200 / 311
第3章謎の少女とダンジョン革命
171・精霊の指輪
しおりを挟む
「ちょっとアイテムボックスの整理をしよう」
求婚騒動が起こった日の晩、
私はアイテムボックスを開いてみた。
アイテムボックスの中は風化がしないし、容量は無制限なので、
ついつい色々買ってしまったが、
いらないものも結構あるので、その整理をすることにした。
「ん、これは」
私はアイテムボックスから精霊の指輪を取り出す。
施設騒動の時の報酬としてもらったものだ。
アイテムボックスに入れて以来ずっと存在を忘れていた。
「つけてみようか」
そうして精霊の指輪をつけると、
部屋に飾っている花の上に半透明な小人が見えた。
「もしもし?」
「え、私のことが見えるの?」
「もしかしてあなたが精霊さんですか」
「そうよ。あなたはセツナさんよね」
「え、なんで私の名前を知っているんですか?」
「だってあなた私達精霊の中では有名人よ。
森を焼き払った人ってことで」
「うっ、それはすみませんでした…」
私はこの世界に来たばかりの時、
間違って森の一部を焼いたことがある。
すぐに消火して事なきを得たが、
この子はその時のことを言っているのだろう。
「まぁ別にいいわ。
でも私達の姿が見えるなら助けてほしい人がいるの」
「助けてほしい人?」
「カシス村って知ってる?」
そう言われて思い出すのに時間がかかった。
ああ、そういえばせっかく水と食料を届けたのに、
女だからと罵倒された村だったと思う。
「そこに助けてほしい人がいるの。
名前はネルって言って、10~12歳ぐらいの女の子で、
髪は金髪よ。片足が悪くていつも引きずっているわ」
「何で私に頼むんですか?」
「何でかというとあの子は特別な子だからよ。
存在しているだけで私達精霊を助けているわ。
それに他の人間に頼もうにも、
精霊である私達の姿は大多数の人間には見えないのよ。
だからあなたに頼むしかないの…」
「そういう事情なら分かりましたけど、
いきなり行っても、
カシス村の人が受け入れてくれるとは思えませんし、
助けたら人さらいだと言われるんじゃないでしょうか?」
「いいえ、受け入れるわ。
近いうちにあの村から依頼が来るからそれを受けてちょうだい。
あなたしかネルを助けられる人はいないの。
だから頼んだわ」
そう言うと精霊は消えたのだった。
そして三日後、
『金色の黎明』のメンバーと一緒にギルドに行くと、
ギルドマスターのリーアムさんと、
元ギルドマスターのアレックさんが居た。
「何があったんですか?」
「カシス村の近くで色違いの魔物が見つかった」
そう深刻な顔でギルドマスターは言った。
「あのすみません。色違いの魔物って何ですか?」
そう聞くと周囲から驚きの声が上がった。
「そうだな。色違いの魔物というのは魔物の突然変異種のことだ」
アレックさん曰く色違いの魔物というのは、
通常にはない髪や肌の色をしている魔物のことだ。
通常魔物は例えばゴブリンだったら、茶色い肌をしているけど、
まれに違う肌のゴブリンも現れる。
それが色違いの魔物らしい。
色違いの魔物の恐ろしい点は通常の魔物と比べてかなり強いことと、
人間には劣るが知能があり、
他の魔物を操って町や村を襲撃することがあるらしい。
今回目撃されたのはハーピーという、
女性の顔と胸を持ち、手が翼で鳥の下半身を持つという魔物だ。
通常のハーピーはランクはCランクで、
谷などに生息し、群れで襲いにくるという魔物だ。
そのハーピーの色違いがカシス村の近くで見つかったのだ。
村で起こる被害を考えると早く討伐した方がいいが、
色違いの魔物は格段に強い。
倒すなら個人ではなく、
チームで倒すことになるだろうとアレックさんは言った。
「それでギルドでは、
色違いの魔物を倒すための討伐隊を組もうと思っている。
そこで嬢ちゃんに頼みがある。
魔族を倒す時に使った補助魔法を俺達にかけて欲しい。
それと転移魔法で俺達を村の近くに転移させてくれ」
「分かりました」
今までも他の冒険者に頼まれたら、
補助魔法はかけていたのでそれに異論は無い。
「じゃあ、作戦を説明する。
アアルから転移魔法でカシス村まで向かい、
ハーピーの巣に移動する。
そして色違いの魔物を討伐する」
「報酬は?」
「1人銀貨30枚だ
討伐の証明には魔石を要求するから気をつけろ」
日本円で30万ぐらいか、結構高いな。
「じゃあ、討伐隊を決める。
まず嬢ちゃんとエドナ、イオ、
お前達3人が今回の作戦の要だ。
お前らには魔物を殲滅してほしい」
「分かりました」
「そしてフォルトゥーナは回復役に回れ」
「了解です」
「そして次は…誰か立候補する奴はいるか」
「はい、うちも立候補するで」
「あ、俺も」
その場に居た1人の黒髪の女性と、
トッドがそう言った。
「分かったじゃあアニタとトッドは補佐に回れ」
「分かった」
「了解やで」
「俺とさっき選んだ6人と俺でハーピーの討伐に向かう。
明日の朝、7時にギルドの前に集合だ。遅刻するなよ」
「あの質問があるんですけどいいですか?」
そう私はアレックさんにそう言う。
「俺とって言いましたよね。
アレックさんも戦うんですか?」
「ああ、戦うぞ。これが冒険者に復職した初めての依頼になるだろう」
「それとこの依頼って誰が持ってきたんですか?」
「ああ、ハーピーに気がついたカシス村の奴が持ってきたらしい」
「…あの村はとても冒険者を受け入れてくれるとは思えないんですけど」
確か前に行った時よそ者は入れないと聞いた気がする。
それにあの偏屈な村長が村に人を受け入れるとは思えない。
「確かにあの村はよそ者は入れないが、事態が事態だ。
それに色違いの魔物の事を伝えたのはカシス村の村人だ。
俺達に何とかしてくれと依頼しておいて、
村に受け入れないというのもおかしな話だからな。
今回ばかりは特例として受け入れてくれるだろう」
「分かりました」
「では、質問がなければこれで解散だ。
呼ばれた6人は明日必ずギルドに来るように」
そうしてその場は解散となった。
「しかし色違いの魔物ですか、どれぐらい強いんですか?」
「そうね。村の一つぐらいだったら確実に滅ぶわね」
「そんなにヤバイんですか」
「色違いの魔物は数は少ないけど、
一度現れれば厄介な魔物よ。
私がかつて戦ったアークデーモンも色違いの魔物だったし、
あれはもう倒せたのが奇跡といってもよかったぐらいよ」
そうして私は色違いの魔物の討伐作戦に参加するのだった。
求婚騒動が起こった日の晩、
私はアイテムボックスを開いてみた。
アイテムボックスの中は風化がしないし、容量は無制限なので、
ついつい色々買ってしまったが、
いらないものも結構あるので、その整理をすることにした。
「ん、これは」
私はアイテムボックスから精霊の指輪を取り出す。
施設騒動の時の報酬としてもらったものだ。
アイテムボックスに入れて以来ずっと存在を忘れていた。
「つけてみようか」
そうして精霊の指輪をつけると、
部屋に飾っている花の上に半透明な小人が見えた。
「もしもし?」
「え、私のことが見えるの?」
「もしかしてあなたが精霊さんですか」
「そうよ。あなたはセツナさんよね」
「え、なんで私の名前を知っているんですか?」
「だってあなた私達精霊の中では有名人よ。
森を焼き払った人ってことで」
「うっ、それはすみませんでした…」
私はこの世界に来たばかりの時、
間違って森の一部を焼いたことがある。
すぐに消火して事なきを得たが、
この子はその時のことを言っているのだろう。
「まぁ別にいいわ。
でも私達の姿が見えるなら助けてほしい人がいるの」
「助けてほしい人?」
「カシス村って知ってる?」
そう言われて思い出すのに時間がかかった。
ああ、そういえばせっかく水と食料を届けたのに、
女だからと罵倒された村だったと思う。
「そこに助けてほしい人がいるの。
名前はネルって言って、10~12歳ぐらいの女の子で、
髪は金髪よ。片足が悪くていつも引きずっているわ」
「何で私に頼むんですか?」
「何でかというとあの子は特別な子だからよ。
存在しているだけで私達精霊を助けているわ。
それに他の人間に頼もうにも、
精霊である私達の姿は大多数の人間には見えないのよ。
だからあなたに頼むしかないの…」
「そういう事情なら分かりましたけど、
いきなり行っても、
カシス村の人が受け入れてくれるとは思えませんし、
助けたら人さらいだと言われるんじゃないでしょうか?」
「いいえ、受け入れるわ。
近いうちにあの村から依頼が来るからそれを受けてちょうだい。
あなたしかネルを助けられる人はいないの。
だから頼んだわ」
そう言うと精霊は消えたのだった。
そして三日後、
『金色の黎明』のメンバーと一緒にギルドに行くと、
ギルドマスターのリーアムさんと、
元ギルドマスターのアレックさんが居た。
「何があったんですか?」
「カシス村の近くで色違いの魔物が見つかった」
そう深刻な顔でギルドマスターは言った。
「あのすみません。色違いの魔物って何ですか?」
そう聞くと周囲から驚きの声が上がった。
「そうだな。色違いの魔物というのは魔物の突然変異種のことだ」
アレックさん曰く色違いの魔物というのは、
通常にはない髪や肌の色をしている魔物のことだ。
通常魔物は例えばゴブリンだったら、茶色い肌をしているけど、
まれに違う肌のゴブリンも現れる。
それが色違いの魔物らしい。
色違いの魔物の恐ろしい点は通常の魔物と比べてかなり強いことと、
人間には劣るが知能があり、
他の魔物を操って町や村を襲撃することがあるらしい。
今回目撃されたのはハーピーという、
女性の顔と胸を持ち、手が翼で鳥の下半身を持つという魔物だ。
通常のハーピーはランクはCランクで、
谷などに生息し、群れで襲いにくるという魔物だ。
そのハーピーの色違いがカシス村の近くで見つかったのだ。
村で起こる被害を考えると早く討伐した方がいいが、
色違いの魔物は格段に強い。
倒すなら個人ではなく、
チームで倒すことになるだろうとアレックさんは言った。
「それでギルドでは、
色違いの魔物を倒すための討伐隊を組もうと思っている。
そこで嬢ちゃんに頼みがある。
魔族を倒す時に使った補助魔法を俺達にかけて欲しい。
それと転移魔法で俺達を村の近くに転移させてくれ」
「分かりました」
今までも他の冒険者に頼まれたら、
補助魔法はかけていたのでそれに異論は無い。
「じゃあ、作戦を説明する。
アアルから転移魔法でカシス村まで向かい、
ハーピーの巣に移動する。
そして色違いの魔物を討伐する」
「報酬は?」
「1人銀貨30枚だ
討伐の証明には魔石を要求するから気をつけろ」
日本円で30万ぐらいか、結構高いな。
「じゃあ、討伐隊を決める。
まず嬢ちゃんとエドナ、イオ、
お前達3人が今回の作戦の要だ。
お前らには魔物を殲滅してほしい」
「分かりました」
「そしてフォルトゥーナは回復役に回れ」
「了解です」
「そして次は…誰か立候補する奴はいるか」
「はい、うちも立候補するで」
「あ、俺も」
その場に居た1人の黒髪の女性と、
トッドがそう言った。
「分かったじゃあアニタとトッドは補佐に回れ」
「分かった」
「了解やで」
「俺とさっき選んだ6人と俺でハーピーの討伐に向かう。
明日の朝、7時にギルドの前に集合だ。遅刻するなよ」
「あの質問があるんですけどいいですか?」
そう私はアレックさんにそう言う。
「俺とって言いましたよね。
アレックさんも戦うんですか?」
「ああ、戦うぞ。これが冒険者に復職した初めての依頼になるだろう」
「それとこの依頼って誰が持ってきたんですか?」
「ああ、ハーピーに気がついたカシス村の奴が持ってきたらしい」
「…あの村はとても冒険者を受け入れてくれるとは思えないんですけど」
確か前に行った時よそ者は入れないと聞いた気がする。
それにあの偏屈な村長が村に人を受け入れるとは思えない。
「確かにあの村はよそ者は入れないが、事態が事態だ。
それに色違いの魔物の事を伝えたのはカシス村の村人だ。
俺達に何とかしてくれと依頼しておいて、
村に受け入れないというのもおかしな話だからな。
今回ばかりは特例として受け入れてくれるだろう」
「分かりました」
「では、質問がなければこれで解散だ。
呼ばれた6人は明日必ずギルドに来るように」
そうしてその場は解散となった。
「しかし色違いの魔物ですか、どれぐらい強いんですか?」
「そうね。村の一つぐらいだったら確実に滅ぶわね」
「そんなにヤバイんですか」
「色違いの魔物は数は少ないけど、
一度現れれば厄介な魔物よ。
私がかつて戦ったアークデーモンも色違いの魔物だったし、
あれはもう倒せたのが奇跡といってもよかったぐらいよ」
そうして私は色違いの魔物の討伐作戦に参加するのだった。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
辺境で魔物から国を守っていたが、大丈夫になったので新婚旅行へ出掛けます!
naturalsoft
ファンタジー
王国の西の端にある魔物の森に隣接する領地で、日々魔物から国を守っているグリーンウッド辺境伯爵は、今日も魔物を狩っていた。王国が隣接する国から戦争になっても、王国が内乱になっても魔物を狩っていた。
うん?力を貸せ?無理だ!
ここの兵力を他に貸し出せば、あっという間に国中が魔物に蹂躙されるが良いのか?
いつもの常套句で、のらりくらりと相手の要求を避けるが、とある転機が訪れた。
えっ、ここを守らなくても大丈夫になった?よし、遅くなった新婚旅行でも行くか?はい♪あなた♪
ようやく、魔物退治以外にやる気になったグリーンウッド辺境伯の『家族』の下には、実は『英雄』と呼ばれる傑物達がゴロゴロと居たのだった。
この小説は、新婚旅行と称してあっちこっちを旅しながら、トラブルを解決して行き、大陸中で英雄と呼ばれる事になる一家のお話である!
(けっこうゆるゆる設定です)
魔力吸収体質が厄介すぎて追放されたけど、創造スキルに進化したので、もふもふライフを送ることにしました
うみ
ファンタジー
魔力吸収能力を持つリヒトは、魔力が枯渇して「魔法が使えなくなる」という理由で街はずれでひっそりと暮らしていた。
そんな折、どす黒い魔力である魔素溢れる魔境が拡大してきていたため、領主から魔境へ向かえと追い出されてしまう。
魔境の入り口に差し掛かった時、全ての魔素が主人公に向けて流れ込み、魔力吸収能力がオーバーフローし覚醒する。
その結果、リヒトは有り余る魔力を使って妄想を形にする力「創造スキル」を手に入れたのだった。
魔素の無くなった魔境は元の大自然に戻り、街に戻れない彼はここでノンビリ生きていく決意をする。
手に入れた力で高さ333メートルもある建物を作りご満悦の彼の元へ、邪神と名乗る白猫にのった小動物や、獣人の少女が訪れ、更には豊富な食糧を嗅ぎつけたゴブリンの大軍が迫って来て……。
いつしかリヒトは魔物たちから魔王と呼ばるようになる。それに伴い、333メートルの建物は魔王城として畏怖されるようになっていく。
勇者パーティーから追放されたけど、最強のラッキーメイカーがいなくて本当に大丈夫?~じゃあ美少女と旅をします~
竹間単
ファンタジー
【勇者PTを追放されたチートなユニークスキル持ちの俺は、美少女と旅をする】
役立たずとして勇者パーティーを追放されて途方に暮れていた俺は、美少女に拾われた。
そして俺は、美少女と旅に出る。
強力すぎるユニークスキルを消す呪いのアイテムを探して――――
イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
チート転生~チートって本当にあるものですね~
水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!!
そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。
亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる