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第15話 チョイ置き品混入を防ごう
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「と云うわけで、迷宮内における死亡事故に関しては、等級による階層の制限と、事例集による教育が宜しいのではないでしょうか」
「うん、簡単には死亡事故の低減はできなそうだね」
俺はこの前の迷宮探索の結果をギルド長に報告した。
階層の制限は無謀な冒険者のブレーキとなってくれるだろう。
「それと、私のショートソードの指導が役に立ったようでなにより」
「ありがとうございました。よくご存知ですね」
「ああ、あれからシルビアが私に嬉しそうに話すものだからね」
珍しいこともあるものだ。
シルビアの事だから、自分が死にかけた失敗を他人に知られるのが嫌なのかと思っていたが、自ら言いふらしているのか。
「ああそれと、ギルドの食堂でまた問題が起きていてね。是非アルトの意見を聞きたいのだが」
「わかりました。私の仕事ですね」
「そうだ。厨房にいいるメガーヌなんだが、腐ったりんごを客に提供してしまってね」
「そんな事が」
「客はカンカンだったよ。それ以来彼女も落ち込んでしまい、厨房の雰囲気も暗いと云うわけだ」
「やはり現場を確認してからですね」
「そうだな。今の時間なら、彼女は厨房だろう。頼むよ」
「わかりました」
報告を終えてギルド長の執務室を出ると、その足で食堂へと向かった。
メガーヌに話を聞くためだ。
本来であれば、不具合が発生した直後が望ましいのだが、それを言っても始まらない。
せめて、彼女がどうしてそうしてしまったのかを忘れる前に、聞き取り調査を行っておきたい。
食堂の厨房に入ると、彼女とその仲間が仕込みをしていた。
「メガーヌ、ギルド長から頼まれたので、ちょっと話をしたいのだがいいかい?」
「……はい」
俺の呼びかけに警戒をするのが見えた。
何らかの罰を受けるのではないかと思っているのだろう。
手を止めて俺の前にやって来たメガーヌは、二十歳そこそこの女性だ。
黒髪を白い三角巾で覆って、髪の毛が料理に入らないようにしている。
その表情は強張っているので、少し緊張を解いておかないとな。
懲罰を恐れて真実を隠されると、対策が無意味なものとなってしまう事もある。
「あ、緊張しなくていいですよ。今日は話を聞きに来ただけですから。一緒に再発しない方法を考えましょう」
「わかりました」
まだ少し固い気もするが、まあこんなものだろう。
不具合を出してもヘラヘラ笑っているよりも余程いい。
「不具合が起きた状況を詳しく教えてもらえますか」
「はい。あの時はりんごを剥いていたら、腐った部分を見つけたので、それを切除しました」
「切除したのにも関わらず、客に提供してしまった訳ですね」
「はい。丁度切除が終わった時に、鍋の火加減の事で呼ばれたので、正常な部分と切除した部分を両方ともお皿の上に置いて、鍋の方へと移動したのです。帰ってきた時に、切除した部分を捨てるのを忘れて、そのままお客さんに出してしまいました」
「なるほど」
メガーヌに事情を聞いてみると、これは所謂「チョイ置き」というやつだな。
工場のラインでも頻繁に起きる問題だ。
仕掛品や不良品が良品に混じって流れてしまう不具合だ。
人的ミスの中でもトップクラスの件数を誇る問題児だな。
対策は1サイクル終わるまで離席しないことと、赤箱を用意して、不具合品は必ず隔離することだ。
今回は不具合品を隔離せずに、良品と同じ場所に置いたことで、次工程に流出してしまったと言い換える事ができる。
「腐っていて、客に提供できない事には気が付いていたけど、作業途中で呼ばれて、つい皿の上においてしまい、更にはそのことを忘れてしまったというわけですね」
「はい」
「どうして皿の上においたのでしょうか。ゴミ箱に入れてもよかったじゃないですか」
「火加減は直ぐにでも調整しないと、料理が台無しになるかと思って、ゴミ箱は少し離れたところにあるので、その時は皿の上に置いてしまいました」
その言葉を聞いて、調理台とゴミ箱の位置関係を確認する。
確かに、数歩歩かないとゴミ箱まで届かない。
急いでいるときは、そこまで行くのも時間が惜しいだろうな。
それと、職場のルールとして、捨てるものを皿の上に置かないというルールがない。
これは他の料理人に聞いても、「常識だろ」の一言で終わってしまう。
今回の件の真因は、明確なルールがなかったことと、ゴミ箱が遠かったことだろうな。
「廃棄するものを皿の上に置かない」、「ゴミ箱を料理人のすぐそばに配置する」この二つを徹底すれば再発は防止できるはずだ。
その日から厨房のレイアウトの見直しに着手し、料理人が立つ場所のすぐ近くにゴミ箱を設置できるようにしていった。
これは1日では終わらず、作業の効率性を考えながらのレイアウト変更となった。
だが、このレイアウト変更のおかげで、厨房の動線を見直すことが出来、以前よりも効率的な動きができるようになった。
それに、本来の目的であるゴミ箱を近くに設置が、ごみを捨てる動作時間の短縮につながり、料理を提供するスピードも上がったのである。
そのおかげで、こちらの対策は料理人達にも好評であった。
もう一つの対策である「廃棄するものを皿の上に置かない」は、毎日の朝礼で料理長に繰り返し教育してもらう事になった。
こういうことは日々の教育によって作られるのである。
聞き取り調査時には「常識だろ」と言っていた他の料理人達も、その作業を観察していると、ちょこちょこ皿の上に提供する料理以外のものを置いていたので、そういうのを見つけるたびに口を酸っぱくして注意してもらった。
こちらの対策は不評だったな。
人間だれしも注意されると気分が悪いものだ。
俺が教育係なら、誰もいう事を聞いてくれなかったかもしれない。
そういう事は、前世でもあったな。
年配の連中になればなるほど、品質管理のいうことを聞かない傾向が強かった。
そんな事を思い出しながらも、厨房での経過観察を行って、対策が一定の効果を上げたことを確認した。
「というわけで、チョイ置きの禁止を徹底し、チョイ置きしてしまう原因だった「ゴミ箱が遠い」というのを改善してきました」
「ご苦労様」
俺は今回の対策内容とその結果をギルド長に報告していた。
「これは他でも使えそうだね」
「はい。書類作業でも、作業途中での離席で、仕掛り表示は必要だと思います。本来は仕掛りを無くしてしまうのが良いのですが、中々そうもいかないでしょう。ちょっとだからという油断が良くないのですよね」
人間なんてマルチタスク処理は無理だ。
一つの事を作業していると、その前の作業なんて頭から抜けてしまう。
それは地球でも異世界でも同じだ。
生まれ変わっても、同じような事例の対策を講じるとはね。
俺はギルド長の執務室をでると、前世でのチョイ置きが原因で次工程に不具合品が流出した事象を思い出して苦笑いした。
自分の机に戻る前にコーヒーを淹れて、それが冷めるまでに少し今回の事をまとめておこうと、紙にペンを走らせて不具合事象と真因、対策を書いた。
文章を書き終えて、のどが渇いたのでコーヒーを淹れて飲んだのだが、机の上にある先程のコーヒーが目に入る。
「なんだ、他人の事を言えないじゃないか」
自分もチョイ置きしたことに、再び苦笑いをしてしまった。
「うん、簡単には死亡事故の低減はできなそうだね」
俺はこの前の迷宮探索の結果をギルド長に報告した。
階層の制限は無謀な冒険者のブレーキとなってくれるだろう。
「それと、私のショートソードの指導が役に立ったようでなにより」
「ありがとうございました。よくご存知ですね」
「ああ、あれからシルビアが私に嬉しそうに話すものだからね」
珍しいこともあるものだ。
シルビアの事だから、自分が死にかけた失敗を他人に知られるのが嫌なのかと思っていたが、自ら言いふらしているのか。
「ああそれと、ギルドの食堂でまた問題が起きていてね。是非アルトの意見を聞きたいのだが」
「わかりました。私の仕事ですね」
「そうだ。厨房にいいるメガーヌなんだが、腐ったりんごを客に提供してしまってね」
「そんな事が」
「客はカンカンだったよ。それ以来彼女も落ち込んでしまい、厨房の雰囲気も暗いと云うわけだ」
「やはり現場を確認してからですね」
「そうだな。今の時間なら、彼女は厨房だろう。頼むよ」
「わかりました」
報告を終えてギルド長の執務室を出ると、その足で食堂へと向かった。
メガーヌに話を聞くためだ。
本来であれば、不具合が発生した直後が望ましいのだが、それを言っても始まらない。
せめて、彼女がどうしてそうしてしまったのかを忘れる前に、聞き取り調査を行っておきたい。
食堂の厨房に入ると、彼女とその仲間が仕込みをしていた。
「メガーヌ、ギルド長から頼まれたので、ちょっと話をしたいのだがいいかい?」
「……はい」
俺の呼びかけに警戒をするのが見えた。
何らかの罰を受けるのではないかと思っているのだろう。
手を止めて俺の前にやって来たメガーヌは、二十歳そこそこの女性だ。
黒髪を白い三角巾で覆って、髪の毛が料理に入らないようにしている。
その表情は強張っているので、少し緊張を解いておかないとな。
懲罰を恐れて真実を隠されると、対策が無意味なものとなってしまう事もある。
「あ、緊張しなくていいですよ。今日は話を聞きに来ただけですから。一緒に再発しない方法を考えましょう」
「わかりました」
まだ少し固い気もするが、まあこんなものだろう。
不具合を出してもヘラヘラ笑っているよりも余程いい。
「不具合が起きた状況を詳しく教えてもらえますか」
「はい。あの時はりんごを剥いていたら、腐った部分を見つけたので、それを切除しました」
「切除したのにも関わらず、客に提供してしまった訳ですね」
「はい。丁度切除が終わった時に、鍋の火加減の事で呼ばれたので、正常な部分と切除した部分を両方ともお皿の上に置いて、鍋の方へと移動したのです。帰ってきた時に、切除した部分を捨てるのを忘れて、そのままお客さんに出してしまいました」
「なるほど」
メガーヌに事情を聞いてみると、これは所謂「チョイ置き」というやつだな。
工場のラインでも頻繁に起きる問題だ。
仕掛品や不良品が良品に混じって流れてしまう不具合だ。
人的ミスの中でもトップクラスの件数を誇る問題児だな。
対策は1サイクル終わるまで離席しないことと、赤箱を用意して、不具合品は必ず隔離することだ。
今回は不具合品を隔離せずに、良品と同じ場所に置いたことで、次工程に流出してしまったと言い換える事ができる。
「腐っていて、客に提供できない事には気が付いていたけど、作業途中で呼ばれて、つい皿の上においてしまい、更にはそのことを忘れてしまったというわけですね」
「はい」
「どうして皿の上においたのでしょうか。ゴミ箱に入れてもよかったじゃないですか」
「火加減は直ぐにでも調整しないと、料理が台無しになるかと思って、ゴミ箱は少し離れたところにあるので、その時は皿の上に置いてしまいました」
その言葉を聞いて、調理台とゴミ箱の位置関係を確認する。
確かに、数歩歩かないとゴミ箱まで届かない。
急いでいるときは、そこまで行くのも時間が惜しいだろうな。
それと、職場のルールとして、捨てるものを皿の上に置かないというルールがない。
これは他の料理人に聞いても、「常識だろ」の一言で終わってしまう。
今回の件の真因は、明確なルールがなかったことと、ゴミ箱が遠かったことだろうな。
「廃棄するものを皿の上に置かない」、「ゴミ箱を料理人のすぐそばに配置する」この二つを徹底すれば再発は防止できるはずだ。
その日から厨房のレイアウトの見直しに着手し、料理人が立つ場所のすぐ近くにゴミ箱を設置できるようにしていった。
これは1日では終わらず、作業の効率性を考えながらのレイアウト変更となった。
だが、このレイアウト変更のおかげで、厨房の動線を見直すことが出来、以前よりも効率的な動きができるようになった。
それに、本来の目的であるゴミ箱を近くに設置が、ごみを捨てる動作時間の短縮につながり、料理を提供するスピードも上がったのである。
そのおかげで、こちらの対策は料理人達にも好評であった。
もう一つの対策である「廃棄するものを皿の上に置かない」は、毎日の朝礼で料理長に繰り返し教育してもらう事になった。
こういうことは日々の教育によって作られるのである。
聞き取り調査時には「常識だろ」と言っていた他の料理人達も、その作業を観察していると、ちょこちょこ皿の上に提供する料理以外のものを置いていたので、そういうのを見つけるたびに口を酸っぱくして注意してもらった。
こちらの対策は不評だったな。
人間だれしも注意されると気分が悪いものだ。
俺が教育係なら、誰もいう事を聞いてくれなかったかもしれない。
そういう事は、前世でもあったな。
年配の連中になればなるほど、品質管理のいうことを聞かない傾向が強かった。
そんな事を思い出しながらも、厨房での経過観察を行って、対策が一定の効果を上げたことを確認した。
「というわけで、チョイ置きの禁止を徹底し、チョイ置きしてしまう原因だった「ゴミ箱が遠い」というのを改善してきました」
「ご苦労様」
俺は今回の対策内容とその結果をギルド長に報告していた。
「これは他でも使えそうだね」
「はい。書類作業でも、作業途中での離席で、仕掛り表示は必要だと思います。本来は仕掛りを無くしてしまうのが良いのですが、中々そうもいかないでしょう。ちょっとだからという油断が良くないのですよね」
人間なんてマルチタスク処理は無理だ。
一つの事を作業していると、その前の作業なんて頭から抜けてしまう。
それは地球でも異世界でも同じだ。
生まれ変わっても、同じような事例の対策を講じるとはね。
俺はギルド長の執務室をでると、前世でのチョイ置きが原因で次工程に不具合品が流出した事象を思い出して苦笑いした。
自分の机に戻る前にコーヒーを淹れて、それが冷めるまでに少し今回の事をまとめておこうと、紙にペンを走らせて不具合事象と真因、対策を書いた。
文章を書き終えて、のどが渇いたのでコーヒーを淹れて飲んだのだが、机の上にある先程のコーヒーが目に入る。
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