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これがさっちゃんの日常 『第2話』
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* これがさっちゃんの日常
ピピピッという音が凄く耳に響いてくる……。
ね、眠い……もう少し……。
『ピピピピピピピピピ』
「あー、わかったわかった起きますー!」
そうして飛び起きた私。あー、目覚まし時計を見るとこれは起きないといけない時間ですわあ。でも、眠い。けど、一度起き上がると何か目がハッキリ起きてきたー! という気になってくる。
仕方ない、起きよう。
そして私は目覚まし時計の上にあるボタンを押してうるさい『ピピピッ!』という音を止めるのだった。
*
「ママおはよお」
「おはよう、颯子。遅いわよ」
「ママが起こしたらもうちょっと早く起きたかもよぉ~」
まあ、言っても無駄なんですけどね。
けど言わずにはいられない。私はちょっぴり反抗期なんだよ仕方ない。という訳で、私は早速テーブルに置かれた朝食を……パクリ、とする前に。
「いただきま~す」
これはしないとね。というかママは私の反論スルーかい。
「早く食べて行きなさい」
「わくぁってるほぉ」
「食べながら返事をしない」
うっさいうっさい。
食べている時に言わんでもいいでしょ。
という訳で、そんなこんなと朝食を食べた私は玄関に放り捨てていた通学カバンを手に取る。ママから毎回「部屋に置いておきなさい」とか小言を言われるのだがうるせー! こっちの方が楽で良いのよ!
まあそんなこんなで登校です。出発です。
今日も一日学校生活! という訳でゴー!
いやはや、ギリギリセーフ!
……という訳で、チャイムが鳴る直前に自分の教室に滑り込むことができました。ゆりなあに「いつも通りギリギリね」と言われた。
「間に合ったんだからセーフよセーフ!」
「あはは……あんたのポジティブさは見習った方が良いかもね」
苦笑いされてしまった。
くそー! 私は明日こそ早く起きてギリギリセーフ、とならない事を誓ったのだった。これは、戦いなんだよ。
そう、私三崎颯子の重要な戦いなのだよ。
「その重要な戦い、凄くしょうもない気がするんだけど……」
「なんだとー?!」
失礼な! てか何故ゆりなあに全てバレてるんだよお。
「……そりゃあんたが独り言でバンバン周囲に漏らしてるからね」
「え」
そして、私は周囲を見渡す。
完全に注目の的になっていた。しかもその目はまたこいつか感満載なんだなあこれが……フフフッ。
「文句あるならこっちに言いなさいよおおおおおぉぉ!」
そして、直後に現れた先生に私は叱られる事になった。どうして……。
二限目終わり直後の休み時間。
「ゆりなあ~放課後どっか行かね~?」
「急だなあ。それでどこに行きたいのよ」
「ラーメン屋!」
「行けるわけねーだろ」
四限目終わり直後の昼休み。
「ゆりなあどこがいいの~」
「ラーメン屋みたいな胃にヘビーな重みを与える店じゃなければ」
くっそーさっきのラーメン屋に行きたいの言い分からけん制してきたな……。
「じゃあどこがいいのよ~」
「う~ん……コスメショップ?」
「女子力アピールしないで」
「何でそうなる! あんたも女でしょ!」
そうは言うけどお化粧とか詳しくないんだ私。
やっぱり食いたい。なんか食いたい。背徳感満載の料理食いたい。
「やっぱ焼肉」
「高くなってんじゃないわよ!!」
言い終わる前に突っ込まれた。なんでや……。
放課後。
「結局どこ行くか決まってねー!」
二回話し合うチャンスあったのに何故、有耶無耶に終わって……しまったんだ……。
「もう、今日行くの諦めたら?」
「いや! 私は今日が良いの! ゆりなあも予定空いてるでしょ?」
「そりゃそうだけど」
なら私の辞書から行かない、の文字は出てこない。
「なら行くわよ! お出かけするのは女子生命で大事なものだって出ているのよ!」
「ならお化粧しても良いでしょ」
「あ……」
やべー墓穴掘ったかもしんねー。
「お、オホホホホホ何のことかサッパリ」
「汗ダラダラね……」
よし、これで誤魔化せたと言ってもいいでしょ。
「そんでどこ行くのか、どんなところが良い?」
「あー、どういう所がいいかねー」
よし話は誤魔化せたしちゃんとお出かけに行ける流れだ!
「私はやっぱりお化粧品とか見てみたいなあ。さっこは?」
「私は遊びたい」
「そっかいつも食いたいか遊びたいか言っている気がするけど遊びたいねえ……」
なんか人を欲まみれの人間みたいな感じに言ってない?
まあスルーするんですが。
「は! ゲーセン!」
「……ゲーセン?」
ゆりなあが目を細める。ちょっと睨みつけているレベルで。
「そう! 遊ぶならゲーセン! これは常識じゃない?!」
「常識かどうかはさておいて、確かにゲーセンなら良いじゃん!」
よし、これは完全にゲーセンに行ける流れになった。
けれど私は忘れない。どんなゲームで遊ぶか、とかちゃんと事前に話し合わないといけないという事! ゲーセンも商売だからお金取ってくる訳だしね。
「じゃあ何がしたい? プリクラもおけおっけーだよ♪」
「何よそれー、確かにプリクラもしたいけどお」
これは完全に話がまとまっていく。プリクラは完全に候補入りしたのは間違いない。
「どうしようかなあ音ゲーとかもやりたいわ私」
「私はぬいぐるみのユーフォーキャッチャーとかあったらやっちゃうわー」
こうして、私たちはゲーセンを目標と定めて遊びに行くのを決めた。
そしてすぐに実行していく事となる。
ピピピッという音が凄く耳に響いてくる……。
ね、眠い……もう少し……。
『ピピピピピピピピピ』
「あー、わかったわかった起きますー!」
そうして飛び起きた私。あー、目覚まし時計を見るとこれは起きないといけない時間ですわあ。でも、眠い。けど、一度起き上がると何か目がハッキリ起きてきたー! という気になってくる。
仕方ない、起きよう。
そして私は目覚まし時計の上にあるボタンを押してうるさい『ピピピッ!』という音を止めるのだった。
*
「ママおはよお」
「おはよう、颯子。遅いわよ」
「ママが起こしたらもうちょっと早く起きたかもよぉ~」
まあ、言っても無駄なんですけどね。
けど言わずにはいられない。私はちょっぴり反抗期なんだよ仕方ない。という訳で、私は早速テーブルに置かれた朝食を……パクリ、とする前に。
「いただきま~す」
これはしないとね。というかママは私の反論スルーかい。
「早く食べて行きなさい」
「わくぁってるほぉ」
「食べながら返事をしない」
うっさいうっさい。
食べている時に言わんでもいいでしょ。
という訳で、そんなこんなと朝食を食べた私は玄関に放り捨てていた通学カバンを手に取る。ママから毎回「部屋に置いておきなさい」とか小言を言われるのだがうるせー! こっちの方が楽で良いのよ!
まあそんなこんなで登校です。出発です。
今日も一日学校生活! という訳でゴー!
いやはや、ギリギリセーフ!
……という訳で、チャイムが鳴る直前に自分の教室に滑り込むことができました。ゆりなあに「いつも通りギリギリね」と言われた。
「間に合ったんだからセーフよセーフ!」
「あはは……あんたのポジティブさは見習った方が良いかもね」
苦笑いされてしまった。
くそー! 私は明日こそ早く起きてギリギリセーフ、とならない事を誓ったのだった。これは、戦いなんだよ。
そう、私三崎颯子の重要な戦いなのだよ。
「その重要な戦い、凄くしょうもない気がするんだけど……」
「なんだとー?!」
失礼な! てか何故ゆりなあに全てバレてるんだよお。
「……そりゃあんたが独り言でバンバン周囲に漏らしてるからね」
「え」
そして、私は周囲を見渡す。
完全に注目の的になっていた。しかもその目はまたこいつか感満載なんだなあこれが……フフフッ。
「文句あるならこっちに言いなさいよおおおおおぉぉ!」
そして、直後に現れた先生に私は叱られる事になった。どうして……。
二限目終わり直後の休み時間。
「ゆりなあ~放課後どっか行かね~?」
「急だなあ。それでどこに行きたいのよ」
「ラーメン屋!」
「行けるわけねーだろ」
四限目終わり直後の昼休み。
「ゆりなあどこがいいの~」
「ラーメン屋みたいな胃にヘビーな重みを与える店じゃなければ」
くっそーさっきのラーメン屋に行きたいの言い分からけん制してきたな……。
「じゃあどこがいいのよ~」
「う~ん……コスメショップ?」
「女子力アピールしないで」
「何でそうなる! あんたも女でしょ!」
そうは言うけどお化粧とか詳しくないんだ私。
やっぱり食いたい。なんか食いたい。背徳感満載の料理食いたい。
「やっぱ焼肉」
「高くなってんじゃないわよ!!」
言い終わる前に突っ込まれた。なんでや……。
放課後。
「結局どこ行くか決まってねー!」
二回話し合うチャンスあったのに何故、有耶無耶に終わって……しまったんだ……。
「もう、今日行くの諦めたら?」
「いや! 私は今日が良いの! ゆりなあも予定空いてるでしょ?」
「そりゃそうだけど」
なら私の辞書から行かない、の文字は出てこない。
「なら行くわよ! お出かけするのは女子生命で大事なものだって出ているのよ!」
「ならお化粧しても良いでしょ」
「あ……」
やべー墓穴掘ったかもしんねー。
「お、オホホホホホ何のことかサッパリ」
「汗ダラダラね……」
よし、これで誤魔化せたと言ってもいいでしょ。
「そんでどこ行くのか、どんなところが良い?」
「あー、どういう所がいいかねー」
よし話は誤魔化せたしちゃんとお出かけに行ける流れだ!
「私はやっぱりお化粧品とか見てみたいなあ。さっこは?」
「私は遊びたい」
「そっかいつも食いたいか遊びたいか言っている気がするけど遊びたいねえ……」
なんか人を欲まみれの人間みたいな感じに言ってない?
まあスルーするんですが。
「は! ゲーセン!」
「……ゲーセン?」
ゆりなあが目を細める。ちょっと睨みつけているレベルで。
「そう! 遊ぶならゲーセン! これは常識じゃない?!」
「常識かどうかはさておいて、確かにゲーセンなら良いじゃん!」
よし、これは完全にゲーセンに行ける流れになった。
けれど私は忘れない。どんなゲームで遊ぶか、とかちゃんと事前に話し合わないといけないという事! ゲーセンも商売だからお金取ってくる訳だしね。
「じゃあ何がしたい? プリクラもおけおっけーだよ♪」
「何よそれー、確かにプリクラもしたいけどお」
これは完全に話がまとまっていく。プリクラは完全に候補入りしたのは間違いない。
「どうしようかなあ音ゲーとかもやりたいわ私」
「私はぬいぐるみのユーフォーキャッチャーとかあったらやっちゃうわー」
こうして、私たちはゲーセンを目標と定めて遊びに行くのを決めた。
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