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9章 驕り少女が我儘すぎる!123~
その9 ヒウタとクリスマスⅡ
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クリスマスパーティは混沌としていた。
ヒウタの隣にはカワクロとトアオがいる。
「ヒウタさん、ヒウタさん。これ食べました?」
トアオはフライドポテトにケチャップを付けて食べる。
「食べたよ。皮付きの分、歯応えがしっかりしてて美味しいな」
「ですよね、ですよね!」
トアオは、ヒウタに返答をもらって嬉しそうに言う。
椅子に座っていなかったら飛び跳ねていただろう。
が。
「ヒウタ、メロンソーダおかわりなの。コウミたんがデートオオオ、飲まなきゃやってられないわ。ヒウタ、アルコールはないなの?」
「あら、ないですけど」
家の主トアオは不機嫌な表情で言う。
それもそのはずせっかくのヒウタタイムが邪魔されたのだ。
ヒウタの本命の仕業となれば穏やかにいられるはずもない。
「分かったなの、ん、メロンソーダ」
「はい、どうぞ」
「ありがと」
カワクロはお礼を言うと料理を取り皿へ。
トアオはムスッとしていた。
「アキトヨちゃんは最近元気そうだな」
「お陰様です。トアオちゃんと友達になることができて。この料理すごいですよね、なんでもできるんですね!」
アキトヨは憧れのシュイロとたくさん話せて満足そうだった。
シュイロもアキトヨのことは妹のように扱っているらしく、近況報告を聞きながら頷いている。
「よく頑張っているな」
「シュイロさんに褒められるなんて、えへへ」
アキトヨは喧嘩が強く頭も切れるため、『怒り少女』として恐れられているが、シュイロの前では牙を全く出さないようだ。
シュイロが作った料理について一つ一つ聞きながら楽しそうにしている。
「コウミたん、コウミたん、コウミたん」
「むー。トアオさん、コウミって誰ですか。いつまでもヒウタさんと近い距離で話しててあんまりですう!」
「もしかしてヒウタが好きなの? 必死だから」
「くっ、本命少女の余裕。私どうすれば、こういうときに運ちゃんがいれば次なる手を、でも私は一人でも生きていかねばならないのに、くっそお」
トアオは誰にも聞こえない声で早口で呟く。
口から闇が煙のようにもくもくと溢れてもおかしくない。
それだけ呪詛の塊のようなのだ。
「トアオちゃん?」
カワクロは返答を迫った。
間に挟まれたヒウタとしては気まずく、緊迫感ある状況であった。
「好きだから必死です。かわいいからってめちゃくちゃですから」
「何が?」
「ヒウタさんに色目使っていろいろ任せて」
それはトアオもだろ、と言いたげなヒウタは。
ややこしくなりそうなので飲み込む。
家に呼ばれて家事をやることになったのは記憶に新しい。
トアオがお願いしたわけではないが、物の置き場がない台所や服が散らばって足場のない寝室を見ると我慢できなくなったのだ。それに、出掛けるときは何度か背負わされたこともある。
「いや、色目なんかなの。大体私は過去問とか渡してるからただじゃない。コウミたんのときもシフユのときもお礼してるなの」
「一緒にいるだけでお礼になるのはいいですね。分かりました、私帰ります」
トアオは立ち上がってしまった。
カワクロは目を見開いて驚いている。
「ここ、トアオちゃんの家でしょ? どこに帰るの」
「研究室に引き籠もります。探さないでください」
「私は一緒にいることをお礼にはしない」
「そのようです。落ち着きます。見苦しいことお見せしました」
トアオは座り直した。
幸いにもアキトヨとシュイロは会話に熱中していて見ていない。
「よし、そろそろケーキ食べるか」
「そうですね!」
アキトヨは空皿を流しに運ぶ。
シュイロも手を動かすと、ヒウタも進んで手伝った。
トアオとカワクロは椅子に座ったまま動かない。
「私のケーキだから。これも日頃のお礼なの」
「それなら私には必要ないです、どうぞ」
「そういう意味じゃなくて」
「悪いのはヒウタさんとシュイロさんですが、キヌイさんが危害を加えようとしているみたいです」
「聞いてるなの」
「ここに住みたくないでしょう?」
「コウミたんと離れるわけにはいかないなの」
「どうやって守ればいいのか分からない。カワクロさんが狙われる理由も守る理由もヒウタさんの好きな人だから、特別な人だから。悔しいけど私は守るつもり」
「ありがと。私は極力存在感消して、ヒウタの中での優先順位が下がるように努めるなの」
「違う」
トアオの声はカワクロに届かない。
ケーキが運ばれてきた。
ホワイトチョコを削ったものが雪をイメージして乗っている。
スポンジもチョコが練り込まれている。
「美味しい!」
「本当ですね!」
アキトヨとシュイロは頬を緩ませて幸せそうに食べる。
カワクロは得意げな表情で口に運び、舌に乗せるとあまりの濃厚さに時が止まる。
今回のケーキも上手くできたらしい。基本的はプロデュースをするのがカワクロの仕事だが、シュイロたちが食べるものであるためカワクロ自らの手で作っていた。
「できてる」
「美味しいです。ホワイトチョコが良い。生クリームも口溶けが良くて、つい笑顔になってしまいますね」
「あまりに汚い笑顔だから変顔だと思ったの」
カワクロは間髪入れずに毒を吐く。
「ヒウタさんはそこがかわいいんですう」
トアオがフォローしてくるが、かわいいは馬鹿にしてないかと不安になるヒウタであった。ケーキを食べ終えてアキトヨは帰っていった。
「カワクロさん今日は泊まるべきです」
「私がいたら嫌なの」
「仕方ないです。今日は危険なので、シュイロさんも説得をお願いします」
「らしい。キヌイちゃんの件は私のせいだ。少なくとも今日だけは頼みたい」
「分かったなの。今日は私も嫌な予感。帰りたくない」
カワクロも泊まることになった。
風呂はカワクロ、シュイロ、トアオの順で入る。猫のようなトアオが食事を終えると床で転がって寝てしまった。女性から先の空気があったため、ヒウタはアキトヨの後に一時間半ほど待つ。
「トアオさん!」
「更衣室まで運んでください」
トアオを起こして運び。
「着替えお願いします」
「はい、これ」
「下着もですけど」
「なんでだよ!」
「身体洗ってください、浴槽一緒に入ってください、ヒウタさんの膝の上ですよ」
「嫌だよ?」
カワクロもシュイロも眠ってしまった時間にヒウタは入浴時間が来た。
「ヒウタさん」
か弱い声。
「入って来ちゃ駄目ですから」
「私が裸でもですか? 互いに見せるならお相子ですけど」
「どういうことだよ」
「でも、入りませんよ。まだナイスバディで悩殺余裕ではないので。そうでなくて話したいのです」
「更衣室にいるよね? 声が聞こえるし」
「気が休まりませんか? 女性の声があると」
「大丈夫ですけど」
「今日はごめんなさい。カワクロさんを刺激するようなことをしてしまって」
「本当だよ」
「……怒ってますよね?」
「多少はね」
「私ヒウタさんが大好きです。でもいつまでも待ってるかは分かりませんよ?」
ヒウタはシャワーで頭を流す。
そして。
「ごめん」
「ずるいです」
「分かってる」
「なら、まだまだ待ってます」
「ああ。そろそろ出る」
「分かりました」
ヒウタが言うと、トアオは静かにした。
それからヒウタが浴室を出る。
「あ、え?」
「きゃあああああ!」
トアオは目を両手で隠して、しかし隙間を広げて見えるようにしながら、ヒウタを迎える。
「いや、更衣室から出ろって意味だよ?」
「え?」
「分からないふりできるかあ!」
ヒウタは吠えた。
ヒウタの隣にはカワクロとトアオがいる。
「ヒウタさん、ヒウタさん。これ食べました?」
トアオはフライドポテトにケチャップを付けて食べる。
「食べたよ。皮付きの分、歯応えがしっかりしてて美味しいな」
「ですよね、ですよね!」
トアオは、ヒウタに返答をもらって嬉しそうに言う。
椅子に座っていなかったら飛び跳ねていただろう。
が。
「ヒウタ、メロンソーダおかわりなの。コウミたんがデートオオオ、飲まなきゃやってられないわ。ヒウタ、アルコールはないなの?」
「あら、ないですけど」
家の主トアオは不機嫌な表情で言う。
それもそのはずせっかくのヒウタタイムが邪魔されたのだ。
ヒウタの本命の仕業となれば穏やかにいられるはずもない。
「分かったなの、ん、メロンソーダ」
「はい、どうぞ」
「ありがと」
カワクロはお礼を言うと料理を取り皿へ。
トアオはムスッとしていた。
「アキトヨちゃんは最近元気そうだな」
「お陰様です。トアオちゃんと友達になることができて。この料理すごいですよね、なんでもできるんですね!」
アキトヨは憧れのシュイロとたくさん話せて満足そうだった。
シュイロもアキトヨのことは妹のように扱っているらしく、近況報告を聞きながら頷いている。
「よく頑張っているな」
「シュイロさんに褒められるなんて、えへへ」
アキトヨは喧嘩が強く頭も切れるため、『怒り少女』として恐れられているが、シュイロの前では牙を全く出さないようだ。
シュイロが作った料理について一つ一つ聞きながら楽しそうにしている。
「コウミたん、コウミたん、コウミたん」
「むー。トアオさん、コウミって誰ですか。いつまでもヒウタさんと近い距離で話しててあんまりですう!」
「もしかしてヒウタが好きなの? 必死だから」
「くっ、本命少女の余裕。私どうすれば、こういうときに運ちゃんがいれば次なる手を、でも私は一人でも生きていかねばならないのに、くっそお」
トアオは誰にも聞こえない声で早口で呟く。
口から闇が煙のようにもくもくと溢れてもおかしくない。
それだけ呪詛の塊のようなのだ。
「トアオちゃん?」
カワクロは返答を迫った。
間に挟まれたヒウタとしては気まずく、緊迫感ある状況であった。
「好きだから必死です。かわいいからってめちゃくちゃですから」
「何が?」
「ヒウタさんに色目使っていろいろ任せて」
それはトアオもだろ、と言いたげなヒウタは。
ややこしくなりそうなので飲み込む。
家に呼ばれて家事をやることになったのは記憶に新しい。
トアオがお願いしたわけではないが、物の置き場がない台所や服が散らばって足場のない寝室を見ると我慢できなくなったのだ。それに、出掛けるときは何度か背負わされたこともある。
「いや、色目なんかなの。大体私は過去問とか渡してるからただじゃない。コウミたんのときもシフユのときもお礼してるなの」
「一緒にいるだけでお礼になるのはいいですね。分かりました、私帰ります」
トアオは立ち上がってしまった。
カワクロは目を見開いて驚いている。
「ここ、トアオちゃんの家でしょ? どこに帰るの」
「研究室に引き籠もります。探さないでください」
「私は一緒にいることをお礼にはしない」
「そのようです。落ち着きます。見苦しいことお見せしました」
トアオは座り直した。
幸いにもアキトヨとシュイロは会話に熱中していて見ていない。
「よし、そろそろケーキ食べるか」
「そうですね!」
アキトヨは空皿を流しに運ぶ。
シュイロも手を動かすと、ヒウタも進んで手伝った。
トアオとカワクロは椅子に座ったまま動かない。
「私のケーキだから。これも日頃のお礼なの」
「それなら私には必要ないです、どうぞ」
「そういう意味じゃなくて」
「悪いのはヒウタさんとシュイロさんですが、キヌイさんが危害を加えようとしているみたいです」
「聞いてるなの」
「ここに住みたくないでしょう?」
「コウミたんと離れるわけにはいかないなの」
「どうやって守ればいいのか分からない。カワクロさんが狙われる理由も守る理由もヒウタさんの好きな人だから、特別な人だから。悔しいけど私は守るつもり」
「ありがと。私は極力存在感消して、ヒウタの中での優先順位が下がるように努めるなの」
「違う」
トアオの声はカワクロに届かない。
ケーキが運ばれてきた。
ホワイトチョコを削ったものが雪をイメージして乗っている。
スポンジもチョコが練り込まれている。
「美味しい!」
「本当ですね!」
アキトヨとシュイロは頬を緩ませて幸せそうに食べる。
カワクロは得意げな表情で口に運び、舌に乗せるとあまりの濃厚さに時が止まる。
今回のケーキも上手くできたらしい。基本的はプロデュースをするのがカワクロの仕事だが、シュイロたちが食べるものであるためカワクロ自らの手で作っていた。
「できてる」
「美味しいです。ホワイトチョコが良い。生クリームも口溶けが良くて、つい笑顔になってしまいますね」
「あまりに汚い笑顔だから変顔だと思ったの」
カワクロは間髪入れずに毒を吐く。
「ヒウタさんはそこがかわいいんですう」
トアオがフォローしてくるが、かわいいは馬鹿にしてないかと不安になるヒウタであった。ケーキを食べ終えてアキトヨは帰っていった。
「カワクロさん今日は泊まるべきです」
「私がいたら嫌なの」
「仕方ないです。今日は危険なので、シュイロさんも説得をお願いします」
「らしい。キヌイちゃんの件は私のせいだ。少なくとも今日だけは頼みたい」
「分かったなの。今日は私も嫌な予感。帰りたくない」
カワクロも泊まることになった。
風呂はカワクロ、シュイロ、トアオの順で入る。猫のようなトアオが食事を終えると床で転がって寝てしまった。女性から先の空気があったため、ヒウタはアキトヨの後に一時間半ほど待つ。
「トアオさん!」
「更衣室まで運んでください」
トアオを起こして運び。
「着替えお願いします」
「はい、これ」
「下着もですけど」
「なんでだよ!」
「身体洗ってください、浴槽一緒に入ってください、ヒウタさんの膝の上ですよ」
「嫌だよ?」
カワクロもシュイロも眠ってしまった時間にヒウタは入浴時間が来た。
「ヒウタさん」
か弱い声。
「入って来ちゃ駄目ですから」
「私が裸でもですか? 互いに見せるならお相子ですけど」
「どういうことだよ」
「でも、入りませんよ。まだナイスバディで悩殺余裕ではないので。そうでなくて話したいのです」
「更衣室にいるよね? 声が聞こえるし」
「気が休まりませんか? 女性の声があると」
「大丈夫ですけど」
「今日はごめんなさい。カワクロさんを刺激するようなことをしてしまって」
「本当だよ」
「……怒ってますよね?」
「多少はね」
「私ヒウタさんが大好きです。でもいつまでも待ってるかは分かりませんよ?」
ヒウタはシャワーで頭を流す。
そして。
「ごめん」
「ずるいです」
「分かってる」
「なら、まだまだ待ってます」
「ああ。そろそろ出る」
「分かりました」
ヒウタが言うと、トアオは静かにした。
それからヒウタが浴室を出る。
「あ、え?」
「きゃあああああ!」
トアオは目を両手で隠して、しかし隙間を広げて見えるようにしながら、ヒウタを迎える。
「いや、更衣室から出ろって意味だよ?」
「え?」
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