異世界風俗店でおっさんが男娼をしている件

月歌(ツキウタ)

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おっさんの喘ぎ声

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◆◆◆◆◆

「セツ、愛している」
「んっ、ガブリエル・・あっ、そこ」

アナルに挿入されたぺニスが、俺の声に応じて太くなるのを感じた。ガブリエルが腰を動かしながら、背中にキスを落とす。

「あっ、やぁ・・出ちゃう!」
「セツ、出せ。いっぱい出せ」
「んっ、ああっ、やぁ!」

背後からアナルに挿入され腰をふられて、俺のぺニスはシーツに擦られて感じまくり。体が火照り一気に快感が暴発した。

「んあっ!」
「セツ!」

俺は体を震わせながら、ぺニスから精液を吐き出した。白くとろとろとした体液がシーツに染み込む。

「ガブリエル~、もうちょうだい~」
「まだ、駄目だ」

俺より若いガブリエルが激しく腰を動かす。おっさんの俺には長いセックスは厳しい。だけど、うつ伏せの体勢ならまだいけるか。

それに、相手はガブリエルだし。

「んぁんっ、はぁ、ガブリエル!」
「セツ、愛している」
「んっ、はぁ、気持ちいい!」

俺の中がぎゅっと絞まった。ガブリエルのぺニスは体内で責められ、限界を迎える。びゅっびゅっと体内に熱い体液が一気に流れ込む。

「くっ、はぁ、はぁ・・」
「んぁ、はぁ」

俺たちはしばらく繋がったまま、セックスの余韻を楽しんでいた。ガブリエルは、俺にとっては太客だ。金払いがよく、いつも俺を指名してくれる。

彼が店に来てくれるから、俺は『おっさんパラダイス』に置いて貰えている状態だ。俺を買う客に過ぎないが、ガブリエルには感謝しかない。

「ガブリエル」
「セツ、抜くぞ」
「はい・・んっ!」

ぺニスが抜かれる瞬間は、いつもちょっと切ない気分になる。でも、気持ちを切り替えて男娼として、ガブリエルを接客する。

「ガブリエル、何か飲みますか?」
「いや・・」
「?」

いつもはセックスの後はお酒を飲むのに、今日は飲まないのかな?客がお酒を飲んでくれると、俺の売上に直結するのでちょっぴり残念。

「セツ!」
「はい?」

「俺は婚姻した。上位貴族の令嬢から告白され、俺はそれを受け入れた」

「・・そうですか」
「セツ、俺の愛人になってくれ!」
「はい?」

「男を伴侶にすることは、宗教上の教義で禁じられている。だが、婚姻した男が愛人を持っても、非難はされない。世間では男を愛人とするものも多い。だから、セツが俺の愛人となっても、なんら不思議はない!」

「ガブリエル・・」

「俺が婚姻したのも、セツを愛人として独占するためだ。セツ、男娼などやめて、俺の愛人になって欲しい。頼む、セツ!」

僕はガブリエルを見つめて、静かに返事をした。

「お断りします、ガブリエル」


◆◆◆◆◆
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