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オレのよりも大きな熱杭で早く触って欲しい――と思った脳裏に、いまフォルテが着ている豪華な服が目に入る。
「……待って、その高級な服が汚れても、いいのか?」
「これか? この様な服なら城に戻れば何着もあるし、私はクリーン魔法も使える。私としてはタヤの香りがつく服が欲しい。出来れば、そのメイドの服と小さな布もだけど」
「メイド服と下着も! ……ルテ、恥ずかしいこと言うなよ」
「ダメかな?」
いつになく変態チックな、フォルテに困惑したけど。
自分だって、フォルテの持ち物は欲しい。
「……いいけど。オレもルテの持ち物が欲しいって、言ったらくれる?」
「なに、私のものが欲しい? タヤはなにが欲しい?」
嬉しそうに目を細めた、フォルテの長い指が尻尾を撫でる。
「あっ……ンンッ、ルテぇ……いま尻尾を触ると、すぐにイッちゃう……」
そのフォルテの長い手が前に滑り、グチュッとオレとフォルテの熱杭を擦り上げた……「ンンッ!」熱くて、互いの出したヌルヌルが気持ちいい。
「いい、タヤの濃く甘い香り、恥ずかしがる姿……すごく、ハァ……興奮する」
「オレだって、ルテのその格好はくる……いつもの冒険の姿もいいけど、カッコいい」
「そう? タヤのガーターベルト、隠せない小さな布……誰にも見せたくない」
フォルテの杭を握る手がはやくなる。グチュッ、グチュッ、応接間に響く水音。オレがフォルテにキスをせがめば深いキスがふる。
与えられる快楽に酔い、限界がくる。
「ルテ、ルテェ――イ、イクッ! …………いっちゃう!!」
「私も……クッ!」
白い白濁が手を汚す……オレは快感に身を震わせ、息を整える。いつもだと風呂に向かったり、このままキスしたり、イチャイチャして余韻を楽しむのだけど。
今日はフォルテの熱棒は萎えることがなく、もう一度と、せがむ様にオレを見つめる。その興奮がオレにも伝わり、小さな杭がプルッとたちあがり、フォルテの熱杭に自らをすり寄せた。
「タヤ……」
「オレも触ってもいい? ルテにもっと、きもち良くなってもらいたい……ンンッ」
「ああ、いいよ。触って…………ウグッ、いい、気持ちいい」
フォルテの低く唸った声にオレの気持ちはのぼり、体に熱が籠る――もっと、欲しい。
――このオスの全てが欲しい、噛んでオレをルテの番にして!
気持ちの向上と、たかのぼる興奮に目頭に涙がたまる、それさえ奪っていくフォルテ。
「ウググッ――タヤが欲しい。はやく挿れたい」
「オレもルテが欲しい……噛んで、オレの全部を奪ってほしい」
「ああ、奪う! 私の誕生日にタヤのすべてをもらい、番にする――番にして、愛して、いっしょうタヤを離さない!」
「嬉しい、その日を心待ちに待っている」
――この日、2人の熱はまだ引かなかった。
「……待って、その高級な服が汚れても、いいのか?」
「これか? この様な服なら城に戻れば何着もあるし、私はクリーン魔法も使える。私としてはタヤの香りがつく服が欲しい。出来れば、そのメイドの服と小さな布もだけど」
「メイド服と下着も! ……ルテ、恥ずかしいこと言うなよ」
「ダメかな?」
いつになく変態チックな、フォルテに困惑したけど。
自分だって、フォルテの持ち物は欲しい。
「……いいけど。オレもルテの持ち物が欲しいって、言ったらくれる?」
「なに、私のものが欲しい? タヤはなにが欲しい?」
嬉しそうに目を細めた、フォルテの長い指が尻尾を撫でる。
「あっ……ンンッ、ルテぇ……いま尻尾を触ると、すぐにイッちゃう……」
そのフォルテの長い手が前に滑り、グチュッとオレとフォルテの熱杭を擦り上げた……「ンンッ!」熱くて、互いの出したヌルヌルが気持ちいい。
「いい、タヤの濃く甘い香り、恥ずかしがる姿……すごく、ハァ……興奮する」
「オレだって、ルテのその格好はくる……いつもの冒険の姿もいいけど、カッコいい」
「そう? タヤのガーターベルト、隠せない小さな布……誰にも見せたくない」
フォルテの杭を握る手がはやくなる。グチュッ、グチュッ、応接間に響く水音。オレがフォルテにキスをせがめば深いキスがふる。
与えられる快楽に酔い、限界がくる。
「ルテ、ルテェ――イ、イクッ! …………いっちゃう!!」
「私も……クッ!」
白い白濁が手を汚す……オレは快感に身を震わせ、息を整える。いつもだと風呂に向かったり、このままキスしたり、イチャイチャして余韻を楽しむのだけど。
今日はフォルテの熱棒は萎えることがなく、もう一度と、せがむ様にオレを見つめる。その興奮がオレにも伝わり、小さな杭がプルッとたちあがり、フォルテの熱杭に自らをすり寄せた。
「タヤ……」
「オレも触ってもいい? ルテにもっと、きもち良くなってもらいたい……ンンッ」
「ああ、いいよ。触って…………ウグッ、いい、気持ちいい」
フォルテの低く唸った声にオレの気持ちはのぼり、体に熱が籠る――もっと、欲しい。
――このオスの全てが欲しい、噛んでオレをルテの番にして!
気持ちの向上と、たかのぼる興奮に目頭に涙がたまる、それさえ奪っていくフォルテ。
「ウググッ――タヤが欲しい。はやく挿れたい」
「オレもルテが欲しい……噛んで、オレの全部を奪ってほしい」
「ああ、奪う! 私の誕生日にタヤのすべてをもらい、番にする――番にして、愛して、いっしょうタヤを離さない!」
「嬉しい、その日を心待ちに待っている」
――この日、2人の熱はまだ引かなかった。
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