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2章
2‐3 アンナに説明
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とりあえず俺たちは広いスペースのある場所にテントを広げ、拠点とする。
「一応、明日以降は俺とアンナはカリーナさんと開拓の計画を立てるから、リーズとミーシャとナツキで周辺の探索をお願い。」
明日以降の簡単なスケジュールを決る。
リーズは子供の用に笑顔で頷く、この島を探索したくてたまらなそうだったからね。
それから、
「今までちゃんと説明しなくてごめん、「聖水」について話そうと思う。」
一応見張りとしてナツキにテントの周囲の警戒をしてもらい、アンナに説明を始める。
ーーーーーーーーー
「なるほど、そういうことだったんだね。」
想像していたよりアンナは驚かない。
「冒険者にとって貴重で特別な事かもしれないけど、田舎者の私にはすべてが初めての体験だからね。
安心して、仲間の秘密を誰かに言うつもりはないから。」
胸、というより胸筋張る。
「ちぇっ、つまんないのー」
アンナにいたずらする気だったリーズ的には少し物足りなそうだが、最初からこうなることは分かっていたという表情でもある。
ーーーーーーーーー
「聖水」について新しく分かった事もある。
さっきナツキが確認したところによると、支給される水の一部、飲み水用ではないほうに「聖水」を混ぜたところ、十分飲み水として使用できる状態になったと。
どの位の割合で混ぜるかは、俺のスキルレベルの上昇に伴って随時確認する必要はあるだろうという事。
恐らく、多少の汚れや毒素も「聖水」で無効化している為だと考えられる。
例によって俺には効果が無い為、貴重な水分の分配と「聖水」による補正を考え、パーティに支給される飲み水の大部分は俺が使用する事になった。
「明日からはアンナにも飲んでもらうから。」
リーズはふざけた様子も無く、アンナを成長させる為の最善策を考えているようだったので、口出しはしない。
「力作業が多くなるから、体力回復効果はありがたい。
それに、獲得できる経験値が増えれば、皆の足を引っ張らなくて済むからね。」
「大丈夫だよ!
アンナの力だったらすぐに強くなれるよ!」
未知への探求心という点ではミーシャ・リーズ・アンナの三人は話が合うだろう。
俺だって本音ではこの島を探索したいが、リーズとナツキ以外は初級も初級。
出来るだけのことはして、危険度は下げておきたい。
「話は終わりましたか?」
見張りをしていたナツキがテントに入ってくる。
「ああ、ありがとう。」
お礼を言って中へ入れる。
「何はともあれ、さっさと済ませてダンジョンを目指そう。」
木の性質さえ分かれば後は騎士団を中心に作業が進むだろう。
アンナのお手並み拝見だ。
「一応、明日以降は俺とアンナはカリーナさんと開拓の計画を立てるから、リーズとミーシャとナツキで周辺の探索をお願い。」
明日以降の簡単なスケジュールを決る。
リーズは子供の用に笑顔で頷く、この島を探索したくてたまらなそうだったからね。
それから、
「今までちゃんと説明しなくてごめん、「聖水」について話そうと思う。」
一応見張りとしてナツキにテントの周囲の警戒をしてもらい、アンナに説明を始める。
ーーーーーーーーー
「なるほど、そういうことだったんだね。」
想像していたよりアンナは驚かない。
「冒険者にとって貴重で特別な事かもしれないけど、田舎者の私にはすべてが初めての体験だからね。
安心して、仲間の秘密を誰かに言うつもりはないから。」
胸、というより胸筋張る。
「ちぇっ、つまんないのー」
アンナにいたずらする気だったリーズ的には少し物足りなそうだが、最初からこうなることは分かっていたという表情でもある。
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「聖水」について新しく分かった事もある。
さっきナツキが確認したところによると、支給される水の一部、飲み水用ではないほうに「聖水」を混ぜたところ、十分飲み水として使用できる状態になったと。
どの位の割合で混ぜるかは、俺のスキルレベルの上昇に伴って随時確認する必要はあるだろうという事。
恐らく、多少の汚れや毒素も「聖水」で無効化している為だと考えられる。
例によって俺には効果が無い為、貴重な水分の分配と「聖水」による補正を考え、パーティに支給される飲み水の大部分は俺が使用する事になった。
「明日からはアンナにも飲んでもらうから。」
リーズはふざけた様子も無く、アンナを成長させる為の最善策を考えているようだったので、口出しはしない。
「力作業が多くなるから、体力回復効果はありがたい。
それに、獲得できる経験値が増えれば、皆の足を引っ張らなくて済むからね。」
「大丈夫だよ!
アンナの力だったらすぐに強くなれるよ!」
未知への探求心という点ではミーシャ・リーズ・アンナの三人は話が合うだろう。
俺だって本音ではこの島を探索したいが、リーズとナツキ以外は初級も初級。
出来るだけのことはして、危険度は下げておきたい。
「話は終わりましたか?」
見張りをしていたナツキがテントに入ってくる。
「ああ、ありがとう。」
お礼を言って中へ入れる。
「何はともあれ、さっさと済ませてダンジョンを目指そう。」
木の性質さえ分かれば後は騎士団を中心に作業が進むだろう。
アンナのお手並み拝見だ。
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