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第52話 パウルとエッチする
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◆◆◆◆◆◆
現在、僕の日課はパウル・ミュラーを脅迫する事だ。入院中の為やる事もないので、彼を脅迫する事にした。毎日、彼のスマホに動画添付の脅迫メールを送り続けている。内容は実に単純なものだ。
『こんにちは、パウル・ミュラーさん。もしも、この動画をばら撒かれたくなければ、アイリス=スノードロップとデートしてください。一週間以内にアイリスをデートに誘わないと、本当にばら撒きます。僕は本気です( ´艸`)』
添付された動画には、裸のライカ=ベラドンナ(僕)が、縄で縛られた男(パウル・ミュラー)を背後から襲う姿が鮮明に映し出されている。
だが、今日もパウル・ミュラーに脅迫メールを送ったのに反応がない。おかしい。毎日脅迫メールを送られて平気とは・・鈍感力が凄いのかな?
そんな時、彼から驚愕の返信メールが送られてきた。
『ライカ、元気にしてるか?お見舞いに行けず申し訳ない。ライカから毎日のように、愛の籠った脅迫メールが送られてくるので、俺は遂に決断した。俺はお前に、告白しなければならない事がある。俺は以前に、男も女も抱いて、その結果として女が好きだと、ライカ=ベラドンナに伝えたと思う。だが、それは嘘や。俺は、男と抱き合ったことはない。何故なら、女がめっちゃ好きやからや。でも、この世界では、男女平等に愛するべきというのが常識や。偏見があると思われたくなくて、俺は、男とも女とも経験がある事にしている。とにかく、そういう事やから俺は、アイリス=スノードロップとはデート出来へんし付き合われへん。許して欲しい。それから、動画は消去した方がいい。どう見てもお前が凌辱犯やから、消さんと捕まえるぞ。ライカ、よろしく頼む』
なんてことだ!!
パウル・ミュラーは、本当に女にしか興味が無かったのか!だが、このメッセージを読む限り、彼は食わず嫌いの可能性が高い。一度でも、男を食ったなら猛烈に男に目覚めるタイプかもしれない。
何といっても、彼は攻略対象者なのだ。その彼が、男に興味が無いなどありえないだろ。もしも、本当にそうならBLゲーム愛好家を馬鹿にしているとしか思えない。
「仕方がない・・ここは、僕が一肌脱ぐしかない。脱ぎっとするしかない!!」
僕は早速、パウル・ミュラーに脅迫メールを送りつけた。
『パウル・ミュラーさん、事情は分かりました。だからと言って、僕は君を逃しはしません。何故なら貴方は、攻略対象者であり男性と結ばれる運命にあるからです。その運命に逆らう事は、この素晴らしいBL世界を否定することになります。今から、十分後に動画をネット上にアップします。今すぐに、病院にお見舞いに来ないと本当にアップします。僕は本気です( ´艸`)』
「よし、完璧な脅迫メール!!」
◇◇◇◇
「ふざけんなぁあああーーーーーー!!」
「やあ、パウル・ミュラー。いらっしゃい」
十分後、パウル・ミュラーは僕の病室に駆けつけた。パウル・ミュラーは、とんでもなく息が乱れていた。僕は、精一杯の笑顔で彼を出迎えた。彼は僕が手に持つスマホを掴むと、メシュっと握りつぶした。
「うおおお、何するの!!」
「毎日、毎日、脅迫メール送りやがって。お前みたいな痛いちゃんには、スマホは不要や!」
「だからって酷いよぉ、責任取ってよぉ」
「うるさい!」
パウル・ミュラーは憤慨しているが、彼はBLゲームの攻略対象者としての責務を果たしていない。男を抱いたことが無いので、あの可愛いアイリスを否定するなどありえない事だ。ここはやはり、僕が脱ぎっとこのゲームに貢献するしかない。何故なら、エロイ気持ちが止まらないから。パウル、意外といい男。よし、思考がエロくなってきた。ここで、僕が総受けモブとして本領を発揮する時だ!!
「ん、んん・・きた、きた、エロいのきた」
僕は即座に入院着を脱ぎ去った。勿論、裸体である。パウル・ミュラーは愕然とした表情で僕の体を見ていた。そうだ、見よ!この体を!!顔は不細工なので見なくていいが、体はそれなりにいい感じに出来上がっている。
「おおお、お前、何してるんや!!」
「勿論、パウル・ミュラーを男好きにして、男無しではいられない体にするのさ!」
「お、俺を犯す気やな!この変態が!」
「ふふ、君はこの病室からは出られはしない。この病室は、ゴキブリもハッシュでさえも侵入を防ぐ扉になっている。アルフレッドにおねだりしてお金は出してもらった。ふふ、リモコンにより既に扉は封鎖済みだ。因みに、君がさっき壊したスマホが、扉の鍵となっていたのだが・・自ら鍵を壊すとは、やはりパウル・ミュラーはちょろい」
「うおおおおーーーー、出してくれーーーーー!!」
パウル・ミュラーが扉をガンガン叩いては蹴り飛ばしているが、流石はアルフレッド・ノーマンが注文しただけの事はある。風紀委員でさえも突破できない扉があるとは、最高だ!!
「パウル君、よく考えてみたまえ。女が好きだから、男を一度も抱かないなんて偏見の塊ではないか!君を博愛主義者の過激組織に売り飛ばして、洗脳・・失礼、考えを改めてもらおうとも考えた。だけど、君は僕の幼馴染のハッシュを助けてくれた恩人でもある。故に、僕が尻を脱ぐことにした」
「なんや、尻を脱ぐってなんや。怖い!!嫌やぁアーーー!!」
「はぁ、あ、だめら・・そろそろ、きた・・パウル・ミュラー・・抱いてぇ・・」
「うううっ・・なんでや。なんでこうなるんや!」
「いいじゃないか、パウル・ミュラー。君はこれで堂々と男を抱いたと皆に言えるのだよ?その上で、はぁはぁ、女が好きと堂々と話したまえ。まあ、アイリスとは付き合ってもらうけど・・はぁ、やぁ、」
「う、なんか・・ライカからめっちゃいい香りがしてきた」
「ふふふ、これこそハッシュが僕の体に刻んだもの。体内にエロイ入浴剤が皮膚から吸収されて、まだ臓器に蓄積されているのだ。これを放出しない限り、僕は一生『エロ止め』を飲み続けなければならない。だが、エロイことをすれば、色々な穴から成分が分泌される事が判明している。という訳で、挿入して、パウル・ミュラー」
「いやや、いやや。嫌やのに、なんかエロイことしたくなってきたぁああーーー!!」
◇◇◇◇
「んぁ、いたぁ・・やぁ、パウル、もっと優しく、入れて・・はぁ・・はぁ、んぁあ」
パウルは僕の体内に一発で挿入した。女遊びが激しいパウルにはアナルをこじ開ける行為は新鮮だったようだ。パウル・ミュラーは夢中でペニスを捩じ込んだ。挿入されて、僕は痛みと快感に翻弄された。既に自身のペニスはトロトロと精液を流し射精寸前である。
ベッドで息を荒くするパウルが激しく腰を動かしながら呟く。
「くっ・・キツイ」
「ああっ、やぁ・・パウル・・はぁはぁ・・やだぁ・・もっとゆっくり」
「挿入してしまった・・ラ、ライカ」
「大丈夫っ、二人だけの秘密ぅにしよぉ、はぁん・・はぁはぁ・・やらぁ・・もっと、中に来て」
僕の体中からエロ入浴剤を含んだ汗が流れ出る。パウル・ミュラーは僕を背後から攻めながら、僕の首筋を甘噛みした。僕は思わず体をびくりと跳ねさせた。
「あんっ、やぁ、噛み痕残るからやだぁ」
「いい香りやなぁ、ライカ・・はぁはぁ・・」
「もっと、していいよぉ?体位変える?・・んんぁ・・」
「まだ、中がきついから・・はぁはぁ、体位変えたら、ライカが痛いはずやろ。やめとけ・・・くっ」
「じゃあ、抱きしめてぇ・・パウル」
「ええよ、可愛いな、ライカ・・はぁはぁ」
僕はパウル・ミュラーに抱きしめられた途端に、射精してしまった、顔を真っ赤にすると、パウルは首筋にキスを繰り返しながら腰を奥に突き込んだ。
「んぁ・・」
「中出ししてええの?」
「いいよぉ、パウル・・」
「はぁはぁ、んっ・・・ライカ、好きや」
「パウル、僕もすきぃ・・」
体内に熱い精液が流れ込む。僕は荒い息のままベッドに沈む。パウル・ミュラーは僕に挿入したまま背後から抱きしめる。精液を吐き出したパウルのペニスはゆっくりと質量を落とす。アナルの隙間がほんのわずかにできて、トロリと精液が流れ出た。
「ライカ・・俺がお金出すから、豊胸手術せえへん?」
「・・・貴様、ここまで尻を貸してやったのに・・まだ、女の胸が欲しいのか!!」
「いや、いや、ライカをもっと可愛くするには、胸を付けるのが一番手っ取り早いと思う訳。ええ尻してるし、胸さえあれば完璧やん。胸の代わりに玉触りたいって言ったら、ライカは嫌がったやん。そやから触らんかったけど」
「ふぅ・・エロイ気分が無くなってきた。やっぱり、体外にエロ成分を排出するにはアナルセックスが一番か。気長にいくしかないか。当分は、頓服薬『エロ止め』で症状を留めて、時々セックスが一番かな。次は、誰にするかな。ハッシュとアルフレッドは真剣に交際を申し込んでくれてるからなあ・・やっぱり正常時にやりたいしなあ。もちろん、コックさんとも正常時にやりたい。ああ、どうしよ・・」
「ちょっと待て、ライカ。俺とまだ繋がったまま、他の男の名前を出すな。それに、俺の存在はなんや?これやったら間男みたいな関係やないか!俺は嫌やで。これからも、セックスしたい」
「いやぁ、君はアイリスを落としてもらわないと。勘違いしないでもらいたい、間男」
「ふざけんなぁあああーーーーーー!!俺を犯しといて放置とかどんなプレイや!」
「いや・・犯されたのは僕だからね?まあ、合意の上だから問題ないけどね。でも、そろそろ・・エロさが無くなってきて・・中が痛いよぉ、パウル、早く抜いてお願い・・いたぁ・・い」
「おお、泣くなライカ。ゆっくり抜くから・・抜くで、いくで・・んっ」
「はぁん、うううっ・・やっぱり、痛い!」
「ああ、泣くなライカ。次からは潤滑剤を用意するから大丈夫や。今から、軟膏貰ってこよか?」
「大丈夫。ところでパウルが扉の鍵であるスマホを壊したから弁償してくれる?・・上位機種が欲しいな」
「おお、買うがな。俺の実家は金持ちやから、俺からはなんぼでも搾り取れるで。それで、次は何時来たらいい?」
「パウル・ミュラー、まずは女を断って男を喰いまくってきてよ。そうすると、自然とアイリスへの愛が目覚めるはずだ。既に僕の役目は終わっている。さらばだ・・眠い」
「嘘やろ、え、ライカ。俺は恋人候補にも入らへんの。えーーー、嘘やろ??」
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現在、僕の日課はパウル・ミュラーを脅迫する事だ。入院中の為やる事もないので、彼を脅迫する事にした。毎日、彼のスマホに動画添付の脅迫メールを送り続けている。内容は実に単純なものだ。
『こんにちは、パウル・ミュラーさん。もしも、この動画をばら撒かれたくなければ、アイリス=スノードロップとデートしてください。一週間以内にアイリスをデートに誘わないと、本当にばら撒きます。僕は本気です( ´艸`)』
添付された動画には、裸のライカ=ベラドンナ(僕)が、縄で縛られた男(パウル・ミュラー)を背後から襲う姿が鮮明に映し出されている。
だが、今日もパウル・ミュラーに脅迫メールを送ったのに反応がない。おかしい。毎日脅迫メールを送られて平気とは・・鈍感力が凄いのかな?
そんな時、彼から驚愕の返信メールが送られてきた。
『ライカ、元気にしてるか?お見舞いに行けず申し訳ない。ライカから毎日のように、愛の籠った脅迫メールが送られてくるので、俺は遂に決断した。俺はお前に、告白しなければならない事がある。俺は以前に、男も女も抱いて、その結果として女が好きだと、ライカ=ベラドンナに伝えたと思う。だが、それは嘘や。俺は、男と抱き合ったことはない。何故なら、女がめっちゃ好きやからや。でも、この世界では、男女平等に愛するべきというのが常識や。偏見があると思われたくなくて、俺は、男とも女とも経験がある事にしている。とにかく、そういう事やから俺は、アイリス=スノードロップとはデート出来へんし付き合われへん。許して欲しい。それから、動画は消去した方がいい。どう見てもお前が凌辱犯やから、消さんと捕まえるぞ。ライカ、よろしく頼む』
なんてことだ!!
パウル・ミュラーは、本当に女にしか興味が無かったのか!だが、このメッセージを読む限り、彼は食わず嫌いの可能性が高い。一度でも、男を食ったなら猛烈に男に目覚めるタイプかもしれない。
何といっても、彼は攻略対象者なのだ。その彼が、男に興味が無いなどありえないだろ。もしも、本当にそうならBLゲーム愛好家を馬鹿にしているとしか思えない。
「仕方がない・・ここは、僕が一肌脱ぐしかない。脱ぎっとするしかない!!」
僕は早速、パウル・ミュラーに脅迫メールを送りつけた。
『パウル・ミュラーさん、事情は分かりました。だからと言って、僕は君を逃しはしません。何故なら貴方は、攻略対象者であり男性と結ばれる運命にあるからです。その運命に逆らう事は、この素晴らしいBL世界を否定することになります。今から、十分後に動画をネット上にアップします。今すぐに、病院にお見舞いに来ないと本当にアップします。僕は本気です( ´艸`)』
「よし、完璧な脅迫メール!!」
◇◇◇◇
「ふざけんなぁあああーーーーーー!!」
「やあ、パウル・ミュラー。いらっしゃい」
十分後、パウル・ミュラーは僕の病室に駆けつけた。パウル・ミュラーは、とんでもなく息が乱れていた。僕は、精一杯の笑顔で彼を出迎えた。彼は僕が手に持つスマホを掴むと、メシュっと握りつぶした。
「うおおお、何するの!!」
「毎日、毎日、脅迫メール送りやがって。お前みたいな痛いちゃんには、スマホは不要や!」
「だからって酷いよぉ、責任取ってよぉ」
「うるさい!」
パウル・ミュラーは憤慨しているが、彼はBLゲームの攻略対象者としての責務を果たしていない。男を抱いたことが無いので、あの可愛いアイリスを否定するなどありえない事だ。ここはやはり、僕が脱ぎっとこのゲームに貢献するしかない。何故なら、エロイ気持ちが止まらないから。パウル、意外といい男。よし、思考がエロくなってきた。ここで、僕が総受けモブとして本領を発揮する時だ!!
「ん、んん・・きた、きた、エロいのきた」
僕は即座に入院着を脱ぎ去った。勿論、裸体である。パウル・ミュラーは愕然とした表情で僕の体を見ていた。そうだ、見よ!この体を!!顔は不細工なので見なくていいが、体はそれなりにいい感じに出来上がっている。
「おおお、お前、何してるんや!!」
「勿論、パウル・ミュラーを男好きにして、男無しではいられない体にするのさ!」
「お、俺を犯す気やな!この変態が!」
「ふふ、君はこの病室からは出られはしない。この病室は、ゴキブリもハッシュでさえも侵入を防ぐ扉になっている。アルフレッドにおねだりしてお金は出してもらった。ふふ、リモコンにより既に扉は封鎖済みだ。因みに、君がさっき壊したスマホが、扉の鍵となっていたのだが・・自ら鍵を壊すとは、やはりパウル・ミュラーはちょろい」
「うおおおおーーーー、出してくれーーーーー!!」
パウル・ミュラーが扉をガンガン叩いては蹴り飛ばしているが、流石はアルフレッド・ノーマンが注文しただけの事はある。風紀委員でさえも突破できない扉があるとは、最高だ!!
「パウル君、よく考えてみたまえ。女が好きだから、男を一度も抱かないなんて偏見の塊ではないか!君を博愛主義者の過激組織に売り飛ばして、洗脳・・失礼、考えを改めてもらおうとも考えた。だけど、君は僕の幼馴染のハッシュを助けてくれた恩人でもある。故に、僕が尻を脱ぐことにした」
「なんや、尻を脱ぐってなんや。怖い!!嫌やぁアーーー!!」
「はぁ、あ、だめら・・そろそろ、きた・・パウル・ミュラー・・抱いてぇ・・」
「うううっ・・なんでや。なんでこうなるんや!」
「いいじゃないか、パウル・ミュラー。君はこれで堂々と男を抱いたと皆に言えるのだよ?その上で、はぁはぁ、女が好きと堂々と話したまえ。まあ、アイリスとは付き合ってもらうけど・・はぁ、やぁ、」
「う、なんか・・ライカからめっちゃいい香りがしてきた」
「ふふふ、これこそハッシュが僕の体に刻んだもの。体内にエロイ入浴剤が皮膚から吸収されて、まだ臓器に蓄積されているのだ。これを放出しない限り、僕は一生『エロ止め』を飲み続けなければならない。だが、エロイことをすれば、色々な穴から成分が分泌される事が判明している。という訳で、挿入して、パウル・ミュラー」
「いやや、いやや。嫌やのに、なんかエロイことしたくなってきたぁああーーー!!」
◇◇◇◇
「んぁ、いたぁ・・やぁ、パウル、もっと優しく、入れて・・はぁ・・はぁ、んぁあ」
パウルは僕の体内に一発で挿入した。女遊びが激しいパウルにはアナルをこじ開ける行為は新鮮だったようだ。パウル・ミュラーは夢中でペニスを捩じ込んだ。挿入されて、僕は痛みと快感に翻弄された。既に自身のペニスはトロトロと精液を流し射精寸前である。
ベッドで息を荒くするパウルが激しく腰を動かしながら呟く。
「くっ・・キツイ」
「ああっ、やぁ・・パウル・・はぁはぁ・・やだぁ・・もっとゆっくり」
「挿入してしまった・・ラ、ライカ」
「大丈夫っ、二人だけの秘密ぅにしよぉ、はぁん・・はぁはぁ・・やらぁ・・もっと、中に来て」
僕の体中からエロ入浴剤を含んだ汗が流れ出る。パウル・ミュラーは僕を背後から攻めながら、僕の首筋を甘噛みした。僕は思わず体をびくりと跳ねさせた。
「あんっ、やぁ、噛み痕残るからやだぁ」
「いい香りやなぁ、ライカ・・はぁはぁ・・」
「もっと、していいよぉ?体位変える?・・んんぁ・・」
「まだ、中がきついから・・はぁはぁ、体位変えたら、ライカが痛いはずやろ。やめとけ・・・くっ」
「じゃあ、抱きしめてぇ・・パウル」
「ええよ、可愛いな、ライカ・・はぁはぁ」
僕はパウル・ミュラーに抱きしめられた途端に、射精してしまった、顔を真っ赤にすると、パウルは首筋にキスを繰り返しながら腰を奥に突き込んだ。
「んぁ・・」
「中出ししてええの?」
「いいよぉ、パウル・・」
「はぁはぁ、んっ・・・ライカ、好きや」
「パウル、僕もすきぃ・・」
体内に熱い精液が流れ込む。僕は荒い息のままベッドに沈む。パウル・ミュラーは僕に挿入したまま背後から抱きしめる。精液を吐き出したパウルのペニスはゆっくりと質量を落とす。アナルの隙間がほんのわずかにできて、トロリと精液が流れ出た。
「ライカ・・俺がお金出すから、豊胸手術せえへん?」
「・・・貴様、ここまで尻を貸してやったのに・・まだ、女の胸が欲しいのか!!」
「いや、いや、ライカをもっと可愛くするには、胸を付けるのが一番手っ取り早いと思う訳。ええ尻してるし、胸さえあれば完璧やん。胸の代わりに玉触りたいって言ったら、ライカは嫌がったやん。そやから触らんかったけど」
「ふぅ・・エロイ気分が無くなってきた。やっぱり、体外にエロ成分を排出するにはアナルセックスが一番か。気長にいくしかないか。当分は、頓服薬『エロ止め』で症状を留めて、時々セックスが一番かな。次は、誰にするかな。ハッシュとアルフレッドは真剣に交際を申し込んでくれてるからなあ・・やっぱり正常時にやりたいしなあ。もちろん、コックさんとも正常時にやりたい。ああ、どうしよ・・」
「ちょっと待て、ライカ。俺とまだ繋がったまま、他の男の名前を出すな。それに、俺の存在はなんや?これやったら間男みたいな関係やないか!俺は嫌やで。これからも、セックスしたい」
「いやぁ、君はアイリスを落としてもらわないと。勘違いしないでもらいたい、間男」
「ふざけんなぁあああーーーーーー!!俺を犯しといて放置とかどんなプレイや!」
「いや・・犯されたのは僕だからね?まあ、合意の上だから問題ないけどね。でも、そろそろ・・エロさが無くなってきて・・中が痛いよぉ、パウル、早く抜いてお願い・・いたぁ・・い」
「おお、泣くなライカ。ゆっくり抜くから・・抜くで、いくで・・んっ」
「はぁん、うううっ・・やっぱり、痛い!」
「ああ、泣くなライカ。次からは潤滑剤を用意するから大丈夫や。今から、軟膏貰ってこよか?」
「大丈夫。ところでパウルが扉の鍵であるスマホを壊したから弁償してくれる?・・上位機種が欲しいな」
「おお、買うがな。俺の実家は金持ちやから、俺からはなんぼでも搾り取れるで。それで、次は何時来たらいい?」
「パウル・ミュラー、まずは女を断って男を喰いまくってきてよ。そうすると、自然とアイリスへの愛が目覚めるはずだ。既に僕の役目は終わっている。さらばだ・・眠い」
「嘘やろ、え、ライカ。俺は恋人候補にも入らへんの。えーーー、嘘やろ??」
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