9 / 42
一章〜ギルド設立を目指して〜
八話 冒険者適正③
しおりを挟む
不思議は余所に、さて、食料調達へ出向く私とシュート。
食料調達といっても、何でもかんでも倒して持ち帰れば良い訳もなくーー食べられるモンスターを探すことから始まった。
モンスターの知識が全くない私としては、シュートに頼るしかない。
否ーー頼る以外に今夜を満腹で過ごす道はない。しかし、シュートは冒険者歴がある程度長いと道中私に語りながらも実は、モンスターを食べたことがある訳ではなかった。
モンスターは狩るものであり、食べ物ではないと言う。
ならどうして、私が食料調達班に選んだ際それを言わなかったのかーー。
この男は、人生を適当になるようにフラフラ生きている浮浪者なのだろうか。
「てかモンスターなんてまず食べて大丈夫なの? 食べたら死なない? 毒とかあって」
「それなら心配ないわあ……あんたと言う毒味係が私達のチームには居るもの……アハハハッ!?」
シュートの肩を両手で鷲掴みにして揺する。
シュートがドン引きーーいや、私の思わず溢してしまった不吉な笑いに怯えてしまった。
「……もう、最初からそれを言いなさいよ」
「いやあ、モンスター狩ることに今は生きる意味持ってるかさ? そこは譲れないって言うかーー」
「なら責任取って?♡」
最後にハートを付け加え、可愛い萌系妹風に、お願いではなくそれは強制である。私はシュートに毒味係を完全に委ねた。
「あ、俺妹系が大嫌いだから」
「ーー大好きと、言ってみなさい?」
今度は頭を片手で鷲掴みにし、ニコッとグレモリーのように笑ってやる。
「う、うわあ~! 可愛い妹だあ~妹の頼みは聞くしかないな~(棒)」
シュートは棒読みではあったが、毒味係を快く(心に私というトラウマを刻みながら)受けてくれた。
「でもさ、冒険者ってモンスター食って生きてないんだよ案外。普通にクエストで稼いだ金で飲んで食べてしてるしよ」
「そうだと思ってたけど、でも今回はキャンプでそれをしないといけないのだから、とりあえず適当に倒して食べましょう」
「致死性の高い毒持ってたら、俺確実にあの世だぜそれ。あー、怖い怖い」
怖いと言いながらも、私と普通にモンスターを探す辺り、多分シュートは実際この状況を楽しんでいる。もしくは嬉しく思っているのかもしれないと思った。
自分語りの中に、盗賊を辞めて冒険者になってからはずっとソロで活動していたとも言っていた。
性格がこんなちゃらんぽらんだから、どこのギルドも欲しがらず、一人でソロ活動するしか他なかったはずだ。
そう考えると、可愛い一面を持っていると思えた。
ちゃらんぽらんで、一人で自由に生きることを幸せにしているように見せて実は、ただの寂しがり屋ーー。
私に似ているのかもしれないーー。
「んだよ、ニヤニヤして」
「別に~? シュートも案外可愛いらしいじゃないと思って」
「……! ケッ、勝手に言ってろう」
「頬を赤くしてーーまさか照れたの? 照れたのお!?」
「照れて何が悪いんだってーーおい! 避けろっ!!」
私はシュートに引き寄せられる。
片手で何百キロもありそうな大剣を瞬時に構えたシュートは、私の後ろから飛び掛かって来る狼の牙を弾いた。
「馬鹿かお前っ! 死ぬぞっ!?」
「実戦経験無いのよ! モンスターの気配を感じ取れるくらい、私は出来上がってないの!」
「……ちっ! なら離れるなよ、俺がお前を守ってやるから」
シュートはそう言うと、私を左腕のみでお姫様抱っこして狼に飛び掛る。
右手のみで大剣を振るうつもりだ。
それには身体的、筋肉的に無茶がある。
ジーゼルや厚成みたく、筋肉で出来上がった身体でないシュートは細身で痩せ型。大剣を片手で振れば、それこそ筋肉が千切れる。
「無茶しないでシュート!」
「無茶なんてしねーって。俺は自分のできることを、するだけだっての」
「……馬鹿ね、ほんま」
シュートは大剣を、本当に片手のみで振るう。
薙ぎ払いで狼は吹き飛び、さらにそれを追ってシュートは大剣で一刀両断してみせる。
地面に大きな凹みができた。
狼は息の根が止まり、それを確認してからシュートは私を下ろしてくれた。
お姫様抱っこを初めてされた感想についてーー悪くなかった。
むしろ、キュンキュンしたが正直の感想だった。
「ーーうーし。一匹目」
「シュート、ありがとう」
「……? ああ、まあ、お前だから守っただけだって」
「……アリアータなら?」
「あ? アリアータをここで引き合いに出すか? そうだな……あいつなら放置だな。多分、死なないし」
そう言って、シュートは笑う。
「ふーん。じゃあ、次はちゃんと戦うからモンスターの気配感じたら教えて? それとーー」
「ん? なんだよ」
「この試験終わったら、個人的に……モンスターの気配を感じ取る為の訓練して、くださいーーお願いします」
「…………。まあ、暇だったら」
私は照れくさかった。他人にお願いすることが、これほどまでにこっ恥ずかしいとは思っていなかった。
シュートは謎に赤面しながらも、お願いを聞いてくれた。
私とシュートの間に少し沈黙が流れる。
その沈黙は長かった。
シュートが狼を紐に括りつけ、背中に巻きつけるまでの作業中ずっと、沈黙で押しつぶされそうだった。
しかしそれだけではなく、私は身体の奥から熱を感じていてそれが更なる圧迫感を生み出し、私を潰そうとしていた。
「ーーお、終わった?」
先に口を開いたのは私だった。
「ああ、バッチリだ! このまま次々ーー」
「頭下げなさいシュート!!」
作業を終え、私に振り返ったシュートの頭頂部を足で、もう既に下げる間も与えず踏んでしまっていた。
作業を終えたシュートの後ろにあった茂みから、別の狼が飛び出してきたのを私は見たからだ。
気配でシュートも気づいたようだった。しかし、その時には私に頭を踏まれ前のめりに倒れていた。
「ーーリリー!」
「平気よっ! DEATH MARCH!」
両手に魔力を集中させ、一匹の狼を約二十発ほど殴り最後は両手を合わせて地面に叩き落とした。
狼の顔が地面に突き刺さり、首から下だけが地上に残る姿となった。
「はい、もう一作業よ」
「……はあ、そうみたいだな……。その強さ何処で手にしたかは聞かないでやるーーだが、一作業の前に一暴れだぜ相棒っ!!」
「ーー!? まだこんなに居たのっ!? て、相棒とか勝手に決めないで!」
起き上がったシュートは、私と背中合わせに立って剣を構える。
狼は一匹居たら、三十匹は居ると思えーーそう、ゴキブリの出ない私の生活環境において教えられてきた。
そして現状ーー実際、それは現実となった。
私達を取り囲むように、三十匹ーーそれ以上居るかもしれない。
狼が四方八方から現れ、円を作ってきたのだった。
私とシュート、一人十五匹は最低やらなければいけない。
いや、それくらい朝飯前だ。だけど、狼に混じってスライムまで参戦してきているのが厄介でしかない。
スライムは強力な酸で己の身体を作り上げている為、触れたものを溶かす効果を持つ。
倒す方法は、分裂させれば良いだけーー。
一般常識的にはそう伝えられている。太古の昔から存在するモンスター故に、事実、それが本当なのか明らかとなっていない。
「スライムも居るじゃない……」
「こりゃ一本取られた。でも、スライムの分裂体を水に溶かして熱入れると極上ゼリーになるらしいぜ? 殺す価値あんだろ!」
「でも服が溶けたら最悪よ……私女よ」
「心配ねーよ。そん時は、俺がお前の身を隠しながら変な気起こした奴らぶち殺して連れ帰るからよ」
「へえ~、なら任せるわあ? 私が裸になったらーーその時はあんたも裸になってもらいけどーーねっ!!」
「ーー良いぜ、そんくらいよっとっ!!」
私とシュートは一斉に狼に飛び掛る。
飛び込んで来る狼を殴り殴りーー。斬り斬りーー。
しかし、倒しても倒してもうじゃうじゃどこからか湧き出てくる狼の群れ。
先が長くなることは目に見えていた。
しかし、私とシュートはこの状況下で笑った。
この状況をーー楽しいと、心から思えたのだ。
食料調達といっても、何でもかんでも倒して持ち帰れば良い訳もなくーー食べられるモンスターを探すことから始まった。
モンスターの知識が全くない私としては、シュートに頼るしかない。
否ーー頼る以外に今夜を満腹で過ごす道はない。しかし、シュートは冒険者歴がある程度長いと道中私に語りながらも実は、モンスターを食べたことがある訳ではなかった。
モンスターは狩るものであり、食べ物ではないと言う。
ならどうして、私が食料調達班に選んだ際それを言わなかったのかーー。
この男は、人生を適当になるようにフラフラ生きている浮浪者なのだろうか。
「てかモンスターなんてまず食べて大丈夫なの? 食べたら死なない? 毒とかあって」
「それなら心配ないわあ……あんたと言う毒味係が私達のチームには居るもの……アハハハッ!?」
シュートの肩を両手で鷲掴みにして揺する。
シュートがドン引きーーいや、私の思わず溢してしまった不吉な笑いに怯えてしまった。
「……もう、最初からそれを言いなさいよ」
「いやあ、モンスター狩ることに今は生きる意味持ってるかさ? そこは譲れないって言うかーー」
「なら責任取って?♡」
最後にハートを付け加え、可愛い萌系妹風に、お願いではなくそれは強制である。私はシュートに毒味係を完全に委ねた。
「あ、俺妹系が大嫌いだから」
「ーー大好きと、言ってみなさい?」
今度は頭を片手で鷲掴みにし、ニコッとグレモリーのように笑ってやる。
「う、うわあ~! 可愛い妹だあ~妹の頼みは聞くしかないな~(棒)」
シュートは棒読みではあったが、毒味係を快く(心に私というトラウマを刻みながら)受けてくれた。
「でもさ、冒険者ってモンスター食って生きてないんだよ案外。普通にクエストで稼いだ金で飲んで食べてしてるしよ」
「そうだと思ってたけど、でも今回はキャンプでそれをしないといけないのだから、とりあえず適当に倒して食べましょう」
「致死性の高い毒持ってたら、俺確実にあの世だぜそれ。あー、怖い怖い」
怖いと言いながらも、私と普通にモンスターを探す辺り、多分シュートは実際この状況を楽しんでいる。もしくは嬉しく思っているのかもしれないと思った。
自分語りの中に、盗賊を辞めて冒険者になってからはずっとソロで活動していたとも言っていた。
性格がこんなちゃらんぽらんだから、どこのギルドも欲しがらず、一人でソロ活動するしか他なかったはずだ。
そう考えると、可愛い一面を持っていると思えた。
ちゃらんぽらんで、一人で自由に生きることを幸せにしているように見せて実は、ただの寂しがり屋ーー。
私に似ているのかもしれないーー。
「んだよ、ニヤニヤして」
「別に~? シュートも案外可愛いらしいじゃないと思って」
「……! ケッ、勝手に言ってろう」
「頬を赤くしてーーまさか照れたの? 照れたのお!?」
「照れて何が悪いんだってーーおい! 避けろっ!!」
私はシュートに引き寄せられる。
片手で何百キロもありそうな大剣を瞬時に構えたシュートは、私の後ろから飛び掛かって来る狼の牙を弾いた。
「馬鹿かお前っ! 死ぬぞっ!?」
「実戦経験無いのよ! モンスターの気配を感じ取れるくらい、私は出来上がってないの!」
「……ちっ! なら離れるなよ、俺がお前を守ってやるから」
シュートはそう言うと、私を左腕のみでお姫様抱っこして狼に飛び掛る。
右手のみで大剣を振るうつもりだ。
それには身体的、筋肉的に無茶がある。
ジーゼルや厚成みたく、筋肉で出来上がった身体でないシュートは細身で痩せ型。大剣を片手で振れば、それこそ筋肉が千切れる。
「無茶しないでシュート!」
「無茶なんてしねーって。俺は自分のできることを、するだけだっての」
「……馬鹿ね、ほんま」
シュートは大剣を、本当に片手のみで振るう。
薙ぎ払いで狼は吹き飛び、さらにそれを追ってシュートは大剣で一刀両断してみせる。
地面に大きな凹みができた。
狼は息の根が止まり、それを確認してからシュートは私を下ろしてくれた。
お姫様抱っこを初めてされた感想についてーー悪くなかった。
むしろ、キュンキュンしたが正直の感想だった。
「ーーうーし。一匹目」
「シュート、ありがとう」
「……? ああ、まあ、お前だから守っただけだって」
「……アリアータなら?」
「あ? アリアータをここで引き合いに出すか? そうだな……あいつなら放置だな。多分、死なないし」
そう言って、シュートは笑う。
「ふーん。じゃあ、次はちゃんと戦うからモンスターの気配感じたら教えて? それとーー」
「ん? なんだよ」
「この試験終わったら、個人的に……モンスターの気配を感じ取る為の訓練して、くださいーーお願いします」
「…………。まあ、暇だったら」
私は照れくさかった。他人にお願いすることが、これほどまでにこっ恥ずかしいとは思っていなかった。
シュートは謎に赤面しながらも、お願いを聞いてくれた。
私とシュートの間に少し沈黙が流れる。
その沈黙は長かった。
シュートが狼を紐に括りつけ、背中に巻きつけるまでの作業中ずっと、沈黙で押しつぶされそうだった。
しかしそれだけではなく、私は身体の奥から熱を感じていてそれが更なる圧迫感を生み出し、私を潰そうとしていた。
「ーーお、終わった?」
先に口を開いたのは私だった。
「ああ、バッチリだ! このまま次々ーー」
「頭下げなさいシュート!!」
作業を終え、私に振り返ったシュートの頭頂部を足で、もう既に下げる間も与えず踏んでしまっていた。
作業を終えたシュートの後ろにあった茂みから、別の狼が飛び出してきたのを私は見たからだ。
気配でシュートも気づいたようだった。しかし、その時には私に頭を踏まれ前のめりに倒れていた。
「ーーリリー!」
「平気よっ! DEATH MARCH!」
両手に魔力を集中させ、一匹の狼を約二十発ほど殴り最後は両手を合わせて地面に叩き落とした。
狼の顔が地面に突き刺さり、首から下だけが地上に残る姿となった。
「はい、もう一作業よ」
「……はあ、そうみたいだな……。その強さ何処で手にしたかは聞かないでやるーーだが、一作業の前に一暴れだぜ相棒っ!!」
「ーー!? まだこんなに居たのっ!? て、相棒とか勝手に決めないで!」
起き上がったシュートは、私と背中合わせに立って剣を構える。
狼は一匹居たら、三十匹は居ると思えーーそう、ゴキブリの出ない私の生活環境において教えられてきた。
そして現状ーー実際、それは現実となった。
私達を取り囲むように、三十匹ーーそれ以上居るかもしれない。
狼が四方八方から現れ、円を作ってきたのだった。
私とシュート、一人十五匹は最低やらなければいけない。
いや、それくらい朝飯前だ。だけど、狼に混じってスライムまで参戦してきているのが厄介でしかない。
スライムは強力な酸で己の身体を作り上げている為、触れたものを溶かす効果を持つ。
倒す方法は、分裂させれば良いだけーー。
一般常識的にはそう伝えられている。太古の昔から存在するモンスター故に、事実、それが本当なのか明らかとなっていない。
「スライムも居るじゃない……」
「こりゃ一本取られた。でも、スライムの分裂体を水に溶かして熱入れると極上ゼリーになるらしいぜ? 殺す価値あんだろ!」
「でも服が溶けたら最悪よ……私女よ」
「心配ねーよ。そん時は、俺がお前の身を隠しながら変な気起こした奴らぶち殺して連れ帰るからよ」
「へえ~、なら任せるわあ? 私が裸になったらーーその時はあんたも裸になってもらいけどーーねっ!!」
「ーー良いぜ、そんくらいよっとっ!!」
私とシュートは一斉に狼に飛び掛る。
飛び込んで来る狼を殴り殴りーー。斬り斬りーー。
しかし、倒しても倒してもうじゃうじゃどこからか湧き出てくる狼の群れ。
先が長くなることは目に見えていた。
しかし、私とシュートはこの状況下で笑った。
この状況をーー楽しいと、心から思えたのだ。
0
お気に入りに追加
1,026
あなたにおすすめの小説
最弱テイマーの成り上がり~役立たずテイマーは実は神獣を従える【神獣使い】でした。今更戻ってこいと言われてももう遅い~
平山和人
ファンタジー
Sランクパーティーに所属するテイマーのカイトは使えない役立たずだからと追放される。
さらにパーティーの汚点として高難易度ダンジョンに転移され、魔物にカイトを始末させようとする。
魔物に襲われ絶体絶命のピンチをむかえたカイトは、秘められた【神獣使い】の力を覚醒させる。
神に匹敵する力を持つ神獣と契約することでスキルをゲット。さらにフェンリルと契約し、最強となる。
その一方で、パーティーメンバーたちは、カイトを追放したことで没落の道を歩むことになるのであった。
異世界転生 我が主のために ~不幸から始まる絶対忠義~ 冒険・戦い・感動を織りなすファンタジー
紫電のチュウニー
ファンタジー
第四部第一章 新大陸開始中。 開始中(初投稿作品)
転生前も、転生後も 俺は不幸だった。
生まれる前は弱視。
生まれ変わり後は盲目。
そんな人生をメルザは救ってくれた。
あいつのためならば 俺はどんなことでもしよう。
あいつの傍にずっといて、この生涯を捧げたい。
苦楽を共にする多くの仲間たち。自分たちだけの領域。
オリジナルの世界観で描く 感動ストーリーをお届けします。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~
月見酒
ファンタジー
俺の名前は鬼瓦仁(おにがわらじん)。どこにでもある普通の家庭で育ち、漫画、アニメ、ゲームが大好きな会社員。今年で32歳の俺は交通事故で死んだ。
そして気がつくと白い空間に居た。そこで創造の女神と名乗る女を怒らせてしまうが、どうにか幾つかのスキルを貰う事に成功した。
しかし転生した場所は高原でも野原でも森の中でもなく、なにも無い荒野のど真ん中に異世界転生していた。
「ここはどこだよ!」
夢であった異世界転生。無双してハーレム作って大富豪になって一生遊んで暮らせる!って思っていたのに荒野にとばされる始末。
あげくにステータスを見ると魔力は皆無。
仕方なくアイテムボックスを探ると入っていたのは何故か石ころだけ。
「え、なに、俺の所持品石ころだけなの? てか、なんで石ころ?」
それどころか、創造の女神ののせいで武器すら持てない始末。もうこれ詰んでね?最初からゲームオーバーじゃね?
それから五年後。
どうにか化物たちが群雄割拠する無人島から脱出することに成功した俺だったが、空腹で倒れてしまったところを一人の少女に助けてもらう。
魔力無し、チート能力無し、武器も使えない、だけど最強!!!
見た目は青年、中身はおっさんの自由気ままな物語が今、始まる!
「いや、俺はあの最低女神に直で文句を言いたいだけなんだが……」
================================
月見酒です。
正直、タイトルがこれだ!ってのが思い付きません。なにか良いのがあれば感想に下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる