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第5章波乱と激動の王都観光
267・鈍感な理由
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それから馬車の爆竜号で王都を目指した。
まぁドラゴンであるタツキの背に乗れば、
1日でたどり着くことは確かだが、
それだとどうやって早くたどり着いたのかと、
不審がられるから、
馬車で移動することにした。
まぁ馬車と言っても爆竜号はラプラスが作った機械だ。
通常の馬車だと馬を休ませないといけないが、
これは馬に見えるが実は機械なので休ませる心配もない。
魔力さえ注げば不眠不休で動いてくれる。
「今日は暗くなってきたしこの辺で休みましょう」
辺りを見るとすっかり暗くなっていた。
私は設置型結界魔道具を起動する。
これで結界の効果により魔物は私達に近づけない。
そして私は夕食の準備に取りかかることにした。
「しかしとうとう王都に行くことになりましたね」
野菜と肉を包丁で刻みながら私はそう言う。
「そうね。私からすると久しぶりになるわね」
「エドナは王都で暮らしていたことがあるんですよね。
王都ってどんな所ですか?」
「まぁ大都会だから人は多いわね。
色々な店や売り物が並んでいるわ。
だからわりと目移りするわね」
「へぇ楽しみですね」
そう言うと私は切った野菜と肉を鍋の中に入れていく。
今日作るのはクリームシチューだ。
「セツナ、わたくし達が王都に行くのは、
遊びに行くためではありません。
王都でまずしなければならないのは、
ダンジョンを変えることです。
それと病気の姫様を治療することです」
そうフォルトゥーナが言った。
「え、お姫様って病気なの?」
「はい、お姫様であるローズマリー様は今年で17歳になりますが、
病気でここ3年ほど、寝込んでいるそうです。
その治療をわたくしにして欲しいとのことでした」
「ああ、フォルトゥーナって病気治せるもんね」
「ええ、ただ気を付けたいのはお姫様の病気を治した後でしょう。
わたくしの予想ですが、お姫様はきっと命を狙われていると思います」
「え、命を?」
「いいですか、仮にも王族が病気になるんですよ。
普通に考えて医者にかからないなんてことはまずありえません。
そんな医者ですら治せないなんておかしいです。
王族ならば最高位の治療を受けられて当然です。
なのに治らないとなるとこれは一悶着ありそうです」
「確かに言われてみたらそうだよねー。
王様が伯爵夫人にぶち切れたのって、
我が子の病気が治せそうなのは、
フォルトゥーナにしかいないって思ってたからなのかな」
「確かにそれだとぶち切れるのは当然ですよねー」
我が子の命がかかっているのに、
妨害工作をされたら怒るのは当然かもしれない。
「それよりどうするのセツナ?」
リンがそう聞いてきた。
「どうするって何が?」
「クライド君のことだよ」
「ああ、それは…」
「彼がアンタのことを好きなのはずっと前から気がついていたけど。
でもアタシが口を出してもいけないかなと思って黙っていたんだ。
でもセツナ本人は彼の気持ちに応えるつもりはあるの?」
「…分かりません」
誰かを好きだという感覚は私にはよく分からない。
だからクライド君が私のことを好きだと知っても、困惑しかない。
「こういうのって曖昧なままにしておいたら、ダメだよ」
「それは分かっています。でも私は…」
「どうしたらいいのか分からない。そうじゃな?」
タツキがそう言った。
「そうです…」
「妾が思うに。お主が恋愛事に極端に鈍いのは、
ヒョウム国での経験のせいじゃろうと思う」
「え?」
「お主はかつて男である皇帝に酷い目に遭った。
それが男性に対するトラウマになったのだと思う。
そしてお主が極端なまでに恋愛事に鈍感なのは、
トラウマによる自己防衛本能のようなものじゃと思う」
「つまり男性に酷い目に遭わせられたから、
無意識に男性を拒絶しているってことですか?」
「実際、『金色の黎明』はガイを除けば、
全員女性じゃろう?
現に『金色の黎明』に入りたいという男達を、
お主は全部断っている。
それはお主自身が男性に、
酷い目に遭わせられたことによる恐怖が大きいのじゃろう」
確かに言われてみたらそうかもしれない。
『金色の黎明』は確かに女性しか居ない。
ガイは仲間ではあるが隠密魔法をかけているので、
私達以外にはガイの姿は見えない。
そもそもガイは手のひらサイズだから戦えないし、
実質非戦闘員だ。
それに姿は私達以外の人には見えないようになっている。
そしてクライド君もそれは同じ、
怠惰の霊符は持ってはいるものの、
それは乱用し過ぎて、実質あと2回しか使えない。
それにクライド君の能力は暗殺に特化したもので、
魔物と戦うのには向いていない。
だからガイとクライド君は実質仲間ではあるものの、
戦えないので、
『金色の黎明』のメンバーと言えるかどうかは分からない。
だけどもし男性が仲間に入るとするとしたら、
すごく嫌な感じがするのは確かだ。
「しかしお主とクライドは似たもの同士ではあるから、
結婚しても上手くやっていけると思うぞ。
結婚が人生の幸せとは限らないが、
相手がクライドならばきっと暖かい家庭を築け――」
「それは無理だ!」
その時黙って話を聞いていたクライド君がそう叫んだ。
「クライド君?」
「俺とセツナ様じゃ絶対に釣り合わない…。
俺の手は汚れすぎた。
だから俺なんか幸せになれる資格はないっ!」
「あ、クライド君!」
そう言うとクライド君は走ってどこかへ行ってしまう。
私は慌てて後を追いかけた。
「クライド君、大丈夫ですか?」
「すみません…」
「何で謝るんですか、謝るのはこっちの方なのに」
「え?」
「私は恋愛事というのが、
どういうものなのかさっぱり分かりません。
いつか恋してみたいと思うけれど、
心の奥底で男性を拒絶している…。
だから曖昧な態度を取ってすみませんでした」
「そんな、セツナ様が謝ることはありません。
全部俺が悪いんです」
「人をいっぱい殺したこと…後悔しているんですよね?」
「はい…操られていたとはいえ、
俺はとても許されないことをしました…。
俺はセツナ様のことは好きです。
でも人殺しの俺と一緒に居たら、
セツナ様まで悪く言われるかもしれない。
それが俺はとても怖いんです」
「クライド君…。
すみませんそこまで大切に想ってくれているのに、
私はその気持ちに応えられないです。
でもクライド君は私の大切な人です。
だからどうかこの先も私と共に居てください」
「はい、セツナ様。
こんな俺を受け入れてくれて感謝しています」
「さ、戻りましょう。
みんなきっと心配していると思いますから」
「あのセツナ様、
もし俺が死んでも絶対に悲しんだりしないでください」
「え、それは無理ですよ」
「でも悲しまないでください。
俺なんかのためにあなたが悲しむことはないですから」
「…そうですか」
――この時、すぐにそんなことはないと言えば良かったと、
後で後悔したが、もう遅かった。
まぁドラゴンであるタツキの背に乗れば、
1日でたどり着くことは確かだが、
それだとどうやって早くたどり着いたのかと、
不審がられるから、
馬車で移動することにした。
まぁ馬車と言っても爆竜号はラプラスが作った機械だ。
通常の馬車だと馬を休ませないといけないが、
これは馬に見えるが実は機械なので休ませる心配もない。
魔力さえ注げば不眠不休で動いてくれる。
「今日は暗くなってきたしこの辺で休みましょう」
辺りを見るとすっかり暗くなっていた。
私は設置型結界魔道具を起動する。
これで結界の効果により魔物は私達に近づけない。
そして私は夕食の準備に取りかかることにした。
「しかしとうとう王都に行くことになりましたね」
野菜と肉を包丁で刻みながら私はそう言う。
「そうね。私からすると久しぶりになるわね」
「エドナは王都で暮らしていたことがあるんですよね。
王都ってどんな所ですか?」
「まぁ大都会だから人は多いわね。
色々な店や売り物が並んでいるわ。
だからわりと目移りするわね」
「へぇ楽しみですね」
そう言うと私は切った野菜と肉を鍋の中に入れていく。
今日作るのはクリームシチューだ。
「セツナ、わたくし達が王都に行くのは、
遊びに行くためではありません。
王都でまずしなければならないのは、
ダンジョンを変えることです。
それと病気の姫様を治療することです」
そうフォルトゥーナが言った。
「え、お姫様って病気なの?」
「はい、お姫様であるローズマリー様は今年で17歳になりますが、
病気でここ3年ほど、寝込んでいるそうです。
その治療をわたくしにして欲しいとのことでした」
「ああ、フォルトゥーナって病気治せるもんね」
「ええ、ただ気を付けたいのはお姫様の病気を治した後でしょう。
わたくしの予想ですが、お姫様はきっと命を狙われていると思います」
「え、命を?」
「いいですか、仮にも王族が病気になるんですよ。
普通に考えて医者にかからないなんてことはまずありえません。
そんな医者ですら治せないなんておかしいです。
王族ならば最高位の治療を受けられて当然です。
なのに治らないとなるとこれは一悶着ありそうです」
「確かに言われてみたらそうだよねー。
王様が伯爵夫人にぶち切れたのって、
我が子の病気が治せそうなのは、
フォルトゥーナにしかいないって思ってたからなのかな」
「確かにそれだとぶち切れるのは当然ですよねー」
我が子の命がかかっているのに、
妨害工作をされたら怒るのは当然かもしれない。
「それよりどうするのセツナ?」
リンがそう聞いてきた。
「どうするって何が?」
「クライド君のことだよ」
「ああ、それは…」
「彼がアンタのことを好きなのはずっと前から気がついていたけど。
でもアタシが口を出してもいけないかなと思って黙っていたんだ。
でもセツナ本人は彼の気持ちに応えるつもりはあるの?」
「…分かりません」
誰かを好きだという感覚は私にはよく分からない。
だからクライド君が私のことを好きだと知っても、困惑しかない。
「こういうのって曖昧なままにしておいたら、ダメだよ」
「それは分かっています。でも私は…」
「どうしたらいいのか分からない。そうじゃな?」
タツキがそう言った。
「そうです…」
「妾が思うに。お主が恋愛事に極端に鈍いのは、
ヒョウム国での経験のせいじゃろうと思う」
「え?」
「お主はかつて男である皇帝に酷い目に遭った。
それが男性に対するトラウマになったのだと思う。
そしてお主が極端なまでに恋愛事に鈍感なのは、
トラウマによる自己防衛本能のようなものじゃと思う」
「つまり男性に酷い目に遭わせられたから、
無意識に男性を拒絶しているってことですか?」
「実際、『金色の黎明』はガイを除けば、
全員女性じゃろう?
現に『金色の黎明』に入りたいという男達を、
お主は全部断っている。
それはお主自身が男性に、
酷い目に遭わせられたことによる恐怖が大きいのじゃろう」
確かに言われてみたらそうかもしれない。
『金色の黎明』は確かに女性しか居ない。
ガイは仲間ではあるが隠密魔法をかけているので、
私達以外にはガイの姿は見えない。
そもそもガイは手のひらサイズだから戦えないし、
実質非戦闘員だ。
それに姿は私達以外の人には見えないようになっている。
そしてクライド君もそれは同じ、
怠惰の霊符は持ってはいるものの、
それは乱用し過ぎて、実質あと2回しか使えない。
それにクライド君の能力は暗殺に特化したもので、
魔物と戦うのには向いていない。
だからガイとクライド君は実質仲間ではあるものの、
戦えないので、
『金色の黎明』のメンバーと言えるかどうかは分からない。
だけどもし男性が仲間に入るとするとしたら、
すごく嫌な感じがするのは確かだ。
「しかしお主とクライドは似たもの同士ではあるから、
結婚しても上手くやっていけると思うぞ。
結婚が人生の幸せとは限らないが、
相手がクライドならばきっと暖かい家庭を築け――」
「それは無理だ!」
その時黙って話を聞いていたクライド君がそう叫んだ。
「クライド君?」
「俺とセツナ様じゃ絶対に釣り合わない…。
俺の手は汚れすぎた。
だから俺なんか幸せになれる資格はないっ!」
「あ、クライド君!」
そう言うとクライド君は走ってどこかへ行ってしまう。
私は慌てて後を追いかけた。
「クライド君、大丈夫ですか?」
「すみません…」
「何で謝るんですか、謝るのはこっちの方なのに」
「え?」
「私は恋愛事というのが、
どういうものなのかさっぱり分かりません。
いつか恋してみたいと思うけれど、
心の奥底で男性を拒絶している…。
だから曖昧な態度を取ってすみませんでした」
「そんな、セツナ様が謝ることはありません。
全部俺が悪いんです」
「人をいっぱい殺したこと…後悔しているんですよね?」
「はい…操られていたとはいえ、
俺はとても許されないことをしました…。
俺はセツナ様のことは好きです。
でも人殺しの俺と一緒に居たら、
セツナ様まで悪く言われるかもしれない。
それが俺はとても怖いんです」
「クライド君…。
すみませんそこまで大切に想ってくれているのに、
私はその気持ちに応えられないです。
でもクライド君は私の大切な人です。
だからどうかこの先も私と共に居てください」
「はい、セツナ様。
こんな俺を受け入れてくれて感謝しています」
「さ、戻りましょう。
みんなきっと心配していると思いますから」
「あのセツナ様、
もし俺が死んでも絶対に悲しんだりしないでください」
「え、それは無理ですよ」
「でも悲しまないでください。
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