23 / 59
第23話 モブが文字出演していた!
しおりを挟む
◆◆◆◆◆◆
◇◇◇◇
(アイリス×パウル・ミュラー~浮気を疑われて~凌辱バッドエンド)
「やめて、パウル!!僕は、アルフレッドと浮気なんてしてない!!」
「正直に言ったらいいやん、浮気したって。お前とアルフレッドが仮眠室で厭らしい事してるところを、『監視係』に目撃されたんやから諦めたらどない?アルフレッドと楽しく『アンアン』してたんやろ?」
パウル・ミュラーはアイリスに覆いかぶさると、無理矢理制服を脱がせた。裸体のアイリスを見下ろすパウルの目は冷ややかだった。アイリスは涙をこぼしながらも抗議した。
「そんなの嘘だ!『監視係』が嘘を言っていると、どうしてわからないの、パウル!!」
「付き合いだして一週間で浮気されるとか、泣けるわ。そやから、アイリス・・体で俺の事を慰めて」
アイリスの両脚を大きく広げるとパウルは己の肩に乗せた。アイリスの隠された秘部が露になる。パウルはそこに指を無造作に突き込んだ。
「あ、痛い。やめて、パウル!!」
「痛いって?未通のふりするなや。アルフレッドにたっぷり可愛がってもらったんやろ?」
パウル・ミュラーはもはや理性を失っていた。美しいアイリス=スノードロップの花を散らす事だけに夢中になった。秘部から指を抜き去ると、パウル・ミュラーは腰を進め牡を挿入した。
「ぁああーーーーー!!」
「・・くっ」
「いやぁーーん、やめてぇえーー、アンアン、駄目っーーー!」
◇◇◇◇
風紀委員から事情聴取を受けた僕はすっかり疲れて、学生寮の自室に戻ると早々にベッドに入って眠りについた。そして、ゲーム攻略の夢をみて目を覚ました。
「うおおおおぉーーー、思い出した!僕は、ゲーム内で文字出演を果たしていた!!」
何度も凌辱エンドをくらい心を削られると、僕は時折適当に選択肢を選んでゲーム攻略する事があった。まあ、大抵はすぐに凌辱エンドを食らうのだが。だが、その時は違った。気が付くと、アイリスとパウル・ミュラーが付き合っていたのだ!!
攻略対象者と主人公が付き合ったのは初めての事だった。僕は奇跡にむせび泣いた。付き合い始めて一週間の二人は、初々しくも危なっかしくハラハラした。アイリスとパウルのトゥルーエンドに辿り着くため、僕は慎重に攻略を進めていた。だが、突然『~浮気を疑われて~凌辱バッドエンド』をくらってしまった。
そのバッドエンドに、僕は『監視係』として文字出演を果たしていたのだ!!『~浮気を疑われて~凌辱バッドエンド』に辿り着けたのは一度だけだった。その為、『監視係』の言葉までは覚えていなかった。それにしても、文字出演の僕はどうやら二人の仲を不愉快に思っていたようだ。つまり、『監視係』は悪役設定という事か?
(アイリス×パウル・ミュラー~浮気を疑われて~凌辱バッドエンド)では、文字『監視係』が嘘をついてアイリスを凌辱エンドに導いている。文字出演者『監視係』は、風紀委員の性欲処理をする内に、彼らに特別な感情を抱いてしまったというゲーム設定なのかもしれない。このままでは、僕にもゲーム補正が掛かる可能性がでてきた。
しかも、このBLゲーム制作者は単細胞みたいだから、全ての風紀委員に『浮気を疑われてバッドエンド』が用意されている可能性が高い。僕はモブだ。しかし、ゲームに文字出演してしまった以上・・もはや普通のモブではなくなってしまった可能性が高い。警戒した方がいいな。僕が原因でバッドエンドとか、ゲーマーとして最悪だろ。
『監視係』である以上は、風紀委員と関りを持つしかないが、それもほどほどにするべきだな。学園法に引っ掛からない範囲で『監視係』の任を勤めればいいか。よし、すべて適当にいこう。
僕は寮の自室のベッドに横たわったまま、ゲーム考察を進めようとした。だが、扉を激しくたたく音がして考察を諦めた。扉に向かうとハッシュが心配顔で立っていた。
「ハッシュ、扉が壊れるから叩くのやめてよ」
「夜中に雄たけびを上げるお前が悪い」
「そんなに大きな声だった?まあ、いいか。中に入ってよ、ハッシュ」
「ん、入っていいのか?」
「何で遠慮してるの?ハッシュに渡したいものがあるから、早く入って」
「お、おう」
ハッシュがベッドに座ったので、僕も目的のものを持って彼の隣に座った。ベッドがぎしりと軋み肩が触れ合った。ハッシュも僕もパジャマを着ていたので、体温が直に伝わってくる。なかなかに、心地よい。僕はハッシュに凭れかかりながら、口を開いた。
「例の『監視係』の件なんだけど・・今からいいかな、ハッシュ?」
「!!」
突然、ハッシュが顔を真っ赤をしてベッドから立ち上がった。その反動で、彼に凭れかかっていた僕はベッドに転がる羽目になってしまった。ベッドに転がった僕を見つめていたハッシュは、無言でパジャマを脱ぎだした。僕が黙って見つめていると、パンツまで脱ぎだし裸体になってしまった。
◆◆◆◆◆◆
◇◇◇◇
(アイリス×パウル・ミュラー~浮気を疑われて~凌辱バッドエンド)
「やめて、パウル!!僕は、アルフレッドと浮気なんてしてない!!」
「正直に言ったらいいやん、浮気したって。お前とアルフレッドが仮眠室で厭らしい事してるところを、『監視係』に目撃されたんやから諦めたらどない?アルフレッドと楽しく『アンアン』してたんやろ?」
パウル・ミュラーはアイリスに覆いかぶさると、無理矢理制服を脱がせた。裸体のアイリスを見下ろすパウルの目は冷ややかだった。アイリスは涙をこぼしながらも抗議した。
「そんなの嘘だ!『監視係』が嘘を言っていると、どうしてわからないの、パウル!!」
「付き合いだして一週間で浮気されるとか、泣けるわ。そやから、アイリス・・体で俺の事を慰めて」
アイリスの両脚を大きく広げるとパウルは己の肩に乗せた。アイリスの隠された秘部が露になる。パウルはそこに指を無造作に突き込んだ。
「あ、痛い。やめて、パウル!!」
「痛いって?未通のふりするなや。アルフレッドにたっぷり可愛がってもらったんやろ?」
パウル・ミュラーはもはや理性を失っていた。美しいアイリス=スノードロップの花を散らす事だけに夢中になった。秘部から指を抜き去ると、パウル・ミュラーは腰を進め牡を挿入した。
「ぁああーーーーー!!」
「・・くっ」
「いやぁーーん、やめてぇえーー、アンアン、駄目っーーー!」
◇◇◇◇
風紀委員から事情聴取を受けた僕はすっかり疲れて、学生寮の自室に戻ると早々にベッドに入って眠りについた。そして、ゲーム攻略の夢をみて目を覚ました。
「うおおおおぉーーー、思い出した!僕は、ゲーム内で文字出演を果たしていた!!」
何度も凌辱エンドをくらい心を削られると、僕は時折適当に選択肢を選んでゲーム攻略する事があった。まあ、大抵はすぐに凌辱エンドを食らうのだが。だが、その時は違った。気が付くと、アイリスとパウル・ミュラーが付き合っていたのだ!!
攻略対象者と主人公が付き合ったのは初めての事だった。僕は奇跡にむせび泣いた。付き合い始めて一週間の二人は、初々しくも危なっかしくハラハラした。アイリスとパウルのトゥルーエンドに辿り着くため、僕は慎重に攻略を進めていた。だが、突然『~浮気を疑われて~凌辱バッドエンド』をくらってしまった。
そのバッドエンドに、僕は『監視係』として文字出演を果たしていたのだ!!『~浮気を疑われて~凌辱バッドエンド』に辿り着けたのは一度だけだった。その為、『監視係』の言葉までは覚えていなかった。それにしても、文字出演の僕はどうやら二人の仲を不愉快に思っていたようだ。つまり、『監視係』は悪役設定という事か?
(アイリス×パウル・ミュラー~浮気を疑われて~凌辱バッドエンド)では、文字『監視係』が嘘をついてアイリスを凌辱エンドに導いている。文字出演者『監視係』は、風紀委員の性欲処理をする内に、彼らに特別な感情を抱いてしまったというゲーム設定なのかもしれない。このままでは、僕にもゲーム補正が掛かる可能性がでてきた。
しかも、このBLゲーム制作者は単細胞みたいだから、全ての風紀委員に『浮気を疑われてバッドエンド』が用意されている可能性が高い。僕はモブだ。しかし、ゲームに文字出演してしまった以上・・もはや普通のモブではなくなってしまった可能性が高い。警戒した方がいいな。僕が原因でバッドエンドとか、ゲーマーとして最悪だろ。
『監視係』である以上は、風紀委員と関りを持つしかないが、それもほどほどにするべきだな。学園法に引っ掛からない範囲で『監視係』の任を勤めればいいか。よし、すべて適当にいこう。
僕は寮の自室のベッドに横たわったまま、ゲーム考察を進めようとした。だが、扉を激しくたたく音がして考察を諦めた。扉に向かうとハッシュが心配顔で立っていた。
「ハッシュ、扉が壊れるから叩くのやめてよ」
「夜中に雄たけびを上げるお前が悪い」
「そんなに大きな声だった?まあ、いいか。中に入ってよ、ハッシュ」
「ん、入っていいのか?」
「何で遠慮してるの?ハッシュに渡したいものがあるから、早く入って」
「お、おう」
ハッシュがベッドに座ったので、僕も目的のものを持って彼の隣に座った。ベッドがぎしりと軋み肩が触れ合った。ハッシュも僕もパジャマを着ていたので、体温が直に伝わってくる。なかなかに、心地よい。僕はハッシュに凭れかかりながら、口を開いた。
「例の『監視係』の件なんだけど・・今からいいかな、ハッシュ?」
「!!」
突然、ハッシュが顔を真っ赤をしてベッドから立ち上がった。その反動で、彼に凭れかかっていた僕はベッドに転がる羽目になってしまった。ベッドに転がった僕を見つめていたハッシュは、無言でパジャマを脱ぎだした。僕が黙って見つめていると、パンツまで脱ぎだし裸体になってしまった。
◆◆◆◆◆◆
32
お気に入りに追加
2,537
あなたにおすすめの小説
普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。
山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。
お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。
サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。
俺の義兄弟が凄いんだが
kogyoku
BL
母親の再婚で俺に兄弟ができたんだがそれがどいつもこいつもハイスペックで、その上転校することになって俺の平凡な日常はいったいどこへ・・・
初投稿です。感想などお待ちしています。
皇帝陛下の精子検査
雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。
しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。
このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。
焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?
とある金持ち学園に通う脇役の日常~フラグより飯をくれ~
無月陸兎
BL
山奥にある全寮制男子校、桜白峰学園。食べ物目当てで入学した主人公は、学園の権力者『REGAL4』の一人、一条貴春の不興を買い、学園中からハブられることに。美味しい食事さえ楽しめれば問題ないと気にせず過ごしてたが、転入生の扇谷時雨がやってきたことで、彼の日常は波乱に満ちたものとなる──。
自分の親友となった時雨が学園の人気者たちに迫られるのを横目で見つつ、主人公は巻き込まれて恋人のフリをしたり、ゆるく立ちそうな恋愛フラグを避けようと奮闘する物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる