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48話 8Dレポートによる対策 1
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シルビアと一緒に隣の街まで行き、そこで塩を輸送する商隊の護衛任務を受ける事になった。
俺は経験がないので、一番下の木等級の冒険者登録証が発行された。
尚、シルビアは銀等級となっている。
時刻は夕方となり、日が西へと大きく傾いている。
二人で街の外へと向かって歩いていると、向こうからスターレットがやってくるのが見えた。
彼女も革の鎧にショートソードという出で立ちで、他の冒険者と一緒に歩いてくるので、冒険が終わったのだろう。
向こうもこちらに気が付いたようで、慌てて走ってくる。
「アルト、シルビアと一緒にどこに行くの?」
スターレットに訊かれるが、流石に詳しい事は教えられない。
「これからちょっと旅に出るんだけど。暫く帰ってこられないとは思うけど、心配しないで」
そう答えたら、露骨に不機嫌な表情を浮かべた。
対応を間違ったか。
「どうして誘ってくれないのよ!」
「いや、見当たらなかったし……」
言い訳してみたが苦しいな。
そもそも極秘の依頼なので、部外者のスターレットに言うわけにもいかない。
まさかこんなところで遭遇するとは、タイミングが悪かったな。
「私も一緒に行くからね」
「でも、今一緒に冒険してきた人たちと報酬を分けるんでしょ。急ぐから待っていられないよ」
「報酬は後で貰うから大丈夫。知らない人達じゃないから」
スターレットはそう言った。
確かに、何かの都合で冒険者ギルドで報酬を受け取るときに同席出来ない冒険者のために、冒険者ギルドでは買取価格を含めた報酬の記録を残している。
流石に10年後とかでは記録は残っていないだろうが、一か月後くらいであれば問題なく照会できる。
スターレットは走って仲間の元へ帰ると、何か話してこちらに戻ってきた。
「話はついたから、今から一緒にいくからね」
「隣町までいくんだけど、荷物はあるの?」
「一週間分くらいなら保存食もあるから」
迷宮から帰ってきたので、それなりに冒険に出る準備は出来ていた。
遭難に備えて食糧なども多めに持っていたようだな。
俺はシルビアに助けを求めるように視線を投げた。
彼女も肩をすくめる。
「一緒に行くしかないでしょ」
「シルビアもああやって認めてくれた事だし、一緒に行くからね」
こうして三人で隣町に向かう事になった。
途中でスターレットにも今回の目的を話す。
ついてくるとなった以上は隠しきれないだろうし、スターレットにも冒険者としての守秘義務が発生するので、他人に喋るような事はないだろう。
「それで、塩の輸送を邪魔している連中を退治出来るの?」
スターレットは一通り話を聞くと、俺にそう質問してきた。
「8Dレポートに則って問題解決をしていくから大丈夫だよ」
「8Dレポート?」
俺はスターレットに8Dレポートの概要を説明する。
8Dレポートはフォードで開発された問題解決システムであり、現在多くの自動車関連企業で使われている。
ただ、色々と手を加えられているので、全く同じというわけではないがな。
そんなシステムの流れに沿って今回も解決方法を見つけていくわけだ。
まずはチーム編成。
これは今回は俺とシルビアだ。
ギルド長はこれで問題ないと判断している。
それに後からスターレットが加わったが、これは偶然だな。
そして次に問題の定義。
これは塩の輸送が滞って、価格が上昇しているって事だ。
それに対しての暫定対策が俺のスキルによる塩の供給。
これで当面の価格上昇は対策出来た。
次は根本原因の調査だな。
盗賊が襲っているが、それが塩の輸送に集中しているのは何か理由があるはずだ。
それは何故なのか。
これを調査しないと是正処置が打てない。
貧困からの犯罪であれば、これだけ被害が塩の輸送商隊に偏る事もないだろう。
盗賊の襲撃の裏に、もっと深い理由があるはずだ。
「その流れに沿って行けば解決できそうだね」
スターレットも理解してくれたようだ。
ただ、ここからが難しいんだけどな。
不良の真因を掴むのもそうだし、盗賊の目的を掴むのもだ。
捕まえて目的を吐かせるにしても、本当のことを言うのかも怪しいし、そもそも護衛の付いていた商隊が一度も勝てないとなると、俺達もどうなるかわかったものじゃないな。
これなら命の危険がないぶんだけ、前世の不良対策の方がましだ。
転生してもう一度品管になるのは今度こそご遠慮したいのだが。
行きの道中は特に問題も無く、あっさりと隣り街に辿り着いた。
途中襲われている商隊でもあればよかったのだが、そんなものは全く無かった。
それなりに治安がいいのに、どうして塩を運ぶ商隊だけが被害にあうのか、俺でなくとも気が付くな。
そして、冒険者ギルドに顔を出して、そこのギルド長と会って今回のおとり捜査の依頼を受けることになった。
塩の輸送をする商人は、冒険者が変装して見破られると不味いので、本当の商人にお願いしてある。
といっても、元々は冒険者をしていた人で、一財産築くことが出来たので、その資本を元に商売を始めたという経歴なので、襲撃された際には自分の身を守るくらいの事はしてもらえそうだ。
パニックになってこちらの足を引っ張られると厄介なので、こうした人選はとてもありがたい。
商人はそんなわけで問題なかったのだが、ここで合流した護衛に問題があった。
金アルマイトのようなブロンドに長い耳。
そして見たことのある顔。
以前助けたエルフのアスカだった。
「何してるの?」
「それはこっちの台詞よ」
俺はアスカに質問したが、かなり強い口調で言い返されてしまった。
「人間社会で生きていくにはお金が必要だから、こうやって冒険者として稼いでいる。もう銀等級まで上がった」
そういって、銀等級の冒険者登録証を俺の目の前につき出してくる。
「で、あんたは?」
「木等級だけど」
「はんっ」
侮蔑とまではいかないが、あからさまに見下した態度を見せてくれた。
命の恩人なんだけどなー。
「この前のお礼に、今度は私が守ってあげる」
アスカは胸を張った。
最初からそう言えばいいのにね。
と思っていたら、スターレットが俺とアスカの間に割り込んできた。
「アルトより弱いくせに、守れるわけないでしょ」
「そんなことない。あれからいくつもの依頼をこなして、冒険者としての経験を積んだんだから」
確かにアスカの言うとおり、この短期間で銀等級まで上がっているので、それなりの経験は積んでるんだろうな。
以前力量評価の方法を提案したのだが、それの例外、特例として短期間で等級が上がる事もある。
元々軍隊で戦闘の経験があったりすると、スタート地点が違うからだ。
単なる戦闘力だけではなく、罠に対する知識とかも必要になるが、軍隊ならばもちろんそういった知識も得られる。
その点、チートスキルがあるが、経験が無い俺は等級は木なのだ。
毎日迷宮に潜って実績を残せば、特例は俺にも適用されるとは思う。
だが、それは本来の仕事じゃないからな。
工程能力の無い製品で、修正の応援に行ってる間接部門の社員が、いつの間にか加工スキルがつくようなもんだ。
作業者としても優秀なのだが本来の仕事は間接業務なので、そのまま製造で仕事を続けるわけにもいかない。
それと同じだな。
ふと、いつの間にか品質管理として生きていくつもりになっている自分に気が付く。
ジョブが固定されている世界だから、転職も簡単には出来やしないが、なんだかんだで今回の人生も品質管理であることを受け入れているのか。
「ちょっと、アルトもこの女になんか一言言ってあげてよ」
俺が今回の人生について考えていると、スターレットに呼ばれて現実に引き戻された。
それにしても、随分と仲が悪いなあ。
8Dレポートの一番最初のチーム作成で躓いていたら、問題解決なんてできやしないぞ。
「まあまあ、アスカもそれなりの実力者なんだから、今回は一緒に依頼をこなす仲間として受け入れたらどうかな?純粋にこの前のお礼っていうのなら、それはそれでいいんじゃないかな」
「スターレット気にしすぎ。彼女でもないくせに」
アスカのその言葉にスターレットがカチンと来た。
語気を強めて言い返す。
「彼女です!」
「私は認めない」
「なんでアスカの許可が必要なのよ!」
二人が姦しく言い争っていると、シルビアが拳骨を落とした。
「二人ともはしゃぎすぎ。今回の依頼は冒険者ギルドの調査部もやられるような相手なのよ。少しは真面目にやりなさい」
「「はい……」」
こうしてやっとステラに向かって出発することとなった。
8Dレポートのストーリーに則れば、この後は根本原因を探って是正処置を実施し、その検証を経て水平展開となる。
盗賊に襲われるという事象の根本原因が貧困であれば、貧困対策が必要になるし、宗教的な理由であれば改宗や教義の変更が求められる。
宗教的な理由で塩の輸送を襲うとか、そんなことは無いとは思うが、あったらそういった対処が必要になるな。
それの水平展開って何だろうか?
宗教の禁止?
それだと世界中で宗教戦争になるな。
この世界は一神教だけど、教義については様々ある。
○○派っていう派閥対立もあるとかで、探せば塩を神聖視している教義もあるかもしれないな。
神が実在するのに教義が多数あるっていうのも変な話だが、それが事実であるのだから仕方がない。
出来ればもっと簡単な理由だといいな。
塩の買い占め、独占を狙った組織的な犯罪とかなら、その組織を潰せば解決だし水平展開もいらない。
それが世界的な組織のステラ支部とかになっていたりすると、水平展開で世界中を巡らなくてはならいか。
いずれにしても、何故塩の商隊を狙ったのかを確認せねば。
何故を5回繰り返し真因にたどり着くためにも、まずは襲撃犯の生け捕りだよな。
なんか、わざと不良を作って次工程に流していた作業者を捕まえた時みたいで、不謹慎だがちょっとワクワクしている。
さあ、襲撃犯よ襲ってこい。
俺は経験がないので、一番下の木等級の冒険者登録証が発行された。
尚、シルビアは銀等級となっている。
時刻は夕方となり、日が西へと大きく傾いている。
二人で街の外へと向かって歩いていると、向こうからスターレットがやってくるのが見えた。
彼女も革の鎧にショートソードという出で立ちで、他の冒険者と一緒に歩いてくるので、冒険が終わったのだろう。
向こうもこちらに気が付いたようで、慌てて走ってくる。
「アルト、シルビアと一緒にどこに行くの?」
スターレットに訊かれるが、流石に詳しい事は教えられない。
「これからちょっと旅に出るんだけど。暫く帰ってこられないとは思うけど、心配しないで」
そう答えたら、露骨に不機嫌な表情を浮かべた。
対応を間違ったか。
「どうして誘ってくれないのよ!」
「いや、見当たらなかったし……」
言い訳してみたが苦しいな。
そもそも極秘の依頼なので、部外者のスターレットに言うわけにもいかない。
まさかこんなところで遭遇するとは、タイミングが悪かったな。
「私も一緒に行くからね」
「でも、今一緒に冒険してきた人たちと報酬を分けるんでしょ。急ぐから待っていられないよ」
「報酬は後で貰うから大丈夫。知らない人達じゃないから」
スターレットはそう言った。
確かに、何かの都合で冒険者ギルドで報酬を受け取るときに同席出来ない冒険者のために、冒険者ギルドでは買取価格を含めた報酬の記録を残している。
流石に10年後とかでは記録は残っていないだろうが、一か月後くらいであれば問題なく照会できる。
スターレットは走って仲間の元へ帰ると、何か話してこちらに戻ってきた。
「話はついたから、今から一緒にいくからね」
「隣町までいくんだけど、荷物はあるの?」
「一週間分くらいなら保存食もあるから」
迷宮から帰ってきたので、それなりに冒険に出る準備は出来ていた。
遭難に備えて食糧なども多めに持っていたようだな。
俺はシルビアに助けを求めるように視線を投げた。
彼女も肩をすくめる。
「一緒に行くしかないでしょ」
「シルビアもああやって認めてくれた事だし、一緒に行くからね」
こうして三人で隣町に向かう事になった。
途中でスターレットにも今回の目的を話す。
ついてくるとなった以上は隠しきれないだろうし、スターレットにも冒険者としての守秘義務が発生するので、他人に喋るような事はないだろう。
「それで、塩の輸送を邪魔している連中を退治出来るの?」
スターレットは一通り話を聞くと、俺にそう質問してきた。
「8Dレポートに則って問題解決をしていくから大丈夫だよ」
「8Dレポート?」
俺はスターレットに8Dレポートの概要を説明する。
8Dレポートはフォードで開発された問題解決システムであり、現在多くの自動車関連企業で使われている。
ただ、色々と手を加えられているので、全く同じというわけではないがな。
そんなシステムの流れに沿って今回も解決方法を見つけていくわけだ。
まずはチーム編成。
これは今回は俺とシルビアだ。
ギルド長はこれで問題ないと判断している。
それに後からスターレットが加わったが、これは偶然だな。
そして次に問題の定義。
これは塩の輸送が滞って、価格が上昇しているって事だ。
それに対しての暫定対策が俺のスキルによる塩の供給。
これで当面の価格上昇は対策出来た。
次は根本原因の調査だな。
盗賊が襲っているが、それが塩の輸送に集中しているのは何か理由があるはずだ。
それは何故なのか。
これを調査しないと是正処置が打てない。
貧困からの犯罪であれば、これだけ被害が塩の輸送商隊に偏る事もないだろう。
盗賊の襲撃の裏に、もっと深い理由があるはずだ。
「その流れに沿って行けば解決できそうだね」
スターレットも理解してくれたようだ。
ただ、ここからが難しいんだけどな。
不良の真因を掴むのもそうだし、盗賊の目的を掴むのもだ。
捕まえて目的を吐かせるにしても、本当のことを言うのかも怪しいし、そもそも護衛の付いていた商隊が一度も勝てないとなると、俺達もどうなるかわかったものじゃないな。
これなら命の危険がないぶんだけ、前世の不良対策の方がましだ。
転生してもう一度品管になるのは今度こそご遠慮したいのだが。
行きの道中は特に問題も無く、あっさりと隣り街に辿り着いた。
途中襲われている商隊でもあればよかったのだが、そんなものは全く無かった。
それなりに治安がいいのに、どうして塩を運ぶ商隊だけが被害にあうのか、俺でなくとも気が付くな。
そして、冒険者ギルドに顔を出して、そこのギルド長と会って今回のおとり捜査の依頼を受けることになった。
塩の輸送をする商人は、冒険者が変装して見破られると不味いので、本当の商人にお願いしてある。
といっても、元々は冒険者をしていた人で、一財産築くことが出来たので、その資本を元に商売を始めたという経歴なので、襲撃された際には自分の身を守るくらいの事はしてもらえそうだ。
パニックになってこちらの足を引っ張られると厄介なので、こうした人選はとてもありがたい。
商人はそんなわけで問題なかったのだが、ここで合流した護衛に問題があった。
金アルマイトのようなブロンドに長い耳。
そして見たことのある顔。
以前助けたエルフのアスカだった。
「何してるの?」
「それはこっちの台詞よ」
俺はアスカに質問したが、かなり強い口調で言い返されてしまった。
「人間社会で生きていくにはお金が必要だから、こうやって冒険者として稼いでいる。もう銀等級まで上がった」
そういって、銀等級の冒険者登録証を俺の目の前につき出してくる。
「で、あんたは?」
「木等級だけど」
「はんっ」
侮蔑とまではいかないが、あからさまに見下した態度を見せてくれた。
命の恩人なんだけどなー。
「この前のお礼に、今度は私が守ってあげる」
アスカは胸を張った。
最初からそう言えばいいのにね。
と思っていたら、スターレットが俺とアスカの間に割り込んできた。
「アルトより弱いくせに、守れるわけないでしょ」
「そんなことない。あれからいくつもの依頼をこなして、冒険者としての経験を積んだんだから」
確かにアスカの言うとおり、この短期間で銀等級まで上がっているので、それなりの経験は積んでるんだろうな。
以前力量評価の方法を提案したのだが、それの例外、特例として短期間で等級が上がる事もある。
元々軍隊で戦闘の経験があったりすると、スタート地点が違うからだ。
単なる戦闘力だけではなく、罠に対する知識とかも必要になるが、軍隊ならばもちろんそういった知識も得られる。
その点、チートスキルがあるが、経験が無い俺は等級は木なのだ。
毎日迷宮に潜って実績を残せば、特例は俺にも適用されるとは思う。
だが、それは本来の仕事じゃないからな。
工程能力の無い製品で、修正の応援に行ってる間接部門の社員が、いつの間にか加工スキルがつくようなもんだ。
作業者としても優秀なのだが本来の仕事は間接業務なので、そのまま製造で仕事を続けるわけにもいかない。
それと同じだな。
ふと、いつの間にか品質管理として生きていくつもりになっている自分に気が付く。
ジョブが固定されている世界だから、転職も簡単には出来やしないが、なんだかんだで今回の人生も品質管理であることを受け入れているのか。
「ちょっと、アルトもこの女になんか一言言ってあげてよ」
俺が今回の人生について考えていると、スターレットに呼ばれて現実に引き戻された。
それにしても、随分と仲が悪いなあ。
8Dレポートの一番最初のチーム作成で躓いていたら、問題解決なんてできやしないぞ。
「まあまあ、アスカもそれなりの実力者なんだから、今回は一緒に依頼をこなす仲間として受け入れたらどうかな?純粋にこの前のお礼っていうのなら、それはそれでいいんじゃないかな」
「スターレット気にしすぎ。彼女でもないくせに」
アスカのその言葉にスターレットがカチンと来た。
語気を強めて言い返す。
「彼女です!」
「私は認めない」
「なんでアスカの許可が必要なのよ!」
二人が姦しく言い争っていると、シルビアが拳骨を落とした。
「二人ともはしゃぎすぎ。今回の依頼は冒険者ギルドの調査部もやられるような相手なのよ。少しは真面目にやりなさい」
「「はい……」」
こうしてやっとステラに向かって出発することとなった。
8Dレポートのストーリーに則れば、この後は根本原因を探って是正処置を実施し、その検証を経て水平展開となる。
盗賊に襲われるという事象の根本原因が貧困であれば、貧困対策が必要になるし、宗教的な理由であれば改宗や教義の変更が求められる。
宗教的な理由で塩の輸送を襲うとか、そんなことは無いとは思うが、あったらそういった対処が必要になるな。
それの水平展開って何だろうか?
宗教の禁止?
それだと世界中で宗教戦争になるな。
この世界は一神教だけど、教義については様々ある。
○○派っていう派閥対立もあるとかで、探せば塩を神聖視している教義もあるかもしれないな。
神が実在するのに教義が多数あるっていうのも変な話だが、それが事実であるのだから仕方がない。
出来ればもっと簡単な理由だといいな。
塩の買い占め、独占を狙った組織的な犯罪とかなら、その組織を潰せば解決だし水平展開もいらない。
それが世界的な組織のステラ支部とかになっていたりすると、水平展開で世界中を巡らなくてはならいか。
いずれにしても、何故塩の商隊を狙ったのかを確認せねば。
何故を5回繰り返し真因にたどり着くためにも、まずは襲撃犯の生け捕りだよな。
なんか、わざと不良を作って次工程に流していた作業者を捕まえた時みたいで、不謹慎だがちょっとワクワクしている。
さあ、襲撃犯よ襲ってこい。
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