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プロローグ
三話 勘当①
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次の日になり、私は朝日が昇る前に目を覚した。
起きてすぐに、カーテンを開ける。いつもは開けないけど今日は、カーテンに人影が見えたからだった。
まだ薄暗いのに影がハッキリと映るなんて、どれだけ我が家は用心深く至る所に付けられたランタンを光らせていることか。
用心過ぎて騎士、大臣、魔道士以外に一般市民がほとんど寄り付かない。余計私の暇を作る材料となっている。
用心過ぎるが故に映った人影の正体は、私が唯一の友達と思っている冒険者ーー影縫だった。
外の窓枠に、コウモリ如く逆さ吊りでいつから待機していたことか影縫は、私と目を合わせると黒マスクを外してノックしてくる。
「どうしたの……影縫」
「おはよう御座いますですぞ姫。ある話が入りましたのでご報告に参らせて頂いた所存に御座います」
「朝から御苦労様ね。で、話って?」
「実はーー」
影縫は躊躇ったが話してくれた。
いや、話してくれないと私自身が大変困る内容で、しかし、聞いたところでもう遅かった。
内容は昨日行われたモンスター狩りの一件についてだった。
『……影縫。昨日行われたモンスター狩りで、ある噂が出回っている』
『ある噂ですか、局長。一体どんな噂で?』
『実はな、主催者側の代表者レギンスが言うに、トカゲの大型モンスター、レオパを倒した少女と瞬間的に負傷者を纏めて回復させた爆弾ボディーの女が旅人と言って混じっていたらしいのだが……どうにも、その稀に見る回復魔法を使った女が魔道士なのではないか? なんて噂だ。そこから勝手ではあると思ったのだが、関連付けられた結果、レオパを素手で殴り殺した少女は姫様なのではないかとなってな』
『何馬鹿げた噂を。姫様は鳥籠の中の箱入り娘ーーそんなことをしては自ら首を絞めることは分かりきっておりますぞ。それに夢が冒険者であると言えーー』
『それは俺達しか知らないから、だからこそ、大変な噂になっているが事実で結果だ。ヤバイぞ影縫、本当に姫様なのか、確認を取ってくる必要がある』
『そうね、そうしないとあの娘。本当にマズイわよ。私達と会うことすら許されなくなるじゃないのよ』
『いつかやりそーだって、あの小娘ならって、思っていたが……本当なら、とうとうやりよっただな。しっかし、もし姫様なら魔道士は簡単に特定できるーー爆弾ボディー……魔性の女! グレモリーだっ!』
『あんたはグレモリーさんのあの胸に顔を埋めたいだけでしょうがっ!』
『ふうむ……しかし。こうなっては急ぐ必要がありそうですな。では、早朝失礼極まりないが行ってくるとしますぞ!』
影縫の所属するギルド、『忍』のメンバーから噂を聞かされ、急いで来てくれた結果がこの時間だったらしい。
忍のメンバー、局長と呼ばれる凄腕の鍛冶師、厚成。
副長で踊り子、睡蓮。
忍者と呼ばれる、何でも屋の女たらし、白夜と、このコウモリ系女子、影縫。
ギルドのメンバーはみんな、冒険者でありながら影の仕事人。
特に仲の良い影縫は、私こところに一人でも遊びに来てくれるので友達と思っている。
影縫はスッと、宙返りしながら窓から中に入ってくると、長い漆黒の髪を一本に結って付けていたゴーグルを外した。
金色に輝く瞳が、薄暗い部屋の中で光り輝いている。
前はショートカットで、ボディーラインに合わないブカブカの服を着ていたらクールな男にしか見えなかったのに、今となっては可愛い少女。
なのだけれども、漆黒のマントが男っぽさをまだ醸している。
「ーーで、どうしたら良いと思う影縫」
「どうもしようがありません。今ので姫様が、イベントに参加しレオパをタコ殴りにして殺したことが事実となったのです。となれば、大変面倒で厄介なことですぞ」
「そうよね……とりあえず、グレモリーを逃さないと……」
「いえ、その必要はないと思いますぞ? 姫様がきっぱりと認めてしまえば良いだけのこと」
「……認める?」
影縫があっさりと言ったので、私は驚き、多分ーー瞳孔が開いてしまっている。
影縫は咳払いして、私の頭に瓦割りを入れる。
「……あっ! な、何?」
「驚くことはないと思うのですぞ。認めてしまえば、ことは至って簡単」
腕を組んで影縫は一人勝手に納得した。
私が納得するだけの理由を何一つ述べていないのに、影縫が勝手に一人納得しているのが、更に納得がいかない。
ーーしかし。
認めてしまえばーー。
簡単な話ーー。
いや、認めるのは簡単なこと。私が一人で行っただけとでも言えばグレモリーに矛先は向かなくて済む。
でも、そこから何が簡単に事が進むと言うのだろうか?
影縫はため息をつくと、首を横に振って勝手にソファーに腰を下ろした。
「ですから姫様ーー認めれば何も悪い方向に進もうと最悪には進みまないのです。つまり、認めてグレモリー様からも矛先を向けさせず、とりあえず注意程度で済ませてもらい、この噂は知らぬ国の旅人の一件として片付けていただくことが可能と言っておるのです」
「えー……無理だってそれ」
私は想像する間なく否定した。
良い人であり、頭のキレる父上であるが、厳格者でもある。
そんな父上に、潔く認めれば……。
「案外いけるかも」
納得できてしまった。納得させられてしまった。
厳格者である故に、潔い良い娘に怒りを向けることが無いのでは?
これは馬鹿の発想ではなく、頭の悪い影縫の発想でもなければ、多分、天才の域にある睡蓮の発想だ。
睡蓮が言った通りにして、間違った方向に進んだことがない。つまり睡蓮は、父上の厳格者である性格から読んで潔く認めることを最善策として影縫に托したはずだ。
睡蓮の考えと言った証拠はないけど……でも、そうだと信じよう。
「じゃあ、つまり私が潔く認めたら良いのね。なら善は急げよ! 父上と母上が起きたら、すぐに謁見の間に呼んでもらって謝るわ!」
「それが良いですぞ! では、某ーーあ、癖で失礼。私は帰りますので、御武運をっ!」
影縫はソファーから立つと、残像を残して外へ姿を消した。
ちなみに影縫の魔法適正値は高くないのだが、運動神経が飛び抜けているため平均程度の魔法適正値を活かしてA級魔道士並の実力に底上げできている。
魔法適正値は、個性で底上げできるのも魅力だ。
ーーコンコンッ。
魔法適正値の魅力に一人頷いていると、部屋のドアがノックされる。
「入って良いわよ」
「失礼致します姫様。起床なされておられたのですね、では、服をお着替えください。洗濯させていただきますので」
メイドのレベッカが入ってきて、洗濯カゴを床に置き今日のドレスを手品のように出す。
感動したのも幼き頃ーー今となっては朝のお決まりと化している。
「ありがとうレベッカ。そうだわ、お願いだけど」
「聞いておりました、影縫様との会話を。既に城内全てのメイド、執事、魔道士に声を掛け旦那様と奥様の起床を確認次第、謁見の間に案内をするよう頼んでおります」
「仕事が早くて助かるわあ、レベッカ流石ね。じゃあ、悪いのだけどもう一つ仕事をーー」
「何なりと」
「普通の服も用意して頂戴。早急に」
★
レベッカは「かしこまりました」とだけ言って、私の脱いだ下着とドレスをカゴに入れて出て行った。
丁度レベッカが出たと同時くらいに日が昇り、朝がやってきた。気づかない間にかなりの時間が経過していたらしい。
とりあえず私は、頭にティアラを付けバルテン家の家紋が入ったネックレスを掛けて身支度する。
そろそろ父上と母上が起きる時間である。準備は早めにしておくことが、生活を崩さないことに繋がる。
「ーーまたまた参りました影縫でございますぞ」
「また来たのね影縫……。それで、次はどうしたの?」
「もう一つ情報がーー城門にて警備の騎士が話していた内容を小耳に挟んのですが……国王様は既に噂を聞き怒り心頭であるとか」
「嘘……そんな、面倒なことになったわね」
少し考える必要が出てきた。
父上にもう噂が耳に入っているなんて、とんだ誤算だった。
睡蓮も予知者ではない。
腕を組んで考えるしか、今の私ができることはなかった。
影縫も一緒に考えてくれている。でも、良い答えは期待したらダメだ。
影縫は……本当に馬鹿だから。
「ーーあっ!」
「ーーひやっ! な、何よ大声出してビックリしたわよっ!!」
「姫様! やっぱり潔く謝れば国王様が知っていようが、反省の色を見せることができるのですぞ! どうですか!?」
「……」
馬鹿の考えも、一様は聞いておくものだとこの時初めて私は痛感させられた。
天才よりも、時には馬鹿が上を行くなんて、信じたくないけど、でもーーそれしか私も良い方法は何一つ思い付かなかった。
起きてすぐに、カーテンを開ける。いつもは開けないけど今日は、カーテンに人影が見えたからだった。
まだ薄暗いのに影がハッキリと映るなんて、どれだけ我が家は用心深く至る所に付けられたランタンを光らせていることか。
用心過ぎて騎士、大臣、魔道士以外に一般市民がほとんど寄り付かない。余計私の暇を作る材料となっている。
用心過ぎるが故に映った人影の正体は、私が唯一の友達と思っている冒険者ーー影縫だった。
外の窓枠に、コウモリ如く逆さ吊りでいつから待機していたことか影縫は、私と目を合わせると黒マスクを外してノックしてくる。
「どうしたの……影縫」
「おはよう御座いますですぞ姫。ある話が入りましたのでご報告に参らせて頂いた所存に御座います」
「朝から御苦労様ね。で、話って?」
「実はーー」
影縫は躊躇ったが話してくれた。
いや、話してくれないと私自身が大変困る内容で、しかし、聞いたところでもう遅かった。
内容は昨日行われたモンスター狩りの一件についてだった。
『……影縫。昨日行われたモンスター狩りで、ある噂が出回っている』
『ある噂ですか、局長。一体どんな噂で?』
『実はな、主催者側の代表者レギンスが言うに、トカゲの大型モンスター、レオパを倒した少女と瞬間的に負傷者を纏めて回復させた爆弾ボディーの女が旅人と言って混じっていたらしいのだが……どうにも、その稀に見る回復魔法を使った女が魔道士なのではないか? なんて噂だ。そこから勝手ではあると思ったのだが、関連付けられた結果、レオパを素手で殴り殺した少女は姫様なのではないかとなってな』
『何馬鹿げた噂を。姫様は鳥籠の中の箱入り娘ーーそんなことをしては自ら首を絞めることは分かりきっておりますぞ。それに夢が冒険者であると言えーー』
『それは俺達しか知らないから、だからこそ、大変な噂になっているが事実で結果だ。ヤバイぞ影縫、本当に姫様なのか、確認を取ってくる必要がある』
『そうね、そうしないとあの娘。本当にマズイわよ。私達と会うことすら許されなくなるじゃないのよ』
『いつかやりそーだって、あの小娘ならって、思っていたが……本当なら、とうとうやりよっただな。しっかし、もし姫様なら魔道士は簡単に特定できるーー爆弾ボディー……魔性の女! グレモリーだっ!』
『あんたはグレモリーさんのあの胸に顔を埋めたいだけでしょうがっ!』
『ふうむ……しかし。こうなっては急ぐ必要がありそうですな。では、早朝失礼極まりないが行ってくるとしますぞ!』
影縫の所属するギルド、『忍』のメンバーから噂を聞かされ、急いで来てくれた結果がこの時間だったらしい。
忍のメンバー、局長と呼ばれる凄腕の鍛冶師、厚成。
副長で踊り子、睡蓮。
忍者と呼ばれる、何でも屋の女たらし、白夜と、このコウモリ系女子、影縫。
ギルドのメンバーはみんな、冒険者でありながら影の仕事人。
特に仲の良い影縫は、私こところに一人でも遊びに来てくれるので友達と思っている。
影縫はスッと、宙返りしながら窓から中に入ってくると、長い漆黒の髪を一本に結って付けていたゴーグルを外した。
金色に輝く瞳が、薄暗い部屋の中で光り輝いている。
前はショートカットで、ボディーラインに合わないブカブカの服を着ていたらクールな男にしか見えなかったのに、今となっては可愛い少女。
なのだけれども、漆黒のマントが男っぽさをまだ醸している。
「ーーで、どうしたら良いと思う影縫」
「どうもしようがありません。今ので姫様が、イベントに参加しレオパをタコ殴りにして殺したことが事実となったのです。となれば、大変面倒で厄介なことですぞ」
「そうよね……とりあえず、グレモリーを逃さないと……」
「いえ、その必要はないと思いますぞ? 姫様がきっぱりと認めてしまえば良いだけのこと」
「……認める?」
影縫があっさりと言ったので、私は驚き、多分ーー瞳孔が開いてしまっている。
影縫は咳払いして、私の頭に瓦割りを入れる。
「……あっ! な、何?」
「驚くことはないと思うのですぞ。認めてしまえば、ことは至って簡単」
腕を組んで影縫は一人勝手に納得した。
私が納得するだけの理由を何一つ述べていないのに、影縫が勝手に一人納得しているのが、更に納得がいかない。
ーーしかし。
認めてしまえばーー。
簡単な話ーー。
いや、認めるのは簡単なこと。私が一人で行っただけとでも言えばグレモリーに矛先は向かなくて済む。
でも、そこから何が簡単に事が進むと言うのだろうか?
影縫はため息をつくと、首を横に振って勝手にソファーに腰を下ろした。
「ですから姫様ーー認めれば何も悪い方向に進もうと最悪には進みまないのです。つまり、認めてグレモリー様からも矛先を向けさせず、とりあえず注意程度で済ませてもらい、この噂は知らぬ国の旅人の一件として片付けていただくことが可能と言っておるのです」
「えー……無理だってそれ」
私は想像する間なく否定した。
良い人であり、頭のキレる父上であるが、厳格者でもある。
そんな父上に、潔く認めれば……。
「案外いけるかも」
納得できてしまった。納得させられてしまった。
厳格者である故に、潔い良い娘に怒りを向けることが無いのでは?
これは馬鹿の発想ではなく、頭の悪い影縫の発想でもなければ、多分、天才の域にある睡蓮の発想だ。
睡蓮が言った通りにして、間違った方向に進んだことがない。つまり睡蓮は、父上の厳格者である性格から読んで潔く認めることを最善策として影縫に托したはずだ。
睡蓮の考えと言った証拠はないけど……でも、そうだと信じよう。
「じゃあ、つまり私が潔く認めたら良いのね。なら善は急げよ! 父上と母上が起きたら、すぐに謁見の間に呼んでもらって謝るわ!」
「それが良いですぞ! では、某ーーあ、癖で失礼。私は帰りますので、御武運をっ!」
影縫はソファーから立つと、残像を残して外へ姿を消した。
ちなみに影縫の魔法適正値は高くないのだが、運動神経が飛び抜けているため平均程度の魔法適正値を活かしてA級魔道士並の実力に底上げできている。
魔法適正値は、個性で底上げできるのも魅力だ。
ーーコンコンッ。
魔法適正値の魅力に一人頷いていると、部屋のドアがノックされる。
「入って良いわよ」
「失礼致します姫様。起床なされておられたのですね、では、服をお着替えください。洗濯させていただきますので」
メイドのレベッカが入ってきて、洗濯カゴを床に置き今日のドレスを手品のように出す。
感動したのも幼き頃ーー今となっては朝のお決まりと化している。
「ありがとうレベッカ。そうだわ、お願いだけど」
「聞いておりました、影縫様との会話を。既に城内全てのメイド、執事、魔道士に声を掛け旦那様と奥様の起床を確認次第、謁見の間に案内をするよう頼んでおります」
「仕事が早くて助かるわあ、レベッカ流石ね。じゃあ、悪いのだけどもう一つ仕事をーー」
「何なりと」
「普通の服も用意して頂戴。早急に」
★
レベッカは「かしこまりました」とだけ言って、私の脱いだ下着とドレスをカゴに入れて出て行った。
丁度レベッカが出たと同時くらいに日が昇り、朝がやってきた。気づかない間にかなりの時間が経過していたらしい。
とりあえず私は、頭にティアラを付けバルテン家の家紋が入ったネックレスを掛けて身支度する。
そろそろ父上と母上が起きる時間である。準備は早めにしておくことが、生活を崩さないことに繋がる。
「ーーまたまた参りました影縫でございますぞ」
「また来たのね影縫……。それで、次はどうしたの?」
「もう一つ情報がーー城門にて警備の騎士が話していた内容を小耳に挟んのですが……国王様は既に噂を聞き怒り心頭であるとか」
「嘘……そんな、面倒なことになったわね」
少し考える必要が出てきた。
父上にもう噂が耳に入っているなんて、とんだ誤算だった。
睡蓮も予知者ではない。
腕を組んで考えるしか、今の私ができることはなかった。
影縫も一緒に考えてくれている。でも、良い答えは期待したらダメだ。
影縫は……本当に馬鹿だから。
「ーーあっ!」
「ーーひやっ! な、何よ大声出してビックリしたわよっ!!」
「姫様! やっぱり潔く謝れば国王様が知っていようが、反省の色を見せることができるのですぞ! どうですか!?」
「……」
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