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第3章謎の少女とダンジョン革命
135・竜との会話
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島の上空にはそれはそれは大きな存在が居た。
長い首が上空に伸び、爬虫類のような頭がこちらを見ていた。
規格外なのがその大きさだった。
頭だけで多分そこらの大型客船を丸呑みにできそうな程でかい。
「あれ、何なの?」
「調べてみます。《ステータス》」
【首長海竜】
太古の時代より、存在している大型の竜。
セツナの世界の首長竜に似ているが、甲羅を持つ。
竜の中でもかなり大型で、
マヨヒガ島はこの生物の体の一部である。
基本的に大人しく、普段は寝ながら海の上を移動している。
もし人に危害を加えようとすれば、これ以上ない程の災厄となるだろうが、
基本的に人を襲うことはない。
セツナ達がさっきいた洞窟は、この生物の腸で、
湖だと思っていたのは胃の中である。
胃液はあらゆる生物を溶かしてしまうので、
もし触れていたら、溶けていただろう。
ちなみに胃の中に居たのは魔物ではなく、寄生虫である。
何だって…。あの洞窟って腸だったの?
ということは肛門から直腸を通って、胃の中に来ていたのか。
うわぁ、ばっちい…。もう一回お風呂に入らないといけないな。
しかし、あの湖が胃液だったとは…触れなくてよかった。
「えっとこの生物は人は襲わないみたいです。
というかこの島全体がこの生き物の体の上みたいです」
「え、本当に?」
『そこの人間よ』
その時張りのある高い声が首長海竜から出てきた。
うお、体もでかいから声もでかいな。
「喋った?」
『私には人間と同じ知能があります。
だから喋れるのです』
「そうだったんですか、
すみません。胃の中で暴れて…」
『いいえ、気にすることはありません。
この程度の傷はすぐに癒えます。
それより何故、人間がここに居るのです?
見たところあなた方は遭難者ではないようですが』
「えっと私は転移魔法が使えまして、
ある方にこの島を紹介されたんです。
良い温泉地だからと」
『は? 温泉地?』
首長海竜は鳩が豆鉄砲をくらったような顔をした。
「ここの温泉は肌がつるつるになるからいいよって言われまして…」
『温泉…プ、アハハハハハハハ!!!』
突然首長海竜は笑い出した。
声がでかいので、空気がビリビリする。
『ククク、いや失礼。
同じ事を言った人間を知っているので、
また同じことを言う人間に出会えるとは思わなかったので』
「え、そんな人がいたんですか?」
『ええ、彼は名前はタロウ=ヤマダと言いました。
あなたも彼と同じ、地獄神アビスによって生き返らされた人間ですね?』
「え? 何でそれを」
『あなたの魔力の質は普通の人間にすれば異常ですから。
タロウは今はもう生きてないでしょうね…。
タロウは誰よりも優しく、そして強かった。
一度彼と本気で戦ったことがありますが、
ほとんど相手にはなりませんでした。
あと少しでとどめが刺せる――――なのに彼は止めました。
そしてあなたと同じことを言いました。
温泉が無くなったら困ると…』
懐かしそうに首長海竜は言った。
『それからというもの、タロウはよくこの島に来てくれました。
相棒である子竜をつれて、よく外の世界の話をしてくれました』
「え、竜を連れていたんですか?」
『ええ、あの時は子供の竜でしたが、
今はもう大人になっているでしょうね。
その子竜は母竜が死ぬ間際にタロウに託したらしいです。
その後でタロウが自分で孵化させたようです。
そのせいかタロウを実の親のように慕っていました。
青い鱗を持ったメスの竜でした』
そういえばタロウが竜を連れていたのは有名な話だった。
竜って地上最強の生物だから、
そんなものを連れていたタロウは非常識な力も含めて、
当時の人には恐れられたりしていたらしい。
でも彼自身の人柄が良かったため、やがて英雄に祭り上げられるが、
その華々しい経歴にも関わらず、
晩年がどうなったのかは明らかになっていない。
それに連れてた竜がその後どうなったのかも、明らかになっていない。
まぁ歴史家の中には、竜は成長したのでタロウが自然に帰したとか、
成長したら人を襲うようになったので殺したとかで、
意見が分かれている。
「タロウ=ヤマダもこの島に来ていたんですね」
『ええ、よく来てくれたました。
しかしある日からぱったりと来なくなりました。
何かがタロウの身に起こったのだと思いますが…。
タロウがどうなったのか知りませんか?』
「えっと私も詳しいことは分かりません。
タロウの晩年がどうなったのかは、もう資料も残ってないみたいです」
タロウはバーン王国の建国に携わったり、
華々しい功績を残しているわりには、
晩年がどうなったのかは謎のままだ。
最近の説では、人が嫌になって、能力を隠して、
人里離れた場所でひっそりと暮らしていたというのが、有力説だ。
『そうですか…。
この島に来た人間の中で、初めてあなたがそう言ってくれました』
「あれ、この島には漂流者もいるんじゃ…」
『私の姿を見たら、
ほとんどの人間が話す間もなく、気絶してしまいますから』
「確かにそれはそうね。
私達も色々なことがあって、耐性がついたけど、
普通なら気絶しているわよね」
「というか、私は驚きのあまり言葉も出ないのだ…」
エドナの言葉にイオが疲れた顔で返す。
「まぁこれぐらいわたくしは平気ですが、
竜の頭の中を読んだのは初めてですね」
フォルトゥーナは何事もないような顔でそう言った。
『あなた方は変わっていますね。
私の姿を見ても動じないとは…』
いや動じてはいたよ。
でも私は本当に色々なことを経験したんだよ。
魔族と戦ったり、誘拐されたり、魔物に捕まったり、
そういう大変なことがあったから、逆に冷静になったというか。
ていうか色々タイレルさんに聞かれたけど、大丈夫かな。
そう思って後ろを振り返るとタイレルさんは泡を吹いて気絶していた。
『ああ、その方なら最初に私を見て気絶していましたよ』
ああ、普通の人だからな。
まぁ目を覚ますまで、置いておこう。
『ところであなたはタロウと同じ異世界人ですか?』
「そうです」
『タロウがもしこの島に異世界人が居れば渡して欲しい物があると』
そう言うと首長海竜はある場所に顔を動かした。
『この下にそれが埋まっています』
「え、もしかして金銀財宝?」
「行ってみましょう」
そうしてその場所に移動すると、
高台のような所に木があった。
『この木の下にあります』
「よし掘ろう」
私はアイテムボックスからスコップを人数分取り出す。
「何で持ってるの?」
「ふっふっふ、備えあれば憂いなしですよ。ぐふふふ」
「はぁ、まぁいいわ。掘りましょう」
そうして掘っていくのだがこれがくせ者だった。
おそらくタロウが生きていた時、この木は小さかったのだろう。
しかし、今では数百年経っているために下に根がからまり、
掘りにくくなっていた。
私達は日が暮れるまで掘り進めたが、お宝は出てこない。
「疲れたわ。今日の所は掘るのを止めて、出直さない?」
「えー、そんなー」
「セツナ、あなたは自分が体力馬鹿であるのを忘れているんですか、
みんながみんなあなたについていけるわけないんですよ」
「疲れたのだ」
「わかりました。今日はこれぐらいにしましょう。あ…」
「どうしたのだ?」
「強奪魔法使えば、土の中に埋まっている物を手元に持ってこれるかも…」
「「「「………」」」」
仲間全員の冷たい視線が突き刺さる。
うう、仕方ないじゃん。今気が付いたんだから。
「まぁとにかく、《強奪(スティール)》」
その時小さな小箱が手の上にきた。
「何が入っているの」
「ん、これは…」
中に入っていたのは一つのUSBメモリだった。
「うーむパソコンがないと中にどんなデータが入っているか分かりませんね」
「ぱそこんやでーたって何?」
エドナがそう聞いてきたが、何と説明していいのやら分からなかった。
「まぁとにかく一度帰りましょう」
その一方で気絶していたタイレルさんは目を覚まし、
首長海竜を見て、また気絶していたのだが、
それはまた別の話だ。
長い首が上空に伸び、爬虫類のような頭がこちらを見ていた。
規格外なのがその大きさだった。
頭だけで多分そこらの大型客船を丸呑みにできそうな程でかい。
「あれ、何なの?」
「調べてみます。《ステータス》」
【首長海竜】
太古の時代より、存在している大型の竜。
セツナの世界の首長竜に似ているが、甲羅を持つ。
竜の中でもかなり大型で、
マヨヒガ島はこの生物の体の一部である。
基本的に大人しく、普段は寝ながら海の上を移動している。
もし人に危害を加えようとすれば、これ以上ない程の災厄となるだろうが、
基本的に人を襲うことはない。
セツナ達がさっきいた洞窟は、この生物の腸で、
湖だと思っていたのは胃の中である。
胃液はあらゆる生物を溶かしてしまうので、
もし触れていたら、溶けていただろう。
ちなみに胃の中に居たのは魔物ではなく、寄生虫である。
何だって…。あの洞窟って腸だったの?
ということは肛門から直腸を通って、胃の中に来ていたのか。
うわぁ、ばっちい…。もう一回お風呂に入らないといけないな。
しかし、あの湖が胃液だったとは…触れなくてよかった。
「えっとこの生物は人は襲わないみたいです。
というかこの島全体がこの生き物の体の上みたいです」
「え、本当に?」
『そこの人間よ』
その時張りのある高い声が首長海竜から出てきた。
うお、体もでかいから声もでかいな。
「喋った?」
『私には人間と同じ知能があります。
だから喋れるのです』
「そうだったんですか、
すみません。胃の中で暴れて…」
『いいえ、気にすることはありません。
この程度の傷はすぐに癒えます。
それより何故、人間がここに居るのです?
見たところあなた方は遭難者ではないようですが』
「えっと私は転移魔法が使えまして、
ある方にこの島を紹介されたんです。
良い温泉地だからと」
『は? 温泉地?』
首長海竜は鳩が豆鉄砲をくらったような顔をした。
「ここの温泉は肌がつるつるになるからいいよって言われまして…」
『温泉…プ、アハハハハハハハ!!!』
突然首長海竜は笑い出した。
声がでかいので、空気がビリビリする。
『ククク、いや失礼。
同じ事を言った人間を知っているので、
また同じことを言う人間に出会えるとは思わなかったので』
「え、そんな人がいたんですか?」
『ええ、彼は名前はタロウ=ヤマダと言いました。
あなたも彼と同じ、地獄神アビスによって生き返らされた人間ですね?』
「え? 何でそれを」
『あなたの魔力の質は普通の人間にすれば異常ですから。
タロウは今はもう生きてないでしょうね…。
タロウは誰よりも優しく、そして強かった。
一度彼と本気で戦ったことがありますが、
ほとんど相手にはなりませんでした。
あと少しでとどめが刺せる――――なのに彼は止めました。
そしてあなたと同じことを言いました。
温泉が無くなったら困ると…』
懐かしそうに首長海竜は言った。
『それからというもの、タロウはよくこの島に来てくれました。
相棒である子竜をつれて、よく外の世界の話をしてくれました』
「え、竜を連れていたんですか?」
『ええ、あの時は子供の竜でしたが、
今はもう大人になっているでしょうね。
その子竜は母竜が死ぬ間際にタロウに託したらしいです。
その後でタロウが自分で孵化させたようです。
そのせいかタロウを実の親のように慕っていました。
青い鱗を持ったメスの竜でした』
そういえばタロウが竜を連れていたのは有名な話だった。
竜って地上最強の生物だから、
そんなものを連れていたタロウは非常識な力も含めて、
当時の人には恐れられたりしていたらしい。
でも彼自身の人柄が良かったため、やがて英雄に祭り上げられるが、
その華々しい経歴にも関わらず、
晩年がどうなったのかは明らかになっていない。
それに連れてた竜がその後どうなったのかも、明らかになっていない。
まぁ歴史家の中には、竜は成長したのでタロウが自然に帰したとか、
成長したら人を襲うようになったので殺したとかで、
意見が分かれている。
「タロウ=ヤマダもこの島に来ていたんですね」
『ええ、よく来てくれたました。
しかしある日からぱったりと来なくなりました。
何かがタロウの身に起こったのだと思いますが…。
タロウがどうなったのか知りませんか?』
「えっと私も詳しいことは分かりません。
タロウの晩年がどうなったのかは、もう資料も残ってないみたいです」
タロウはバーン王国の建国に携わったり、
華々しい功績を残しているわりには、
晩年がどうなったのかは謎のままだ。
最近の説では、人が嫌になって、能力を隠して、
人里離れた場所でひっそりと暮らしていたというのが、有力説だ。
『そうですか…。
この島に来た人間の中で、初めてあなたがそう言ってくれました』
「あれ、この島には漂流者もいるんじゃ…」
『私の姿を見たら、
ほとんどの人間が話す間もなく、気絶してしまいますから』
「確かにそれはそうね。
私達も色々なことがあって、耐性がついたけど、
普通なら気絶しているわよね」
「というか、私は驚きのあまり言葉も出ないのだ…」
エドナの言葉にイオが疲れた顔で返す。
「まぁこれぐらいわたくしは平気ですが、
竜の頭の中を読んだのは初めてですね」
フォルトゥーナは何事もないような顔でそう言った。
『あなた方は変わっていますね。
私の姿を見ても動じないとは…』
いや動じてはいたよ。
でも私は本当に色々なことを経験したんだよ。
魔族と戦ったり、誘拐されたり、魔物に捕まったり、
そういう大変なことがあったから、逆に冷静になったというか。
ていうか色々タイレルさんに聞かれたけど、大丈夫かな。
そう思って後ろを振り返るとタイレルさんは泡を吹いて気絶していた。
『ああ、その方なら最初に私を見て気絶していましたよ』
ああ、普通の人だからな。
まぁ目を覚ますまで、置いておこう。
『ところであなたはタロウと同じ異世界人ですか?』
「そうです」
『タロウがもしこの島に異世界人が居れば渡して欲しい物があると』
そう言うと首長海竜はある場所に顔を動かした。
『この下にそれが埋まっています』
「え、もしかして金銀財宝?」
「行ってみましょう」
そうしてその場所に移動すると、
高台のような所に木があった。
『この木の下にあります』
「よし掘ろう」
私はアイテムボックスからスコップを人数分取り出す。
「何で持ってるの?」
「ふっふっふ、備えあれば憂いなしですよ。ぐふふふ」
「はぁ、まぁいいわ。掘りましょう」
そうして掘っていくのだがこれがくせ者だった。
おそらくタロウが生きていた時、この木は小さかったのだろう。
しかし、今では数百年経っているために下に根がからまり、
掘りにくくなっていた。
私達は日が暮れるまで掘り進めたが、お宝は出てこない。
「疲れたわ。今日の所は掘るのを止めて、出直さない?」
「えー、そんなー」
「セツナ、あなたは自分が体力馬鹿であるのを忘れているんですか、
みんながみんなあなたについていけるわけないんですよ」
「疲れたのだ」
「わかりました。今日はこれぐらいにしましょう。あ…」
「どうしたのだ?」
「強奪魔法使えば、土の中に埋まっている物を手元に持ってこれるかも…」
「「「「………」」」」
仲間全員の冷たい視線が突き刺さる。
うう、仕方ないじゃん。今気が付いたんだから。
「まぁとにかく、《強奪(スティール)》」
その時小さな小箱が手の上にきた。
「何が入っているの」
「ん、これは…」
中に入っていたのは一つのUSBメモリだった。
「うーむパソコンがないと中にどんなデータが入っているか分かりませんね」
「ぱそこんやでーたって何?」
エドナがそう聞いてきたが、何と説明していいのやら分からなかった。
「まぁとにかく一度帰りましょう」
その一方で気絶していたタイレルさんは目を覚まし、
首長海竜を見て、また気絶していたのだが、
それはまた別の話だ。
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