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第一章 魔の顕現
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三台目の荷馬車に乗り込むと、ティアとアンジェリーナは進行方向右側の長椅子に並んで腰を下ろした。奥からティア、アンジェリーナの順だった。
その反対側には、二人の商人が並んで座った。
「先に自己紹介しますね。私はこの商団の副責任者をしているヴィンセントと言います。彼は会計のディルソンです」
「ディルソンです。よろしくお願いします」
ヴィンセントは三十代前半の背の高い男性だった。おそらく身長は百八十セグメッツェくらいだろう。長い黒髪と優しげな容貌をしていて、いかにも女性にもてそうな雰囲気の男性だった。
ディルソンは小柄で、身長もティアとそれほど変わらなかった。やや小太りだが、笑うと笑窪が出る童顔の男性だった。年齢は二十代後半くらいだろうと思われた。
「ティアです。ご覧の通り剣士です。腕前はあまり期待しないでください」
女の武器は愛嬌だという剣聖ラインハルトの教えを思い出して、ティアがニッコリと微笑みながら告げた。
(護衛に雇った剣士が、「腕前を期待するな」って不味いかな?)
くだらないことを考えていると、横でアンジェリーナが自己紹介を始めた。
「<夜想曲>の術士クラスBのアンジェリーナと言います。よろしくお願いします」
アンジェリーナの横顔を見つめながら、ティアはその美しさに魅入った。
(ホントに綺麗な娘ね。冒険者には珍しいくらいだわ)
ティアの視線に気づき、アンジェリーナが恥ずかしそうに俯いた。長い銀髪がふわりと靡き、甘い香りがティアの鼻孔をくすぐった。
「ところで、アンジェリーナさん……」
「はい。あの……アンジェって呼んでもらえますか?」
ティアが話しかけると、金色の瞳を嬉しそうに輝かせながらアンジェが言った。
「ありがとう、アンジェ。じゃあ、私もティアって呼んでね」
「はい、ティア」
絶世の美少女が笑うと、本当に背景に花が咲き乱れるんだとティアは思った。それほど、素晴らしい笑顔だった。
「アンジェは何で私と同じ荷馬車に乗りたかったの?」
「それは……」
見る見るうちに顔を赤く染めながら、アンジェが言葉に詰まった。
「アンジェ、私たち、どこかで会ったことある?」
「いえ……。初めてです」
「そうよね。でも、初対面って感じがしないのは何でかしら?」
ティアがそう言うと、アンジェはパァッと顔を輝かせながらティアを見つめて言った。
「あたしも、そうなんです! ティアとはずっと昔から一緒にいるような気がして……」
ティアはアンジェも自分と同じように感じていることが分かると、心の底から喜びが溢れてきた。このような気持ちになるのは初めてだった。アルフィにもダグラスにも感じたことのない感情だった。
(何だろう? 話すのだって初めてだというのに、アンジェが愛おしくて堪らないわ。まるで、長い間探し求めていた自分自身と出逢ったような気がする……)
アンジェの顔を見すえると、ティアを見つめている金色の瞳が涙を湛えて潤んでいた。思わず抱きしめたい衝動に駆られたが、目の前にヴィンセントとディルソンがいることに気づいてティアは思いとどまった。
「アンジェ、次の休憩の時に二人きりで話さない?」
「はい……」
ティアが耳元で囁くと、アンジェは顔を赤らめながら小さく頷いた。
最初の休憩は、皇都イシュタールを出発してからニザン後だった。ティアは待ちかねたように荷馬車を飛び出すと、アンジェを伴って街道脇の林の中へ入っていった。三十メッツェほど街道から離れると、ティアはアンジェの方を振り向いて告げた。
「アンジェ、私、あなたのことが凄く気になるの。あなたって、私の何なの?」
「あたしも同じです。初めてティアを見た時、まるで落雷を受けたような衝撃が走ったんです。こんなこと、初めてです」
まるで熱にうなされたように顔を赤く染めながら、アンジェの金色の瞳が真っ直ぐにティアを見つめていた。
「私もそうよ。あなたを見た時、体中を何かが走り抜けたわ。そして……あなたのことが愛おしくて堪らなく感じるの」
「あたしも……こんな気持ち、初めてです」
そう告げると、アンジェはティアに近づいてきた。その潤んだ瞳を見つめると、ティアはそっとアンジェの体を抱きしめた。
「ティア……」
ティアの腕に抱かれながら、アンジェが顔を上げてティアを見つめた。そして、金色の瞳を閉じると、長い睫毛を震わせた。
「アンジェ……」
ティアがアンジェの唇を塞いだ。舌を差し入れると、おずおずとアンジェが舌を絡ませてきた。その芳しい吐息と甘い唾液に、ティアの理性が溶けた。
長い間探し求めてきた伴侶を見つけたかのように、濃厚な口づけを交わした。
「ん……んはぁ……んぁ……」
「んっ……はぁ……ん、んはぁ……」
熱い吐息を漏らしてお互いを貪るような口づけを交わすと、潤んだ瞳で見つめ合いながらそっと唇を離した。お互いの唇を細い糸が繋ぎ、陽の光を反射しながら垂れ落ちた。
「ティア……好きです」
「アンジェ、私も好きよ……」
どちらからともなく再び唇を重ね、舌を絡ませ合った。ゾクゾクとした愉悦が背筋を舐め上げると、紛れもない歓悦が弾けてティアの四肢を痺れさせた。
(うそ……口づけだけで……いっちゃいそう……あっ、いくっ!)
腰骨を蕩かせるほどの歓喜が全身に広がり、虹色の閃光が脳天で弾けた。次の瞬間、ティアは総身をビクンッビクンッと痙攣させた。
それとほぼ同じ瞬間に、アンジェも全身をビクッビクッと痙攣させると、グッタリとティアにもたれかかってきた。
お互いを強く抱きしめながら、二人は同時に膝から崩れ落ちて地面に座り込んだ。
「はぁ……はぁ、はぁ……はぁ……」
「アンジェ……はぁ、はぁ……」
熱い吐息をせわしなく漏らしながら、ティアは真っ赤に染まったアンジェの美貌を見つめた。官能に蕩けきった金色の瞳で、アンジェがティアを見つめ返した。
「はぁ……は、恥ずかしい……です……はぁ、はぁ……こんなこと……」
「アンジェ……はぁ、はぁ……私も……」
そう告げると、ティアは愛おしそうにアンジェの体を抱きしめた。ティアの腕の中で、アンジェはうっとりと幸せそうに眼を閉じた。
「アンジェ、<夜想曲>を辞めて、うちに来てくれない?」
痙攣が治まり呼吸が整うと、ティアはアンジェの金色の瞳を真っ直ぐに見つめながら言った。
「そう言えば、ティアのクラスもパーティ名も聞いていませんでした」
「そうね。内緒にしていたから……」
金碧異彩の瞳をいたずらそうに輝かすと、ティアが笑いながら告げた。
「内緒って……。意地悪しないで、教えてください」
「うん。他のメンバーには言わないでね。私の二つ名は『紫音』よ。聞いたことあるかしら?」
「『紫音』って……まさか、あの……?」
驚きのあまり金色の瞳を大きく見開くと、アンジェがティアの顔を見つめた。
「冒険者ランクSパーティ<漆黒の翼>の剣士クラスSなの。黙っててごめんね」
「剣士クラスS……。どおりで凄い魔力量だと思いました。では、アルフィさんはもしかして、あの『氷麗姫』ですか?」
「そうよ。<漆黒の翼>のリーダーで、魔道士クラスSのアルフィ=カサンドラよ」
「それを聞いて納得しました。ティアもアルフィさんも、ずいぶんと控えめな自己紹介をしているわりには魔力量が凄かったので、きっと有名な冒険者だと思ってたんです」
解けなかった問題の答えを見つけた学生のように、アンジェがすっきりとした表情で告げた。
「魔力量って言えば、アルフィがあなたの魔力量は自分より遥かに多いって言ってたわ。アンジェって、本当に術士クラスBなの?」
冒険者ギルドの食堂でアルフィが言っていた言葉を思い出しながら、ティアが訊ねた。
「本当です。でも、わざと昇格試験を受けずにいることも事実です。実はアルティメットヒールも使えるんですが……」
アンジェがいたずらっぽく金色の瞳を輝かせた。
「アルティメットヒールって、術士クラスA以上の魔法でしょ? それなのに、どうしてクラスBに留まっているの? クラスが上がれば、それだけ報酬のいい依頼を受けられるんじゃない?」
「ティア、今から話すことを内緒にしてくれるって約束できますか?」
不意に金色の瞳に真剣な光を宿すと、アンジェが真っ直ぐにティアを見つめて言った。ヘテロクロミアの瞳でアンジェの瞳を見つめ返すと、ティアは大きく頷きながら告げた。
「分かった。『紫音』の名に賭けて約束するわ」
自らの二つ名に誓うことは、冒険者にとって何よりも神聖な誓いであった。
その反対側には、二人の商人が並んで座った。
「先に自己紹介しますね。私はこの商団の副責任者をしているヴィンセントと言います。彼は会計のディルソンです」
「ディルソンです。よろしくお願いします」
ヴィンセントは三十代前半の背の高い男性だった。おそらく身長は百八十セグメッツェくらいだろう。長い黒髪と優しげな容貌をしていて、いかにも女性にもてそうな雰囲気の男性だった。
ディルソンは小柄で、身長もティアとそれほど変わらなかった。やや小太りだが、笑うと笑窪が出る童顔の男性だった。年齢は二十代後半くらいだろうと思われた。
「ティアです。ご覧の通り剣士です。腕前はあまり期待しないでください」
女の武器は愛嬌だという剣聖ラインハルトの教えを思い出して、ティアがニッコリと微笑みながら告げた。
(護衛に雇った剣士が、「腕前を期待するな」って不味いかな?)
くだらないことを考えていると、横でアンジェリーナが自己紹介を始めた。
「<夜想曲>の術士クラスBのアンジェリーナと言います。よろしくお願いします」
アンジェリーナの横顔を見つめながら、ティアはその美しさに魅入った。
(ホントに綺麗な娘ね。冒険者には珍しいくらいだわ)
ティアの視線に気づき、アンジェリーナが恥ずかしそうに俯いた。長い銀髪がふわりと靡き、甘い香りがティアの鼻孔をくすぐった。
「ところで、アンジェリーナさん……」
「はい。あの……アンジェって呼んでもらえますか?」
ティアが話しかけると、金色の瞳を嬉しそうに輝かせながらアンジェが言った。
「ありがとう、アンジェ。じゃあ、私もティアって呼んでね」
「はい、ティア」
絶世の美少女が笑うと、本当に背景に花が咲き乱れるんだとティアは思った。それほど、素晴らしい笑顔だった。
「アンジェは何で私と同じ荷馬車に乗りたかったの?」
「それは……」
見る見るうちに顔を赤く染めながら、アンジェが言葉に詰まった。
「アンジェ、私たち、どこかで会ったことある?」
「いえ……。初めてです」
「そうよね。でも、初対面って感じがしないのは何でかしら?」
ティアがそう言うと、アンジェはパァッと顔を輝かせながらティアを見つめて言った。
「あたしも、そうなんです! ティアとはずっと昔から一緒にいるような気がして……」
ティアはアンジェも自分と同じように感じていることが分かると、心の底から喜びが溢れてきた。このような気持ちになるのは初めてだった。アルフィにもダグラスにも感じたことのない感情だった。
(何だろう? 話すのだって初めてだというのに、アンジェが愛おしくて堪らないわ。まるで、長い間探し求めていた自分自身と出逢ったような気がする……)
アンジェの顔を見すえると、ティアを見つめている金色の瞳が涙を湛えて潤んでいた。思わず抱きしめたい衝動に駆られたが、目の前にヴィンセントとディルソンがいることに気づいてティアは思いとどまった。
「アンジェ、次の休憩の時に二人きりで話さない?」
「はい……」
ティアが耳元で囁くと、アンジェは顔を赤らめながら小さく頷いた。
最初の休憩は、皇都イシュタールを出発してからニザン後だった。ティアは待ちかねたように荷馬車を飛び出すと、アンジェを伴って街道脇の林の中へ入っていった。三十メッツェほど街道から離れると、ティアはアンジェの方を振り向いて告げた。
「アンジェ、私、あなたのことが凄く気になるの。あなたって、私の何なの?」
「あたしも同じです。初めてティアを見た時、まるで落雷を受けたような衝撃が走ったんです。こんなこと、初めてです」
まるで熱にうなされたように顔を赤く染めながら、アンジェの金色の瞳が真っ直ぐにティアを見つめていた。
「私もそうよ。あなたを見た時、体中を何かが走り抜けたわ。そして……あなたのことが愛おしくて堪らなく感じるの」
「あたしも……こんな気持ち、初めてです」
そう告げると、アンジェはティアに近づいてきた。その潤んだ瞳を見つめると、ティアはそっとアンジェの体を抱きしめた。
「ティア……」
ティアの腕に抱かれながら、アンジェが顔を上げてティアを見つめた。そして、金色の瞳を閉じると、長い睫毛を震わせた。
「アンジェ……」
ティアがアンジェの唇を塞いだ。舌を差し入れると、おずおずとアンジェが舌を絡ませてきた。その芳しい吐息と甘い唾液に、ティアの理性が溶けた。
長い間探し求めてきた伴侶を見つけたかのように、濃厚な口づけを交わした。
「ん……んはぁ……んぁ……」
「んっ……はぁ……ん、んはぁ……」
熱い吐息を漏らしてお互いを貪るような口づけを交わすと、潤んだ瞳で見つめ合いながらそっと唇を離した。お互いの唇を細い糸が繋ぎ、陽の光を反射しながら垂れ落ちた。
「ティア……好きです」
「アンジェ、私も好きよ……」
どちらからともなく再び唇を重ね、舌を絡ませ合った。ゾクゾクとした愉悦が背筋を舐め上げると、紛れもない歓悦が弾けてティアの四肢を痺れさせた。
(うそ……口づけだけで……いっちゃいそう……あっ、いくっ!)
腰骨を蕩かせるほどの歓喜が全身に広がり、虹色の閃光が脳天で弾けた。次の瞬間、ティアは総身をビクンッビクンッと痙攣させた。
それとほぼ同じ瞬間に、アンジェも全身をビクッビクッと痙攣させると、グッタリとティアにもたれかかってきた。
お互いを強く抱きしめながら、二人は同時に膝から崩れ落ちて地面に座り込んだ。
「はぁ……はぁ、はぁ……はぁ……」
「アンジェ……はぁ、はぁ……」
熱い吐息をせわしなく漏らしながら、ティアは真っ赤に染まったアンジェの美貌を見つめた。官能に蕩けきった金色の瞳で、アンジェがティアを見つめ返した。
「はぁ……は、恥ずかしい……です……はぁ、はぁ……こんなこと……」
「アンジェ……はぁ、はぁ……私も……」
そう告げると、ティアは愛おしそうにアンジェの体を抱きしめた。ティアの腕の中で、アンジェはうっとりと幸せそうに眼を閉じた。
「アンジェ、<夜想曲>を辞めて、うちに来てくれない?」
痙攣が治まり呼吸が整うと、ティアはアンジェの金色の瞳を真っ直ぐに見つめながら言った。
「そう言えば、ティアのクラスもパーティ名も聞いていませんでした」
「そうね。内緒にしていたから……」
金碧異彩の瞳をいたずらそうに輝かすと、ティアが笑いながら告げた。
「内緒って……。意地悪しないで、教えてください」
「うん。他のメンバーには言わないでね。私の二つ名は『紫音』よ。聞いたことあるかしら?」
「『紫音』って……まさか、あの……?」
驚きのあまり金色の瞳を大きく見開くと、アンジェがティアの顔を見つめた。
「冒険者ランクSパーティ<漆黒の翼>の剣士クラスSなの。黙っててごめんね」
「剣士クラスS……。どおりで凄い魔力量だと思いました。では、アルフィさんはもしかして、あの『氷麗姫』ですか?」
「そうよ。<漆黒の翼>のリーダーで、魔道士クラスSのアルフィ=カサンドラよ」
「それを聞いて納得しました。ティアもアルフィさんも、ずいぶんと控えめな自己紹介をしているわりには魔力量が凄かったので、きっと有名な冒険者だと思ってたんです」
解けなかった問題の答えを見つけた学生のように、アンジェがすっきりとした表情で告げた。
「魔力量って言えば、アルフィがあなたの魔力量は自分より遥かに多いって言ってたわ。アンジェって、本当に術士クラスBなの?」
冒険者ギルドの食堂でアルフィが言っていた言葉を思い出しながら、ティアが訊ねた。
「本当です。でも、わざと昇格試験を受けずにいることも事実です。実はアルティメットヒールも使えるんですが……」
アンジェがいたずらっぽく金色の瞳を輝かせた。
「アルティメットヒールって、術士クラスA以上の魔法でしょ? それなのに、どうしてクラスBに留まっているの? クラスが上がれば、それだけ報酬のいい依頼を受けられるんじゃない?」
「ティア、今から話すことを内緒にしてくれるって約束できますか?」
不意に金色の瞳に真剣な光を宿すと、アンジェが真っ直ぐにティアを見つめて言った。ヘテロクロミアの瞳でアンジェの瞳を見つめ返すと、ティアは大きく頷きながら告げた。
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