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第八章 ハルイチの恋
ハルイチの恋
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お店に戻ってくると、春一が貸してくれた小説をカウンターで読み始めた。表紙は真っ青なブルーの絵の具で塗られた中に、小さな小さなピンク色の魚がいた。
「……海に溶ける……か」
表紙に溶けそうに書かれたタイトル文字をポツリと呟く。一ページ目を開くと、柔らかな言葉が丁寧に並んでいて、文字も思ったよりも詰まっていなくて読みやすそうに感じる。
スラスラと入り込んでくる文章に、あたしはしばらく物語に没頭していた。
相変わらず、外からの日差しは強くて、店内に入り込みすぎないように下ろしたロールカーテンのおかげで暑さはだいぶ和らいでいた。
──小説の最後のページをめくるところだった。パチンッと、照明を消す音が聞こえて、店内が薄暗くなった。ハッとして辺りを見渡すと、すでに日は傾き窓の外は藍色。時計を見れば、とっくにお店の閉店時間を過ぎていた。
カウンターに一人で座っていたあたしは、目の前がゆらゆら揺れていることに気がつく。心がぎゅうっと締め付けられて、次から次へとこぼれ落ちてゆく涙の粒を拾い集めるように、両手で掬いながら頬を拭った。
「なずなぁ、もうとっくに閉店だぞ……て、うわっ!!」
「青ちゅわぁん………」
あたしの顔を見て、二歩後ずさりをした青ちゃんの顔は引きつっている。よほど酷い顔をしているらしい。けれど、どうしようもない。
「……ど、どうした?」
「これぇ……」
そばにあったティッシュで涙を拭い、鼻をかみながら青ちゃんに小説の表紙が見えるように差し出した。
「これって、シュンの?」
すぐに分かってくれる青ちゃんに、激しく頷く。
「かなり泣けるのー!! ヤバい良い話!!」
「そりゃそーだろ? なんてったってベストセラーだもん」
あっさりと青ちゃんはそう言って小説をカウンターに戻し、「閉めてこいよ~」と二階に上がって行った。
「……ベストセラーって、何?」
とにかくお店の片付けをすべて終えると、また小説を手にして、カバーに書いてある、作者のプロフィールを見た。
「………これって」
しっかりと目を凝らして見ても、やっぱり見間違いではない。
生年月日、出身地が書かれているけれど、そのすべてが春一と一致していた。そのまま、二階に上がり、春一の部屋をノックした。今度はしっかり中からの返事を聞いてから、ドアを開ける。
「春一、これ」
「……そんなに、感動した?」
にこっと笑って、あたしの顔を見つめる春一に、号泣して青ちゃんが引くくらいに酷い顔になっていたことを思いだして、慌てて目元に手を当てた。
「ありがとう、読んでくれて。なずなに読んでもらいたかったから」
差し出していた小説をそっと受け取ると、春一はパソコンの横に大事そうに置いた。
「……春一、その本を書いたハルイチって人、春一と同じ誕生日で出身もここじゃん? その人ってさ、まさか……」
……春一なんじゃないの? 確信的な言葉まで辿り着く前に、目の前の春一がフッと笑った。
「そーだよ」
「え……」
「これは、俺が書いたの。なずなには話しておきたいと思ったから」
春一は「まぁ座りなよ」と手で合図して、あたしはそれに従い、畳みになんとなく正座をして座る。
「俺ね、東京で小説書いてたの。ずっと。けど、ある日を境に書けなくなった」
寂しそうな目をしながら、春一は話を続けた。
「何もかも順調で、小説は高い評価をもらってベストセラーになるくらいに売れたし、アイデアもどんどん出てきていた。俺の書く小説は、恋愛物が多くて、ここまで男女の心情を上手く書けたのは、一人の女性のお陰だった」
春一の言う女性は、もしかしたら、あたしがさっきまで読んでいた本の中に出てくる女性のことなのかもしれない。
「……その人は、春一の彼女なの?」
ためらいつつ聞いてしまう。
「そうだよ。俺が、今までの人生で一番愛した人」
春一からこんな話を聞けるとは思わなくて、戸惑いつつも、話してくれるのならと、あたしは聞く。
「その人は? 向こうに置いてきちゃったの?」
あたしの言葉に、一瞬小さなため息を漏らしてから、春一は消えそうな声で呟いた。
「……居なくなった」
「え?」
「いつも通り家に帰ったら、荷物も残したままで、鍵だけ置いて、居なくなった」
辛そうに顔を伏せる春一に、あたしはまた胸がギュッと締め付けられた。
「……その人って、海みたいな人なの?」
“海に溶ける”
小説の題名はその言葉の通りで、とても素敵でおおらかで、全てを包み込んでくれているような安心感のある女性がヒロインだった。
「……広海って言うんだ。広い海って書いて、“ひろみ”」
春一の中で、一番輝く、大切な女性。どうして、春一の前から姿を消してしまったのだろう。
「広海が居なくなってから、なにも手につかなくなって、俺も消えようと思った」
「……え?」
「ほんと、もうヤバいと思って、このままじゃいけないって思って、たどり着いたのがここだったんだ……」
苦笑いをしながら言うから、どんなことがあって春一がここに辿り着いたのかが、気になってしまう。
「結局、人を頼らないと生きていけない、弱い奴なんだよな、俺」
はぁ、と深いため息を吐いて、春一はあぐらをかいた足に肘をついて頭を抱えた。
『人を頼らないと生きていけない、弱い奴』
春一の言葉が、あたしの胸に響く。それはあたしだっておんなじだ。一人じゃ何にも出来ない。父にも母にもついて行きたくなくて、家を飛び出したくせに、結局は姉夫婦に頼りっぱなし。心地良すぎて忘れていたけれど、あたしだっていつまでもここにはいられないんだよね。きっと、二人にも負担になっているはずだ。
「……何かさ、千冬がすげぇって、思ってさ」
あの日、再会した千冬は、ずっと、毎日毎日苦しんでいたのかもしれない。今だって、きっと。誰かを頼ることは、決して悪いことじゃない。だけど。
「弱いのはあたしも一緒だよ。あたしだって親から逃げてきたんだから。だから、弱いのは春一だけじゃないよ」
慰める。とは少し違うけれど、あたしはそっと笑顔になる。
「千冬は凄いよ。小学校の頃から、何でも頑張りやで一生懸命なの。きっとさ、一番逃げたいのは千冬なはずなのに。千冬、病気なんて感じさせなくて、びっくりした」
「ほんとだよな……」
千冬の笑顔を思い出すと、自然とあたしも春一も笑顔になれる気がする。千冬に会えたことで、逃げていた事、目を背けていた現実を、見直そうと感じた。
千冬との再会がなければ、気が付かなかったかもしれない。
あれから、春一が広海さんの事を話すことはなくなったけれど、あたしに話したことで気持ちが軽くなったと笑ってくれた。
千冬の外出予定日までの準備は着々と進んでいった。光夜くんからも、仕事の休みをもらえたと連絡があった。
順調に日々が過ぎていく。変わらない毎日を過ごしていたあたしにとって、毎日、一分一秒が、かけがえのない時間になっていた。
メッセージで千冬と他愛無いやり取りをする時間が楽しくて、嬉しくて、大切で、このままこんな時間がずっと続けばいいのにと、当たり前に思っていた。
春一と一緒に考えた【千冬と楽しい休みを過ごそう計画】は、千冬がこの場所に戻って来ることで、完成される。その日を待ちわびて、一日一日を楽しみにしながら眠りについた。
きっと、千冬もおんなじ気持ちだったらいいな。
なんて、思いながら……
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表紙に溶けそうに書かれたタイトル文字をポツリと呟く。一ページ目を開くと、柔らかな言葉が丁寧に並んでいて、文字も思ったよりも詰まっていなくて読みやすそうに感じる。
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相変わらず、外からの日差しは強くて、店内に入り込みすぎないように下ろしたロールカーテンのおかげで暑さはだいぶ和らいでいた。
──小説の最後のページをめくるところだった。パチンッと、照明を消す音が聞こえて、店内が薄暗くなった。ハッとして辺りを見渡すと、すでに日は傾き窓の外は藍色。時計を見れば、とっくにお店の閉店時間を過ぎていた。
カウンターに一人で座っていたあたしは、目の前がゆらゆら揺れていることに気がつく。心がぎゅうっと締め付けられて、次から次へとこぼれ落ちてゆく涙の粒を拾い集めるように、両手で掬いながら頬を拭った。
「なずなぁ、もうとっくに閉店だぞ……て、うわっ!!」
「青ちゅわぁん………」
あたしの顔を見て、二歩後ずさりをした青ちゃんの顔は引きつっている。よほど酷い顔をしているらしい。けれど、どうしようもない。
「……ど、どうした?」
「これぇ……」
そばにあったティッシュで涙を拭い、鼻をかみながら青ちゃんに小説の表紙が見えるように差し出した。
「これって、シュンの?」
すぐに分かってくれる青ちゃんに、激しく頷く。
「かなり泣けるのー!! ヤバい良い話!!」
「そりゃそーだろ? なんてったってベストセラーだもん」
あっさりと青ちゃんはそう言って小説をカウンターに戻し、「閉めてこいよ~」と二階に上がって行った。
「……ベストセラーって、何?」
とにかくお店の片付けをすべて終えると、また小説を手にして、カバーに書いてある、作者のプロフィールを見た。
「………これって」
しっかりと目を凝らして見ても、やっぱり見間違いではない。
生年月日、出身地が書かれているけれど、そのすべてが春一と一致していた。そのまま、二階に上がり、春一の部屋をノックした。今度はしっかり中からの返事を聞いてから、ドアを開ける。
「春一、これ」
「……そんなに、感動した?」
にこっと笑って、あたしの顔を見つめる春一に、号泣して青ちゃんが引くくらいに酷い顔になっていたことを思いだして、慌てて目元に手を当てた。
「ありがとう、読んでくれて。なずなに読んでもらいたかったから」
差し出していた小説をそっと受け取ると、春一はパソコンの横に大事そうに置いた。
「……春一、その本を書いたハルイチって人、春一と同じ誕生日で出身もここじゃん? その人ってさ、まさか……」
……春一なんじゃないの? 確信的な言葉まで辿り着く前に、目の前の春一がフッと笑った。
「そーだよ」
「え……」
「これは、俺が書いたの。なずなには話しておきたいと思ったから」
春一は「まぁ座りなよ」と手で合図して、あたしはそれに従い、畳みになんとなく正座をして座る。
「俺ね、東京で小説書いてたの。ずっと。けど、ある日を境に書けなくなった」
寂しそうな目をしながら、春一は話を続けた。
「何もかも順調で、小説は高い評価をもらってベストセラーになるくらいに売れたし、アイデアもどんどん出てきていた。俺の書く小説は、恋愛物が多くて、ここまで男女の心情を上手く書けたのは、一人の女性のお陰だった」
春一の言う女性は、もしかしたら、あたしがさっきまで読んでいた本の中に出てくる女性のことなのかもしれない。
「……その人は、春一の彼女なの?」
ためらいつつ聞いてしまう。
「そうだよ。俺が、今までの人生で一番愛した人」
春一からこんな話を聞けるとは思わなくて、戸惑いつつも、話してくれるのならと、あたしは聞く。
「その人は? 向こうに置いてきちゃったの?」
あたしの言葉に、一瞬小さなため息を漏らしてから、春一は消えそうな声で呟いた。
「……居なくなった」
「え?」
「いつも通り家に帰ったら、荷物も残したままで、鍵だけ置いて、居なくなった」
辛そうに顔を伏せる春一に、あたしはまた胸がギュッと締め付けられた。
「……その人って、海みたいな人なの?」
“海に溶ける”
小説の題名はその言葉の通りで、とても素敵でおおらかで、全てを包み込んでくれているような安心感のある女性がヒロインだった。
「……広海って言うんだ。広い海って書いて、“ひろみ”」
春一の中で、一番輝く、大切な女性。どうして、春一の前から姿を消してしまったのだろう。
「広海が居なくなってから、なにも手につかなくなって、俺も消えようと思った」
「……え?」
「ほんと、もうヤバいと思って、このままじゃいけないって思って、たどり着いたのがここだったんだ……」
苦笑いをしながら言うから、どんなことがあって春一がここに辿り着いたのかが、気になってしまう。
「結局、人を頼らないと生きていけない、弱い奴なんだよな、俺」
はぁ、と深いため息を吐いて、春一はあぐらをかいた足に肘をついて頭を抱えた。
『人を頼らないと生きていけない、弱い奴』
春一の言葉が、あたしの胸に響く。それはあたしだっておんなじだ。一人じゃ何にも出来ない。父にも母にもついて行きたくなくて、家を飛び出したくせに、結局は姉夫婦に頼りっぱなし。心地良すぎて忘れていたけれど、あたしだっていつまでもここにはいられないんだよね。きっと、二人にも負担になっているはずだ。
「……何かさ、千冬がすげぇって、思ってさ」
あの日、再会した千冬は、ずっと、毎日毎日苦しんでいたのかもしれない。今だって、きっと。誰かを頼ることは、決して悪いことじゃない。だけど。
「弱いのはあたしも一緒だよ。あたしだって親から逃げてきたんだから。だから、弱いのは春一だけじゃないよ」
慰める。とは少し違うけれど、あたしはそっと笑顔になる。
「千冬は凄いよ。小学校の頃から、何でも頑張りやで一生懸命なの。きっとさ、一番逃げたいのは千冬なはずなのに。千冬、病気なんて感じさせなくて、びっくりした」
「ほんとだよな……」
千冬の笑顔を思い出すと、自然とあたしも春一も笑顔になれる気がする。千冬に会えたことで、逃げていた事、目を背けていた現実を、見直そうと感じた。
千冬との再会がなければ、気が付かなかったかもしれない。
あれから、春一が広海さんの事を話すことはなくなったけれど、あたしに話したことで気持ちが軽くなったと笑ってくれた。
千冬の外出予定日までの準備は着々と進んでいった。光夜くんからも、仕事の休みをもらえたと連絡があった。
順調に日々が過ぎていく。変わらない毎日を過ごしていたあたしにとって、毎日、一分一秒が、かけがえのない時間になっていた。
メッセージで千冬と他愛無いやり取りをする時間が楽しくて、嬉しくて、大切で、このままこんな時間がずっと続けばいいのにと、当たり前に思っていた。
春一と一緒に考えた【千冬と楽しい休みを過ごそう計画】は、千冬がこの場所に戻って来ることで、完成される。その日を待ちわびて、一日一日を楽しみにしながら眠りについた。
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