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3、品評会ー開会
しおりを挟む品評会当日。
学内ホールに生徒達が続々と集まってきた。
開始時刻になり、アナウンスが響く。
『皆様。本日はお集まりいただきありがとうございます。只今より、巣作り品評会を開会いたします。司会進行は私、放送部3年・穴井が務めさせていただきます。そして、解説にはα代表として会永生徒会長にお越しいただきました』
『生徒会長の会永です。解説役ではありますが、私もαとしてまだまだ未熟者です。本日は私も勉強させていただく気持ちでここに座っています。一緒に最後まで楽しんでいきましょう』
『すべての参加者の巣を発表後に、品評会のホームページから、自分が良かったと思った巣に投票して下さいね。1人1票なのでご注意下さい』
穴井から注意事項が説明されて、いよいよ姫野たちの出番が回ってきた。
『続きまして、今回品評会に参加いただくメンバーを紹介いたしますーーー』
名前を呼ばれて、王子谷、長内、剣城、喜録、姫野がステージ上に上がると、大きな声援と拍手で迎えられる。
全員が着席したところで、照明が少し暗くなり、穴井の声が響き渡った。
『それでは、早速、皆さんの巣を見て参りましょう!』
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