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第1章過去と前世と贖罪と

62・魔族との死闘①

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雪はさらに降り続いていた。
いや雪と言うよりは、最早吹雪と言った方が正しい。
数メートル先も見えない程、視界の自由がきかない。
結界魔法が吹き付ける吹雪を防いでくれていなかったら、
この吹雪の中、何も出来なかっただろう。
私は空を飛びながら、エリアマップを頼りに魔族を探した。

魔族はちょうど市場の上空の辺りに存在していた。
それを見て私は驚いた。
先ほど私の魔法で溶けていた翼の部分が治っている。
まさか再生能力も持っているということか?

「《暴風刃(トルネード!!)》」

私は魔族に向かって、強力な風魔法を使う。
なるべく地上の市場に被害が及ばないように、
空の上だけで決着を付けられるように――。
だが突然背中に冷気を感じて振り返ると――魔族の姿が後ろにあった。

いつの間に――。

そう思う間もなく、魔族の氷をまとった足が私の体を殴りつけた。

「ガッ!?」

それは一撃で私の体を被っている結界魔法が砕けそうになるぐらいの威力だった。
私はその衝撃に逆らえず、地面に落下した。

ドオンッ!!

地面にある雪が根こそぎ吹き飛ばされ、その下にある石畳すらも無残に割れ、
気がつけば茶色い土の上に私は寝ていた。
結界魔法のおかげで体が守られているとは言え、
急に暗転した視界に脳が付いていかず、頭がくらくらとした。

気がつけばそんな私の首を魔族が掴んでいた。
ようやく視界が安定した時、
私の周りに小さなクレーターが出来ていることに気がついた。
たった一撃でこの威力…それに戦慄する暇もなく、
魔族が私の体を思いっきり近くの民家めがけて放り投げた――!!

ドォォォン!!

その威力は凄まじく、近くの民家の3軒先までも突き抜ける程だった。
そしてとうとう私の結界魔法が限界を迎えたのか、
身体を守っている結界が砕け散り、私は壁に叩きつけられた。

「……ァ」

それは痛いなんてものじゃなかった。
全身を激痛が走り、歩くどころか首を動かすことすら出来なかった。
必死に体を動かそうとするが、痛みでそれが出来ない。
どこかの骨が折れたかもしれない。
骨折なんて、私は今までの人生で経験したことがない。
それどころか大病すらもしたことがなく、痛みに対する免疫がない。

魔族が――。戦わないと――。
そう思っていても、体を襲う激痛がその戦闘意欲を挫いてしまう。

そんな私の前に魔族が現れた。

「あ…」

魔族は顔に無数にある目を細めた。
それを見て私は涙がこぼれた。

「みァライズぅ…」

魔族はまた意味不明のことを呟くと、
今度はその爪で私の胸を――突き刺した。

「あああああッ!!」

私の体を更なる激痛が貫く、
その時私は地獄神の言った言葉の真の意味を悟った。

魔族は私にしか倒せないと地獄神は言った。
私はその言葉を譜面通りに受け取ってしまった。
私の持っている能力なら楽勝で魔族を倒せるかもしれないと思っていた。

だが違うんだ―。
地獄神から最強の力を持っている私ですら――。
下手したら殺されてしまってもおかしくないレベルの強敵なのだ。

今になって魔族は1人の人間が倒せる存在じゃないと、
伯爵夫人が言ったわけがわかった。

この魔族は地獄の魔物ですら破けなかった私の結界を、
たった2回の攻撃で破ってしまった。
それぐらいに強い存在なのだ。

だから、そもそも…人間が1人で立ち向かえる存在ではないのかもしれない。
立ち向かうなら、何千何万という軍隊で立ち向かい、
魔族のことに詳しい人間がその采配をするべきなのだ。

いくら最強魔力を持っていても…――私1人で相手をするべきではなかったのだ。

今更ながらにそれに気が付き、私は涙が出た。
そして気がついた時には意識を失っていた。





「おい、大丈夫か?!」

そんな声が聞こえて、私は目を開く。
ぼんやりとする視界に冒険者らしき男の顔が映る。

生き…てる?

もう絶対に死んだと思ったのに、私は生きていた。
胸を見ると服は破れているものの傷はちゃんと塞がっていた。

まるで化け物じゃないか――。

スキルのおかげとはいえ、
尋常じゃない回復力に思わずそう思ってしまう。

「魔族は…?」
「まだ上空にいる…それよりもお前は治療を…」
「平気です…」

私は立ち上がろうとするが、その瞬間に全身に激痛が走った。
どうやら表の傷は塞がっても、
まだ中の傷は完全には癒えていないようだった。

「そんなによろよろでどうするんだ…。あまり無理はするな」
「いたわってくれて、ありがとうございます。
でも魔族は倒さないといけないんです。《飛翔(フライ)》」

そう言うと私は空を飛んだ。
下を見ると男が驚いたような表情していたが、
今はそれよりも魔族を倒さないといけない。

一体どれだけの間、意識を失っていたのだろう。
超回復スキルのおかげか、体の痛みは少しはましになっているが、
全身の骨がギシギシ痛んでいるのは感じた。
それに血を失いすぎたせいか、少し頭がふらふらする。
おそらく飛翔魔法が無ければ、まだ満足に立つことも出来ないだろう。

私は空を飛びながら、
再び体に結界魔法かける。いや、前はこれを破られてしまった。
それよりももっと何重にもかけた方がいいのかもしれない。
そう思って結界魔法を何重にもかける。

「…次は負けない」

そう思い私は魔族の元に向かった。





不思議と恐怖はなかった。
あるのは絶対に倒さないといけないという使命感だけだ。
私でなければ絶対に倒せないから、
それはある意味、ゲームに出てくる勇者と同じかもしれない。
私はずっとゲームで
勇者が魔王を倒さないといけないと思う理由がわからなかった。
勇者程の力を持っていたら、
世界を救わないといけないとか、そんな重たい使命を背負わずに、
別の方法で人生をもっと楽しめるだろうにと、よく思っていた。

でも今なら勇者の気持ちがわかる。

自分にしか、出来ないからだ。

自分にしか世界が救えないんだ。
他の誰かがそれを背負ってくれるわけでもなく、自分にしか出来ない。

だから選択の余地もなく、やるしかない――。

そういうことなんだろう。

それが不幸なのか、あるいは幸せなのか、私にはわからない。
だがもし日本に帰ってそういったゲームをやったとしても、
もう2度と楽しめないと思った。
だって世界を救わないといけないという勇者のプレッシャーは、
今の私の比ではないと思うからだ。
私が倒さないと魔族は今後も多くの人間を殺し続ける。
そしてその人々の憎しみや悲しみなどの負の感情を吸収して、
どんどんと強くなり続ける…だからここで終止符を打たないといけない。

「最強魔力とか…チートとか、そんなの嘘ですね。
それ以上にもっと強い敵が現れるんですから」

そう言うと、
私はさっきの衝撃で取れかかっている奥歯を指で抜くと、
地面に放り投げた。
さっき以上に酷い猛吹雪の中、それはあっという間に見えなくなった。

魔族は時計塔の上空にいた。
もう逃げようと思えばこの町から出られるのに、
今日で滅ぼすことを決めているのか、
魔族は相変わらずこの町に留まっていた。

「…そろそろ終わりにしましょう。
あなただっていい加減成仏したいでしょう?」

私がそう言うと、私に気がついた魔族は不思議そうに首をかしげた。
多分私が生きていることが不思議なのか、
あるいは言葉自体が理解出来ていないのかもしれない。

「《煉獄炎(インフェルノ!!)》」

私はいつか森を焼き払った魔法を魔族に向かって使う。

「《束縛(バインド!!)》」

突然現れた鎖が魔族の体を縛る。
あの束縛魔法よりは威力は格段に落ちるが、
一時的に動きを止めるには充分だ。
火の弾の嵐が魔族に全て降り注いだ。

「《筋力上昇(パワー・ダウン)》《防御低下(ガード・ダウン)》
《敏捷低下(クイック・ダウン)》《魔力低下(マジック・ダウン)》」

それに魔族がひるんでいる間にあらゆる能力低下魔法を使うと、
魔族がこちらに飛びかかってきた。だが能力低下魔法のおかげで、
その動きは今の私でもはっきりと見えた。

「《焔熱砲(バーニング・カノン!!)》」

そして炎の渦が魔族に向かう。
すれすれでかわされてしまったが、私はさらに魔法を使う。

「《暴風刃(トルネード!!)》」

魔力で作り出した竜巻が魔物を襲う。
前はかわされたが、今度ばかりはそれをまともに受けてしまったようだ。
この竜巻はただの竜巻じゃない。入った瞬間に無数の風の刃が切り裂く。
だがこの程度のことで魔族は死なないだろう。
私はそれにさらに魔法を追加する。

「《轟雷(サンダー・クラッシュ!!)》」

巨大な雷が魔族に直撃する。

――あの戦いで気がついたのだが、この魔族は接近させてはいけない。
おそらく接近戦の方がこの魔族は得意なのだろう。
それよりは遠距離で攻撃した方がまだ安全だ。
この際卑怯だとかそんなことにこだわっている場合では無い。
町の人達の命がかかっているんだ。

何度も何度も、上級魔法を魔族に浴びせ、
その度に能力低下の魔法を重ねがけしていく、
そのおかげか魔族の動きがだんだんと鈍くなってきた。
よし、これなら勝てる。そう思っていたが――――。

「え?」

魔族の体に突然ひびが入った。
これはひょっとして倒れる前兆?
とりあえず攻撃しようと魔法をかけようとした時、それは起こった。

「うっ…」

突然、魔族の体が黒い光に包まれ、爆発した。
その衝撃波がビリビリと伝わってきて、傷が痛んだ。
そして静かになった後に現れたものを見て、私は驚愕した。

高校生ぐらいの年齢の女が宙に浮かんでいた。
いやそれは明らかに普通の人間ではなく、魔族だと一目でわかった。

だが女は恐ろしいまでに美しかった。
まるでおとぎ話に出てくるお姫様のように…。

髪の色はライトグリーンで、目の色は赤で白目にあたる部分は黒い。
肌は雪のように白かったが、両腕と両足だけが黒い皮膚をしていた。
両手に氷で出来た爪のようなものを持っている。
服は白いノースリーブのシャツに、スリットの入った白いスカートで、
頭の部分には氷で作られたような二本の角がある。
そして先ほどまでの丸いリング状の翼は完全に消えていた。

私は突然の事態に言葉が出なかった。
どういうことだ。倒したと思ったのに、全く別の姿になって現れた。

これはまさか…。

だが私は頭の中に浮かんだ可能性を振り払った。

さっきと同じように倒せばいい。そう魔法を使おうとした時だった――。

「ガッ!?」

気がつけば私は魔族に首を掴まれ、時計塔の文字盤に叩きつけられていた。
結界魔法のおかげで、衝撃は緩和されているが、
魔族の手を振りほどこうと抵抗しようにも、まったくビクともしなかった。
見上げれば、魔族が笑っていた。
端から見れば絶世の美女だが、
その笑みはどこか無邪気で、
子供特有の残酷さが表に出たようなそんな笑い方だった。

「遊ぼうよぉ…」

今までずっと意味不明の言葉ばかり言っていた魔族が、
ようやく人間らしい言葉を喋った。
それに私は得体の知れない恐怖を覚えた。

「うふふふふ」

魔族は私の首を掴んだまま、時計塔の上に移動する。
魔法を使おうにも、首を掴まれているため、魔法が使えない。
魔族は口元に無邪気な笑みを浮かべたまま――、
私の体を時計塔の地面に叩きつけた!

激しい音を立てて、地面が崩れ落ちていくのがわかった。
魔族は私の首を掴んだまま、私を時計塔の下に引きずり落としていく。

「あははは! あははははは!!」

魔族の耳につくような甲高い笑い声が時計塔の内部に響き、
それ以上の轟音が周囲に響き渡る。
私の体は螺旋階段を突き抜け、一気に地面の下に移動する。
超回復があるとは言え、結界魔法がなければ即死だっただろう。

そしてようやく地面の下に落下した時、時計塔が崩れ始めた。
その瓦礫が落ちる中で、魔族は無邪気な笑みを浮かべ、
楽しくて仕方がないといった様子で、高笑いをした。

「うふふふ、あはははッ!!」

それを聞いて私は悟った。どうして魔族の姿が変わってしまったのか。

ゲームで言うラスボスの第二形態。
これが今の状況にあたるのだろう。

実際にそういう事はありうるのだ。
魔族は悪霊みたいな存在であるので、
霊体のままでは物に触ったり、人の目には映ることが出来ない。

だから生きた人間に干渉するには、どうしても肉体が必要なのだ。
そして自身の中にある負の感情をより集めて、
器である肉体を形成してしまうのだ。
そうすると自力で成仏は出来ない代わりに、
物に触ったり、人の目にもはっきりと映るようになる。


そして負の感情を吸収することで、どんどん強くなっていく、
しかも恐ろしいことにそれに上限は無い。
つまり負の感情を吸収すれば吸収する程、
誰にも倒せない存在になってしまうのだ。
理屈のうえでは無限に。

そしてさらに厄介なのが――肉体を滅ぼしても終わりでは無いのだ。

負の感情を集めすぎると、魔族は自己防衛本能として、
…今ある肉体の上に再度肉体を形成してしまうのだ。
元々悪霊であるので、生きた人間の理屈や常識は通用せず、
肉体といっても、
それは負の感情を寄り集めたものだから、そういうことも出来るらしい。

そしてそうなってしまうと、倒すのが非常に難しくなってしまう。
魔族を完全に滅ぼすには、肉体を滅ぼすしかない。
つまり魔族が2つの肉体を形成している場合は、
2回倒さないとダメなのだ。
だが肉体を2つ以上形成出来る魔族は少ない。
そうなる前に討伐されてしまうケースの方が多いからだ。
だからそうならないことを祈っていたが――。

まさかこの魔族もそうだったなんて――。

私は深い絶望に叩きのめされた。

「ふふふ…」

崩れきった瓦礫の上で、魔族が笑いながら私の首を締める。
もう私は完全に戦意喪失していた。

話が違う――こんなに強いなんて聞いてない――。
今そんなことを考えても仕方が無いのに、
ぐるぐるとそれと似たような言葉が回り続ける。

私は最強魔力を持っているが…圧倒的なまでにこの魔族とは実戦経験が違う。
その経験の差が浮き彫りになった瞬間だった。

「もっと、遊ぼうよぉ…」

止めろと、言いたかったが、魔族が首を絞める力が強すぎて何も言えなかった。
結界魔法のおかげで、絞殺される事はないが、
魔族の強い力のせいで結界魔法が悲鳴をあげている。

倒さないと――私が倒さないと――でもどうやって?
何とかしないと――そう思って身じろぎするが全く抜け出せなかった。

「これ、邪魔」

そう言うと魔族は私に氷で覆われた手を見せた。
その手からあの時、
町の結界を破った巨大な氷の塊を作ると、私の体にそれをぶつけた。
それだけで私の体にかかっていた結界は砕け散り、
私は地面に転がるしかなかった。

もう終わりだ――。

こんな存在にどうやって勝てと言うのだ――。

魔族がさっきと同じ、氷の塊を私に向けた。
バケツと同じようなサイズだったが、
あれに当たればおそらく命は無い。

私でなければ倒せないというのは、やはり間違いだったのか、
それとも地獄神も予想外のことだったのか――。

目に涙がこぼれた。私の力不足でこれから多くの人が死ぬ。
この商業都市アアルは二度と人が住めない土地になる。

もっと力があれば、もっと私に力があれば――!!

もう“二度と”大切な人を殺されないのに――!!

「バイバイ」

魔族はまた無邪気な笑みを浮かべると、私にその氷の塊を発射した。
私は静かに目を閉じた。

ごめんなさい――結局私は誰の役にも立たなかった。

だがいくら待っても、
予想していた衝撃が訪れず、不思議に思って目を開けると、
魔族が驚愕したような顔をしていた。
ふと足元を見ると、砕け散ったブローチがそこにあった。
あれ…これはエドナに渡したのと同じ…。

「雷よ!!」

それに疑問思う間もなく、突然空から強烈な電が魔族を叩き付けた。
本来であれば、近くにいる私も巻き込まれてもおかしくないはずなのに、
私はいたって平気だった。
状況に混乱していると、耳元で聞いたことがある声がした。

「セツナ!!」
「え、エドナ!?」

そこに立っていたのは、エドナだった。
手には私が渡した日本刀の雷丸がある。
おそらくさっきの雷は私が渡した雷丸の力に違いない。
私が魔物と魔族にしか効力が及ばないように設定していたので、
私自身は平気だったらしい。

どうしてエドナが…? どうして…ブローチが?

「間に合って良かった…!
とっさにあなたにもらったブローチを投げたけど、
まさか上手くいくとは思わなかったわ」

ああ、さっきの攻撃で私が死なずに済んだのは、
エドナが身につけていた結界の魔道具を、
私に向かって投げたかららしい。
そういえばブローチの半径1メートル以内に居る人間に、
殺意のある攻撃が来た時、
自動的に結界魔法が発動するようにしておいたけど、
まさかそれがこんなに役に立つとは。

「それよりも魔族は…」

魔族の居た場所にあるのは、人の形をした黒い炭のような物体だった。
だがそれが瞬く間に再生し、魔族は元の姿に戻る。
服も魔族の体の一部であるのか、元通りになっていた。

「うふふふふ…」

魔族は先ほどと同じような無邪気な笑みを浮かべると、私達の方を見た。
そしてその笑みが凍り付いた。

先ほどまでの笑みが、信じられないといったような表情に変わっていく、
魔族は赤色の瞳を見開いた。

「あーうぃん?」

その魔族の呟きの本当の意味を私の理解した時には、
何もかもが手遅れだった―――。
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