17 / 97
1章 王都ルーデリー 出会い編
1-16 レベル10到達 ☆
しおりを挟む
行為を終え、朝食を取った後お風呂で汗を流す。
朝の時間は浸かれるほどのお湯は張っていないが、汗を流せる程度にはお湯が有るらしく、湯浴みをする。
部屋へ戻り確認を取る。
「どうやら「成長促進」効果は経験値上昇ではなさそうです。」
ナツキが自身のステータスを確認したところ、飲んだ直後は「成長促進」状態になったものの、現在ではその効果が消えてるらしい。
「効果時間内なら戦闘などで得られる経験値が多くなるのかもしれません。」
ナツキの分析を聞いて納得する。
「じゃあ、俺のレベル上げで魔物狩りに行くときは、ナツキに飲ませたほうが良いのかな?」
少し意地悪く聞いてみる。
「そ、そうですね。
確認もしたいですし…」
黙ってしまった。
ーーーーーーーーーー
ミーシャと合流する直前に、ナツキにはすでにおしっこを飲んでもらっている。
「今日は少し強い魔物が出るポイントへ行ってみよう。」
そういって三人で森の奥の沼地へと向かう。
そこには、トカゲや蛇のような魔物が数多く生息していた。
大した素材は取れない上に、そこそこの強さがある為、あまり狩られず数が増えているようだ。
初心者には強すぎて、中級者には割に合わない。
そんな魔物だが、大量増殖は魔物ではない「動物」の生態系にも影響を及ぼすため、半ばボランティアで狩る人が少々存在するだけなのだと。
ーーーーーーーーーー
結構な数を狩ったが、小さな魔石以外に収穫はない。
お腹も空いてきたし、そろそろお昼にでも、となった。
「どんな感じ?」
ミーシャの言葉は俺の経験値の状態確認だろうが、別の事を実験中のナツキはドキッとしてむせてしまう。
「ゴホッ、ゴホッ。
ごっ、ごめん、気にしないでくれ。」
そういって水筒に口をつける。
ナツキの水筒には俺のおしっこが入っている。
実験(性欲)の為だ。
「レベルが8に上がってる。
ステータスに変化はないけど、スキルの修得は出来るかも。」
ミーシャにはそう説明し、ナツキはと言うと、水筒に口をつけたまま匂いを嗅いでいるようだ。
そうこうしながらお昼を終え、午後の狩りを行う。
ーーーーーーーーーー
日が暮れる前に街へ戻る。
「もうレベル10か…、ありがとう。」
一気にレベルが上がり、二人に礼を言う。
「気にしないで、今日からは成果も三等分だから!!」
大した額にはならないだろうに。
気を使わせないようにミーシャはそういったのだろう。
実際100体近くの魔物を狩り魔石を回収したが、報酬はたったの銀貨5枚。
俺の申し出でミーシャとナツキが2枚ずつ、俺が一枚という事にした。
「明日は遺跡に行ってみようよ!
カズ君ならもう大丈夫だと思うから!」
「そうだな、まずは低層で腕試しするのも悪くないだろう。」
ナツキとしても、ミーシャの意見に納得のようだった。
「ふたりに任せるよ。
明日もお世話になります。」
チーム戦術なんかは特にないが、もうチームと言っても過言ではないだろう。
二人を信じる。
とは別に、初の遺跡探索に心が躍る。
不思議と不安はなかった。
朝の時間は浸かれるほどのお湯は張っていないが、汗を流せる程度にはお湯が有るらしく、湯浴みをする。
部屋へ戻り確認を取る。
「どうやら「成長促進」効果は経験値上昇ではなさそうです。」
ナツキが自身のステータスを確認したところ、飲んだ直後は「成長促進」状態になったものの、現在ではその効果が消えてるらしい。
「効果時間内なら戦闘などで得られる経験値が多くなるのかもしれません。」
ナツキの分析を聞いて納得する。
「じゃあ、俺のレベル上げで魔物狩りに行くときは、ナツキに飲ませたほうが良いのかな?」
少し意地悪く聞いてみる。
「そ、そうですね。
確認もしたいですし…」
黙ってしまった。
ーーーーーーーーーー
ミーシャと合流する直前に、ナツキにはすでにおしっこを飲んでもらっている。
「今日は少し強い魔物が出るポイントへ行ってみよう。」
そういって三人で森の奥の沼地へと向かう。
そこには、トカゲや蛇のような魔物が数多く生息していた。
大した素材は取れない上に、そこそこの強さがある為、あまり狩られず数が増えているようだ。
初心者には強すぎて、中級者には割に合わない。
そんな魔物だが、大量増殖は魔物ではない「動物」の生態系にも影響を及ぼすため、半ばボランティアで狩る人が少々存在するだけなのだと。
ーーーーーーーーーー
結構な数を狩ったが、小さな魔石以外に収穫はない。
お腹も空いてきたし、そろそろお昼にでも、となった。
「どんな感じ?」
ミーシャの言葉は俺の経験値の状態確認だろうが、別の事を実験中のナツキはドキッとしてむせてしまう。
「ゴホッ、ゴホッ。
ごっ、ごめん、気にしないでくれ。」
そういって水筒に口をつける。
ナツキの水筒には俺のおしっこが入っている。
実験(性欲)の為だ。
「レベルが8に上がってる。
ステータスに変化はないけど、スキルの修得は出来るかも。」
ミーシャにはそう説明し、ナツキはと言うと、水筒に口をつけたまま匂いを嗅いでいるようだ。
そうこうしながらお昼を終え、午後の狩りを行う。
ーーーーーーーーーー
日が暮れる前に街へ戻る。
「もうレベル10か…、ありがとう。」
一気にレベルが上がり、二人に礼を言う。
「気にしないで、今日からは成果も三等分だから!!」
大した額にはならないだろうに。
気を使わせないようにミーシャはそういったのだろう。
実際100体近くの魔物を狩り魔石を回収したが、報酬はたったの銀貨5枚。
俺の申し出でミーシャとナツキが2枚ずつ、俺が一枚という事にした。
「明日は遺跡に行ってみようよ!
カズ君ならもう大丈夫だと思うから!」
「そうだな、まずは低層で腕試しするのも悪くないだろう。」
ナツキとしても、ミーシャの意見に納得のようだった。
「ふたりに任せるよ。
明日もお世話になります。」
チーム戦術なんかは特にないが、もうチームと言っても過言ではないだろう。
二人を信じる。
とは別に、初の遺跡探索に心が躍る。
不思議と不安はなかった。
0
お気に入りに追加
230
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる