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番外編 〜2人の夏休み〜
動物園でのコアラとの出会い⑧
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ゆっくりと挿入って来た由良さんの熱は、やがて喉奥に触れ、俺が思っていたより少し奥までを進んだ。
初めての感覚で反射的に嘔吐きそうになったが、彼から与えられているものだと思えばすぐに苦しみは快楽へと変換される。
生理的な涙が溢れ彼を見上げると、彼は特に気持ち良さそうな顔をしているわけではなく、ただ優しい眼差しで俺のことを見下ろしていた。
こういうところが好きだなと思う。
きっと由良さんは俺が彼から苦しみを与えられたときに悦びを覚えると知っていて。
だからいつも俺が苦しみすぎないように加減しながら慎重に苦痛を与えてくれる。
だって彼は本当は俺に苦しみを与えることをあまり好まない。してくれる理由は俺のため。
「少し動かすよ。」
声とともに由良さんが腰を揺すり始めた。
とんとんと喉奥の柔らかい部分を彼の先端がノックして呼吸を妨げる。
酸素供給の不足した脳がふわふわと酩酊して気持ちいい。
そして一度それを快楽と感じてしまえばさらに中は敏感になり、頬の内側や上歯茎など、中のどこかに彼の雄が少し擦れた感覚すらとてつもない刺激を脳にもたらす。
…どうしよう、おかしくなる…。
もうすでに身体の至るところを彼に性感帯にされているというのに、口までもそうなってしまったのなら、これからは食事すら彼の前では普通にできなくなってしまうかもしれない。
「ぐっ…んんっ…。」
彼の動きに合わせて訪れる刺激がどんどん俺の身体に熱を溜める。
「幹斗、もういきそうだから抜くね。」
熱っぽい声とともに由良さんの雄が中でさらに膨らみ、芯を帯び熱を増すのが分かった。
…由良さんも、気持ちよくなってくれてる…。
そう考えたらさらに快感が増し、やばいと思った時にはもう手遅れだった。
初めての感覚で反射的に嘔吐きそうになったが、彼から与えられているものだと思えばすぐに苦しみは快楽へと変換される。
生理的な涙が溢れ彼を見上げると、彼は特に気持ち良さそうな顔をしているわけではなく、ただ優しい眼差しで俺のことを見下ろしていた。
こういうところが好きだなと思う。
きっと由良さんは俺が彼から苦しみを与えられたときに悦びを覚えると知っていて。
だからいつも俺が苦しみすぎないように加減しながら慎重に苦痛を与えてくれる。
だって彼は本当は俺に苦しみを与えることをあまり好まない。してくれる理由は俺のため。
「少し動かすよ。」
声とともに由良さんが腰を揺すり始めた。
とんとんと喉奥の柔らかい部分を彼の先端がノックして呼吸を妨げる。
酸素供給の不足した脳がふわふわと酩酊して気持ちいい。
そして一度それを快楽と感じてしまえばさらに中は敏感になり、頬の内側や上歯茎など、中のどこかに彼の雄が少し擦れた感覚すらとてつもない刺激を脳にもたらす。
…どうしよう、おかしくなる…。
もうすでに身体の至るところを彼に性感帯にされているというのに、口までもそうなってしまったのなら、これからは食事すら彼の前では普通にできなくなってしまうかもしれない。
「ぐっ…んんっ…。」
彼の動きに合わせて訪れる刺激がどんどん俺の身体に熱を溜める。
「幹斗、もういきそうだから抜くね。」
熱っぽい声とともに由良さんの雄が中でさらに膨らみ、芯を帯び熱を増すのが分かった。
…由良さんも、気持ちよくなってくれてる…。
そう考えたらさらに快感が増し、やばいと思った時にはもう手遅れだった。
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