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第2部
大学院の日々①
しおりを挟む私は、その手に手を重ねる。
「用意して、朝御飯食べよう」
「うん。化粧する」
「すぐ、泣いちゃうのに?」
「泣いちゃってもするの」
「わかった!してきて!俺、服着替えるから」
「うん」
「凛、昨日のズボン嫌だろ?これ、履いたら?」
拓夢は、ウエストがゴムになってるズボンを渡してくれる。
「いいよ!大丈夫」
私は、そう言って笑って洗面所に行った。鞄から、化粧ポーチを取り出して化粧をした。マスカラとファンデーションと口紅と眉ペンしか入ってなかった。泊まるつもりは、なかったから…。
「はぁー」
もっと、バッチリメイクにしたかった。
「凛、ブラジャー」
「ありがとう」
拓夢は、私のブラジャーを持って現れた。
「つけたげようか?」
「自分で出来るよ」
「つけさせてよ」
「うん、わかった」
私は、拓夢に背を向けてTシャツを脱いだ。
「はい」
「ありがとう」
ブラジャーを受け取ってつける。
「ホック止めるよ」
「うん」
拓夢の指先を背中に感じる。
「出来たよ」
「ありがとう」
目を閉じて、ちょっとだけエッチな想像をしていたのは内緒にしておこう。私は、Tシャツを取って着る。
「凛、エッチな事考えてただろ?」
「そんなの考えてない」
「嘘だ」
「嘘じゃない」
私は、首を左右に振る。バレていたのが、恥ずかしい。
「ここ触られたら弱いからだろ?」
そう言って、Tシャツの上から背中を撫でられる。
「そんな事ないから」
「嘘!じゃあ、もうしない」
「意地悪」
「じゃあ、弱いって言って」
「弱い…」
「良くできました」
そう言って、拓夢は私をギュッーっと抱き締めてくれる。
「行こう」
「うん。行こう」
私は、拓夢の背中に手を回す。
「今日一日、俺と凛は恋人だから」
「うん」
「じゃあ、行こう」
拓夢は、私から離れると手を繋いで引っ張っていく。
「忘れ物ない?」
「待って!見るから」
私は、鞄を確認する。
「スマホ忘れてた」
「あっ!部屋だな」
「うん」
私と拓夢は、部屋に戻る。
「はい」
「ありがとう」
スマホを鞄に入れる。
「じゃあ、行けるな」
「うん」
拓夢は、珍しく斜めがけのバックを下げている。ボディバックってやつだ。
「どこで、ご飯食べるの?」
「駅前のカフェで食べようと思って」
「美味しいの?」
「美味しいよ!それだけじゃないけど」
私と拓夢は、玄関で靴を履いて、家を出る。
「それだけじゃないって?」
歩きながら話す。
「凛がいつか、懐かしいって思って食べれるように…。あっ!勿論。俺もね…」
「この街を離れるから?」
「そうだね」
拓夢は、私の手を握りしめてくる。
「駄目だよ」
「そうだな!あっちまで、これは我慢しとく」
そう言って、手を離した。そして、手が触れるか触れないかの距離を保ちながら、私達は歩いて行く。
「用意して、朝御飯食べよう」
「うん。化粧する」
「すぐ、泣いちゃうのに?」
「泣いちゃってもするの」
「わかった!してきて!俺、服着替えるから」
「うん」
「凛、昨日のズボン嫌だろ?これ、履いたら?」
拓夢は、ウエストがゴムになってるズボンを渡してくれる。
「いいよ!大丈夫」
私は、そう言って笑って洗面所に行った。鞄から、化粧ポーチを取り出して化粧をした。マスカラとファンデーションと口紅と眉ペンしか入ってなかった。泊まるつもりは、なかったから…。
「はぁー」
もっと、バッチリメイクにしたかった。
「凛、ブラジャー」
「ありがとう」
拓夢は、私のブラジャーを持って現れた。
「つけたげようか?」
「自分で出来るよ」
「つけさせてよ」
「うん、わかった」
私は、拓夢に背を向けてTシャツを脱いだ。
「はい」
「ありがとう」
ブラジャーを受け取ってつける。
「ホック止めるよ」
「うん」
拓夢の指先を背中に感じる。
「出来たよ」
「ありがとう」
目を閉じて、ちょっとだけエッチな想像をしていたのは内緒にしておこう。私は、Tシャツを取って着る。
「凛、エッチな事考えてただろ?」
「そんなの考えてない」
「嘘だ」
「嘘じゃない」
私は、首を左右に振る。バレていたのが、恥ずかしい。
「ここ触られたら弱いからだろ?」
そう言って、Tシャツの上から背中を撫でられる。
「そんな事ないから」
「嘘!じゃあ、もうしない」
「意地悪」
「じゃあ、弱いって言って」
「弱い…」
「良くできました」
そう言って、拓夢は私をギュッーっと抱き締めてくれる。
「行こう」
「うん。行こう」
私は、拓夢の背中に手を回す。
「今日一日、俺と凛は恋人だから」
「うん」
「じゃあ、行こう」
拓夢は、私から離れると手を繋いで引っ張っていく。
「忘れ物ない?」
「待って!見るから」
私は、鞄を確認する。
「スマホ忘れてた」
「あっ!部屋だな」
「うん」
私と拓夢は、部屋に戻る。
「はい」
「ありがとう」
スマホを鞄に入れる。
「じゃあ、行けるな」
「うん」
拓夢は、珍しく斜めがけのバックを下げている。ボディバックってやつだ。
「どこで、ご飯食べるの?」
「駅前のカフェで食べようと思って」
「美味しいの?」
「美味しいよ!それだけじゃないけど」
私と拓夢は、玄関で靴を履いて、家を出る。
「それだけじゃないって?」
歩きながら話す。
「凛がいつか、懐かしいって思って食べれるように…。あっ!勿論。俺もね…」
「この街を離れるから?」
「そうだね」
拓夢は、私の手を握りしめてくる。
「駄目だよ」
「そうだな!あっちまで、これは我慢しとく」
そう言って、手を離した。そして、手が触れるか触れないかの距離を保ちながら、私達は歩いて行く。
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