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第二章 歓迎の宴
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ティアたちが冒険者ランクSパーティ<漆黒の翼>だと知った商団責任者のキーランは、副責任者のヴィンセントを伴って挨拶に訪れてきた。
「まさか、お二人があの『氷麗姫』と『紫音』だとは思いもしませんでした。有名なお二人に護衛して頂けるなんて、心強いだけでなく感激しております」
「私も、<漆黒の翼>のご活躍はよく耳にしています。先日も木龍討伐をされたと伺いました。お二人とご一緒できることを、大変光栄に思っております」
「いえ。あたしたちはちょうどユーストベルクに向かうところだっただけなので、気にしないでください。今までと同じように普通の冒険者として接してもらえますか?」
「とんでもない。本来、ランクSパーティがこんな護衛依頼など受けられるはずはありません。報酬とは別に白金貨十枚をお支払いさせていただきます」
アルフィの言葉に恐縮しながら、今回の護衛依頼の報酬と同じ額をキーランが提示してきた。
「いえ、そんな特別報酬は必要ありませんわ。それより、できれば一つだけお願いがあるのですが……」
「はい。何なりとお申し出ください」
報酬を断られた上で、逆に要求をされたキーランは、緊張した表情でアルフィの顔を見つめた。
「ティアが乗っている三台目の荷馬車を、夜だけで構わないので使わせてもらえませんか? ご覧の通り二人だけなのでテントを持ってきていないんです」
「そんなことでしたら、お安いご用です。ご自由にお使いください」
アルフィの告げた要求が大したことではないと分かると、キーランはホッと胸を撫で下ろしながら言った。
「無理を言ってすみません。ありがとうございます」
アルフィがキーランに頭を下げた。ティアもそれに倣って頭を下げたが、その横でアルフィがニヤリと微笑むのが眼に入った。
キーランたちとの話し合いがすむと、アルフィはティアと一緒に三台目の荷馬車に乗り込んだ。キーランの厚意で、二人はここで夕食を摂らせてもらうことになったのだ。
キーランが雇った料理人が出してくれた夕食は、旅先で出されるものとしては上等の部類だった。干し肉などの携帯食と野菜を刻んで入れただけのスープが旅行食としては主流だが、この商団ではきちんと調理された料理が出てきた。
調味料をふんだんに使っているため、味も文句のつけようがないほどだった。ティアたちは十分に満足し、食後のお茶を楽しんだ。
「ティア、アンジェリーナの移籍の件だけど、彼女と話をする前に確認しておきたいことがあるわ」
「な、何かしら……?」
思いの外に厳しい視線を向けられていることに気づき、ティアは慌てたように答えた。その様子を見つめながら、アルフィが言った。
「あんた、あの娘と何かあった?」
「な、何かって?」
ティアの金碧異彩の瞳を、アルフィの漆黒の瞳が真っ直ぐに見つめた。
「あんたが言わないのなら、あの娘に直接聞くわよ」
「それは……」
「言いなさい。あの娘と何があったの?」
ティアはアルフィに嘘をつきたくなかった。それだけアルフィを信用していたし、愛していた。
「アルフィ、たぶん、アンジェは私にとって運命の人だと思う。彼女と初めて会った時、全身に衝撃を受けたの。アンジェも同じだったと言っていたわ」
「……」
「私、アンジェが愛おしくて堪らないの。昼間、アンジェと口づけを交わしたわ。それだけで二人とも恍惚の極みに昇りつめたの。そんなこと、生まれて初めてよ」
「分かった。あんたがそこまで言うのなら、あたしがあの娘を見極めるわ。呼んできなさい」
ティアの言葉を真剣な表情で聞いていたアルフィが、すっと眼を細めながら告げた。これはアルフィが怒った時の癖だった。
「アルフィ……」
「もし、あんたを誑かせているようなら、あたしが絶対にあの娘を許さない。だから、早くここに連れてきなさい」
「……分かった。待ってて」
荷馬車から降りると、ティアはアルフィがいるはずの<夜想曲>のテントへと急いだ。周囲はすでに暗くなっていたので、焚き火の炎が目印になった。
「ティア!」
テッドたちと一緒に焚き火を囲んでいたアンジェは、突然現れたティアの姿を見つけると嬉しそうに叫んで駆け寄ってきた。
「アンジェ、ちょっと一緒に来てくれる?」
「はい。アルフィさんのところですか?」
アルフィが怒っていることなど知らないアンジェは、満面の笑みを浮かべながら訊ねた。昼間、アルフィに「詳しい話は、夜に聞かせてもらう」と言われていたので、アンジェはティアが迎えに来てくれるのを待っていたのだった。
「テッドさん、少しの間、アンジェを借りてもいいかしら?」
「ど、どうぞ、ご自由に……」
ティアの姿を見てビクついているテッドは、何度も大きく頷きながら言った。
「ありがとう。それじゃ、アンジェ、一緒に来て」
「はい」
アンジェは嬉しそうにティアの左腕に腕を絡めた。その様子を見たテッドたちが怪訝な表情を浮かべて囁きあった。
「アンジェリーナって、あんなキャラだったか?」
「それより、女同士なのに変な雰囲気じゃない?」
「やっぱり、イザベラもそう思う? あたしも怪しいと思うな」
「うそー、危ない関係? きゃあ!」
「コレット、はしゃぎすぎだ。でも、本当にそうなのか?」
アンジェを除く<夜想曲>のメンバーたちは、異様な盛り上がりを見せ始めていた。
一方、アンジェを連れ出したティアは、<夜想曲>とは対照的に真剣な表情でアンジェに話しかけた。
「アンジェ、アルフィが怒ってるわ」
「え? 何でですか?」
キョトンとした表情を浮かべて首を傾げると、アンジェがティアの顔を見つめた。
「私、アンジェとのことを正直にアルフィに話したの」
「正直にって……昼間のことですか?」
ティアの言葉の意味を察すると、アンジェが顔を真っ赤に染め上げた。
「そう。アルフィには嘘をつきたくなかったの」
「はい……でも、恥ずかしいです」
ティアの左肩に頭を乗せると、アンジェは顔を隠すように抱きついてきた。
「ごめんね。私、アルフィのことはアンジェとは別の意味で愛しているの。彼女は私の恩人だし、恋人でもあるの。だから、アルフィには絶対に嘘をつかないって心に決めているの」
「ティアには、もうアルフィさんがいるんですね」
不意に、アンジェが悲しそうな声で告げた。そして、ティアの背中に両手を廻すと、縋り付くように抱きしめてきた。
「アンジェ。私、アルフィとあなたは違うと思うの。私にとってアルフィは恩人であり、姉であり、恋人でもあるわ。だけど、アンジェとは違う。アンジェはたぶん、私の運命の人よ。恋人以上の存在だと思うわ」
「ティア……」
ティアの言葉に驚いて、アンジェが顔を上げた。その金色の瞳には嬉しさと感動のあまり、涙が溢れていた。
「もう一度言うわ。アンジェ、あなたは私の運命そのものよ。やっと分かったの。何で、初対面のあなたにこれほど惹かれるのか。どうして、アンジェのことがこんなにも愛おしいのか。それは、あなたが私の半身であり、私があなたの半身だからだと思うの」
金色の瞳から大粒の涙が流れ落ちた。アンジェが再びティアの体を強く抱きしめた。
「嬉しいです……ティア。ティアがあたしと同じ気持ちだったなんて……、凄く嬉しいです!」
「アンジェ……私のアンジェ……大好き……」
アンジェの柔らかい体を抱きしめながら、ティアは右手で銀色に輝く長い髪を梳くように撫ぜた。
金碧異彩の瞳と金色の瞳がお互いを映しあった。二人は同時に眼を閉じると、唇を重ねた。お互いを求め合うかのように舌を絡め合い、芳しい吐息と甘い唾液を共有した。
長い口づけを終えると、お互いの唇を結んだ細い糸が月の光を受けてキラリと煌めいた。
「アンジェ、私はディアナ=フォン=イシュタルの名に賭けて誓うわ。私は何があってもあなたを護る剣になる。この命がある限り、あなたを愛し続けるわ」
「ティア、私も誓います。この身に流れるハイエルフの血に賭けて。全てのエルフの女王であるアストレアの娘として、あたしはあなたを愛し続けます」
「ハイエルフ……? エルフの女王の娘って……?」
月の光を神秘的に映して輝く金色の瞳を見つめながら、ティアが訊ねた。
「はい。私はエルフを率いる種族、ハイエルフなんです。そして、私の母はエルフの女王アストレアです。同族以外にこれを伝えたのは、ティアが初めてです。アルフィさんにも内緒にしてくださいね」
いたずらっぽく金色の瞳を輝かせながら、アンジェが微笑んだ。
月の明かりに照らされたその微笑みは神々しいまでに美しく、まるでエルフの女王そのもののようだった。
「まさか、お二人があの『氷麗姫』と『紫音』だとは思いもしませんでした。有名なお二人に護衛して頂けるなんて、心強いだけでなく感激しております」
「私も、<漆黒の翼>のご活躍はよく耳にしています。先日も木龍討伐をされたと伺いました。お二人とご一緒できることを、大変光栄に思っております」
「いえ。あたしたちはちょうどユーストベルクに向かうところだっただけなので、気にしないでください。今までと同じように普通の冒険者として接してもらえますか?」
「とんでもない。本来、ランクSパーティがこんな護衛依頼など受けられるはずはありません。報酬とは別に白金貨十枚をお支払いさせていただきます」
アルフィの言葉に恐縮しながら、今回の護衛依頼の報酬と同じ額をキーランが提示してきた。
「いえ、そんな特別報酬は必要ありませんわ。それより、できれば一つだけお願いがあるのですが……」
「はい。何なりとお申し出ください」
報酬を断られた上で、逆に要求をされたキーランは、緊張した表情でアルフィの顔を見つめた。
「ティアが乗っている三台目の荷馬車を、夜だけで構わないので使わせてもらえませんか? ご覧の通り二人だけなのでテントを持ってきていないんです」
「そんなことでしたら、お安いご用です。ご自由にお使いください」
アルフィの告げた要求が大したことではないと分かると、キーランはホッと胸を撫で下ろしながら言った。
「無理を言ってすみません。ありがとうございます」
アルフィがキーランに頭を下げた。ティアもそれに倣って頭を下げたが、その横でアルフィがニヤリと微笑むのが眼に入った。
キーランたちとの話し合いがすむと、アルフィはティアと一緒に三台目の荷馬車に乗り込んだ。キーランの厚意で、二人はここで夕食を摂らせてもらうことになったのだ。
キーランが雇った料理人が出してくれた夕食は、旅先で出されるものとしては上等の部類だった。干し肉などの携帯食と野菜を刻んで入れただけのスープが旅行食としては主流だが、この商団ではきちんと調理された料理が出てきた。
調味料をふんだんに使っているため、味も文句のつけようがないほどだった。ティアたちは十分に満足し、食後のお茶を楽しんだ。
「ティア、アンジェリーナの移籍の件だけど、彼女と話をする前に確認しておきたいことがあるわ」
「な、何かしら……?」
思いの外に厳しい視線を向けられていることに気づき、ティアは慌てたように答えた。その様子を見つめながら、アルフィが言った。
「あんた、あの娘と何かあった?」
「な、何かって?」
ティアの金碧異彩の瞳を、アルフィの漆黒の瞳が真っ直ぐに見つめた。
「あんたが言わないのなら、あの娘に直接聞くわよ」
「それは……」
「言いなさい。あの娘と何があったの?」
ティアはアルフィに嘘をつきたくなかった。それだけアルフィを信用していたし、愛していた。
「アルフィ、たぶん、アンジェは私にとって運命の人だと思う。彼女と初めて会った時、全身に衝撃を受けたの。アンジェも同じだったと言っていたわ」
「……」
「私、アンジェが愛おしくて堪らないの。昼間、アンジェと口づけを交わしたわ。それだけで二人とも恍惚の極みに昇りつめたの。そんなこと、生まれて初めてよ」
「分かった。あんたがそこまで言うのなら、あたしがあの娘を見極めるわ。呼んできなさい」
ティアの言葉を真剣な表情で聞いていたアルフィが、すっと眼を細めながら告げた。これはアルフィが怒った時の癖だった。
「アルフィ……」
「もし、あんたを誑かせているようなら、あたしが絶対にあの娘を許さない。だから、早くここに連れてきなさい」
「……分かった。待ってて」
荷馬車から降りると、ティアはアルフィがいるはずの<夜想曲>のテントへと急いだ。周囲はすでに暗くなっていたので、焚き火の炎が目印になった。
「ティア!」
テッドたちと一緒に焚き火を囲んでいたアンジェは、突然現れたティアの姿を見つけると嬉しそうに叫んで駆け寄ってきた。
「アンジェ、ちょっと一緒に来てくれる?」
「はい。アルフィさんのところですか?」
アルフィが怒っていることなど知らないアンジェは、満面の笑みを浮かべながら訊ねた。昼間、アルフィに「詳しい話は、夜に聞かせてもらう」と言われていたので、アンジェはティアが迎えに来てくれるのを待っていたのだった。
「テッドさん、少しの間、アンジェを借りてもいいかしら?」
「ど、どうぞ、ご自由に……」
ティアの姿を見てビクついているテッドは、何度も大きく頷きながら言った。
「ありがとう。それじゃ、アンジェ、一緒に来て」
「はい」
アンジェは嬉しそうにティアの左腕に腕を絡めた。その様子を見たテッドたちが怪訝な表情を浮かべて囁きあった。
「アンジェリーナって、あんなキャラだったか?」
「それより、女同士なのに変な雰囲気じゃない?」
「やっぱり、イザベラもそう思う? あたしも怪しいと思うな」
「うそー、危ない関係? きゃあ!」
「コレット、はしゃぎすぎだ。でも、本当にそうなのか?」
アンジェを除く<夜想曲>のメンバーたちは、異様な盛り上がりを見せ始めていた。
一方、アンジェを連れ出したティアは、<夜想曲>とは対照的に真剣な表情でアンジェに話しかけた。
「アンジェ、アルフィが怒ってるわ」
「え? 何でですか?」
キョトンとした表情を浮かべて首を傾げると、アンジェがティアの顔を見つめた。
「私、アンジェとのことを正直にアルフィに話したの」
「正直にって……昼間のことですか?」
ティアの言葉の意味を察すると、アンジェが顔を真っ赤に染め上げた。
「そう。アルフィには嘘をつきたくなかったの」
「はい……でも、恥ずかしいです」
ティアの左肩に頭を乗せると、アンジェは顔を隠すように抱きついてきた。
「ごめんね。私、アルフィのことはアンジェとは別の意味で愛しているの。彼女は私の恩人だし、恋人でもあるの。だから、アルフィには絶対に嘘をつかないって心に決めているの」
「ティアには、もうアルフィさんがいるんですね」
不意に、アンジェが悲しそうな声で告げた。そして、ティアの背中に両手を廻すと、縋り付くように抱きしめてきた。
「アンジェ。私、アルフィとあなたは違うと思うの。私にとってアルフィは恩人であり、姉であり、恋人でもあるわ。だけど、アンジェとは違う。アンジェはたぶん、私の運命の人よ。恋人以上の存在だと思うわ」
「ティア……」
ティアの言葉に驚いて、アンジェが顔を上げた。その金色の瞳には嬉しさと感動のあまり、涙が溢れていた。
「もう一度言うわ。アンジェ、あなたは私の運命そのものよ。やっと分かったの。何で、初対面のあなたにこれほど惹かれるのか。どうして、アンジェのことがこんなにも愛おしいのか。それは、あなたが私の半身であり、私があなたの半身だからだと思うの」
金色の瞳から大粒の涙が流れ落ちた。アンジェが再びティアの体を強く抱きしめた。
「嬉しいです……ティア。ティアがあたしと同じ気持ちだったなんて……、凄く嬉しいです!」
「アンジェ……私のアンジェ……大好き……」
アンジェの柔らかい体を抱きしめながら、ティアは右手で銀色に輝く長い髪を梳くように撫ぜた。
金碧異彩の瞳と金色の瞳がお互いを映しあった。二人は同時に眼を閉じると、唇を重ねた。お互いを求め合うかのように舌を絡め合い、芳しい吐息と甘い唾液を共有した。
長い口づけを終えると、お互いの唇を結んだ細い糸が月の光を受けてキラリと煌めいた。
「アンジェ、私はディアナ=フォン=イシュタルの名に賭けて誓うわ。私は何があってもあなたを護る剣になる。この命がある限り、あなたを愛し続けるわ」
「ティア、私も誓います。この身に流れるハイエルフの血に賭けて。全てのエルフの女王であるアストレアの娘として、あたしはあなたを愛し続けます」
「ハイエルフ……? エルフの女王の娘って……?」
月の光を神秘的に映して輝く金色の瞳を見つめながら、ティアが訊ねた。
「はい。私はエルフを率いる種族、ハイエルフなんです。そして、私の母はエルフの女王アストレアです。同族以外にこれを伝えたのは、ティアが初めてです。アルフィさんにも内緒にしてくださいね」
いたずらっぽく金色の瞳を輝かせながら、アンジェが微笑んだ。
月の明かりに照らされたその微笑みは神々しいまでに美しく、まるでエルフの女王そのもののようだった。
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