9 / 261
3-2
しおりを挟む
いつもクラブに行った次の日は何もせずひたすら寝るのだが、誰かと話でもしないと落ち着かない気分だから湯船に湯を張っている間に谷津にラインを入れてみる。
幹『今日暇?』
10秒以内に既読がついた。驚きの速さだ。
谷『なになに?なんかあった?』
幹『…1人でいたら心臓が爆発しそう…。』
谷『ちょっと待ってすぐ行く。幹斗の家でいい?』
幹『…面白がってる?』
谷『もちろん!!』
幹『風呂入るから40分後で。』
谷『りょー!!』
“その時は例え君が嫌がってもプレイするから。”
スマホを閉じると、メモに書いてあった文面が脳内で由良さんの声で再生された。胸が疼いてたまらない。
彼は背中の跡が治ったら連絡してこいと言っていたけれど、それまで俺の心臓は持つのだろうか。そもそも時間を置いたら夢としか思えなくなって連絡できなくなりそうだ。
けれど1人で考えていても仕方がないし、笑われるの覚悟で谷津に話してみようか…。
“お風呂が沸きました”
ぐるぐる考えていると、リビングに機械音が響いた。
そうだ、風呂に入ろう。そうしたら気が紛れるかもしれない。
幹『今日暇?』
10秒以内に既読がついた。驚きの速さだ。
谷『なになに?なんかあった?』
幹『…1人でいたら心臓が爆発しそう…。』
谷『ちょっと待ってすぐ行く。幹斗の家でいい?』
幹『…面白がってる?』
谷『もちろん!!』
幹『風呂入るから40分後で。』
谷『りょー!!』
“その時は例え君が嫌がってもプレイするから。”
スマホを閉じると、メモに書いてあった文面が脳内で由良さんの声で再生された。胸が疼いてたまらない。
彼は背中の跡が治ったら連絡してこいと言っていたけれど、それまで俺の心臓は持つのだろうか。そもそも時間を置いたら夢としか思えなくなって連絡できなくなりそうだ。
けれど1人で考えていても仕方がないし、笑われるの覚悟で谷津に話してみようか…。
“お風呂が沸きました”
ぐるぐる考えていると、リビングに機械音が響いた。
そうだ、風呂に入ろう。そうしたら気が紛れるかもしれない。
11
お気に入りに追加
704
あなたにおすすめの小説


塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。



ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる