✿三国志小話をAI挿絵と共に✿

東風の風が吹かない！？

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諸葛亮孔明：さて、そろそろ奇跡を起こさないとね。南屏山に壇を築き、七星壇で私が祈祷する。すると、東南の風が吹く。我ながら完璧な演出。

兵法に通じているだけでなく、奇跡を起こす力をもつ軍師が劉備様に仕えている。そう思わせれば大成功。

曹操殿は真冬に東南の風は吹かないと信じている。でも、残念でした。下調べを怠ると痛い目を見る。

◇◇◇

東風の風が吹かない！

え？吹くよね、東風の風？
あの鬱陶しい周瑜どのも火攻めを支持していた。地元の人間が火攻めを押したのは、この時期に東風の風が吹くことを知っていたから‥のはず。

まさか、私を陥れたのか‥周瑜殿？
くっ、祈祷の為にメイクを施し、七星壇も完璧に仕上ってる。なのに、今日風が吹かなかったら恥ずかしすぎる！

まずい、風よ吹け！
東風の風を願う！東風の風を！
東風の風～～～～！
うぉ～、劉備様、申し訳ございません。風が吹きません。に、逃げるか？

「と、東風の風だ！」
「今だ！火を放て！」
「諸葛亮殿の祈祷が効いたのか？」
「何と恐ろしい力だ！」


よっしゃあ～～～～！
ありがとう、東風の風！
最高！最高！

曹操軍を火攻めだ～～～～！！