アイリスの体に君の魂が宿れば、俺は違和感を感じることなく、アイリスに『愛』を囁けると思ったのだけれどね。まあ、失敗したなら諦めるしかない。それより、体を失った魂はすぐに壊れる。俺は、急いで魂を入れる器を探し出さなければならなかった」
「それが、ライカ=ベラドンナ?」
「ハッシュ・アルカロイドの幼馴染みで、風紀委員にも関わりを持つ人物。都合が良かった。何時ものライカは、つまらない人物だ。だが、君の魂が入ったライカは、実に楽しい人物となった。久しぶりに、楽しくて時を忘れ人のように過ごす事ができた。予想外だったのは、君の魂が入ったライカに、ハッシュが異常に執着したこと位かな。何時もは、幼馴染みの枠を越えようとはしないのに・・不思議だね」
「ライカの体を勝手に奪って申し訳ないな」
「気にするの事はない。この世界は、幾度も繰り返す。今回だけ、君の魂をライカの体に入れたとして、どれ程の不都合がある?それに、世界が終わる直前に、君の魂は元の世界に戻れるように手配済みだ。だから、何も心配は要らないよ、ライカ?」
「チートが、チート過ぎる!アルフレッドは、この世界が繰り返している事を知っていたんだね?世界が終わる瞬間を、何度も経験したの?世界の終わりはどんな感じ?僕も、経験したいな」
「何度も経験した。だか、お前はやめておけ。ところで、君は俺と共に魔界に来てくれるのだろうね、ライカ=ベラドンナ?」
僕はアルフレッド・ノーマンの顔を真っ直ぐに見つめた。そして、首を振った。
「僕は・・アルフレッド・ノーマンの声に『僕への愛』を込めてくれた親友に、思いきって告白するつもり。体の関係から始まったけど、やっぱり恋人になりたいから」
「なるほど。だが、それは・・この世界が終わった後でも出来る事だ。元の世界に戻った後に、俺の声の主に告白をすればいい。この世界に居る間は、俺と付き合って欲しい。世界の終わりを、すこしは見せてあげられるかもしれないよ、ライカ?」
「もしかして、寂しいの・・アルフレッド?」
「そうだな。どういうわけか、俺だけが繰り返しこの世界の終わりを見て、また始まりを見る。代わり映えのしない世界は、実につまらないよ。でも、ライカが・・お前が現れて、とても楽しかった。一緒に行こう、ライカ」
アルフレッド・ノーマンが手を差し出したが、その手に自身の手は重ねなかった。
「僕の記憶が、アルフレッドには残ってしまう。それでは、付き合えないよ。次の始まりの世界のライカは僕ではないから。気持ちを切り替えられる?それに、僕はゲームエンドを迎えるまでは、別の人と付き合いたい」
「そうか・・では、世界が終わる直前に、ライカを迎えにいく。それまでは、大切な人と過ごせ、ライカ=ベラドンナ」
「ありがとう、アルフレッド・ノーマン。ところで、元の世界の僕は寝ているのかな?」
「ああ、病院で寝ている。魂がないから、死にかけの状態だ」
「アルフレッド・ノーマン!!」
僕は抗議の声をあげたが、その唇にアルフレッドの唇が重なった。濃厚なキスに目がトロリとした頃に、唇を噛まれてキスは終わった。
「迎えにくる」
「うん、アルフレッド」
僕は笑って、アルフレッド・ノーマンを病室から送り出した。
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まだ入院中だ。やはり、誰かがソフト監禁をおこなっているとしか思えない。まあ、退院は出来ないが、見舞い客がひっきりなしに来るので、暇はしていないが。
今日は、アルフレッド・ノーマンがやって来た。沢山の高級なお菓子を持って、見舞いに来てくれた。僕はお菓子を食べながら、兼ねてからの疑問を口にしていた。
「アルフレッド・ノーマン、君が何者なのかそろそろ教えてくれる?」
アルフレッド・ノーマンは、相変わらずニコニコと微笑みながら答える。
「突然どうしたんだい、ライカ=ベラドンナ?俺が何者かと問われると、君の恋人だと思うのだか・・違うのかい?ところで、こちらのお菓子も美味しいよ、ライカ」
「お菓子は頂きます。はむっ、はむっ、」
アルフレッド・ノーマンが持ってきてくれるお菓子は、何時も最高に旨い。何故なら、高級品だから!高級な菓子はやはり美味しい。すっかり餌付けされているが、その自覚があるから問題はない。
「僕は君の声の主から、『俺を攻略してみろ』と言われて、BLゲームを手渡された。クソゲーだったが、君の声の主に惚れていた僕はゲームに熱中した。そして、気がつくとBLゲームの世界に来ていた」
「ふむ、なるほど・・続けて、ライカ」
「この世界の攻略対象者は、皆がスペシャルだった。モブの僕には眩しすぎた。中でも、アルフレッド・ノーマンは、特別にスペシャル。年齢不詳で、学園の創立から存在して、理事長さえ突破できない魔方陣を作る。全くもって、正体不明で、全てが規格外な存在だよね?」
アルフレッド・ノーマンは、黙って僕を見つめていた。僕はアルフレッドを見つめ返して、口を開いた。
「アルフレッド・ノーマン、君は何者?」
「そうだねぇ・・この世界では、最も力を持った存在だとは思うよ?魔界と人間界を行き来して、気に入った人間を魔界に連れ帰ったり。まあ、退屈しのぎだね。そして、その過程で、アイリス=スノードロップに出逢い・・俺は恋に落ちた」
「アルフレッドは、本当は僕ではなく・・アイリスが好きなんだね?」
アルフレッド・ノーマンは少し嗤った。
「最初だけね。俺は、人間のアイリスに本気で恋をしたと思い心を踊らせた。たが、俺はすぐに、違和感に気がつく。俺の口から発せられる『愛の言葉』は、アイリスではなく、別の人物に向けられたものだったからだ」
「・・・?」
アルフレッドは、俺の髪に優しく触れる。
「理解できないか?とにかく、自分の発する言葉に、違和感を感じるのは不快なものだよ、ライカ。だから、原因を探ることにした。この世界では、俺は万能だからね。俺の言葉に宿った想いを辿っていくと・・別世界の存在にぶつかった。俺は持てる力を最大に使い、別世界を覗き見した。すると、部屋で寝ころがって、惰眠を貪る君がいた」
「僕に辿り着いたの?」
「そうだ。俺が発する『愛の言葉』は、全て君に向けられたものだった。その事に気がついた俺は、君を俺の元に呼び寄せずにはいられなかった。体ごとは無理だったが、魂をこの世界に取り込むことには成功した」
「魂をこの世界に取り込んだ!?凄いなー。なんて、チートなアルフレッド!チープインパクトな話には、チート能力は欠かせないよね!」
「ふむ。君の反応は何時も面白いね・・そして、理解不能だ。さて、時を操り過去に戻った俺は、君の魂を赤ん坊のアイリスの魂と入れ替えるつもりだった。だが、思いの外、アイリスの魂は強かった。二つの魂はぶつかり合った結果、君はアイリスの体から追い出された」
「無茶するなぁ。相手はアイリスだよ?この世界の主人公だよ?最強にモブをぶつけるとか、無茶だ、無茶過ぎる!!」
「アイリスの体に君の魂が宿れば、俺は違和感を感じることなく、アイリスに『愛』を囁けると思ったのだけれどね。まあ、失敗したなら諦めるしかない。それより、体を失った魂はすぐに壊れる。俺は、急いで魂を入れる器を探し出さなければならなかった」
「それが、ライカ=ベラドンナ?」
「ハッシュ・アルカロイドの幼馴染みで、風紀委員にも関わりを持つ人物。都合が良かった。何時ものライカは、つまらない人物だ。だが、君の魂が入ったライカは、実に楽しい人物となった。久しぶりに、楽しくて時を忘れ人のように過ごす事ができた。予想外だったのは、君の魂が入ったライカに、ハッシュが異常に執着したこと位かな。何時もは、幼馴染みの枠を越えようとはしないのに・・不思議だね」
「ライカの体を勝手に奪って申し訳ないな」
「気にするの事はない。この世界は、幾度も繰り返す。今回だけ、君の魂をライカの体に入れたとして、どれ程の不都合がある?それに、世界が終わる直前に、君の魂は元の世界に戻れるように手配済みだ。だから、何も心配は要らないよ、ライカ?」
「チートが、チート過ぎる!アルフレッドは、この世界が繰り返している事を知っていたんだね?世界が終わる瞬間を、何度も経験したの?世界の終わりはどんな感じ?僕も、経験したいな」
「何度も経験した。だか、お前はやめておけ。ところで、君は俺と共に魔界に来てくれるのだろうね、ライカ=ベラドンナ?」
僕はアルフレッド・ノーマンの顔を真っ直ぐに見つめた。そして、首を振った。
「僕は・・アルフレッド・ノーマンの声に『僕への愛』を込めてくれた親友に、思いきって告白するつもり。体の関係から始まったけど、やっぱり恋人になりたいから」
「なるほど。だが、それは・・この世界が終わった後でも出来る事だ。元の世界に戻った後に、俺の声の主に告白をすればいい。この世界に居る間は、俺と付き合って欲しい。世界の終わりを、すこしは見せてあげられるかもしれないよ、ライカ?」
「もしかして、寂しいの・・アルフレッド?」
「そうだな。どういうわけか、俺だけが繰り返しこの世界の終わりを見て、また始まりを見る。代わり映えのしない世界は、実につまらないよ。でも、ライカが・・お前が現れて、とても楽しかった。一緒に行こう、ライカ」
アルフレッド・ノーマンが手を差し出したが、その手に自身の手は重ねなかった。
「僕の記憶が、アルフレッドには残ってしまう。それでは、付き合えないよ。次の始まりの世界のライカは僕ではないから。気持ちを切り替えられる?それに、僕はゲームエンドを迎えるまでは、別の人と付き合いたい」
「そうか・・では、世界が終わる直前に、ライカを迎えにいく。それまでは、大切な人と過ごせ、ライカ=ベラドンナ」
「ありがとう、アルフレッド・ノーマン。ところで、元の世界の僕は寝ているのかな?」
「ああ、病院で寝ている。魂がないから、死にかけの状態だ」
「アルフレッド・ノーマン!!」
僕は抗議の声をあげたが、その唇にアルフレッドの唇が重なった。濃厚なキスに目がトロリとした頃に、唇を噛まれてキスは終わった。
「迎えにくる」
「うん、アルフレッド」
僕は笑って、アルフレッド・ノーマンを病室から送り出した。
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