212 / 439
第211話 新人教育
しおりを挟む
新型コロナウイルスの影響で、新規立ち上げや体制監査などは全て延期になりました。
生産は少しはしておりますが、監査がないので比較的暇です。
じゃあ、何で小説の更新が遅いのか?
それは、1日20時間位金融商品のトレードをしているからです!
仕事しろよっ!!って言われそうですが。
休業補償を貰って仕事もせずに、朝から晩までトレードしていて、ダブルでお金が入ってくる。
これで各種税金も減税されたり、給付金が出たりと、完全に焼け太り状態です。
あとはコロナウイルスのワクチンが出きるまで何とか罹患しないようにするだけですね。
そうそう、東日本大震災の時は、不具合対策を確認しにくるはずだったお客が、予定を無期限延期と言ったので、そのまま忘れてくれたらいいのにと思っていましたが、半年後にしっかり監査をされました。
忘れてくれてもよかったんやで。
今回もきっと監査は無くなった訳ではなくて、延期になっただけなんだろうなー。
それでは本編いってみましょう。
「新人教育?」
「そうよ。冒険者ギルドもたまには新人を雇うから、その教育をするわけね」
シルビアと俺は冒険者ギルドが雇った新人の教育をすることになったらしい。
昼食をティーノの店でとり、戻ってきたらロビーで待っていたシルビアにそう伝えられたのだ。
シルビアは先にギルド長に指示を受けたそうだ。
義務教育など無い世界なので、学校を出て就職するという訳ではない。
かくいう俺もギルド長に拾われてここで働き始めたわけで、新年度になったからと云うものではなかったな。
それにしても新人教育か。
前世で新社会人になったときは、三ヶ月間ビジネスマナーとか、図面の基礎とかを教え込まれたなー。
OJTじゃなくて、研修センターみたいなところで、一日中ずっと講師が解説してくれたのだ。
死ぬ直前に勤めていた会社よりも、よっぽどマシだったな。
「でも、こんな暇なときに教えることもないわよね」
前世を思い出していると、シルビアが腕組みをしながら不機嫌そうにそう言った。
「それは違うよ。暇なときにだからこそ教えられるんだ」
そう、なにもOJTばかりが新人教育という訳ではない。
よく忙しいから新規に人を雇ってとなるのだが、忙しいときにベテランが新人教育に時間を取れる訳がない。
結果として、教育不足の新人がミスをしでかして、その尻拭いで余計な時間が掛かると謂うのがお決まりのパターンである。
対策書でも「新人の教育不足により」って常套句だよね。
客先からもその言葉は使わないでねって言われるくらいには。
教育不足により不具合が流出するのが繰り返されるのであれば、対策すべきは教育システムってことになるので、こちらとしても、そんな大規模な対策は打ちたくないのです。
きっと、そんなことが繰り返されたから、量産前のイベントも、オフツール、オフラインで作業者も量産の人員でとなったのでしょうね。
そんなわけで、教育をするのであれば暇なときがいいんですよ。
「まあ、どこの部署に配属されるかもわからないから、一通りギルドの中を案内して、仕事の概要を説明するのと、冒険者がどんなものかってのを教えるくらいかな」
「そうね。口で言ってもわからない連中がおおいから、どうやって殴ればいいかを教えて上げないとね」
グッと拳を握るシルビアをみて、俺は苦笑した。
それも必要なんだよな。
※作者の独り言
今年も新入社員が入社してきましたが、三日くらい品質管理を体験することになりそうですね。
毎年測定器を使って、ブロックを図面化するってのをやらせてます。
客先で使えるテクニックとか教えても、どこで使うんだよって話ですしね。
生産は少しはしておりますが、監査がないので比較的暇です。
じゃあ、何で小説の更新が遅いのか?
それは、1日20時間位金融商品のトレードをしているからです!
仕事しろよっ!!って言われそうですが。
休業補償を貰って仕事もせずに、朝から晩までトレードしていて、ダブルでお金が入ってくる。
これで各種税金も減税されたり、給付金が出たりと、完全に焼け太り状態です。
あとはコロナウイルスのワクチンが出きるまで何とか罹患しないようにするだけですね。
そうそう、東日本大震災の時は、不具合対策を確認しにくるはずだったお客が、予定を無期限延期と言ったので、そのまま忘れてくれたらいいのにと思っていましたが、半年後にしっかり監査をされました。
忘れてくれてもよかったんやで。
今回もきっと監査は無くなった訳ではなくて、延期になっただけなんだろうなー。
それでは本編いってみましょう。
「新人教育?」
「そうよ。冒険者ギルドもたまには新人を雇うから、その教育をするわけね」
シルビアと俺は冒険者ギルドが雇った新人の教育をすることになったらしい。
昼食をティーノの店でとり、戻ってきたらロビーで待っていたシルビアにそう伝えられたのだ。
シルビアは先にギルド長に指示を受けたそうだ。
義務教育など無い世界なので、学校を出て就職するという訳ではない。
かくいう俺もギルド長に拾われてここで働き始めたわけで、新年度になったからと云うものではなかったな。
それにしても新人教育か。
前世で新社会人になったときは、三ヶ月間ビジネスマナーとか、図面の基礎とかを教え込まれたなー。
OJTじゃなくて、研修センターみたいなところで、一日中ずっと講師が解説してくれたのだ。
死ぬ直前に勤めていた会社よりも、よっぽどマシだったな。
「でも、こんな暇なときに教えることもないわよね」
前世を思い出していると、シルビアが腕組みをしながら不機嫌そうにそう言った。
「それは違うよ。暇なときにだからこそ教えられるんだ」
そう、なにもOJTばかりが新人教育という訳ではない。
よく忙しいから新規に人を雇ってとなるのだが、忙しいときにベテランが新人教育に時間を取れる訳がない。
結果として、教育不足の新人がミスをしでかして、その尻拭いで余計な時間が掛かると謂うのがお決まりのパターンである。
対策書でも「新人の教育不足により」って常套句だよね。
客先からもその言葉は使わないでねって言われるくらいには。
教育不足により不具合が流出するのが繰り返されるのであれば、対策すべきは教育システムってことになるので、こちらとしても、そんな大規模な対策は打ちたくないのです。
きっと、そんなことが繰り返されたから、量産前のイベントも、オフツール、オフラインで作業者も量産の人員でとなったのでしょうね。
そんなわけで、教育をするのであれば暇なときがいいんですよ。
「まあ、どこの部署に配属されるかもわからないから、一通りギルドの中を案内して、仕事の概要を説明するのと、冒険者がどんなものかってのを教えるくらいかな」
「そうね。口で言ってもわからない連中がおおいから、どうやって殴ればいいかを教えて上げないとね」
グッと拳を握るシルビアをみて、俺は苦笑した。
それも必要なんだよな。
※作者の独り言
今年も新入社員が入社してきましたが、三日くらい品質管理を体験することになりそうですね。
毎年測定器を使って、ブロックを図面化するってのをやらせてます。
客先で使えるテクニックとか教えても、どこで使うんだよって話ですしね。
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
みんなで転生〜チートな従魔と普通の私でほのぼの異世界生活〜
ノデミチ
ファンタジー
西門 愛衣楽、19歳。花の短大生。
年明けの誕生日も近いのに、未だ就活中。
そんな彼女の癒しは3匹のペット達。
シベリアンハスキーのコロ。
カナリアのカナ。
キバラガメのキィ。
犬と小鳥は、元は父のペットだったけど、母が出て行ってから父は変わってしまった…。
ペットの世話もせず、それどころか働く意欲も失い酒に溺れて…。
挙句に無理心中しようとして家に火を付けて焼け死んで。
アイラもペット達も焼け死んでしまう。
それを不憫に思った異世界の神が、自らの世界へ招き入れる。せっかくだからとペット達も一緒に。
何故かペット達がチートな力を持って…。
アイラは只の幼女になって…。
そんな彼女達のほのぼの異世界生活。
テイマー物 第3弾。
カクヨムでも公開中。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
転生調理令嬢は諦めることを知らない
eggy
ファンタジー
リュシドール子爵の長女オリアーヌは七歳のとき事故で両親を失い、自分は片足が不自由になった。
それでも残された生まれたばかりの弟ランベールを、一人で立派に育てよう、と決心する。
子爵家跡継ぎのランベールが成人するまで、親戚から暫定爵位継承の夫婦を領地領主邸に迎えることになった。
最初愛想のよかった夫婦は、次第に家乗っ取りに向けた行動を始める。
八歳でオリアーヌは、『調理』の加護を得る。食材に限り刃物なしで切断ができる。細かい調味料などを離れたところに瞬間移動させられる。その他、調理の腕が向上する能力だ。
それを「貴族に相応しくない」と断じて、子爵はオリアーヌを厨房で働かせることにした。
また夫婦は、自分の息子をランベールと入れ替える画策を始めた。
オリアーヌが十三歳になったとき、子爵は隣領の伯爵に加護の実験台としてランベールを売り渡してしまう。
同時にオリアーヌを子爵家から追放する、と宣言した。
それを機に、オリアーヌは弟を取り戻す旅に出る。まず最初に、隣町まで少なくとも二日以上かかる危険な魔獣の出る街道を、杖つきの徒歩で、武器も護衛もなしに、不眠で、歩ききらなければならない。
弟を取り戻すまで絶対諦めない、ド根性令嬢の冒険が始まる。
主人公が酷く虐げられる描写が苦手な方は、回避をお薦めします。そういう意味もあって、R15指定をしています。
追放令嬢ものに分類されるのでしょうが、追放後の展開はあまり類を見ないものになっていると思います。
2章立てになりますが、1章終盤から2章にかけては、「令嬢」のイメージがぶち壊されるかもしれません。不快に思われる方にはご容赦いただければと存じます。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる