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二章 いざ、バオム国へ
7話:美少女(笑)な魔道具職人
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「ほえ? わし、何をしておった?」
ラメッタは目を覚ます。
立ち上がろうとすると、枷を繋ぐ鎖が張ってしまう。
「そうじゃった」
「おい、お前」
「わし、ラメッタという名前がある。ぷいっ」
ラメッタは頬を膨らませると、寝返りを打つようにして男の反対側を向いた。
「ラメッタ、一度枷を外す。これからお前の身元を確認して、どう国と交渉できるのか考えることになった」
「野蛮じゃない?」
「反抗しなければ」
「分かった。それより夕食食べたい」
「朝だぞ」
「ふぁ!」
ラメッタはベッドに座る。
目が泳いでいた。
つまり。
「俺が叫んだら気絶して、一日眠っていたんだ」
「えー。わし、弱すぎん? それで寝てたの?」
「ああ。そうだ、ラメッタは魔法が使えるのか?」
「うむ、いい質問だ。使えぬ」
「俺はエデア王国の人間ほどではないがそれなり使えた」
「使えた? その言い方はまるで」
「つい最近のことだ。今は強力な魔法なら一回、弱い魔法なら三回。一日で使える魔法の限界だ。組織の人間はみんなそうみたいだ。……。ラメッタ、顔色が悪いな。強く拘束しすぎたか」
「そうじゃな、枷まで用意されると苦しくてな、あはははははは」
ラメッタは死んだ目で乾いた笑みを浮かべる。
つい最近『世界樹』を暴走させた、それが理由だろう。
魔法を使えない原因がラメッタにあると知られたら?
「組織の力の低下は無視できないな」
「他の組織も力を落としているのではないか?」
「魔法弱体化の原因も分からない。他の組織だって、なんて楽観すぎる」
「そ、そうじゃなあ。慎重でいいと思う」
男が枷を外すとラメッタは立ち上がった。
痒くなった足首は赤く腫れてしまっている。
「行くぞ」
「うむ。手加減を熱望じゃ」
広間に出る。
床一面に灰色の絨毯が広がっている。
ラメッタは足を踏み入れる。
粗く編んであるため、長時間足を着けていると跡が付きそうだ。
「ほらよ、パンとスープ」
「ふむ」
「それと水だ」
「臭いの」
「これでも飲めるようにしている。初めてなら身体を壊すかもしれないが、直に慣れる」
「まずい」
ラメッタは水を啜る。
小さな舌をペロッと出した。
ちょうど他の人たちもやって来て、ラメッタを値踏みするようにじっと見る。
ラメッタは急いで舌をしまって戦慄している。
「嬢ちゃん、うちの水はまずいか?」
「むむむむむ、ものすごくおいしゅうございました」
「ラメッタ?」
男は笑いを堪えていた。
「こいつらがうちの幹部たちだ。俺はシュヴァルツ、隣の筋肉だけが取り柄の男はヴァイス、そこの栄養が足りてない男がグリューン、お嬢ちゃんの隣の男はブラオン。お嬢ちゃんは」
組織の長は葉巻を加えていた。
煙が部屋全体に広がる。
「わしはラメッタ。先に言っておくぞ、わしは幼い少女じゃ。力はないし権力もない」
「ほう。だがバオムの国王と姫たちに呼ばれていたな。なんの用だ」
「魔王軍との前線に出る」
「お前が? 死ぬだろ」
「そうじゃな。わしを無事に返すつもりなどエデア王国にはない」
「政敵かなんかか?」
「わしは魔道具職人。どうやら優秀すぎた(ために製造した魔法薬が『世界樹』の暴走に繋がった)のがいけないようじゃ」
「そうか。魔道具職人か。その幼さで」
「わし、実は子供じゃないからの。その正体は、七十八歳の大人な女性じゃ!」
場が固まった。
一度七十八歳という話を聞いていたブラオンが「おい」と言っていたが、ラメッタはしたり顔、堂々と背筋を伸ばして長のシュヴァルツの言葉を待つ。
「何言ってるんだ、ガキのくせに」
「本当じゃ。なら、圧倒的な知識と技術を見せよう。魔道具のための道具は持っておるか?」
「使い方は分からないが一部持っている」
「そうか、そうか。なら持ってくるのじゃ。わしの、魔道具職人ラメッタのすごさを披露してやるわ」
「それはいい。嘘だったらどうするだろうな?」
「脅さなくとも良い。じゃあ、そうじゃな。見てもらいたい魔道具を見せよ。調整などしよう。それと」
「なんだ?」
「この絨毯も魔道具じゃな」
長のシュヴァルツは口を手で押さえて笑い声をあげる。
「まさにそうだ。気に入った、交渉材料に使うなんぞもったいない。ラメッタに魔道具を見せるぞ、お前ら。魔道具の改良も新たに製造もできるよな」
「もちろん。最強の魔道具職人とは私のこと。それに見たことがある魔法薬も大体作れるぞ」
「それはいい。野郎ども急げ」
「「はい」」
シュヴァルツはラメッタの目の前に来て胡坐をかいた。
「今、俺たちの組織は魔法が上手く使えなくなって大幅に戦力を失った。もし魔道具により戦力増強できれば仲間として歓迎しよう。ただし」
「なんじゃ?」
「調整の途中で逃げ出したり、想像以下の技術しかなければ獣の餌にでもするからな」
「しつこい男はモテぬぞ。わしは魔道具のプロじゃからな」
ラメッタの前に剣や銃、弓、盾、甲冑などが並ぶ。
手元には綿棒のようなもの、釜とスプーンがある。
さらに薬草や木の枝、虫の死骸に、魔物の角まで。
「そういことじゃな」
「どうした?」
「元々魔道具職人がいた。とびきり優秀な」
「ああ」
「おぬしの仲間ってわけではない。商品を買わせておいてその後魔道具を作る商法をしていた。バオム国の経済力の衰えを察知して逃げていったわけか。ここに並ぶ魔道具は魔族と戦う威力を持つものは少ない。ほとんどが威力を抑えた分即時性に優れた対人間用。魔道具はこれくらいか」
「そうだ」
「武器ばかりじゃな。魔道具は元々生活を豊かにするものじゃが、こうも荒れた国では仕方ない」
ラメッタは口角を上げる。
目の前にいた華奢な少女が綿棒を手に取る。
それから、銃身を優しく拭く。
「わしが大改造してやる」
変化した態度に誰もが息を吞む。
ラメッタは嬉しそうに微笑んでいた。
ラメッタは目を覚ます。
立ち上がろうとすると、枷を繋ぐ鎖が張ってしまう。
「そうじゃった」
「おい、お前」
「わし、ラメッタという名前がある。ぷいっ」
ラメッタは頬を膨らませると、寝返りを打つようにして男の反対側を向いた。
「ラメッタ、一度枷を外す。これからお前の身元を確認して、どう国と交渉できるのか考えることになった」
「野蛮じゃない?」
「反抗しなければ」
「分かった。それより夕食食べたい」
「朝だぞ」
「ふぁ!」
ラメッタはベッドに座る。
目が泳いでいた。
つまり。
「俺が叫んだら気絶して、一日眠っていたんだ」
「えー。わし、弱すぎん? それで寝てたの?」
「ああ。そうだ、ラメッタは魔法が使えるのか?」
「うむ、いい質問だ。使えぬ」
「俺はエデア王国の人間ほどではないがそれなり使えた」
「使えた? その言い方はまるで」
「つい最近のことだ。今は強力な魔法なら一回、弱い魔法なら三回。一日で使える魔法の限界だ。組織の人間はみんなそうみたいだ。……。ラメッタ、顔色が悪いな。強く拘束しすぎたか」
「そうじゃな、枷まで用意されると苦しくてな、あはははははは」
ラメッタは死んだ目で乾いた笑みを浮かべる。
つい最近『世界樹』を暴走させた、それが理由だろう。
魔法を使えない原因がラメッタにあると知られたら?
「組織の力の低下は無視できないな」
「他の組織も力を落としているのではないか?」
「魔法弱体化の原因も分からない。他の組織だって、なんて楽観すぎる」
「そ、そうじゃなあ。慎重でいいと思う」
男が枷を外すとラメッタは立ち上がった。
痒くなった足首は赤く腫れてしまっている。
「行くぞ」
「うむ。手加減を熱望じゃ」
広間に出る。
床一面に灰色の絨毯が広がっている。
ラメッタは足を踏み入れる。
粗く編んであるため、長時間足を着けていると跡が付きそうだ。
「ほらよ、パンとスープ」
「ふむ」
「それと水だ」
「臭いの」
「これでも飲めるようにしている。初めてなら身体を壊すかもしれないが、直に慣れる」
「まずい」
ラメッタは水を啜る。
小さな舌をペロッと出した。
ちょうど他の人たちもやって来て、ラメッタを値踏みするようにじっと見る。
ラメッタは急いで舌をしまって戦慄している。
「嬢ちゃん、うちの水はまずいか?」
「むむむむむ、ものすごくおいしゅうございました」
「ラメッタ?」
男は笑いを堪えていた。
「こいつらがうちの幹部たちだ。俺はシュヴァルツ、隣の筋肉だけが取り柄の男はヴァイス、そこの栄養が足りてない男がグリューン、お嬢ちゃんの隣の男はブラオン。お嬢ちゃんは」
組織の長は葉巻を加えていた。
煙が部屋全体に広がる。
「わしはラメッタ。先に言っておくぞ、わしは幼い少女じゃ。力はないし権力もない」
「ほう。だがバオムの国王と姫たちに呼ばれていたな。なんの用だ」
「魔王軍との前線に出る」
「お前が? 死ぬだろ」
「そうじゃな。わしを無事に返すつもりなどエデア王国にはない」
「政敵かなんかか?」
「わしは魔道具職人。どうやら優秀すぎた(ために製造した魔法薬が『世界樹』の暴走に繋がった)のがいけないようじゃ」
「そうか。魔道具職人か。その幼さで」
「わし、実は子供じゃないからの。その正体は、七十八歳の大人な女性じゃ!」
場が固まった。
一度七十八歳という話を聞いていたブラオンが「おい」と言っていたが、ラメッタはしたり顔、堂々と背筋を伸ばして長のシュヴァルツの言葉を待つ。
「何言ってるんだ、ガキのくせに」
「本当じゃ。なら、圧倒的な知識と技術を見せよう。魔道具のための道具は持っておるか?」
「使い方は分からないが一部持っている」
「そうか、そうか。なら持ってくるのじゃ。わしの、魔道具職人ラメッタのすごさを披露してやるわ」
「それはいい。嘘だったらどうするだろうな?」
「脅さなくとも良い。じゃあ、そうじゃな。見てもらいたい魔道具を見せよ。調整などしよう。それと」
「なんだ?」
「この絨毯も魔道具じゃな」
長のシュヴァルツは口を手で押さえて笑い声をあげる。
「まさにそうだ。気に入った、交渉材料に使うなんぞもったいない。ラメッタに魔道具を見せるぞ、お前ら。魔道具の改良も新たに製造もできるよな」
「もちろん。最強の魔道具職人とは私のこと。それに見たことがある魔法薬も大体作れるぞ」
「それはいい。野郎ども急げ」
「「はい」」
シュヴァルツはラメッタの目の前に来て胡坐をかいた。
「今、俺たちの組織は魔法が上手く使えなくなって大幅に戦力を失った。もし魔道具により戦力増強できれば仲間として歓迎しよう。ただし」
「なんじゃ?」
「調整の途中で逃げ出したり、想像以下の技術しかなければ獣の餌にでもするからな」
「しつこい男はモテぬぞ。わしは魔道具のプロじゃからな」
ラメッタの前に剣や銃、弓、盾、甲冑などが並ぶ。
手元には綿棒のようなもの、釜とスプーンがある。
さらに薬草や木の枝、虫の死骸に、魔物の角まで。
「そういことじゃな」
「どうした?」
「元々魔道具職人がいた。とびきり優秀な」
「ああ」
「おぬしの仲間ってわけではない。商品を買わせておいてその後魔道具を作る商法をしていた。バオム国の経済力の衰えを察知して逃げていったわけか。ここに並ぶ魔道具は魔族と戦う威力を持つものは少ない。ほとんどが威力を抑えた分即時性に優れた対人間用。魔道具はこれくらいか」
「そうだ」
「武器ばかりじゃな。魔道具は元々生活を豊かにするものじゃが、こうも荒れた国では仕方ない」
ラメッタは口角を上げる。
目の前にいた華奢な少女が綿棒を手に取る。
それから、銃身を優しく拭く。
「わしが大改造してやる」
変化した態度に誰もが息を吞む。
ラメッタは嬉しそうに微笑んでいた。
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