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プロローグ

居場所がなかった

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 気が付いたら、全部、嫌になっていた。

 今日が長くて、明日が来なければと思ったり、どうしたらいいのか、分からなくなったり。
 殻に閉じこもってしまいそうになっていたあたしを、パパは連れ出してくれたんだ。

 一生忘れられない夏の思い出を

 今、この瞬間に感じられるように──
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