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第38話 好感度
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◆◆◆◆◆◆
「ライカーーーー!!」
僕の名前を叫びながら休憩室に飛び込んできたのは、ハッシュ・アルカロイドだった。
だが、ハッシュは何故か尻丸出しのアイリス=スノードロップを肩に担いでいた。僕の視線は、アイリスの尻に釘付けになってしまった。アイリスの尻は美しかった。良かった。凌辱バッドは避けられたようだ。
僕の視線に気が付きもしないハッシュは、心配顔で僕に近づくと口を開いた。
「お前の悲鳴が聞こえたのに、すぐに駆け付けられなくてごめん。大丈夫か、ライカ?お前を襲ったのはそこで気絶している、パウル・ミュラーだな!よし、奴が気絶している内に俺が開発中の『永遠のメス化』薬を実験投与しよう。ライカも手伝ってくれ!!」
「えー、実験投与なんて手伝わないから。死人出たら嫌だし。それより、ハッシュ・アルカロイド・・アイリスを尻丸出しで、肩に担いでいる理由を教えてくれるかな?」
僕は少しばかり低い声で、ハッシュにアイリスの事を尋ねた。すると、ハッシュは少しバツの悪い顔をしながら言い訳を始めた。
「怒らないで欲しい、ライカ。本当は、アイリスの事など見捨てて、ライカを救いに行きたかった!だが、ライカの悲鳴が聞こえた時、俺は理事長室でカール先生からアイリスを救出している真っ最中だったんだ。俺がライカを救いに行くと言ったのに、一緒にアイリスの救出活動をしていたアルフレッド・ノーマンが先に理事長室を出ていってしまった。ライカは何故かアイリスが好きみたいだから、救出に全力を尽くすしかなかった。もし、アイリスを見捨てたらライカの俺に対する好感度が下がると確信していた。だが、好感度上昇の為にライカ救出を後回しにしてしまった。俺を罵ってくれ、ライカ!」
「ハッシュ、君の選択は正しかった!!君の好感度は20は上昇した!間違っていたのは、アルフレッド・ノーマンの方だ。だから、ハッシュを罵ったりしないよ。でも、尻丸出しアイリスは可哀想だから、ベッドに寝かせてあげて」
ハッシュは僕の言葉に頷くと、アイリスを休憩室のベッドに転がした。いや、転がさないで。アイリスは、転がっても目覚めなかった。僕はアイリスに布団を掛けた。
うーむ、主人公アイリスへの扱いが雑過ぎるよ、ハッシュ。でも、彼を責めるのはやめよう。何といっても、アイリス=スノードロップを理事長から救ってくれたのだから。
僕は視線を、アルフレッド・ノーマンに向けた。
「アルフレッド・ノーマン、君は選択肢を間違った。僕のアルフレッドに対する好感度は30は下がった!」
「選択肢?好感度?ライカ、どうしたんだ・・怖い顔をして?」
「アイリスを理事長室に置き去りにするなんて、酷いじゃないか!どういうつもりなのかって聞いているの、アルフレッド!」
「理事長室でハッシュと共に、アイリス救出活動をしていた。その時に、ライカの悲鳴が聞こえた。俺には、恋人であるライカを救う義務がある。なので、ハッシュにアイリスの救出を任せて理事長室を出た。ハッシュは優秀だ。実際にアイリスを救ってきた。何も問題はないはずだ。何を怒っている、ライカ?」
「・・・・」
駄目だ。このゲーム世界の住人は、主人公のアイリスを蔑ろにする設定でもされているのか?大体、前世のBLゲームの時から、ゲーマーの僕が何日かけても、アイリスのトゥルーエンドに辿り着けなかった事からしておかしい。
もしかして、このBLゲームはバッドエンドを楽しむゲームとして制作されたのだろうか?しかし、そうであるなら、もっとバリエーション豊かなバッドエンドが用意されてないとおかしいよな??
「やはり、クソゲーって事だな。でも、アイリスはどうして理事長室に居たの?」
僕が疑問を口にすると、答えたのはアイリス本人だった。意識を取り戻したアイリスは、うっとりした表情で滔々と語りだした。
「そんな事は決まっているじゃないか、ライカ!僕はカール先生に高級菓子をおすそ分けして、先生の好感度を上げようとしたんだよ。先生は大変喜んでお菓子を食べてくれたよ!お礼として、コックリングをペニスに装着して後孔を弄ってくれた」
「コックリングだと!?」
「そうだとも、ライカ!快感と苦痛に翻弄されながら・・僕は先生から高級菓子を食べるように指示された。床に這わされた僕は、耐え難い射精感に悶えながら、甘い菓子を口に含み甘美なる世界に突入した。そうだ、先生が今度はライカも連れておいでと言っていた。だから、一緒に行こう!先生の好感度を上げる為には、高級菓子とライカは有効だと判明した。これから、さらに好感度を上げる為に協力してくれ」
「やだ、もうヤダ。アイリスがビッチ過ぎて、トゥルーエンド攻略がもはや見えない!」
「ライカ=ベラドンナ。ようやく理解したようだな。アイリス=スノードロップは、完全なるビッチだ」
「アルフレッド・・」
「だが、恋人としてはライカに『ビッチ』などという厭らしい言葉は、使ってもらいたくないな。それと、『エロ動画射精会』の事だが、花の受粉動画を見ながら、皆で和やかに射精会を行ってはどうだろうか?」
「アルフレッド、その意見本気で言ってる?」
「本気だが?」
「おお、俺もそれには賛成だな。花の受粉動画なら多数持っている。貸し出すよ、ライカ」
「ハッシュは花の受粉動画で射精できるの?」
「当たり前だ!ベラドンナ草の花の受粉シーンを、あらゆる角度から撮影したスペシャルな動画だ!受粉のエロチシズムもさることながら、その後に実る死を呼ぶ果肉。緑から黒色に移り変わるコロリとした実が何とも生々しくてエロい。俺は、何時もここで射精している。間違いなく最高の射精会になるぞ!!」
「・・・・」
結局、『エロ動画射精会』はハッシュが提供する『ベラドンナ草の受粉』動画を採用する事となった。この動画で射精できない人には、ハッシュが作った勃起促進剤か、射精促進剤を使用して貰う事に決定した。
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「ライカーーーー!!」
僕の名前を叫びながら休憩室に飛び込んできたのは、ハッシュ・アルカロイドだった。
だが、ハッシュは何故か尻丸出しのアイリス=スノードロップを肩に担いでいた。僕の視線は、アイリスの尻に釘付けになってしまった。アイリスの尻は美しかった。良かった。凌辱バッドは避けられたようだ。
僕の視線に気が付きもしないハッシュは、心配顔で僕に近づくと口を開いた。
「お前の悲鳴が聞こえたのに、すぐに駆け付けられなくてごめん。大丈夫か、ライカ?お前を襲ったのはそこで気絶している、パウル・ミュラーだな!よし、奴が気絶している内に俺が開発中の『永遠のメス化』薬を実験投与しよう。ライカも手伝ってくれ!!」
「えー、実験投与なんて手伝わないから。死人出たら嫌だし。それより、ハッシュ・アルカロイド・・アイリスを尻丸出しで、肩に担いでいる理由を教えてくれるかな?」
僕は少しばかり低い声で、ハッシュにアイリスの事を尋ねた。すると、ハッシュは少しバツの悪い顔をしながら言い訳を始めた。
「怒らないで欲しい、ライカ。本当は、アイリスの事など見捨てて、ライカを救いに行きたかった!だが、ライカの悲鳴が聞こえた時、俺は理事長室でカール先生からアイリスを救出している真っ最中だったんだ。俺がライカを救いに行くと言ったのに、一緒にアイリスの救出活動をしていたアルフレッド・ノーマンが先に理事長室を出ていってしまった。ライカは何故かアイリスが好きみたいだから、救出に全力を尽くすしかなかった。もし、アイリスを見捨てたらライカの俺に対する好感度が下がると確信していた。だが、好感度上昇の為にライカ救出を後回しにしてしまった。俺を罵ってくれ、ライカ!」
「ハッシュ、君の選択は正しかった!!君の好感度は20は上昇した!間違っていたのは、アルフレッド・ノーマンの方だ。だから、ハッシュを罵ったりしないよ。でも、尻丸出しアイリスは可哀想だから、ベッドに寝かせてあげて」
ハッシュは僕の言葉に頷くと、アイリスを休憩室のベッドに転がした。いや、転がさないで。アイリスは、転がっても目覚めなかった。僕はアイリスに布団を掛けた。
うーむ、主人公アイリスへの扱いが雑過ぎるよ、ハッシュ。でも、彼を責めるのはやめよう。何といっても、アイリス=スノードロップを理事長から救ってくれたのだから。
僕は視線を、アルフレッド・ノーマンに向けた。
「アルフレッド・ノーマン、君は選択肢を間違った。僕のアルフレッドに対する好感度は30は下がった!」
「選択肢?好感度?ライカ、どうしたんだ・・怖い顔をして?」
「アイリスを理事長室に置き去りにするなんて、酷いじゃないか!どういうつもりなのかって聞いているの、アルフレッド!」
「理事長室でハッシュと共に、アイリス救出活動をしていた。その時に、ライカの悲鳴が聞こえた。俺には、恋人であるライカを救う義務がある。なので、ハッシュにアイリスの救出を任せて理事長室を出た。ハッシュは優秀だ。実際にアイリスを救ってきた。何も問題はないはずだ。何を怒っている、ライカ?」
「・・・・」
駄目だ。このゲーム世界の住人は、主人公のアイリスを蔑ろにする設定でもされているのか?大体、前世のBLゲームの時から、ゲーマーの僕が何日かけても、アイリスのトゥルーエンドに辿り着けなかった事からしておかしい。
もしかして、このBLゲームはバッドエンドを楽しむゲームとして制作されたのだろうか?しかし、そうであるなら、もっとバリエーション豊かなバッドエンドが用意されてないとおかしいよな??
「やはり、クソゲーって事だな。でも、アイリスはどうして理事長室に居たの?」
僕が疑問を口にすると、答えたのはアイリス本人だった。意識を取り戻したアイリスは、うっとりした表情で滔々と語りだした。
「そんな事は決まっているじゃないか、ライカ!僕はカール先生に高級菓子をおすそ分けして、先生の好感度を上げようとしたんだよ。先生は大変喜んでお菓子を食べてくれたよ!お礼として、コックリングをペニスに装着して後孔を弄ってくれた」
「コックリングだと!?」
「そうだとも、ライカ!快感と苦痛に翻弄されながら・・僕は先生から高級菓子を食べるように指示された。床に這わされた僕は、耐え難い射精感に悶えながら、甘い菓子を口に含み甘美なる世界に突入した。そうだ、先生が今度はライカも連れておいでと言っていた。だから、一緒に行こう!先生の好感度を上げる為には、高級菓子とライカは有効だと判明した。これから、さらに好感度を上げる為に協力してくれ」
「やだ、もうヤダ。アイリスがビッチ過ぎて、トゥルーエンド攻略がもはや見えない!」
「ライカ=ベラドンナ。ようやく理解したようだな。アイリス=スノードロップは、完全なるビッチだ」
「アルフレッド・・」
「だが、恋人としてはライカに『ビッチ』などという厭らしい言葉は、使ってもらいたくないな。それと、『エロ動画射精会』の事だが、花の受粉動画を見ながら、皆で和やかに射精会を行ってはどうだろうか?」
「アルフレッド、その意見本気で言ってる?」
「本気だが?」
「おお、俺もそれには賛成だな。花の受粉動画なら多数持っている。貸し出すよ、ライカ」
「ハッシュは花の受粉動画で射精できるの?」
「当たり前だ!ベラドンナ草の花の受粉シーンを、あらゆる角度から撮影したスペシャルな動画だ!受粉のエロチシズムもさることながら、その後に実る死を呼ぶ果肉。緑から黒色に移り変わるコロリとした実が何とも生々しくてエロい。俺は、何時もここで射精している。間違いなく最高の射精会になるぞ!!」
「・・・・」
結局、『エロ動画射精会』はハッシュが提供する『ベラドンナ草の受粉』動画を採用する事となった。この動画で射精できない人には、ハッシュが作った勃起促進剤か、射精促進剤を使用して貰う事に決定した。
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