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第1章過去と前世と贖罪と

33.5・エドナの驚愕

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「今日はここに泊まりましょう」

山を降りると、そこに大きな谷があった。
今日はそこを降りる前に、野宿することにした。
三角形の形をした魔道具をセツナが置くと、
それだけで魔道具は発動したことになるらしい。
おそらくエドナがそれを奪う事はたやすいだろう。
セツナはエドナを信用しているし、彼女を騙してこれを奪う事は難しくないだろう。
だがエドナはそんなことをするつもりは全く無かった。
それよりセツナの側に居て、
彼女と一緒に居る方が自分にとってためになるような気もするからだ。

エドナは正直言うと、かなり驚いていた。
自分が長年諦め、そういうものだと割り切っていたことを、
セツナはいとも簡単に覆した。
外見こそ守ってあげたくなる程、華奢で小柄な少女だが、
中身はちゃんと芯があるようで、それに少し安心した。

「そういえばバイタって何ですか?」

セツナは食事の準備をするために、
調理器具と食材をどこからか取り出し、
そしてふと思い出したのか、そんな事をエドナに聞いてきた。
エドナは眉をひそめた。

「…そういうことはあんまり人に聞くことじゃないわ」
「そうですか?」

きょとんとした表情のセツナを見て、
エドナは大きくため息をついた。
この少女は能力だけなら最強だが、世間を知らなさ過ぎる。
エドナは包み隠さず真実を伝えることにした。

「バイタは売女。つまり体を売る女のことよ」

その言葉にびっくり仰天したのか、セツナが目を丸くする。
男性経験すら無さそうなセツナには早すぎるかもしれないが、
いずれにせよ。そういう事は遅かれ早かれ知ることだ。
だったら早めに知った方がいい。

「え、じゃああの村長はそういう女だと私達を見ていたわけですか?」
「そうでしょうね」
「何でそんなことを…」
「あなたもそのうち知るでしょうから、教えるけど、
女の冒険者の中にはチーム内の男達に実際に体を売る女も居るのよ」
「な、何でそんなことを…」
「あなたは女だからたぶん分からないでしょうけど、
魔物を倒していると、気分が高まるのか、男は性欲がわくのよ。
それを解消するために、仲間の女に頼んで、欲求を晴らす。
…その代わり女は男達から報酬金をいくつか受け取る…。
そういう風に生活している女冒険者も実際にいるのよ」
「何だってそんなことを…」
「お金が必要だからでしょう。
あなたは他人に寄付出来る程金銭的に余裕はあるけど、
他の人間はそうじゃないもの。
普通冒険者は男がやるものだけど、
女がこれをするってことは、生活が苦しいってことの証明でもあるわ。
養う家族が多いからか、あるいは働きに出る男手も居ないのか、
あるいは、あっても生活が苦しいのか、それは分からないけど、
とにかくお金が必要だから冒険者になった。
でも、冒険者は死の危険が付きまとう、
だから強い冒険者のチームに入り、守ってもらう代わりに…」
「体を売る…そういうことですか?」

実際にエドナはそんな風に生活している女を見たことがある。
いかにも気が弱そうな大人しい女性だった。
剣士だったが、さほど剣が得意と言うわけでもなく、
冒険者には不向きに見えた。
それでも彼女が冒険者の仕事を選んだのは、子供のため、
夫が早くに亡くなり、
お金を稼ぐために冒険者にならざる得なかった。
そして旅先で仲間の冒険者に体を求められ、
自然とそういう関係になったと言っていた。
その時は弱い女だと軽蔑したものだが、
今はそうでもしないと、やっていけなかったのだろうと思っている。

「まぁ最もそうやって生活している冒険者は少ないけどね。
でも実力もないのに冒険者になった人間は、
そういった選択を迫られる事はあるわ」
「信じられない…そんなことで体を売るなんて」

そんなこと…か、
だがそんなことでもしないとやっていけないのだ。
お金が無いと生きていけない。
養う家族が多いと苦労するのは男も女も同じ。
男同士ですらそういう関係になることもあるのに、
女はなおさらそうだった。

「まぁ普通に娼婦になったら色々な客を相手にしないといけないし、
それよりかは知っている顔の方が安心出来るのかもね。
まぁ男でも顔が幼かったり、かわいかったりすると、
相手をしてくれって言われることもあるらしいし…」
「私には早すぎる世界です…というか無理です」

戦闘能力が段違いに高い、
セツナにはおそらく一生理解出来ないだろう。
女が冒険者をやると遅かれ早かれ壁にぶつかる。
男性に比べて、女性は腕力も弱いし、侮られることも多い。
そもそも男性のチームに女性が入ったとしても、
対等に扱ってくれるところは少ない。
それどころかメイドのように身の回りの世話をさせられ、
それが出来ないと愚図だと言われる。
エドナもそんな風に言われたことは何度もある。

「だからあなたが冒険者になったと言った時、
あなたは弱そうに見えたから、
そんな風に利用されてしまうのかもしれないと思った。
まぁ杞憂だったけど、でもあなたは世間知らずだから、
騙されてそういう関係になってしまうことも、
想像がついたから心配したわ」
「ああ、だからあんなに反対したんですね」
「…だってあなたみたいに冒険者になったばかりの人間って、
本当に利用されやすいのよ。
親切そうな顔をして近づいて、いざチームに入った途端、
荷物持ちにしたり、身の回りの世話をさせたり、
酷い場合は魔物の囮として使うこともあるし。奴隷とほとんど変わりないわ」

この国では奴隷の売り買いと所持は禁止されている。
だが隠れて似たようなことをやっている人間は多い。
例えば、それは高ランク冒険者ばかり集まったチームで起こりやすい。
入ってきた新人の冒険者を相手が何も知らないことをいいことに、
自分達の都合がいいように利用する。
入って来た冒険者は新人であるため、
これが普通のことであると受け入れてしまう。
そしてその末路は悲惨なものだ。
奴隷同然にこき使われて、報酬はほとんどその人間には入らない。
女や顔立ちがかわいい男の場合は、夜の世話も要求されることも多い。
ランクアップの手続きもさせてもらえないことも多く。
しかもギルドはそういった冒険者の横暴を見て見ぬフリにすることも多い。
ギルドとしては高ランク冒険者の方が優先だからだ。
それゆえ冒険者は闇が深い職業だとも言われている。

「エドナさんはそういう経験あるんですか?」

セツナに取ってみれば悪気は無い。
ただの疑問といった言葉だったかもしれないが、
エドナは少し眉をひそめた。

「そういう事は…聞かない方がいいわ」
「あ、不愉快にさせてしまったのなら、ごめんなさい」
「…あるのかないのかと聞かれれば、
もちろんあると答えるしかないでしょうね。
もちろん全て断ってきたけど、
しつこい連中は本当にしつこかった…」

別に身体の要求だけでなく、
ただ好きだと言ってくれた男は何人もいる。
その容姿ゆえに、
どこに行っても男に声をかけられる事は何度もあった。
だがどんな男もエドナのことについて深く知るうちに、
勝手に幻滅してみんな去ってしまう。
だからエドナは男性に関しては、
何も期待しないことにしているし、信用もしない。

「…あなたは結婚することってどういうことだと思う?」
「結婚ですか、お互いをまず好きになって、
しばらく交際して、結婚するって感じですかね」

エドナは驚愕した。
これはエドナや一般の女性が抱く、結婚観とはまるで違う。

「あなたの言っているような結婚はまずこの国には存在しないわ。
そもそも結婚する前からお互いを好きになるなんてことは無い」
「どうしてですか?」
「だって結婚相手って、普通親が決めるのよ」

セツナは驚愕したように目を開いた。
やはり理解していなかったようだ。

「15才で、もう成人したことになるから、
その時になると親が結婚相手を探すの。
それで相手が見つかったら、結婚するの」
「じゃあこの世界には自由恋愛って無いんですか?」
「アアルのような都会だったら色々な人間が集まるから、
自由恋愛は出来ると思うけど、
あの村みたいな田舎だったらそうはいかない。
必ず結婚は親が決めるものだし、
良識のある親なら、本人が好きな人と結婚させるでしょうけど、
ほとんどの親は本人の意思を無視して結婚先を決めるわ。
早い場合は13才ぐらいで男に嫁いでしまうこともあるし…」
「それってもう犯罪じゃないですか…。
それぐらいの子って妊娠したら、死ぬ確率が高くなるんですよ」
「…確かに田舎の農村部は死産が多いとも言われてるけど、
それが原因かもね。
でもほとんどの人は結婚する人を自分で選べないわ。
貴族でも、王族でもそれは同じよ。
必ず身分相応の人と結婚しないといけない」
「なるほど…シビアですね。
そういえばエドナさんは20才ですよね。
それだと結婚していないとおかしくない年齢ですけど、
ご両親はなんて言っているんですか」
「ああ、私は親は居ないの。8才の時に勘当されたから」

さらりと言ってのけたエドナの言葉にセツナは驚愕する。

「勘当って…8才の子供が?」
「そうよ」

それはもう遠い記憶だった。
自分ですら両親の下で暮らしていたという実感は無い。
そんなものは当の昔に失せてしまった。

「だから私には結婚しなくても、とやかく言う人は誰も居ないの。
だから気楽に1人で暮らしているの」
「ご両親は…いえ、こういう事は聞かない方がいいですよね……。
だからエドナさんは結婚していないんですね」
「そうよ…」

それはエドナだけでなく、女冒険者のほとんどがそうだった。
お金を稼ぐために働かないといけないので、
自分のことはほとんど後回しになる。
だから自然と行き遅れる女性が多かった。

「まぁでも結婚しない方が私は良いのよ」
「そうですか?」
「あなたは男性が女性と結婚したがる理由が何か知っている?」
「えーと、相手が好きだからですか?」
「いいえ、自分の身の回りの世話を女性にしてほしいからよ」

これは確信を得ている言葉だとエドナは思っている。
男性というのはほとんどの人間が家事をしない。
そういった事を教わらないからだ。
それは男の冒険者であっても同じこと、
そのため身の回りの世話をしてもらうために、
女性の冒険者を囲う男も多い。

「だから家事が出来なかったり、
料理が得意でない女性は結婚に向かないの。
私は…そういうことが出来ないから、
結婚にはそもそも向いてない」

エドナは元々手先は器用でない。
というかむしろ不器用といっても良かった。
特に裁縫は1番苦手だった。
何故あんな小さな針穴に糸を通せるのか、
よく服などに刺繍を施せる女性は居るが、
あんな細かいことをやっていて、
よく指を怪我しないものかと不思議に思う。
エドナがやれば確実に手を刺しまくって、布が血まみれになる。
実際、ハンカチの刺繍を頼まれてやったら、布に血痕が染み付いて、
依頼主に怯えられたことがある。

「それに料理もあなたが作る程、上手には出来ないし、
私はそもそも戦う事しか能がないもの…」

あの村長が言った事は正しい。
エドナは戦うために力を身につける事しか考えていなかった。
だから女性らしくとか、花嫁修行をしようなどと思った事は全くない。
そして気がつけば20才になっていた。
これは世間から見れば行き遅れと言ってもいい年齢である。

冒険者として、1人だけで生きてきたことを誇りに思う一方で、
これで良かったのかと、思う心もある。
女として、男性と結婚し、子供を産み育てること、
そんな当たり前の幸せを無視して生きることが本当に正しいのだろうか。

本心を言えば、右手を怪我して剣が握れなくなった時、
冒険者を辞めて、適当な男とでも結婚しようかと思った。
寄ってくる男は山ほど居たし、そのうちの誰かと結婚して、
そして冒険者を辞めようかと思った。
ケガが理由で冒険者を辞めて、家庭に入る女冒険者は多い。
だがエドナはその選択肢は選ばなかった。

それは独り身でいることを選択したわけではなかった。
ただ過剰な変化を恐れ、現状維持という選択をしただけだ。
その選択肢は間違っていなかったと今でも思うが、
それでも子連れの夫婦を見ると、迷いの心が生まれる。
これでいいのかと思ってしまう。
せめて子供でも産んでおかないと、
自分が年を取った時に困ったことになる。
それでなくても自分の居た証というものを、
残しておくべきなのではないかと考える。
考えるが、答えは出ない。
けれど自分が結婚に不向きな性格であるという事は、
エドナはよく理解している。

「私は結婚なんて、しない方がいいの。
男性に尽くすなんてことも、出来る自信がないし、
子供を育てられる自信もない。
だから結婚には向いてないと思う」

――そもそもエドナは夫婦の営みも出来る自信がない。
それだけはどうしても無理だった。
やろうとすれば必ず、吐き気に襲われる。
自分の心の問題なのだと理解していても、
治す術を持たなかった。
そしてそれを理解してくれる男性も居ないということも、
エドナはすでに知っていた。

どんな男も最初はその事実を受け入れたふりをする。
でも結局のところ欲望には勝てず、
自分に一方的な我慢を強いるエドナを責めた。
その事にエドナはいつも何の反論も出来ず、黙り込むしかなかった。
欠陥は自分の方にあるということをよく理解していたからだ。
そして結局関係がぎくしゃくして、別れるということが何度もあった。
こんな自分はどこか女として欠陥を抱えているのではないかと、常に思う。
だから家事が得意で、料理も得意なセツナを見ると酷く羨ましくなる。
この子はきっと結婚には向いているだろう。
だが自分にはそれが酷く難しい。

「別に結婚したくないなら、結婚しないでいいんじゃないですか」
「え?」

セツナの言葉にエドナは顔を上げる。
セツナはいたって普通、平静な表情でそれを言ってのけた。

「私の暮らしていた場所には、
40代、50代で結婚してない女性なんて山ほどいますよ」
「はぁ!?」

それはエドナの理解の外にある言葉だった。
20才の自分も行き遅れだと言われている。
それを40代、50代で独身の女性が山ほどいる?
想像がつかない。
そんなことになったら子供の数が減るんじゃないだろうか。
そもそも老後は? どうやって生きている?

「そもそもこの世界では15歳で結婚することも多いみたいですけど、
私の住んでいた場所では、20才でも結婚した人は珍しい方でした」
「な、何で?」

信じられない言葉の連続で、
エドナはそう聞き返すので精一杯だった。
結婚と言う自分の根本にあるコンプレックスな話題であるため、
ある意味、セツナの能力を知った時よりも驚いているかもしれない。

「だって大学せ…、20才の人は学生であることが多いんです。
だから結婚を後回しにして、学業や仕事に専念する人も多いし、
結婚にはたくさんのリスクを背負いますから、
それが嫌で結婚しない人も多いんです。
だから今は晩婚って言って、
年を取ってから結婚する人も多いんです」
「そ、それだと子供の数が減るんじゃないの?」
「ああ、少子化とか言われてますけど、
問題ないと言っている学者も居ます。
今世界の人口は増え続けていますからね。減った方が良いんです」

そんな話は今までに1度も聞いたことがない。
だがセツナの言葉は嘘は入っていない。
自分を慰めるために言ったでまかせな嘘ではないだろう。

「それにエドナさんは家事が苦手みたいですけど、
奥さんが家事が出来なくて、
男性の方が家事が得意って人とかも居ますよ」
「は? なんでまたそんなことを?」
「だってそういう男性の方がモテるんです。
イクメンっていって、子育てをしたり家事をしたり、
そういう人の方が女性に喜ばれるんですよ。
人によっては、女性の方が働いて、
男性の方が主夫やってる場合もあります」

開いた口が塞がらない。
当たり前のように、女性に指示し、
身の回りの世話させる男ばかり見てきたので、
逆のパターンもあるとは、エドナは想像もしていなかった。

「それに今の時代は夫婦の形もかなり多様化していまして、
一概にこうとも言えないんですよ。
中にはあえて子供を作らないと決めている夫婦も居ますし、
プラトニックな夫婦も居るらしいですし」
「プラトニック?」
「あー、その性行為をしない夫婦のことです」
「は…はぁ?」
「原因は様々ですが、そういう人も中にいるんですよ」

エドナは頭がクラクラするのを感じた。
当たり前のように男尊女卑の社会で暮らし、
男社会の中を1人で生き抜き、
結婚というものはこういうものだと、
自分の中で確固たる価値観があった。

エドナは結婚は、従うものだと思っていたのだ。
子供の時は父親に従い、
結婚してからは夫に従い、老いてからは子供に従う。
自分の時間など無い。ただ従うだけの人生。
それが結婚なのだと、エドナは思っていた。
まるで人形のように、
時に奴隷のように男に隷属していくものだと――。

――それが前提から破壊されて、冷静でいられるはずがない。
そんな夫婦が確かに居るのならば、
自分のコンプレックスなんてどうしたものでもない。
20代で結婚していない事、
家事が苦手な事、
身体の触れ合いが無理なこと、
そんな事はそういう人達からすれば、
どうということでもないだろう。
なら今まで悩ん出来たのは何だったのだ。
そう考えると何故か笑いがこみ上げてきた。

「なるほどね…。本当に変わっているわ…」
「そうですか?」
「なぁ」

その時、さっきから黙って話を聞いていたガイが口を開いた。

「さっきから言ってるケッコンとかフウフって何だ?」
「え、妖精は結婚しないんですか?」
「そのケッコンってのが何なのか、わからないんだけどさ」

不思議そうな顔をするガイにエドナは尋ねる。

「じゃあ誰かを好きになったらどうするの?」
「そうなったら一緒に暮らすけど、好きじゃなくなったら別れるな」
「じゃあ書類とか出したり、神様の前で誓約したりすることはないんですね」
「無いぞ。だいたい子供だってお前ら人間みたいに、
ポンポン出来るもんじゃないし」
「え、どうやって出来るんですか?」
「自然にだよ。自然が満ちているところ。
例えば木とか水の中とか、
そういうところにある日突然、妖精が生まれるんだよ」

それではまるで、人間とは生殖方法が違う。
なるほど、とエドナは思った。
本当にセツナの言うように夫婦の形というのはそれぞれなのだろう。

エドナは大きくため息をついた。
セツナと共にいて、
エドナは自分の頑固な心が柔らかくなっていくのを感じた。
確固たるこれと言う価値観。
だがその価値観は必ずしも正しいだけではないと、
セツナが教えてくれた。
やはりこの少女と一緒に居る事は、
自分にとって良いことなのだと思う。
そうエドナは思った。
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