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19.引っ掛かり
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女子部屋に戻ってきた私はアイリーンもミミィもベッドに沈みこんでいることに気づいた。
「大丈夫?」
「……精神的にぐったりよ」
「はいぃ……さすがに疲れましたぁ」
二人ともかなりハードな訓練をさせられたようで、体力的・精神的に疲れているようだ。そんな二人を労わるべく、習得したばかりの短い詠唱での『洗浄』をかけると、一気にすっきりしたようで、さっきまでの重々しい雰囲気がなくなった。
翌日からは殿下の周りだけではなく、あっちこっちの“汚れ”を取り除いていた。
「そうだ、その調子だ」
ジェイドさんが作業場所に連れていってくれた場所は安全で、仕事目的じゃなければ完全に楽しんでしまうところだった。
「今度は広範囲にかけてみるか」
しかも彼の指示は的確で、『洗浄』に失敗することはない。今までも、前世式のやり方でも失敗することはなかったけれど、短い詠唱方法を教えてもらって、本当に一皮むけたような感覚に襲われた。
しかし、私に詠唱を教えてくれるとユリウスさんに行ってくれたらしいエリックさんは結局、姿を見せてくれなく、あの歓迎パーティのときしか顔もあわせなかった。
エリックさんに私は嫌われているのだろうか。
気になったけれど、だれにも聞くことができなかった。
そして特訓が始まってから五日目。
今日は騎士団の訓練場の『洗浄』に来ていた。
「なかなかいい筋だな」
『洗浄』が終わった後に、騎士団長室で冷たい果汁を水で割ったものをいただきながら褒めてくれた。
ああと頷くジェイドさんも、少しばかり嬉しそうだった。私の進捗を聞くと同時にそういえばとなにかを思いだしたようで、これみてよぉと一枚の紙をだす。そこにはミミィの成長記録が書かれていた。
すごいマメな人がいるんだ。
というか、半分以上は猫耳族への愛に溢れているような。
「ミミィちゃんだっけ、彼女もすっごく良くなっている」
レオンさんは名前を覚えるのが苦手なのか、書類を見ながらそう言うと、ジェイドさんも満足そうな顔をする。
私は攻撃系のものについてさっぱりなのでなんとも口に出せなかったが、ジェイドさんが満足そうならば問題はない……と思う。
「それよりさ、ジェイドたちが見たっていう魔物が北部でも発見されるようになってるらしい」
「マジか」
突然変えられた話題にジェイドさんはとってもげんなりしていた。
「嘘をつくはずないじゃん」
彼のへうんざりとした口調にレオンさんは口をとがらすが、でもさ、変だよねとなにかを思うそぶりを見せる。
「どういうことだ」
「だって、前タプ侯爵が死んでからもう三十年、“魔物”が出始めるまでに二十五年経ってる。しかもようやくあちらこちらに出はじめるってさ、なにが引き金なんだろうかって思ってさ」
なるほど。
たしかにローザさんも言っていたけれど、少しそれぞれに間がありすぎるような気がする。
「だなぁ……ちなみに、騎士団では対応できそうなのか」
「無理だね」
ジェイドさんもそれは感じていたらしく、頷き、レオンさんに確認するように尋ねると、彼は即答した。
無理なものを無理って言いきれるレオンさんは、騎士団長として部下に無理をさせないいい人なんだろうなと思ってしまった。
「そもそも君たちに依頼してきた女の人、ローザさんだっけ、彼女が言っていた通り、依頼を受けていくと消えるんだろ? ジェイドが『魔法壁』で気配を消して、ミコちゃんの『洗浄』でも無理だったということは、俺らでも無理だっていうことだ」
そうか。
期待して聞いたわけじゃないだろうけれど、ジェイドさんは少ししょんぼりしていた。けれど、レオンさんはちゃんと別の対策を立てておいてくれたらしい。
「ま、すでに王様も知ってて、明後日にでもミコちゃんに魔物封じこめの“依頼”を出すそうだから、ジェイドも頑張ってね」
ふぅーん……はぁ!? なんか大ごとになってません?
私は驚いてレオンさんたちの方を見ると、ジェイドさんはああ、ようやくかという顔をしていた。
「むしろ遅かったぐらいだな」
「そうそう。ギルドさんがちゃんと依頼を扱ってくれりゃあ、もうちょっと早い対応できたかもしれないのに」
なるほど。
たしかに前のタプ侯爵の一件があったせいで、ギルドはローザさんの依頼を仲介するのを断っていたんだっけ。
この世界はどうかわからないけれど、前世だったら会社や部署が潰されていてもおかしくない話だよね。
「じゃ、怪我だけしないように気をつけてな!」
レオンさんはそう言って、練習に戻っていった。
さて、私たち、いや私ももうちょっとだけ頑張りますか!
そう言って立ちあがると、少しまぶしそうな眼差しをジェイドさんに向けられてしまった。
うん、心が苦しいです。
七日目。
その日はそれぞれの訓練をしないで、正装に着替えさせられて王宮に向かっていた。
どうやらレオンさんが言っていた通り、国王陛下、ニコラス殿下のお父様から直接の依頼があるようだ。
私たちが通されたのは会議室のような小さな部屋で、王都管轄ギルド長と名乗る老齢の男性が同席していた。どうやら“王家がギルドに依頼し、依頼をうけたギルドがちょうどいいパーティである『ラテテイ』に指名した”というところか。
「アイリーン、ミコ・ダルミアン、アンバレダ・ミミィ、そしてジェイド・ユグレイン。そなたたちが見つけた“新種の魔物”の封じこめを依頼したい」
ニコラス殿下によく似た壮年の男性は頭を下げず、ただじっとこちらをよく見ている。
「王太子殿下から報告書が上がっているとは思いますが、私たちの力だけでは封じこめは難しい、いえできませんでした。なにかご支援などはいただけるのでしょうか」
私たちは一度封じこめに失敗している。
それなのに私たち単独で出来るわけがない。
そうアイリーンが代表で尋ねると、国王もそれはわかっていると頷いた。
「もちろんだ。レオン・バウレスト騎士団長にも話を通しているから、彼らを何人か連れていくがいい。それに、魔術塔の主でもあるエリック・ベルゼックにもすでに話はしてあるから、彼の作った魔道具などを持っていくがいい」
なるほどねぇ。
国一番の実力を持つ騎士団ならば戦力にもなるから、ミミィだって封じこめの方に参加してもらえる。それにエリックさんにも話をしてあるというならば、ある程度の物を作ってもらえるに違いない。
「それと宰相補佐が進言しおったが、もし魔物の封じこめに成功した暁には四人で外国でも行くがいい」
「……――――!!」
「それはっ……」
マジか。私だけではなく、全員がその報酬に驚く。
ちゃんと“四人”って言ったんですよ!?
ジェイドさんは高ランクそんな彼を放出するっていうのは、このレヴィヨン王国にとっては大きな痛手になるはず。それを許可してくれるっていうことは……――頑張らなくちゃ!
目指せ、待ったり、ゆったり外国生活!!
私の目標はまだ変わっていないんだからねっ、うん☆
「だから、決して悪い話でもないと思うぞ」
私はさっさと頷いてしまいたいが、決定権はアイリーンにある。彼女はじっくりと熟考したあと、頷いた。
「そうですね、謹んでお受けさせていただきます」
依頼を引き受けた後、離宮に戻り、荷物をまとめてすぐに馬車に乗った。
馬車が出発する直前に付近が急に騒がしくなった。
ジェイドさんが様子を見るために外にいくと、どうやらエリックさんがいたようで、なにかを彼に渡していた。
「エリック、お前っていうやつは……」
「俺は行かんぞ」
感無量に言ったジェイドさんに無表情のまま、感情を乗せずに返したエリックさん。
「ただ言われたものを作っただけだ」
それでも、ちょっとだけでも手伝ってもらえたことには変わらない。私たちも馬車の名から頭を下げた。
「健闘を祈ってるさ、ジェイド・ユグレイン。そして『ラテテイ』」
おそらく今回の“依頼”は難しいだろうけどな。
エリックさんはすました顔でさっさと離宮内に入っていった。
彼はいったいなにを考えているのだろうか。
なにか魔物に関係しているんだろうか。そう私は引っ掛かりを覚えてしまった。
「大丈夫?」
「……精神的にぐったりよ」
「はいぃ……さすがに疲れましたぁ」
二人ともかなりハードな訓練をさせられたようで、体力的・精神的に疲れているようだ。そんな二人を労わるべく、習得したばかりの短い詠唱での『洗浄』をかけると、一気にすっきりしたようで、さっきまでの重々しい雰囲気がなくなった。
翌日からは殿下の周りだけではなく、あっちこっちの“汚れ”を取り除いていた。
「そうだ、その調子だ」
ジェイドさんが作業場所に連れていってくれた場所は安全で、仕事目的じゃなければ完全に楽しんでしまうところだった。
「今度は広範囲にかけてみるか」
しかも彼の指示は的確で、『洗浄』に失敗することはない。今までも、前世式のやり方でも失敗することはなかったけれど、短い詠唱方法を教えてもらって、本当に一皮むけたような感覚に襲われた。
しかし、私に詠唱を教えてくれるとユリウスさんに行ってくれたらしいエリックさんは結局、姿を見せてくれなく、あの歓迎パーティのときしか顔もあわせなかった。
エリックさんに私は嫌われているのだろうか。
気になったけれど、だれにも聞くことができなかった。
そして特訓が始まってから五日目。
今日は騎士団の訓練場の『洗浄』に来ていた。
「なかなかいい筋だな」
『洗浄』が終わった後に、騎士団長室で冷たい果汁を水で割ったものをいただきながら褒めてくれた。
ああと頷くジェイドさんも、少しばかり嬉しそうだった。私の進捗を聞くと同時にそういえばとなにかを思いだしたようで、これみてよぉと一枚の紙をだす。そこにはミミィの成長記録が書かれていた。
すごいマメな人がいるんだ。
というか、半分以上は猫耳族への愛に溢れているような。
「ミミィちゃんだっけ、彼女もすっごく良くなっている」
レオンさんは名前を覚えるのが苦手なのか、書類を見ながらそう言うと、ジェイドさんも満足そうな顔をする。
私は攻撃系のものについてさっぱりなのでなんとも口に出せなかったが、ジェイドさんが満足そうならば問題はない……と思う。
「それよりさ、ジェイドたちが見たっていう魔物が北部でも発見されるようになってるらしい」
「マジか」
突然変えられた話題にジェイドさんはとってもげんなりしていた。
「嘘をつくはずないじゃん」
彼のへうんざりとした口調にレオンさんは口をとがらすが、でもさ、変だよねとなにかを思うそぶりを見せる。
「どういうことだ」
「だって、前タプ侯爵が死んでからもう三十年、“魔物”が出始めるまでに二十五年経ってる。しかもようやくあちらこちらに出はじめるってさ、なにが引き金なんだろうかって思ってさ」
なるほど。
たしかにローザさんも言っていたけれど、少しそれぞれに間がありすぎるような気がする。
「だなぁ……ちなみに、騎士団では対応できそうなのか」
「無理だね」
ジェイドさんもそれは感じていたらしく、頷き、レオンさんに確認するように尋ねると、彼は即答した。
無理なものを無理って言いきれるレオンさんは、騎士団長として部下に無理をさせないいい人なんだろうなと思ってしまった。
「そもそも君たちに依頼してきた女の人、ローザさんだっけ、彼女が言っていた通り、依頼を受けていくと消えるんだろ? ジェイドが『魔法壁』で気配を消して、ミコちゃんの『洗浄』でも無理だったということは、俺らでも無理だっていうことだ」
そうか。
期待して聞いたわけじゃないだろうけれど、ジェイドさんは少ししょんぼりしていた。けれど、レオンさんはちゃんと別の対策を立てておいてくれたらしい。
「ま、すでに王様も知ってて、明後日にでもミコちゃんに魔物封じこめの“依頼”を出すそうだから、ジェイドも頑張ってね」
ふぅーん……はぁ!? なんか大ごとになってません?
私は驚いてレオンさんたちの方を見ると、ジェイドさんはああ、ようやくかという顔をしていた。
「むしろ遅かったぐらいだな」
「そうそう。ギルドさんがちゃんと依頼を扱ってくれりゃあ、もうちょっと早い対応できたかもしれないのに」
なるほど。
たしかに前のタプ侯爵の一件があったせいで、ギルドはローザさんの依頼を仲介するのを断っていたんだっけ。
この世界はどうかわからないけれど、前世だったら会社や部署が潰されていてもおかしくない話だよね。
「じゃ、怪我だけしないように気をつけてな!」
レオンさんはそう言って、練習に戻っていった。
さて、私たち、いや私ももうちょっとだけ頑張りますか!
そう言って立ちあがると、少しまぶしそうな眼差しをジェイドさんに向けられてしまった。
うん、心が苦しいです。
七日目。
その日はそれぞれの訓練をしないで、正装に着替えさせられて王宮に向かっていた。
どうやらレオンさんが言っていた通り、国王陛下、ニコラス殿下のお父様から直接の依頼があるようだ。
私たちが通されたのは会議室のような小さな部屋で、王都管轄ギルド長と名乗る老齢の男性が同席していた。どうやら“王家がギルドに依頼し、依頼をうけたギルドがちょうどいいパーティである『ラテテイ』に指名した”というところか。
「アイリーン、ミコ・ダルミアン、アンバレダ・ミミィ、そしてジェイド・ユグレイン。そなたたちが見つけた“新種の魔物”の封じこめを依頼したい」
ニコラス殿下によく似た壮年の男性は頭を下げず、ただじっとこちらをよく見ている。
「王太子殿下から報告書が上がっているとは思いますが、私たちの力だけでは封じこめは難しい、いえできませんでした。なにかご支援などはいただけるのでしょうか」
私たちは一度封じこめに失敗している。
それなのに私たち単独で出来るわけがない。
そうアイリーンが代表で尋ねると、国王もそれはわかっていると頷いた。
「もちろんだ。レオン・バウレスト騎士団長にも話を通しているから、彼らを何人か連れていくがいい。それに、魔術塔の主でもあるエリック・ベルゼックにもすでに話はしてあるから、彼の作った魔道具などを持っていくがいい」
なるほどねぇ。
国一番の実力を持つ騎士団ならば戦力にもなるから、ミミィだって封じこめの方に参加してもらえる。それにエリックさんにも話をしてあるというならば、ある程度の物を作ってもらえるに違いない。
「それと宰相補佐が進言しおったが、もし魔物の封じこめに成功した暁には四人で外国でも行くがいい」
「……――――!!」
「それはっ……」
マジか。私だけではなく、全員がその報酬に驚く。
ちゃんと“四人”って言ったんですよ!?
ジェイドさんは高ランクそんな彼を放出するっていうのは、このレヴィヨン王国にとっては大きな痛手になるはず。それを許可してくれるっていうことは……――頑張らなくちゃ!
目指せ、待ったり、ゆったり外国生活!!
私の目標はまだ変わっていないんだからねっ、うん☆
「だから、決して悪い話でもないと思うぞ」
私はさっさと頷いてしまいたいが、決定権はアイリーンにある。彼女はじっくりと熟考したあと、頷いた。
「そうですね、謹んでお受けさせていただきます」
依頼を引き受けた後、離宮に戻り、荷物をまとめてすぐに馬車に乗った。
馬車が出発する直前に付近が急に騒がしくなった。
ジェイドさんが様子を見るために外にいくと、どうやらエリックさんがいたようで、なにかを彼に渡していた。
「エリック、お前っていうやつは……」
「俺は行かんぞ」
感無量に言ったジェイドさんに無表情のまま、感情を乗せずに返したエリックさん。
「ただ言われたものを作っただけだ」
それでも、ちょっとだけでも手伝ってもらえたことには変わらない。私たちも馬車の名から頭を下げた。
「健闘を祈ってるさ、ジェイド・ユグレイン。そして『ラテテイ』」
おそらく今回の“依頼”は難しいだろうけどな。
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