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縁日の夜 レオールとセバス(上)
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花火の後。射的の景品にお互いに似た縫いぐるみをゲットした。そして祭りも終わり、後片付けを済ませてコテージに引き上げた。
「セバス、コテージの中にドームを張ってくれ」
「……かしこまりました」
俺たちの周りに、遮音と外から見られないドームが包む。囲まれたことを確認して俺は腹を抱えた。
「はははっ、見たかセバス! アーサーとミッシェルの顔!」
「まったく、お人が悪いですよ、レオール様」
「なんだよ、セバスも乗ってやっていたくせに、俺だけのせいか?」
実はーーセバスにかき氷を食べさせたのはミッシェルにネタを提供と、妹に優しいアーサーがどう出るか見たかったからだ。
花火の灯りで丸見えな2つのテーブル。
「2人の驚く顔。その後、アーサーは楽しそうに側近にかき氷食べさせていたな。ミッシェルたちは何やら真剣に書き物をしていた、ジェダ王子もだが……良い、物語が書けるといいな」
そうですがと、まだ拗ねているセバス。
「楽しかったろ?」
「いいえ、楽しいのはレオール様だけで、私は恥ずかしかったです」
「そうか? でも、ありがとうな。最初に約束した通り1つや2つ、いや何個でもセバスの言うことを聞いてやる。ただし尻に挿れるのは、なしな方向でお願いしたい」
セバスがダメですか? と、俺に瞳を向けて細めた……やばいな、俺とやりたいのか? そうだよな、セバスはまだ、だものな。
覚悟するかな。
「分かった。なんでもいいぞ、何ならいまからでも」
「いいえ、ここではしません。レオール様、散歩に出ませんか?」
「散歩? いいな、行こう」
外に出ると涙の音と夜空に満面な星が見えた。花火も綺麗だったが星はまた格別だ。セバスは足元を照らすライトの灯りを魔法で出した。
行こうかと、足を進めた俺の袖を引っ張った。
「ん、どうした?」
「レオール様、左に側にドームがあります……アーサー弟王子殿下とリュートのようですね」
「アーサー? はぁー俺のせいか……な?」
「レオール様。ただ、2人で星空を眺めているだけかもしれません」
「……そうだな」
セバスの言う通り、2人並んで星を見ているかもな。
「あの、レ、レオール様と手を繋ぎたいです」
いいよと頷き、セバスの手にを握り指を絡めて、恋人繋ぎをした。驚いた様子のセバスだったが、繋いだ矛差しを見て嬉しそうに微笑んだ。
(……可愛い)
それを見て俺の杭はピクッと反応した。
「レオール様、星が綺麗ですね」
「あ? あぁ、星が綺麗だな」
「今日は反応しても我慢してもらいます。明日、別荘に戻ってからです」
俺が反応したのに気付いたのか、セバスはそう言い、意地悪く笑った。
「えっ? 今日はダメなのか!」
「はい、ダメです。なんでも言うことを聞いてくれるのでしょう?」
「あぁ、そうだが」
何でも言うことを聞くと言った。まあいい、後でトイレで抜けばいいか。
その俺の考えもセバスは読んだのか。
「レオール様。あと、お一人でするのも今日はさせません」
「それも! 今日のセバスは意地悪だな」
「はい、意地悪です」
散歩中、セバスは星と俺の反応を見て楽しそうだった。
(いい笑顔だな。いま、キスしたら怒るかな)
ーーしたいな。
「レオール様」
「なんだ?」
セバスに不意をつかれてキスされた。驚き開いた俺の口に、セバスは舌をさしこみ舌を絡めとり、濃厚で淫らな、くちづけをした。
「ん? んっ……セバス?」
「はぁ、レオール様……んっ」
そんな大胆な行動とったセバスに、驚き頬を赤らめた俺を見て「可愛い、レオール様」だと、また意地悪く笑った。
ーーや、やられた。
(セバスめ、くそっ可愛いなぁー!)
「セバス、コテージの中にドームを張ってくれ」
「……かしこまりました」
俺たちの周りに、遮音と外から見られないドームが包む。囲まれたことを確認して俺は腹を抱えた。
「はははっ、見たかセバス! アーサーとミッシェルの顔!」
「まったく、お人が悪いですよ、レオール様」
「なんだよ、セバスも乗ってやっていたくせに、俺だけのせいか?」
実はーーセバスにかき氷を食べさせたのはミッシェルにネタを提供と、妹に優しいアーサーがどう出るか見たかったからだ。
花火の灯りで丸見えな2つのテーブル。
「2人の驚く顔。その後、アーサーは楽しそうに側近にかき氷食べさせていたな。ミッシェルたちは何やら真剣に書き物をしていた、ジェダ王子もだが……良い、物語が書けるといいな」
そうですがと、まだ拗ねているセバス。
「楽しかったろ?」
「いいえ、楽しいのはレオール様だけで、私は恥ずかしかったです」
「そうか? でも、ありがとうな。最初に約束した通り1つや2つ、いや何個でもセバスの言うことを聞いてやる。ただし尻に挿れるのは、なしな方向でお願いしたい」
セバスがダメですか? と、俺に瞳を向けて細めた……やばいな、俺とやりたいのか? そうだよな、セバスはまだ、だものな。
覚悟するかな。
「分かった。なんでもいいぞ、何ならいまからでも」
「いいえ、ここではしません。レオール様、散歩に出ませんか?」
「散歩? いいな、行こう」
外に出ると涙の音と夜空に満面な星が見えた。花火も綺麗だったが星はまた格別だ。セバスは足元を照らすライトの灯りを魔法で出した。
行こうかと、足を進めた俺の袖を引っ張った。
「ん、どうした?」
「レオール様、左に側にドームがあります……アーサー弟王子殿下とリュートのようですね」
「アーサー? はぁー俺のせいか……な?」
「レオール様。ただ、2人で星空を眺めているだけかもしれません」
「……そうだな」
セバスの言う通り、2人並んで星を見ているかもな。
「あの、レ、レオール様と手を繋ぎたいです」
いいよと頷き、セバスの手にを握り指を絡めて、恋人繋ぎをした。驚いた様子のセバスだったが、繋いだ矛差しを見て嬉しそうに微笑んだ。
(……可愛い)
それを見て俺の杭はピクッと反応した。
「レオール様、星が綺麗ですね」
「あ? あぁ、星が綺麗だな」
「今日は反応しても我慢してもらいます。明日、別荘に戻ってからです」
俺が反応したのに気付いたのか、セバスはそう言い、意地悪く笑った。
「えっ? 今日はダメなのか!」
「はい、ダメです。なんでも言うことを聞いてくれるのでしょう?」
「あぁ、そうだが」
何でも言うことを聞くと言った。まあいい、後でトイレで抜けばいいか。
その俺の考えもセバスは読んだのか。
「レオール様。あと、お一人でするのも今日はさせません」
「それも! 今日のセバスは意地悪だな」
「はい、意地悪です」
散歩中、セバスは星と俺の反応を見て楽しそうだった。
(いい笑顔だな。いま、キスしたら怒るかな)
ーーしたいな。
「レオール様」
「なんだ?」
セバスに不意をつかれてキスされた。驚き開いた俺の口に、セバスは舌をさしこみ舌を絡めとり、濃厚で淫らな、くちづけをした。
「ん? んっ……セバス?」
「はぁ、レオール様……んっ」
そんな大胆な行動とったセバスに、驚き頬を赤らめた俺を見て「可愛い、レオール様」だと、また意地悪く笑った。
ーーや、やられた。
(セバスめ、くそっ可愛いなぁー!)
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