[離婚宣告]平凡オメガは結婚式当日にアルファから離婚されたのに反撃できません

月歌(ツキウタ)

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マジックミラー3

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◆◆◆◆◆

「正樹!」

僕はマジックミラーを叩いていた。だけど、ショーは続く。違う!こんなの、もうショーじゃない。正樹が無理やり犯されている。

『ぐっ、くそっ』
『奥に入れるぞ!』
『ぐっ、あっ・・っぐ』

四つん這いにされた正樹は背後からアルファに犯されていた。プライドを打ち砕かれた正樹が唇を噛みしめ、声を押し殺す。手錠に繋がる鎖が耳障りな音を出す。

「正樹は馬鹿だよ!ざまあだよね。僕に離婚を突きつけて、花木を選んだりするからだよ。運命の番の為なら、アルファのプライドも捨てるのか、正樹!馬鹿だよ!バカ!僕を捨てて、なんで不幸な顔してんの?泣くのは僕の方だろ!正樹が不幸になったら、やだよ。僕はやだっ。正樹!正樹!」

僕は興奮して何度もマジックミラーを叩いていた。鼓動がばくばくして、ヒートを加速させる。放たれるフェロモンが部屋を濃厚に満たす。

『・・直人?』
「え?」

マジックミラーの正樹が僕の名を呼んだ。僕は驚いて正樹を見た。視線が合った気がして、マジックミラーから後ずさった。その時、背後から雄一に抱きつかれた。そして、首を噛まれた。

「あっ、雄一!」
「んっ」

雄一の牙は首を守る貞操帯により阻まれた。雄一は荒い息で僕を抱き上げると、ソファーに押し倒した。そして、僕を見つめて囁く。

「正樹を見るな」
「え?」

「あいつは直人を捨てて花木を選んだ。奴が不幸になったのも、自分の選択だ。正樹の事で直人がこれ以上傷つくなんておかしい。奴をもう見るな」

『あっ・・はぁ、はぁ、くそ!』

『オメガ男子には興奮しなかったのか?まだ、出してないじゃないか。自分でぺニスを弄っていいぞ。それとも、穴イキするか、正樹?』

『うるさい!あんたが、途中で来るから、中だしできなっ、はぁ、はぁ、やめろ』

アルファ男にぺニスを弄られて、正樹はベッドに崩れ落ちた。そして、射精した。悔し涙が滲んでいるように見えた。なのに、僕の体は正樹の射精に反応して、ぺニスが立ち上がりあっというまに精液を吐き出していた。

「あっ、やだ・・いっちゃた」
「直人、俺を見て」
「雄一もおっきくなってるの?」
「ああ、出しそうだ」
「僕の中でだす?」
「そうしたい」
「いいよ、雄一」

雄一が何故か傷ついた表情を浮かべた。

「いいのか?そんなに簡単に決めていいのか?俺は本気だぞ、直人?」

アルファの匂いがたまらなくなって、雄一に抱きついた。僕のフェロモンが部屋に充満しているのがわかる。

「生殖行為したい」
「俺もしたい。我慢が・・できない」
「僕も我慢できない。助けて、雄一」

僕と雄一は唇を重ねていた。


◆◆◆◆◆




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