晩夏光、忘却の日々
【青春×ボカロPカップ】エントリー作品
夕空が、夜を連れて来るのが早くなった。
耳を塞ぎたくなるほどにうるさかった蝉の鳴く聲が、今はもう、しない。
夏休み直前、彼氏に別れを告げられた杉崎涼風は交通事故に遭う。
目が覚めると、学校の図書室に閉じ込められていた。
自分が生きているのか死んでいるのかも分からずにいると、クラスメイトの西澤大空が涼風の存在に気がついてくれた。
話をするうちにどうせ死んでいるならと、涼風は今まで誰にも見せてこなかった本音を吐き出す。
大空が涼風の事故のことを知ると、涼風は消えてしまった。
次に病院で目が覚めた涼風は、大空との図書室でのことを全く覚えていなかった……
孤独な涼風と諦めない大空の不思議で優しい、晩夏光に忘れた夏を取り戻す青春ラブストーリー☆*:.。.
夕空が、夜を連れて来るのが早くなった。
耳を塞ぎたくなるほどにうるさかった蝉の鳴く聲が、今はもう、しない。
夏休み直前、彼氏に別れを告げられた杉崎涼風は交通事故に遭う。
目が覚めると、学校の図書室に閉じ込められていた。
自分が生きているのか死んでいるのかも分からずにいると、クラスメイトの西澤大空が涼風の存在に気がついてくれた。
話をするうちにどうせ死んでいるならと、涼風は今まで誰にも見せてこなかった本音を吐き出す。
大空が涼風の事故のことを知ると、涼風は消えてしまった。
次に病院で目が覚めた涼風は、大空との図書室でのことを全く覚えていなかった……
孤独な涼風と諦めない大空の不思議で優しい、晩夏光に忘れた夏を取り戻す青春ラブストーリー☆*:.。.
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交通事故にあったあと図書室から出られなくなった涼風が意識を取り戻したのはいいことのはずなのに、西澤くんとの記憶を失っているもどかしさがあり、どうなってしまうんだろうと思いながら読んでいました。
りろさんの作品は主人公だけではなく、同じ青春期を過ごす周囲の人々の心情も描かれているので、それぞれの思いを応援したくなります(古賀くんのことだけは一度「古賀ぁ!(怒)」と思ってしまいましたが笑)
涼風が今まで失っていたものを取り戻し、幸せになってほしいなと思いました。
昭島さんー!!
読んでくださり感想ありがとうございます!!
あまり書いたことのない不思議要素を取り入れたので、難しい部分がたくさんありました。だけど、昭島さんの「それぞれの思いを応援したくなる」という言葉に私らしさは出せていたかなと感じました。嬉しいです。
古賀のこと怒って良いんですー!(笑) 本当はもっとクズ男にするつもりだったのですが……あの様になりました!
最後までお付き合いくださりありがとうございました(*´-`)
涼風さん、つらかったね。頑張って耐えてきたね、と褒めてあげたい。
これくらい平気って、感情を動かさないようにしたら楽な気がするんですよね。
でも実際、心はすりきれてるんですよね。気がつかないところで。
もしくは気づかないフリをしてしまうんですよね。
心が壊れてしまう前に、西澤くんと出会えて良かった。
よく気がつく葉ちゃんとも友だちでよかった。二人はきっと一生の友人でいられますね。
人との出逢いや関係を築くのはとても難しいけど大切だなと、考えさせてもらえた物語でした。
衿乃さん!最後まで読んでくださりありがとうございます!
そして、涼風にも優しい言葉をありがとうございます(*´-`)
現実でも、誰しもが悩みを抱えていると思いますが、上手く吐き出せるキッカケがないと苦しいばっかりになってしまいますからね。
そう言う存在が必ずいてくれると前向きになってもらえたらなと思って執筆しました。
葉ちゃんが一生の友達って言葉も嬉しいですー!書いている途中で葉ちゃんの存在意義を見失っていたりしたのですが、そう言ってもらえる友達になれていたんだなと安心しました。
とても素敵な感想をありがとうございます!
泣いた。いっぱい泣きました。
不思議な図書室の出会いから、現実に。
図書室での記憶がない涼風ちゃんにもどかしく思いながらも、西澤くんの一途な思いがまっすぐに届きました。
子供の頃の経験で『泣いてもしょうがない』と自分に言い聞かせているかのような涼風に「泣けよ」ってぶつける西澤くんに涙が止まりませんでした。
そして母との対面。
謝ってほしいんじゃない。抱きしめて、そして二人で「いっぱい泣いていい」というところは本当に涙が止まりません。
西澤家、素敵な家族です。
涼風ちゃん、よかったねと心からエールを送りたいです。
花音さん!
最後まで追いかけて読んでくださり、感想ありがとうございます!!
たくさん泣いてくれたんですね…!
西澤くんの強い想い、涼風と母の関係にも涙してくださり本当にありがとうございます。
二人の夏の終わりを書くことができて、私も良かったなぁと思っています。
応援ありがとうございました!涼風もエール受け取りました♡
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