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絵に描いたような理想
彼のいない生活
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あまりの急な出来事にまだ混乱していたが、それでもこの家での居場所を見つけないといけないとと思い食器を洗い、遊んでとねだるレオと遊んだ。
夕食を作るのも手伝い、そして夕飯も食べた。夕飯を食べたあとは、戻っていいと言われたので部屋に戻る。
アシュリーの部屋に行くと、何もすることがなく部屋の中を散策した。
ベッドと勉強机と本棚が置かれていて、本棚にはたくさんの本がある。勉強机にはペンとインクが置いてあり、そして白い紙と本が散らばっている。
流石に引き出しを開ける気にはならなかったが、机の上を片付けようと思い本を棚に戻す。
全て難しそうな本だと思ったが、本棚の一番下の段には小説や数学の教科書のような本があった。
机に乗っていたのは全て医学書なのでさっぱりわからず、本棚の空いているところに入れていく。
それにしても重く、大量だ。
前まで僕が住んでいたアシュリーの家にもたくさんの本があったので、きっと相当の数を読んできたのだろう。
なるべく重い本は下の段へ、逆に軽いものは上に。そして最後の一冊を棚に戻そうとした時、その本があまりに軽くて、力の加減を間違えたのか床に落としてしまった。
カタっと音がなる。
カタっ…?本なら少なくともかたっとはならない。せめてばさっ、とか…
持ち上げてみると、裏から見れば本だが、ひっくり返してみるとガラス越しに一枚の写真が入っていた。写真立てだったのか。
優しそうなアシュリーと同じ髪色をした綺麗な女の人と、きりりとした顔つきのアシュリーと同じ目の色をした男の人がにこやかに笑い立っていて、その中央に、まだ幼い顔つきのアシュリーが笑っている。
こんな笑顔をする人なのか、と驚いた。アシュリーはいつも綺麗に笑う。でも、この写真の中の彼はもっと無邪気に笑っていた。
年はおそらく10代半ばあたりだろう。きっとこのころこうやって笑えたのなら、何かなければ今もこんな風に幸せそうに笑えるだろう。
ふと、考えた。もし、家庭を作って子供ができて、そうしたら彼はまたこんな風に笑うのだろうか。
そしてそれは、僕がそばにいたら実現できない。なら、やっぱり僕はここで生きていくしかない。アメリアさんには迷惑だろうけど、レオは喜んでくれているし。
胸がちくりと痛んだ。どうして痛んだのかと考えて、自分ではその幸せを彼に与えられないからだとわかった。この感情は、何だろう。嫉妬?も含んでいるが、もうひとつ、何か違うもの。
しばらく考えて、愛という言葉が浮かんできた。ここ最近彼に感じていた色気なども、その類かもしれない。彼に対して自分が幸せにしたい、という気持ちがあるのだろう。
そして自分にそんな感情があったことに、心底びっくりした。それはこんな僕でも抱ける感情だったのか。
その夜はなんとなく食欲がなくて、自分の席にあらかじめ置かれたスープとサラダだけを食べ、昼たくさん食べてしまったので、と言い訳をした。
ノアと僕とアメリアさんとレオ、4人で。ノアは何かあるのをわかっていたようだが、なにも言わずにいてくれた。
アメリアさんは気を使ってか、僕に当たり障りのない簡単な質問をたくさんして、食卓がどうにか賑やかに聞こえるように振舞っていた。本当に素敵な人だ。
そのまま後片付けをして、レオの話を聞き、そして部屋に入った。
疲れているのに、色々な考えが巡って眠れない、静かな夜だったが、無理やり目を閉じて時間が経つと、自然と意識が遠のいた。
夢を見た。
僕はアシュリーの弟で、アシュリーの本当の家族の家の本当の息子。
僕もアシュリーも無邪気に笑いながら外でたくさん遊び、家に帰ったら温かい食事ができていて、泥だらけの手で食べようとすると2人でお母さんに叱られた。
起きて、微かに彼の匂いが残る知らない部屋が目に入り、現実に引き戻された。
部屋を出る前に着替えようか着替えまいか、迷った末にクローゼットの中からテキトーな服を選んで着替えた。
ドアを開けて廊下のようなスペースを通りダイニングに向かうと、すでにアメリアさんが朝食の支度をしていた。
「あら、早いわね。今そこの桶にお湯を張るから、顔を洗ってね。」
朝からニコニコしていて、太陽のような人だ。今まで見てきた女性とは全く違い、優しくて、それでも家族を守る芯の強さを感じる。
なんというか、お母さんってもしいたらこんな感じなんだろうと考えた。
でも、いきなりお世話になる分際で、あまり気を遣わせてはいけない。
「自分で用意します。お湯を沸かすのはそのポットを使っていいですか?」
「あら、じゃあお願いしようかしら。ポットにはもう水が入っているから、火にかけるだけでいいわ。そして水と混ぜてうまく温度調節してね。」
なに1つ迷惑そうな顔をせずわかりやすい指示を出してくれるので、ありがとうございますと言いながら作業を始める。
ちょうどいい温度にしたお湯を桶に張り終わる頃に、アメリアさんがタオルを持ってきてくれた。
ありがとうございますと受け取ると、ぬるま湯を手で掬い顔にかける。氷のように冷たい手に、ぬるま湯の温かさがじんわり沁みた。温かくて心地いい。
湯を張った桶のとなりにもう1つの桶があり、顔を洗った後の水はそこに入るようにしているの、と説明してもらった通り、こぼさないように気をつけながら顔を洗う。
アシュリーの家にいた時は水道で水で洗っていたが、冬ならぬるま湯で洗ったら寒い思いをしないで済むのだときづいた。
洗い終わると、渡されたタオルで水気をとる。タオルはふかふかで肌に触れた途端にスポンジのようにさっと水気を吸い込んでくれた。
顔を洗うと、手持ち無沙汰になってしまい、落ち着かない。部屋に戻ろうか、でも居候の分際で部屋でのんびり過ごしてアメリアさんに朝食の準備を丸投げするのも非常識だし、といろいろ考える。
「僕に何か手伝えることはありますか?」
もしなかったらむしろこの質問は彼女を困らせるかもしれない、という考えは言ってから思い当たってやってしまったと思った。しかし彼女は嬉しそうに答えてくれた。
「今日はあそこの客室でノアが寝てるから、起こしてきて欲しいわ。寝起きが悪いから気をつけてね。
あの子は甥なんだけど、いきなり彼女と間違えられておはよう、今日も綺麗だね、なんて囁かれたことがあって血の気が引いたもの。
起きたらさっきみたいにして桶の水を温めなおしてくれると嬉しいわ。」
「わかりました。」
ついでに求めていない情報まで聞いてしまった。つまりノアはアシュリーの義理の従兄弟ということか。つまり気の置けない仲なわけだ。そう思うと、なぜだか安心できる自分がいた。
しかしノアの寝起きの光景、、、
見た目や喋り方の印象通りでゾッとする。聞いただけで目に浮かびそうだ。今日は普通に起きていることを祈ろう。
トントン、とドアをノックすると返事がない。
「入るよ。」
一応声をかけてから中に入ると、ノアは布団に頭まですっぽりと収めているにもかかわらず足だけ出ている状態で寝ていた。
「おはよう。」
大きめの声で言ってみたが、返事はない。
「おーはーよーうっ!!」
もう一度声をかけても、何も反応がない。
これ以上叫んでも無駄な努力だとわかってので、ため息をついて今度は布団を剥がしにかかる。
すると、何が起こったかを脳が処理しきれないほどのスピードで手をつかまれ、何かが起こった。
気づくととても温かい中にいた。つまり、布団の中に引きずりこまれたことになる。
「おはよう、今日も綺れ、、、いたたたたたたたた!痛いって!
…あ、テオか。乱暴だな。」
「いや、どちらというと被害者は僕。」
布団の中で、色っぽい声と近づいてくる唇に何かの危機を感じ思いっきり突き飛ばした挙句蹴りを入れてしまった。どこにとは言わない。
夕食を作るのも手伝い、そして夕飯も食べた。夕飯を食べたあとは、戻っていいと言われたので部屋に戻る。
アシュリーの部屋に行くと、何もすることがなく部屋の中を散策した。
ベッドと勉強机と本棚が置かれていて、本棚にはたくさんの本がある。勉強机にはペンとインクが置いてあり、そして白い紙と本が散らばっている。
流石に引き出しを開ける気にはならなかったが、机の上を片付けようと思い本を棚に戻す。
全て難しそうな本だと思ったが、本棚の一番下の段には小説や数学の教科書のような本があった。
机に乗っていたのは全て医学書なのでさっぱりわからず、本棚の空いているところに入れていく。
それにしても重く、大量だ。
前まで僕が住んでいたアシュリーの家にもたくさんの本があったので、きっと相当の数を読んできたのだろう。
なるべく重い本は下の段へ、逆に軽いものは上に。そして最後の一冊を棚に戻そうとした時、その本があまりに軽くて、力の加減を間違えたのか床に落としてしまった。
カタっと音がなる。
カタっ…?本なら少なくともかたっとはならない。せめてばさっ、とか…
持ち上げてみると、裏から見れば本だが、ひっくり返してみるとガラス越しに一枚の写真が入っていた。写真立てだったのか。
優しそうなアシュリーと同じ髪色をした綺麗な女の人と、きりりとした顔つきのアシュリーと同じ目の色をした男の人がにこやかに笑い立っていて、その中央に、まだ幼い顔つきのアシュリーが笑っている。
こんな笑顔をする人なのか、と驚いた。アシュリーはいつも綺麗に笑う。でも、この写真の中の彼はもっと無邪気に笑っていた。
年はおそらく10代半ばあたりだろう。きっとこのころこうやって笑えたのなら、何かなければ今もこんな風に幸せそうに笑えるだろう。
ふと、考えた。もし、家庭を作って子供ができて、そうしたら彼はまたこんな風に笑うのだろうか。
そしてそれは、僕がそばにいたら実現できない。なら、やっぱり僕はここで生きていくしかない。アメリアさんには迷惑だろうけど、レオは喜んでくれているし。
胸がちくりと痛んだ。どうして痛んだのかと考えて、自分ではその幸せを彼に与えられないからだとわかった。この感情は、何だろう。嫉妬?も含んでいるが、もうひとつ、何か違うもの。
しばらく考えて、愛という言葉が浮かんできた。ここ最近彼に感じていた色気なども、その類かもしれない。彼に対して自分が幸せにしたい、という気持ちがあるのだろう。
そして自分にそんな感情があったことに、心底びっくりした。それはこんな僕でも抱ける感情だったのか。
その夜はなんとなく食欲がなくて、自分の席にあらかじめ置かれたスープとサラダだけを食べ、昼たくさん食べてしまったので、と言い訳をした。
ノアと僕とアメリアさんとレオ、4人で。ノアは何かあるのをわかっていたようだが、なにも言わずにいてくれた。
アメリアさんは気を使ってか、僕に当たり障りのない簡単な質問をたくさんして、食卓がどうにか賑やかに聞こえるように振舞っていた。本当に素敵な人だ。
そのまま後片付けをして、レオの話を聞き、そして部屋に入った。
疲れているのに、色々な考えが巡って眠れない、静かな夜だったが、無理やり目を閉じて時間が経つと、自然と意識が遠のいた。
夢を見た。
僕はアシュリーの弟で、アシュリーの本当の家族の家の本当の息子。
僕もアシュリーも無邪気に笑いながら外でたくさん遊び、家に帰ったら温かい食事ができていて、泥だらけの手で食べようとすると2人でお母さんに叱られた。
起きて、微かに彼の匂いが残る知らない部屋が目に入り、現実に引き戻された。
部屋を出る前に着替えようか着替えまいか、迷った末にクローゼットの中からテキトーな服を選んで着替えた。
ドアを開けて廊下のようなスペースを通りダイニングに向かうと、すでにアメリアさんが朝食の支度をしていた。
「あら、早いわね。今そこの桶にお湯を張るから、顔を洗ってね。」
朝からニコニコしていて、太陽のような人だ。今まで見てきた女性とは全く違い、優しくて、それでも家族を守る芯の強さを感じる。
なんというか、お母さんってもしいたらこんな感じなんだろうと考えた。
でも、いきなりお世話になる分際で、あまり気を遣わせてはいけない。
「自分で用意します。お湯を沸かすのはそのポットを使っていいですか?」
「あら、じゃあお願いしようかしら。ポットにはもう水が入っているから、火にかけるだけでいいわ。そして水と混ぜてうまく温度調節してね。」
なに1つ迷惑そうな顔をせずわかりやすい指示を出してくれるので、ありがとうございますと言いながら作業を始める。
ちょうどいい温度にしたお湯を桶に張り終わる頃に、アメリアさんがタオルを持ってきてくれた。
ありがとうございますと受け取ると、ぬるま湯を手で掬い顔にかける。氷のように冷たい手に、ぬるま湯の温かさがじんわり沁みた。温かくて心地いい。
湯を張った桶のとなりにもう1つの桶があり、顔を洗った後の水はそこに入るようにしているの、と説明してもらった通り、こぼさないように気をつけながら顔を洗う。
アシュリーの家にいた時は水道で水で洗っていたが、冬ならぬるま湯で洗ったら寒い思いをしないで済むのだときづいた。
洗い終わると、渡されたタオルで水気をとる。タオルはふかふかで肌に触れた途端にスポンジのようにさっと水気を吸い込んでくれた。
顔を洗うと、手持ち無沙汰になってしまい、落ち着かない。部屋に戻ろうか、でも居候の分際で部屋でのんびり過ごしてアメリアさんに朝食の準備を丸投げするのも非常識だし、といろいろ考える。
「僕に何か手伝えることはありますか?」
もしなかったらむしろこの質問は彼女を困らせるかもしれない、という考えは言ってから思い当たってやってしまったと思った。しかし彼女は嬉しそうに答えてくれた。
「今日はあそこの客室でノアが寝てるから、起こしてきて欲しいわ。寝起きが悪いから気をつけてね。
あの子は甥なんだけど、いきなり彼女と間違えられておはよう、今日も綺麗だね、なんて囁かれたことがあって血の気が引いたもの。
起きたらさっきみたいにして桶の水を温めなおしてくれると嬉しいわ。」
「わかりました。」
ついでに求めていない情報まで聞いてしまった。つまりノアはアシュリーの義理の従兄弟ということか。つまり気の置けない仲なわけだ。そう思うと、なぜだか安心できる自分がいた。
しかしノアの寝起きの光景、、、
見た目や喋り方の印象通りでゾッとする。聞いただけで目に浮かびそうだ。今日は普通に起きていることを祈ろう。
トントン、とドアをノックすると返事がない。
「入るよ。」
一応声をかけてから中に入ると、ノアは布団に頭まですっぽりと収めているにもかかわらず足だけ出ている状態で寝ていた。
「おはよう。」
大きめの声で言ってみたが、返事はない。
「おーはーよーうっ!!」
もう一度声をかけても、何も反応がない。
これ以上叫んでも無駄な努力だとわかってので、ため息をついて今度は布団を剥がしにかかる。
すると、何が起こったかを脳が処理しきれないほどのスピードで手をつかまれ、何かが起こった。
気づくととても温かい中にいた。つまり、布団の中に引きずりこまれたことになる。
「おはよう、今日も綺れ、、、いたたたたたたたた!痛いって!
…あ、テオか。乱暴だな。」
「いや、どちらというと被害者は僕。」
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