[離婚宣告]平凡オメガは結婚式当日にアルファから離婚されたのに反撃できません

月歌(ツキウタ)

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マジックミラー1

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◆◆◆◆◆

マジックミラーの中に正樹が現れた。

「・・裸だ」

正樹の裸体を初めて見た。アルファの隆々とした肉体に、僕の視線が奪われる。

「あっ」

正樹に続いてオメガ男子が現れた。続いて、アルファ男とオメガ女子が現れる。舞台には二つのベッドが用意されていた。正樹はオメガ男子の手を掴むと、ベッドに押し倒した。オメガはTシャツのみを身に纏っており、倒れた瞬間にシャツが捲れて下半身が見えた。何も身に付けていない。

「おっ」

ソファーにすわる幼馴染の雄一が、ちょっと身を乗り出して声を出した。オメガ男子はベッドの上で、恥ずかしそうにゆっくりと足を閉じる。その閉じた足を強引に正樹は押し開くと、指をアナルに挿入した。

『やぁっ・・指がっ、ああっ・・』

指はすぐに二本にされて、抜き差しが繰り返される。広げられたアナルがひくひくしていた。隣に座る雄一がなんだかもぞもぞしだした。

「雄一はオメガ女子が好きなのかと思ってた。あっちのベッドでは、オメガ女子がアソコ丸出しになっているよ?」

「うむ・・いや。正樹の奴、意外と舞台慣れしているな。オメガの扱いも上手い」

「そ、そう?」

『ひゃん!やらっ、もう入れて、正樹』

「はう!」
「実名使いか・・リアルだな」

『まだだ』

「あう!まだ入れないのか正樹は?じ、焦らしすぎじゃない?挿入してあげたらいいのに。うぬぬっ~!」

ビリッ

『あっ、やぁ!』
『喜べ、乳首を責めてやる』

ベッドの上でオメガ男子のTシャツが引き裂かれた。露になるぷっくりとした乳首に、正樹が噛みついた。

『いたいっ、やだ。優しく、舐めてっ』

正樹の舌が乳首を舐める。それを見ていると、なんだが自分の乳首を責められている気がしてきた。僕は自分で服の上から乳首を弄っていた。

運命の番が現れなければ、結婚初夜に正樹に抱かれていたのも・・乳首を責められたのも僕の筈だった。舞台のオメガ男子ではなく、僕の乳首を正樹は舐めて・・。

「あっ・・んっ・・」
「っ、直人」
「き、気にしないで。お互い、しよ」
「そ、そうだな」

僕と雄一は同じソファーに座りながら、適度に距離を保ち舞台に没入していった。

『挿入するぞ』
『んっ、あっ・・はぁ、やあっ!』

オメガ男子は足を大きく開かされた。正樹は両肩に足を乗せると、一気に挿入した。結合部がはっきりと見えて、僕は声を上げそうになる。

『ひぁ、やら!正樹、あぁん、もっと』
『くっ、はぁ、はぁ』

「はぁ、はぁ・・」

くらくらと目眩がして、僕はソファーに深く身を沈めた。鼓動がばくばく激しい。おかしい。ヒートの始まる前みたい。僕の周期は三ヶ月に一回。だけど、前回のヒートからまだ一ヶ月位しか経っていない。

「はぁ、はぁ・・雄一」
「ん?どうした、直人?シコシコか?」
「ヒートかも」
「そうか、ヒートか。えっ、ヒート!?」

抑制剤を三種類も飲んでいるから、突発的なヒートが起こるとは思えない。ヒート誘発剤を口にしない限り・・ん?

「チョコレートか!」
「おい、大丈夫か?」

「花木に騙された!多分、チョコにヒート誘発剤が入っていて・・はぁ、はぁ。んあっ?ちょい、ヤバい。雄一、ヤバいよ。ん、あれ?なんか、欲しいかも。ゆ、雄一ってぺニス持ってる?ペロペロしたら入れてくれる?なんかね、僕ねえ、すっごく孕みたい気分なんだよ~!」

僕は雄一に抱きついていた。


◆◆◆◆◆


 
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