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23. 気分転換にいかが?
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「おう、カノン」
バータナ兄妹を寮に送り届けた帰り道、本部の廊下で出会ったのは、会議終わりのバルバ大佐
「バルバ、どうしたー?」
変なテンションのカノンを見つけて、呆れるバルバ大佐
「お前、寝てたんじゃないのか?」
ここから、カノンの部屋まではちょっと遠い場所にある
「んー、なんとなく子守りを。ちょっとバータナ兄妹の進路相談がねー……」
ご機嫌で話すカノン。それを聞いたバルバ大佐、うーんと悩む
「そうか、やっぱり二人とも悩んでいるのか」
「まあ、いきなり環境を変えるなんて大変だしねぇ」
疲れすぎて変なカノンと、ため息をつくバルバ大佐
、そのまま廊下で二人座り込んで、そのまま時間が過ぎていく
「でなカノン、さっきまで会議だったのだか……」
「アゼルは、約一年ほど、行方不明らしい。まあヤツの事だから死んではないとは思うが……あとは、ダングだが、まぁ厳重注意だけになったよ」
「そうか、カリアはどこに?」
「休息だ。明日は俺もカリアも休日だからな。早めに休むよう言ったんだ」
「まあ、有って無いようなものだけどね、カリアも」
笑うカノンに、バルバも苦笑いで話しかける
「そうだな、お前も休みだろう。どうするんだ?」
休みという事を忘れていたカノン。バルバからの質問に悩む
「あーじゃあ、あの子達と遊ぼうかなぁ?」
ニコニコと話すカノンに、また呆れるバルバ大佐
「構いすぎたら嫌われるぞ」
「そうねー。でも、ほっとくなんて命令出さないでしょ本部は」
「ああ、未来ある子達だ。大切にしないとな」
そして、夜が明けて午前8時
食堂に寝ぼけ顔でやって来た兄妹二人組
カリアとカノンも、疲れがたまってテンション低め
だが、食堂のたくさんのご飯を見ると機嫌は一転、お腹一杯食べる兄妹組
その隣、コーヒーを飲みながらあれやこれやと、話を進めるカリアとカノン
「で、ですね……」
カノンが、兄妹四人に話しかける……が、妹二人がパフェを、また作る作らないで兄二人と大喧嘩中
その様子を、楽しそうに見守るカリアと、無理矢理咳き込んで、喧嘩を止めるカノン
「今日、私とカリアは休日なのですが……」
喧嘩冷めやらぬまま、四人に話すカノン
突然、カリアが休みと聞いて落ち込む妹二人
「じゃあ、家に帰るのか?」
カノンにクリルが質問する
「いえ、私もカリアも本部が家みたいなものなので、帰りませんが……是非午後の時間から皆で街に出掛けませんか?」
「バルバさんは?」
今度は、メイナがカノンに質問する
「お家に帰ったよ。バルバは別にお家があるからね。どうする?僕らと出掛けるかい?」
カノンの質問に、兄二人は嫌そうな顔、妹二人は楽しみな顔。両極端な反応に、カノンは笑って答えを見つける
「んじゃ、午後2時頃に行きましょうか。それまでは自由時間で」
バータナ兄妹を寮に送り届けた帰り道、本部の廊下で出会ったのは、会議終わりのバルバ大佐
「バルバ、どうしたー?」
変なテンションのカノンを見つけて、呆れるバルバ大佐
「お前、寝てたんじゃないのか?」
ここから、カノンの部屋まではちょっと遠い場所にある
「んー、なんとなく子守りを。ちょっとバータナ兄妹の進路相談がねー……」
ご機嫌で話すカノン。それを聞いたバルバ大佐、うーんと悩む
「そうか、やっぱり二人とも悩んでいるのか」
「まあ、いきなり環境を変えるなんて大変だしねぇ」
疲れすぎて変なカノンと、ため息をつくバルバ大佐
、そのまま廊下で二人座り込んで、そのまま時間が過ぎていく
「でなカノン、さっきまで会議だったのだか……」
「アゼルは、約一年ほど、行方不明らしい。まあヤツの事だから死んではないとは思うが……あとは、ダングだが、まぁ厳重注意だけになったよ」
「そうか、カリアはどこに?」
「休息だ。明日は俺もカリアも休日だからな。早めに休むよう言ったんだ」
「まあ、有って無いようなものだけどね、カリアも」
笑うカノンに、バルバも苦笑いで話しかける
「そうだな、お前も休みだろう。どうするんだ?」
休みという事を忘れていたカノン。バルバからの質問に悩む
「あーじゃあ、あの子達と遊ぼうかなぁ?」
ニコニコと話すカノンに、また呆れるバルバ大佐
「構いすぎたら嫌われるぞ」
「そうねー。でも、ほっとくなんて命令出さないでしょ本部は」
「ああ、未来ある子達だ。大切にしないとな」
そして、夜が明けて午前8時
食堂に寝ぼけ顔でやって来た兄妹二人組
カリアとカノンも、疲れがたまってテンション低め
だが、食堂のたくさんのご飯を見ると機嫌は一転、お腹一杯食べる兄妹組
その隣、コーヒーを飲みながらあれやこれやと、話を進めるカリアとカノン
「で、ですね……」
カノンが、兄妹四人に話しかける……が、妹二人がパフェを、また作る作らないで兄二人と大喧嘩中
その様子を、楽しそうに見守るカリアと、無理矢理咳き込んで、喧嘩を止めるカノン
「今日、私とカリアは休日なのですが……」
喧嘩冷めやらぬまま、四人に話すカノン
突然、カリアが休みと聞いて落ち込む妹二人
「じゃあ、家に帰るのか?」
カノンにクリルが質問する
「いえ、私もカリアも本部が家みたいなものなので、帰りませんが……是非午後の時間から皆で街に出掛けませんか?」
「バルバさんは?」
今度は、メイナがカノンに質問する
「お家に帰ったよ。バルバは別にお家があるからね。どうする?僕らと出掛けるかい?」
カノンの質問に、兄二人は嫌そうな顔、妹二人は楽しみな顔。両極端な反応に、カノンは笑って答えを見つける
「んじゃ、午後2時頃に行きましょうか。それまでは自由時間で」
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