【R18淫乱恋事情】陰間茶屋の散花さん

次のお仕事は？

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喜助は散花を抱いたまま陰間に襦袢を掛けて覆う。散花はちょっと笑って礼をいう。

「ありがとう。喜助さんは優しいねぇ」
「‥‥お前はどうなんや？」
「？」

「散花は‥‥琴風は陰間としてはもう年増や。そろそろ次の職を考える頃と違うのか？」

喜助の聞きたいことは分かったものの、すぐには答えが出ずに黙り込む。そんな散花の唇を指先でつーっと触れて、喜助は陰間に話すことを促す。

「借金はもう無いからいつでも陰間は辞められるけど、堅気になるのは無理かな？幇間ほうかんになるか回まわしになるか‥悩みどころやね」

「幇間って遊女の周りで踊る男芸人か‥‥琴風には似合わんな。回しってのはなんや？」

「回しってのは陰間茶屋に売られてきた子を、立派な陰間に仕込む仕事やね。実は茶屋の主に回しにならんかって誘われとって、ちょっと迷ってるとこ」

散花の言葉に喜助が目を見開く。そして、言葉を濁しつつ探りを入れる。

「お前‥‥勃つのか？」
「は？」

「‥‥素人を陰間に仕込むってことは、ガキの尻に突っ込むわけやろ？お前は散る花やのに、女客取ってないやろ？てっきり、抱かれな勃たんのかと‥‥思ってた」

不意に散花は眉を寄せて難しい顔をする。怒ったのかと喜助が顔を覗き込むと、散花は情けない顔をして言葉を漏らした。

「そこが問題で‥‥一回も試したことないから勃つかわからん。喜助さん、試しに尻を貸してくれる？」

「あ、あかん！それはあかん！」

喜助が青褪めて布団から飛び出すと、散花は楽しそうに笑い出した。揶揄われたと知り喜助は唸る。

「散花～～～～！」


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