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1章 王都ルーデリー 出会い編
1‐31 リーズの強さ
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食事を済ませたはいいが、今日泊まる宿の事を考えていなかった。
だが、ナツキは迷うことなく歩みを進める。
「ナツキ、今日の宿って?」
「はい、今日から街を出る日までは、リーズの家にお世話になります。」
当然のように言うナツキの後について、リーズの家へとやってくる。
もともと方向音痴と言うのも有って、正直この街の地図は全然頭に入っていない為、素直にナツキに従う。
ーーーーーーーーー
部屋へ入ると、一人お酒を飲むリーズがいた。
「お帰り、早かったね?」
そう言えば、リーズはグリーグ島に行くことを承諾したと言っていた。
いつ話したのだろうか?
「そんなのあんたが寝てるときに決まってるじゃない。
さんざんひどいことして、一人ぐっすり眠っちゃって。」
そういわれると恥ずかしくなる。
「私はね、知らない世界を知りたくて「冒険者」になったの、この街で神々の神殿の調査にも行き詰っていた所だし、これからどうしようかと思ったところに今回の話よ、行くしかないでしょ!」
子供の用にキラキラした目でリーズはそう話す。
「ちなみにグリーグ島にはどうやって行くの?」
その辺の確認もしておきたい。
「グリーグ島へは、私たちが今いる「首都ルーデリー」から馬車で一週間程南へ行き、「港街カルドラ」で船に乗りさらに2日程の距離と聞いています。」
結構遠いな、何より船旅が2日か…
「調査員募集の依頼は先日出たばかりですが、今のところ参加者は3組しかないらしく、あまり人気があるとは言えません。」
募集要項に「上級冒険者を含むパーティ」とあるのと、危険度と報酬がワリに合わないので、賞金稼ぎ系の冒険者は最近発見されたばかりの、今日俺たちが行ったダンジョンに集中していることも要因だとか。
「逆に、リーゼのように「未知」を求める者、「冒険」を求める者しかいない為、駐屯地の治安が急速に悪化することはないでしょう。」
「それに駐屯地の指揮を執ってるのは「カリーナ」さん、というのも安心できます。」
「うそっ、カリーナちゃんなの?」
リーズはテーブルをひっくり返しそうな勢いで立ち上がり声を上げる。
よだれを垂らしながら何かを考え、いやらしい目をする。
この女好きの酔っぱらいが何を考えているかは分からないが、「カリーナ」とはどんな人物なのか。
「カリーナさんは若干28歳ながら「港町カルドラ」の守備隊長を任される人間族の女性です。」
俺と同じ年で街の守備の要だというのか、すごいな。
「彼女は平民の生まれながら腕一本で成り上がり、若干18歳の若さで魔人になったそうです。」
この国では貴族階級は存在するが、多方面で平民でも優秀な人物を登用するシステムが出来ているらしい。
優秀な人物を見つけて育て、囲う事で自分の権力を強化しようという一面が有ったとしても、良いシステムだと思う。
「以前、ギルドの依頼で一度仕事をしたことが有りますが、一対一であればリーズでも勝てるかどうか…」
そう言えば、リーズのレベルなんかも聞いてなかった、
「私?
私はね、チョー強いよ!」
酔っぱらったリーズは身分証を見せてくれる。
リーズ・エルーシャ 風の民
120歳 Lv65
「レベルろくじゅうご!」
と驚いて見せたが、実はレベルの事もよくわかってないので嘘っぽくなってしまった。
それよりも年齢が120歳の方が驚きだ。
元がエルフだと考えるとおかしくはないのか。
「もっと驚いてよ!
つまんないの。」
やはり嘘っぽさは見抜かれていたようだ。
リーズは拗ねてお酒に口をつける。
だが、ナツキは迷うことなく歩みを進める。
「ナツキ、今日の宿って?」
「はい、今日から街を出る日までは、リーズの家にお世話になります。」
当然のように言うナツキの後について、リーズの家へとやってくる。
もともと方向音痴と言うのも有って、正直この街の地図は全然頭に入っていない為、素直にナツキに従う。
ーーーーーーーーー
部屋へ入ると、一人お酒を飲むリーズがいた。
「お帰り、早かったね?」
そう言えば、リーズはグリーグ島に行くことを承諾したと言っていた。
いつ話したのだろうか?
「そんなのあんたが寝てるときに決まってるじゃない。
さんざんひどいことして、一人ぐっすり眠っちゃって。」
そういわれると恥ずかしくなる。
「私はね、知らない世界を知りたくて「冒険者」になったの、この街で神々の神殿の調査にも行き詰っていた所だし、これからどうしようかと思ったところに今回の話よ、行くしかないでしょ!」
子供の用にキラキラした目でリーズはそう話す。
「ちなみにグリーグ島にはどうやって行くの?」
その辺の確認もしておきたい。
「グリーグ島へは、私たちが今いる「首都ルーデリー」から馬車で一週間程南へ行き、「港街カルドラ」で船に乗りさらに2日程の距離と聞いています。」
結構遠いな、何より船旅が2日か…
「調査員募集の依頼は先日出たばかりですが、今のところ参加者は3組しかないらしく、あまり人気があるとは言えません。」
募集要項に「上級冒険者を含むパーティ」とあるのと、危険度と報酬がワリに合わないので、賞金稼ぎ系の冒険者は最近発見されたばかりの、今日俺たちが行ったダンジョンに集中していることも要因だとか。
「逆に、リーゼのように「未知」を求める者、「冒険」を求める者しかいない為、駐屯地の治安が急速に悪化することはないでしょう。」
「それに駐屯地の指揮を執ってるのは「カリーナ」さん、というのも安心できます。」
「うそっ、カリーナちゃんなの?」
リーズはテーブルをひっくり返しそうな勢いで立ち上がり声を上げる。
よだれを垂らしながら何かを考え、いやらしい目をする。
この女好きの酔っぱらいが何を考えているかは分からないが、「カリーナ」とはどんな人物なのか。
「カリーナさんは若干28歳ながら「港町カルドラ」の守備隊長を任される人間族の女性です。」
俺と同じ年で街の守備の要だというのか、すごいな。
「彼女は平民の生まれながら腕一本で成り上がり、若干18歳の若さで魔人になったそうです。」
この国では貴族階級は存在するが、多方面で平民でも優秀な人物を登用するシステムが出来ているらしい。
優秀な人物を見つけて育て、囲う事で自分の権力を強化しようという一面が有ったとしても、良いシステムだと思う。
「以前、ギルドの依頼で一度仕事をしたことが有りますが、一対一であればリーズでも勝てるかどうか…」
そう言えば、リーズのレベルなんかも聞いてなかった、
「私?
私はね、チョー強いよ!」
酔っぱらったリーズは身分証を見せてくれる。
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「レベルろくじゅうご!」
と驚いて見せたが、実はレベルの事もよくわかってないので嘘っぽくなってしまった。
それよりも年齢が120歳の方が驚きだ。
元がエルフだと考えるとおかしくはないのか。
「もっと驚いてよ!
つまんないの。」
やはり嘘っぽさは見抜かれていたようだ。
リーズは拗ねてお酒に口をつける。
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